自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 384話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 皆の無事を祈りたいラティル

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384話 姿を消していたのに、クラインはグリフィンを見ることができました。

◇見えるのか見えないのか◇

グリフィンがビクッとし、

ラティルがビクッとし、

後からクラインもビクッとしました。

 

そして、クラインは、

あれは、もしかして

ゲスターの窓の所にいた鷲ではないかと

大声で叫び、

正確にグリフィンの位置を

指差しました。

羽根の色を染めたグリフィンに乗って

カリセンからここに来たことは

全く気付いていない様子でした。

ラティルは、

クラインが見ている方向を

見るふりをして、

わざと、いい加減な方向を見ました。

 

クラインは、

ラティルが全く違う方向ばかり

見ているのを見て、首を傾げながら

彼女には見えないのかと尋ねました。

ラティルは「うん」と答えました。

 

クラインは、

ラティルが見えないと言っているのを

信じられない様子でしたが、

それでも、ラティルは屈せず

見えないと言い張りました。

 

その様子を見たクラインは

あの鳥はきっとラティルに

近づいて来たと言おうとしましたが、

彼は首を傾げ、

グリフィンのいる方を

じっと見つめながら、

鳥がいなくなったと呟きました。

しかし、グリフィンは微動だにせず

片足を上げた姿勢のまま

彼の見ている場所に立っていました。

それなのに、

なぜ、今は見えないのか。


確かに、あの場所にいたと

呟くクラインに、ラティルは心の中で

相変わらず、あそこにいると

答えました。

 

ラティルは、クラインが

わざと、そのように

しているのではないかと思い、

随時、彼の表情を確認しましたが、

今、クラインは確かに

グリフィンが見えないようでした。

 

その後、彼がいなくなると、

ラティルは怯えた心を

落ち着かせるために、

素早く手を擦り合わせました。

驚き過ぎて、

まだ心臓がドキドキしていました。

 

グリフィンも、あの人間に、

自分が見えたのか見えなかったのか

どちらなのだろうと、

不思議そうに叫びました。

 

ラティルも、

どちらなのかと不思議に思いました。

グリフィンは、

クラインが聖職者の系統かと尋ねると

ラティルは反射的に笑い出しました。

 

彼女は、

それは絶対に違うと思うし、

クラインは、

ただのハンサムな側室で

カリセンの皇子だと答えました。

 

グリフィンは、そのことで、

しきりに頭を悩ませていましたが、

はっとしたかと思うと、

変態が一人でどこかへ行ったと

叫びました。

変態と言われても、

誰の話か分からないラティルは

ギルゴールのことかと尋ねると

グリフィンは爆笑しました。 

 

ギルゴールのことではないのかと

ラティルが照れくさそうに尋ねると、

グリフィンは当然だという口調で

ゲスターだと答えました。

 

ラティルは、グリフィンが

あの純真な子を変態だと呼ぶので

仰天しましたが、

グリフィンはクスクス笑いました。

ラティルは首を傾げ、

なぜ、グリフィンは

ゲスターを変態と呼ぶのか、

彼が黒魔術師のせいかと考えました。


ラティルは、

それはどういうことなのか。

ゲスターはどこに行ったのかと

尋ねると、グリフィンは、

狐の仮面は、狐の穴の途中に

秘密の場所を持っていて、

吸血鬼のアニャが、

そちらに手紙を送って来たと

答えました。


ラティルは、

アニャが手紙を送って来たことに

少し驚き、戸惑いながら

何て書いてあったのかと尋ねました。

グリフィンは、

ロードを手伝って欲しいと

書かれていたと、答えました。

 

ラティルは、

ゲスターはそこに行ったのかと

尋ねると、グリフィンは、

偽者の位置が

分かるかもしれないと言って

出かけたと答えました。

 

確かに、アニャドミスとアニャは

現在の狐の仮面が誰なのか

分からないだろうから、

うまくやれば、ゲスターは

正体を隠したまま

2人に接近できるかも知れない。

けれども、

危険過ぎるのではないか。

バレたらどうなるのかと

心配しました。

 

ラティルが顔をしかめると、

グリフィンは、

大丈夫かどうか分からないと

言いました。

ラティルは、

やはり危ないのではないかと

思いました。


カルレインには、

スパイになるなと言って

引き止めたのに、

まさか、ゲスターが

あちらへ行ってしまうとは

思いもよりませんでした。

もちろん、ゲスターは狐の穴に

すぐに戻って来ることができると

思っていると、グリフィンは、

当然、危険だ。

相手はロードの身体を

持っているのだからと叫びました。

 

ラティルは、

そんなことを言われると、

とても不安になると言いました。

ギルゴールが出かけている上に

ゲスターまで、

いきなり出かけてしまうのは、

あんまりだと思いました。

 

もちろん、

ギルゴールは吸血鬼なので

早く移動できるし、

ゲスターも狐の穴を通って

あっという間に

戻ってくることができるけれど、

皆、一緒だったのが、

バラバラになるのは気になりました。

 

ラティルは、

2人も、無事に帰って来るよね?

