自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 416話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 書かれていたのは絵ではなかった。

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

416話 ラティルは何度もメラディムに指輪を選ばされて、うんざりしています。

ガーゴイル

ラティルは悩んだ末、

メラディムの純粋で美しい心に

よく似合いそうだと言って

彼が薬指にはめている

ほのかに銀色に輝いている

プラチナ製の指輪を選びました。

 

ラティルは、メラディムが

気に入らないと言って

また飛び出したりしないだろうかと

ハラハラしながら

メラディムを見上げました。

彼は真剣に

「そうですか?」と呟きながら、

薬指を熱心に見つめました。

そして、自分の好みには

少し合わないようだと

言ったので、

ラティルはドキドキしましたが、

皇帝がこれがいいと言ったので

これにすると言うと、

ラティルは安堵して

ため息をつきました。

 

一方、タッシールは、

何を期待していたのかは

分かりませんが、

がっかりしてため息をつきました。

しかしラティルと目が合うと、

タッシールはすぐに表情を変えて

カクテルグラスを

ヘイレンに渡しました。

 

ラティルは少し達成感を覚え、

これで自分たちの誓約式が、

また一歩近づいたと、

メラディムがにっこり笑いながら

喜ぶ姿に、

胸がいっぱいになりました。

 

そうしているうちにメラディムは

ラティルが来た理由を尋ねました。

彼女はメラディムに

話があるので、どこかに行こうと

言いましたが、

メラディムの部屋は湖なので、

そこへ行くわけにはいきませんでした。

 

ラティルはタッシールを見ながら

少し席を外してくれないかと

頼みました。

タッシールは、

ここは自分の部屋だと抗議すると、

ラティルは、

部屋を貸してくれないかと

言い直しました。

 

タッシールは

しばらく考え込んだ後、

先程のメラディムの真似をして、

泣くふりをして外に飛び出しました。


しかし、ラティルが

タッシールの後を追いかけずに

ぼんやりと彼を見ていたので

タッシールは、すぐに戻って来て、

なぜ、自分は放っておくのかと

抗議しました。

 

ラティルは、タッシールが

席を外してくれたのだと思ったと

返事をすると、

彼は、しばらくの間、

ショックを受けたふりをしましたが

その後、どうしても自分は

席を外さなければならないのかと

尋ねました。

ラティルは、

「そうです」と答えようとしましたが

考えてみれば、タッシールは

もう知るべきことは全て知っているし、

これから話し合う内容を

後で伝えることになるかもしれないので

あえて追い出す必要はないと思い、

タッシールに残るよう指示しました。

 

そして、ヘイレンが出て行き、

ラティルとタッシールと

メラディムの3人だけになると

ラティルはメラディムに、

アニャドミスが度々ハーレムの中に

こっそり侵入している。

彼女は自分の姿を

隠すことができるので、

防ぐのは簡単ではない。

外からこっそり入れないように

結界を作ることはできないかと

尋ねました。

 

タッシールとメラディムは

その話を聞いて驚き、

しばらく自分たちだけで

ひそひそ話していましたが、

ついにメラディムは、

そのような結界を

一番上手に作れるのは

ガーゴイルたちだと答えました。

 

ラティルは、

神殿の端にぶら下がっている

怪物の石像を思い出し、

あれは、ただの彫刻だと

思っていたけれど

魔法でもかけてあったのかと

尋ねました。

 

メラディムは、それを否定し、

生きているガーゴイルだと

答えました。

 

タッシールも初めて聞く話に

興味があるのか、

身体をメラディムの方に傾け、

つまりガーゴイルとは、

種族の名前なのかと尋ねました。

メラディムは、それを肯定し、

ガーゴイル

自分たちだけで団結して暮らす

排他的な一族だと答えました。

 

ラティルは、

彼らもロードを手伝うのか。

彼らに助けを求めることが

できるのかと尋ねました。

 

メラディムは、それを否定し、

ガーゴイル

自分たちだけで団結して

隠れているので、

対抗者たちも手は出せなかった。

その種族がどこにいるのかも

分からないと答えると

ラティルの口角が下がりました。

 

しかし、メラディムが

ガーゴイルは、

狐の仮面とだけは仲が良かったので

一緒に遊んだり、

色々、助けたりもしたと言うと

ラティルの口角が上がりました。

しかし、メラディムが、

今はおそらく

仲違いをしていると言うと

ラティルの口角は

また下がりました。

 

それを見ていたタッシールは、

唇を噛み締め、頭を下げ、

肩を震わせていました。

彼が笑っていることに

気づいたラティルは、

タッシールを咎めると、彼は

ラティルの唇が、基準線を中心に

実に対称的に動いていると

指摘したので、ラティルは彼を

今すぐ、追い出したくなりました。

しかし、その気持ちを抑えながら

立ち上がり、

ゲスターの所へ行って聞いてみると

告げました。

 

そのラティルをメラディムは呼び止め、

自分たちの誓約式の日程を

早く決めなければならないと

言いました。

◇八方ふさがり◇

メラディムの誓約式の日程を調整した後

ゲスターを訪ねたラティルは、

メラディムとの会話を説明した後、

ガーゴイルとひどい喧嘩をしたのか。

仲直りする可能性はないのかと

尋ねました。

 

ゲスターは顔を真っ赤にして、

手を組み、

そのような友達がいたことも、

喧嘩をしたことも事実だ。

きっかけは些細なことだったけれど

知らない間に、喧嘩が大きくなり、

今は連絡もできない。

地下城は、その友達が

結界を張ってくれたので

安全だったけれど、

ギルゴールが地下城を破壊した後は

新しい基地を

作ることができなかったと、

ラティルの顔色を窺いながら、

答えました。

 

ラティルは、喧嘩をした理由と

些細なことについて

尋ねましたが、ゲスターは、

それを教えたくなさそうでした。

 

ラティルは、

その友達と会う方法はないかと

尋ねました。

 

ゲスターは、

一度、彼らが隠れたら

絶対見つけられない。

狐の穴に入っても、

彼らがどこにいるのか分からないので

見つけられないと答えました。

 

アニャドミスが

ここに来られないように

防がなければならないのに、

ラティルは、

一体どうすればいいのか分からず

困ってしまいました。

◇絵ではない◇

翌日、ラティルは

ラナムンとアイニが

ギルゴールから訓練を受ける姿を

ぼんやりと見ながら、

アニャドミスを防ぐ方法を

考えましたが、

やはり答えは出ませんでした。

 

考え事をしている間、ラティルは

アイニの姿勢の悪さや

力が入りすぎた肩や、

間違った方法で

剣を握っている手が目に入り、

それを指摘したくなりました。

そして、ギルゴールが

基本を教えないことに

疑問を抱きました。

しかし、考えてみれば、

ギルゴールは、

自分を対抗者だと思っていた時も

いきなり実戦を

仕込んだような気がしました。

 

そのように、ラティルは

考え事に夢中になっていると、

そばに来たタッシールが、

何を考えているのかと、

話しかけて来ました。

驚いたラティルは、

半分立ち上がった後、

また座りました。

タッシールはラティルの隣に座り

見物する時は何か食べようと言って

クッキーを手渡しました。

 

お礼を言うラティルにタッシールは

何を考えているせいで、

そんなに冴えない表情を

しているのかと尋ねました。

ラティルは、

ガーゴイルのことだと答え、

ちらっと横を見ました。

彼は膝の上に書類を置いて

ペンを持っていました。

 

ラティルは、

タッシールは、いつも

仕事をしていると指摘すると、

彼は、自分に仕事をくれる人が

多いからだと返事をしました。

 

ラティルは、

少し断ったらどうかと提案しましたが

タッシールは、

それでもいいのかと尋ねました。

 

ラティルは、

自分以外でと、

付け加えようとしましたが、

考えてみると、

タッシールに与えられた仕事の半分は

自分が任せたような気がしました。

 

タッシールは笑いながら

「そうします」と答えましたが

ラティルは、

本当に仕事を断るように。

純粋な魂を探すのは、

タッシールでなくても良かったと

言いました。

 

タッシールは、

そうかもしれないけれど、

百花が、自分と話がよく通じると

勘違いしてしまったし、

アニャドミスを相手にするのに

「純粋な魂」を捜し出すのは

良いことだ。

成果はなかったけれど、

皆が協力してくれたので

それ程、忙しくはなかった。

答えは、グラン・ブルー何とかで

それを書いた人は

誰もいなかったけれど、

自分が

臨時のハーレム責任者であることが

役に立ったと話しました。

 