神殿に行って、

祈りを捧げる必要があるかもと

呟くと、グリフィンは、

ロードがそれをするのかと

驚きました。

◇意味不明◇

一方、クラインは

クラインなりに心臓がドキドキして

自分の部屋に素早く歩いて行きました。

鷲の子が、また現れたことにも

驚きましたが、

もう一度、思い出してみると、

鷲の子は、

皇帝をロードと呼びながら

走って来ました。

なぜ、あの鳥は、

皇帝をロードと呼んだのか。

さらに、鳥は

彼女を「ロード」と呼びながら

変態の話を切り出しました。

おかげで、クラインの頭の中では

これらの単語の組み合わせが

全く成立しませんでした。

 

そうしているうちにクラインは、

百花繚乱の聖騎士一人が

青白い顔で歩いていくのを見て、

立ち止まりました。

今にも倒れそうな

顔色をしているので、

目の前で倒れたら

面倒くさいと思ったクラインは

少し助けてあげようかと

考えていましたが、

ほとんどの聖騎士がいる

大神官の住まいの近くに

彼が到着したことを確認すると、

足を止めました。

 

治療の専門家の所へ行ったなら

大丈夫だろうと考えたクラインは、

再び自分の部屋へ向かって歩きながら

グリフィンのことを考えました。

◇恐ろしい報告◇

クラインが見た百花繚乱の聖騎士は、

ザイシンの住いを訪れましたが

彼は一番最初に、百花を見つけました。

彼は制服に

アイロンをかけていましたが、

聖騎士がよろめきながら入ってくると

外の仕事を任されたはずの彼が

なぜ報告をしに来るのかと

眉をつり上げました。

しかし、聖騎士は、

あれこれ挨拶をする余裕もなく、

泣きながら、

ロードが目覚めたと

いきなり報告しました。

 

百花は、

封印が解けたのかと尋ねると、

聖騎士は、

洞窟の中に入ったら、

アニャはいなくて、棺が開いていた。

その中には誰もいなかった。

シマルト卿はそれを見るや否や、

各自散らばって、

このことを団長に伝えろと指示した。

報告しに行く途中で

死ぬかもしれないから、

皆、別々に行けと指示したと

報告しました。

そして、不安そうな目で

突然、部屋の中を見回しました。

 

彼は、他の騎士たちが

戻ってきているかどうか

尋ねました。

自分だけが生き残り、

他の騎士たちは

皆死んだのではないかと、

改めて心配になったようでした。


百花は、

まだ誰も到着していないと答えました。

それを聞いた聖騎士は

最悪の状況を想定したようで

彼の目が急速に震えました。

百花は舌打ちをしながら

手で彼の肩に触れ、

彼が一番先に

到着したのかもしれないので

良くないことは考えず、

とりあえず休むようにと

指示しました。

 

騎士が力なく頭を下げて

出て行くと、

百花は中断していた

アイロンがけを始めました。

しかし、先程とは違い、

彼の目つきは重く沈んでいました。

 

ロードが目覚めたら、

盟約はどうなるのか。

あちらが

盟約を続けるつもりなのか

破棄するつもりなのかは、

実際に会ってみないと

分からないので、

自分が行ってみる必要があると

思いました。

◇偽婚約の真相◇

百花は、

少し調べたいことがあるので、

数日間、留守にすることを

ラティルに伝えると、

百花も行ってしまうのかと、

彼女が意外な反応をしたので、

彼は戸惑い、自分以外にも

誰か出かけているのかと

尋ねました。

ラティルはすぐに否定し、

どこへ行くのか分からないけれど

気をつけて行って来てと

伝えました。

百花が執務室の外に出ると、

彼はどこへ

行こうとしているのだろうかと

サーナット卿が小声で尋ねました。

ラティルは、

分からないけれど、

アニャドミスが現れてから

状況が急速に変化しているので

少し心配だと、

肩をすくめて答えました。


サーナット卿は、そんなラティルを

心配そうに見ましたが、

ラティルが見つめ返すと、

安心しろと言わんばかりに

微笑みました。

 

ラティルは一緒に笑いましたが、

ふと、サーナット卿が

以前、偽の婚約の話を

聞かせてくれたことを思い出して

躊躇しました。

その反応に気づいたサーナット卿が

どうしたのかと尋ねると、

ラティルは、

何でもない。

ただ偽の婚約は

どうなったのかと思っただけ。

気になるからと、

わざと明るく答えました。

 

サーナット卿は

親たちの間で話をしていると

伝えると、

とても順調に進んでいるようだと

ラティルは言いましたが、

一瞬、訳も分からず、

心臓がドキドキしました。

 

サーナット卿は、その表情を見ると

文字通り、名前だけ貸すので

事が解決したら婚約を解消する。

そうすれば、

あちらも後で、きちんと婚約できると

具体的に説明しました。

 

ラティルが、

どうしてあのような表情を

するのかは分かりませんでしたが

サーナット卿は彼女に、

余計な心配を

させたくありませんでした。

 

ラティルは、

名前を貸すというのは、

正確にどういう事情なのかと

尋ねました。


サーナット卿は、

彼の父の恩人であり友人の

ジリマン伯爵家の娘と

第5王子との縁談が

持ち上がっている。

しかし伯爵は

その縁談を進めたくないので、

婚約者がいると言い訳をして

縁談を断った。

自分はそこに名前を貸すだけだと

説明しました。

 

ラティルは訳もなく安堵しましたが、

安堵する方が

おかしいということに気づき、

顔をしかめました。

その表情に気づいたサーナット卿は

自分が偽の婚約でも、

するのが嫌かと尋ねました。

 

しかし、ラティルは、

その返事をする代わりに

ぎこちなく書類を手に取ると、

明日は祭りだと告げました。

サーナット卿は、

ラティルが話題を変えたことを

指摘すると、

ラティルは、

忙しくなりそうだと言いました。

 

サーナット卿は、

ラティルが

話を戻すつもりがないことを

指摘すると、

ラティルは照れくさそうに笑いながら

隣に立っているサーナット卿を

軽く叩きました。

彼は一緒に笑い出しました。

 

ラティルは、

サーナット卿が結婚すれば

このような戯言を

交わすことができなくなり

少し残念に思うかもしれないと

考えました。

◇全て変わった◇

一方、狐の仮面は

秘密の場所に着くや否や

周りを見回しました。

ほどなくして、大きな岩の上に

見覚えのある顔を見つけました。

アニャは、狐の仮面を

ランスター伯爵と呼んだので、彼は

今はランスター伯爵ではないと

返事をし、アニャに近づきました。

 

アニャは、最初は冗談だと

思っていたようでしたが

狐の仮面の髪の毛や体型を見て

驚きの表情を浮かべ、

皆、あまりにも変わったと呟きました。

その声には、

どこか複雑な雰囲気が漂っていました。

 

狐の仮面は

アニャが何かで悩んでいることに

気づきましたが、知らないふりをして

急に手紙を寄こした理由を

尋ねました。

すでにカルレインに

状況を全て聞いていましたが、

彼は全く知らないふりをして

尋ねました。

 

アニャはため息をつきながら、

狐の仮面を隣に座らせると

盟約について、

素早く説明しました。

狐の仮面が何度も聞いた話でしたが

初めて聞くふりをして

しきりに驚いたふりをしました。

 

続いてアニャは

ドミスが定期的に

意識を失うということも話しました。

これは皇帝の方でも

知らない情報だったので、

狐の仮面は好奇心を覚えました。

 

皇帝は、

敵がロードと対抗者の両方の力を

持っているので、

圧倒的に敵の方が

有利な位置にいると考えているけれど

このような大きな弱点があるとは

考えていませんでした。

狐の仮面の好奇心旺盛な眼差しは、

可愛くてフワフワの仮面のおかげで

遮られました。

 

アニャは説明を終えると、

ドミスは、

平和のために盟約を結んだのに、

こんな状況のせいで不安だからなのか

再び自分の勢力を見つけたがっていて

狐の仮面を連れて来てくれと

自分に頼んだことを話しました。

そして、彼に

一緒に来てくれるよねと確認しました。

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グリフィンの言葉が正しければ

聖職者もグリフィンが見えるという

ことなのでしょうけれど

何の根拠もないのに、

クラインが聖職者の系統ではないと

言い切るラティルは、

少しひどいのではないかと思います。

確かに、

クラインは乱暴者で口が悪く、

問題を起こしてばかりいますが

命からがら逃げて来た聖騎士が

無事に大神官の住まいへ行くまで

見届けたりするなど

優しい一面もあります。

以前もクラインは

グリフィンを見ているので

彼には、彼自身も知らない

秘密があるように思います。

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