ラティルは、

皆、必要な時は

タッシールの言うことを

よく聞くと知って

良かったと言うと、タッシールは

1人は、全然言うことに

従わなかったと嘆きました。

 

ラティルは眉を顰めながら

それは誰なのかと尋ねました。

タッシールは

ラティルのしわの寄った額を

伸ばしながら笑い、

そんなに怒らないでと前置きをして

クラインだと答えました。

それを聞いたラティルが

勢いよく立ち上がったので、

タッシールは、

彼を怒りに行くのかと尋ねました。

 

ラティルは、

怒らないけれど、

文句は言っておこうと思う。

タッシールは、臨時だけれど、

自分が直接選んだ責任者なので、

皆でやることには

協力しなければならないと

言いました。

 

ラティルは、

クラインのように、1人でも

非協力的な行動をする者がいれば

後で誰が本当の責任者になっても

統率が難しくなると思いました。

 

ラティルはクラインを訪ねると

彼は大喜びしましたが、

クラインがタッシールに

協力的でなかったことを叱ると、

クラインは、

あんなに面倒くさくて長い名前を

真似して書けと言うのが嫌だった。

目的もないし、

ただの書き取りだったからと

ぶつぶつ文句を言いました。

 

ラティルは、

絵ではなかったのかと尋ねると、

クラインは、

長い文字が書いてあったと

答えました。

 

ラティルは、

何と書かれていたのかと

尋ねましたが、クラインは

今でも覚えているわけがないと

答えました。

 

ラティルはタッシールが

グラン・ブルー何とかと

言っていたのを思い出して、

もしかして、その文字は

グラン・ブルー何とかだったかと

尋ねましたが、

クラインは忘れたと答えました。

 

ラティルは、しばらくクラインを

ぼんやりと見つめた後、

彼の顔を覗きこみました。

クラインは、

ラティルが突然顔を突きつけると

恥ずかしいのか首を縮めました。 

 

ラティルはタッシールに

「純粋な魂」候補者として

レアンとクラインを挙げたことを

思い出しました。

本気で言ったわけではないけれど

クラインは、

純粋と言えば純粋でした。

 

ラティルがずっと

顔を突きつけているので、

クラインは顔を真っ赤にして

恥ずかしそうに

ラティルを呼びましたが、

彼女は少し不満そうに

口をぴくつかせると

クラインを放って

タッシールの所へ行きました。

そして、クラインだけ

もう一度試してみるように、

その結果は百花に知らせず、

自分にだけ知らせるよう

指示しました。

◇馴染みのある声◇

その夜、ラティルは

ソファーに座って

ぼんやりと宙を見ながら、

もしもクラインが、純粋な魂なら

一体どうなるのかと考えました。

 

アニャドミスを再び封印すると

言うけれど、

その封印とは、どういうものなのか。

百花が生きているので、

生贄になるわけではなさそうだけれど

百花が500年も生きているのを見ると、

何か大きな影響を

及ぼしているような気もしました。

 

もしもクラインに

有害なことであれば、

どうしようか。

ギルゴールがカルレインを

アニャドミスに渡せと言ったのを

止めたのに、

絶対に彼を犠牲にすることは

できませんでした。

 

ラティルはしばらく悩んだ末、

ソファーに座ったまま

うとうとし始めると、

 

この人間が皇帝ですか?

 

と馴染みのある声を聞いて

目が覚めました。

ラティルは、

まだ眠っているかのように

目を閉じていましたが,、

目の前に誰かが立っているのが

分かりました 。

 

カルレインが

愛するという人間がこの人なのか。

 

ラティルは、

それが誰の声なのか気づきました。

ドミスの声、

つまりアニャドミスの声でした。

彼女の本音が、

生々しく聞こえて来ました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

まさか、クラインが見たのは

文字だったなんて!

タッシールが百花に、

絵を見た人が

グラン・ブルー・ド・ガスコーニュ

という犬を知らなかったら

どうするのかと尋ねましたが、

絵ではなく文字であれば

犬の種類を知らなくても

答えることができますよね。

純粋な魂を見分けるための絵は、

見る人によって見える物が変わるので、

犬の種類を知らない人には、

文字が見えるように

なっているのかもしれないと

思いました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain