自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 465話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 500年前にはロードと会っていない議長

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465話 議長は百花に、ロードが転生している可能性について話しました。

◇500年前は会っていない◇

百花は議長をじっと見つめ、

それは新しい説だと一笑しました。

議長は、百花が

自分の意見が気に入らないようだと

指摘しました。

 

百花は、

自分はドミスを、直接この目で見たし

彼女も自分のことを知っていた。

議長の説が正しいなら、

そのドミスは誰なのかと尋ねました。

 

議長は、ロードが2人いると

答えました。

 

その言葉に百花は、

とんでもないと返事をすると、

会長は、

対抗者が3人いるなら、

ロードが2人いることもあり得ると

言いました。

 

百花は、

ロードが怪物と関係がないというのも

不愉快だと言いました。

議長が、その理由を尋ねると、

百花は、

常識が覆ることになるので

混乱が訪れる。

大多数は信じないだろうと

顔を曇らせながら答えました。

 

議長は頷き、

百花の意見に同意したものの、

実際にロードと怪物が関係なくても、

混乱を防ぐために、

ロードが怪物の王様のように

扱われるべきだと思うのかと

尋ねました。

その言葉に驚いた百花は

返事をしませんでした。

 

揺れる百花の瞳を見ていた議長は

微笑みながら立ち上がると、

世の中には、

本当に考えることがたくさんあるので

面白い。

いくら長生きしても

新しいものが目に入って来ると

言いました。

 

百花は議長に

食べ終わったのかと尋ねると

議長は、

一応、封印から目覚めたという

500年前のロードを

一度見て来ると言いました。

 

500年前、議長は、

先代ロードや対抗者の前に

出て来なかったのに、

議長が行ったからといって

役に立つのかと尋ねました。

 

そして、その時、百花は突然、

ドミスと議長が戦ったら

どうなるのだろうかと思いました。

ドミスはロードだけに

非常に強いけれど、

議長に関しても

いくつかの奇妙な噂が流れていました。

その噂を確認してみた人はいないし

彼が戦うのを

見たことはないけれど、

何十もの聖騎士団を動かす人物が

弱いとは思えませんでした。

 

議長は、

百花の意見に同意し、

500年前には会ったことがないと

言いました。


その言葉に百花は好奇心を抱き、

500年前以外の時は

会ったことがあるということなのかと

尋ねた瞬間、議長は

霧のようにこっそりと抜け出しました。

 

百花は俯いて、眉をしかめました。

議長は、500年前の戦いに

参加していませんでしたが、

自分に盟約の方法について

教えてくれたところを見ると、

戦いに興味はありそうでした。

 

しかし、聖騎士たちが大挙して

戦いに参加したのに、

リーダーとも言える議長や

神殿の象徴のような大神官は

戦いに姿すら現しませんでした。

考えてみれば変なことでした。

 

新年祭の時の様子から、

大神官も議長について

知っているようなので、百花は

一度、大神官に

聞いてみることにしました。

◇聖騎士団の実情◇

その頃、タンベクは

議長の行動について

ラティルに打ち明けていました。

百花には、

色々と気にかかることがあり

打ち明けられなかったけれど

タリウムの皇帝であるラティルは

完全に部外者だし、この辺りには、

盗み聞きする人もいないと

ラティルから聞くと、タンベクは

自分が見聞きしたことを

そのまま話すことができましたた。 

 

タンベクは、

自分が何をどうすればいいのか

ラティルの意見を聞きたいと

言いました。


タンベクには気の毒だけれど、

ラティルは、その話を聞いて

すぐに、良かったと思いました。


ラティルは、当時の生々しい恐怖に

震えるタンベクを

笑顔で見下ろしていましたが、

タンベクがラティルを

ぼんやりと見つめると

ラティルは彼女のそばに座り

手を握ると、

とても怖かったろうけれど

今は安全なので良かったと

慰めました。

 

しかし、タンベクは、

その時、

議長に何も言えなかったことを

嘆きました。

しかし、ラティルは、

そこで何か言えば、

一緒に死んでいたかもしれない。

何のために死ぬ道を選ぶのか、

言わない方が正しいと言いました。

 

タンベクは、

本当にそうだろうかと尋ねました。

ラティルは、

自分でも、そうすると答えました。


ラティルは、

タンベクの罪悪感を和らげながら

笑顔を見られないよう努めました。

タンベクは、

ラティルの侍女が運んで来た

暖かいお茶を飲みながら頷きました。

 

ラティルは、

彼女をもう少し慰めた後、

聖騎士たちは組織が特殊なのか、

それとも議長の力が大きいのか。

こんなことが起こったのに、

タンベクが抗議できずに

自分に打ち明けるということは

何か理由があるのかと、

気になっていたけれど

聞きにくかった質問をしました。


タンベクは、

宝石を象徴する12の組織と

花を象徴する12の組織、

木を象徴する39の組織があり、

この計63の組織を合わせて

三世紀と呼ぶと答えました。

 

ラティルは、

百花繚乱は、

どこに属しているのかと尋ねました。

 

タンベクは、

百花繚乱はここに属していない。

これら全ての聖騎士団と

ルーツは同じだけれど、

そこから、信念や価値観、

仕事によって分派が生じ、

時間が経つにつれて

今のような形になったと答えました。

 

ラティルは、

タンベクが、そんなに悩むほど、

そこでの議長の力が大きいのかと

尋ねました。

 

タンベクは、

議長が中心ではあるけれど、

彼は必要な時にだけ現れ、

少し手伝ってくれる。

各聖騎士団は、

ほぼ独自に運営されている。

中心にいるのが議長なので、

彼の件について

他の聖騎士団と話し合うのは難しい。

しかも、その議長でさえ、

聖騎士団長を

全員集めることができないと

ため息をついて答えました。

 

ラティルは、

そんなにバラバラなのかと尋ねました。

タンベクは、

全員、集まれと言っても

半分も集められないと思う。

定期的な会議にも、

3分の1程度参加すれば

たくさん参加していることになると

答えました。

 

ラティルは、

聖騎士団が63個あっても、

それを全て

相手にする必要はなさそうなので、

一応、その点は安心してもいいと思い

聖騎士団21個を

相手にすることを想像しました。

 

こちらはタリウムの兵権を

握っているので、

できない戦いではない。

もちろん、そのような大規模な戦いは

最初から防ぐ必要があるけれどと

考えました。

 

ラティルは、

そのような仕組みなら、

この件で議長を攻撃するのは

難しいだろうと言って

舌打ちしました。

 

タンベクは、

主に怪物だけ相手にしてきたので、

 一体どうすればいいのか分からない。

自分がどうすべきだと思うかと

尋ねました。

 

ラティルは、

無理して議長と対立しないように。

そんなことをして怪我をしたら

タンベクが損をすると忠告しました。

しかし、タンベクは、

このまま、議長を放置することは

できないと訴えました。

 

ラティルは、

機会を窺う。

今すぐ思いつかなくても、

いつか機会が来る。

その時になったら、

いつでも自分を頼ればいい。

自分はいつもタンベクの味方だからと

言いました。

感動するタンベクに、ラティルは、

自分も頭を冷やしたいので

一緒に歩こうと誘いました。

◇悲しまないで◇

外に出たラティルは

タンベクを連れてあちこち歩き回り、

彼女の緊張が解けて

だんだん疲れてくるのを見ると、

ようやく、彼女を中へ入れました。

ラティルはタンベクの後ろ姿を見て

満足そうに笑いました。

 

ザリポルシ姫は

自分を疑うようになったけれど、

タンベクは自分に対する疑いを

完全に解いた。

初め、ラティルをロードだと疑って

訪ねてきたことを考えれば

大きな進展でした。 

 

すでに真夜中になっていました。

自分も部屋へ戻って休もう、

今日は、あまりにも多くの情報を

聞き過ぎたと考えながら

ラティルが回廊を歩いていると、

大神官と出くわしました。


ラティルが彼の名前を呼ぶと、

ザイシンは、

立ち止まりながら笑いました。

ラティルがザイシンに近づくと、

彼は両手でラティルの顔を包み込み、

鼻が赤くなっていると言いました。

ラティルは、

なぜ鼻が赤いのだろうと呟きました。

 

ザイシンはラティルに、

寒くないかと尋ねました。

彼女は、寒くないと答えましたが

ザイシンは自分のマントを脱いで

ラティルに巻きつけました。

あまりにもぐるぐる巻くので、

ラティルが目を丸くすると、

ザイシンは爆笑しました。

 

ラティルは、

必ずこうしなければならないのかと

文句を言うと、ザイシンは、

こうすれば寒くないと

言いました。

 

ラティルは、腕が動かせないと

文句を言いながら、

ペンギンのようによろめくと、

ザイシンは後ろから

両腕でラティルを抱きしめ、

こうすればいいと言って笑いました。

 

ラティルは

これでは、自分の体面が失われると

抗議しましたが、ザイシンは

皇帝は何をしても皇帝なのに、

体面が何の関係があるのかと

聞くと、ラティルは

あと15年くらいは関係あると

言いました。

 

ザイシンは、

どうして15年なのかと尋ねると、

そのくらい、過ぎれば

人々が、レアンとかトゥーラとか

先帝のことを忘れるからだと

答えました。


ラティルはうなり声を上げると

ザイシンがそわそわした顔で

自分を見つめているのに気づきました。

 

ラティルは、

どうしたのかと尋ねると、

ザイシンは、

皇帝はいつも熱心だ。

他の人々は、皇帝が運がいいとか、

皇帝が羨ましいとか、

ただ言っているけれど、皇帝は、

本当にいつも努力していると思うと

答えました。

 

ラティルは、

努力しない人もいるのかと

尋ねると、ザイシンは、

正直に言うと、自分は、

生まれた時から大神官だと

答えました。

 

ラティルは、

そうなんだと返事をし、

憎たらしそうに彼を眺めると、

ザイシンは素早く腕の筋肉を見せ、

これは自分の努力で作ったものだと

言いました。

 

ラティルは

自分の腕を2本合わせたような

その腕を見つめ、にやりと笑うと

彼にもたれかかりました。

 

ザイシンは、

どうしたのかと尋ねると

その努力の賜物は

自分が持って行くことになると

答えましたが、ザイシンは

「なぜ、皇帝が?」と尋ねました。

ラティルは、もう一度、

ザイシンが一生懸命鍛えた筋肉は

結局、自分が・・・と

言いかけましたが、

ザイシンが少しの色欲もなく

ラティルの言葉を受け入れ、

澄んだ目で見つめると、

ラティルは、自分が堕落した

好色なロードであることを

これまで以上に強く感じて

話すのを止めました。

 

ザイシンは、なぜ、ラティルが

途中で話を止めるのかと

尋ねましたが、

ラティルは、自分が悪かったと

謝りました。

 

ザイシンは、

訳が分かりませんでしたが、

ラティルは、

人に見られるのが心配なので、

マントを外すよう指示しました。

 

ザイシンがラティルを包んだ

マントを外すと、

彼女は、その場でぐるぐる回った後、

訳もなく彼の体に寄りかかって

立ち上がりました。

 

ザイシンは、

今、何をしたのかと尋ねると、

ラティルは、

ザイシンの胸に抱かれたら

どんな感じなのか味見をしたと

答えました。

 

すると、ザイシンは

周りをキョロキョロし、

豪快に笑いながら、

自分の服を剥がそうとしたので

ラティルは、

どこにいても、服を破ってはいけない。

人が見れば、

自分が引き裂いたと思われると言って

ザイシンを止めました。

 

そして、ラティルは

ザイシンからもらったマントを

彼にかけ直し、

マントのリボンをしっかり結びながら

笑っていましたが、

ラナムンに、隠し事が多いと

指摘されたことを思い出し、

手を止めました。

 

ラティルは、ザイシンも、

自分がザイシンに対して

隠し事が多いと思っているかと

尋ねました。

 

ザイシンは「え?」と聞き返すと、

ラティルは、

自分はザイシンに、

たくさん隠し事をしている。

自分が何人かの側室と

国事について、

よく相談しているけれど、

このことでラナムンとクラインは

少し疎外感を感じているようだ。

もしかしたら、

ザイシンもそうなのかと尋ねました。

 

ザイシンが、

訳もなくラティルが結んだ

リボンを触るのを見て、

ラティルは、

彼もそうだということに気づきました。

確かに、

毎回、同じメンバーで会議をするので

そこに属していない側室からすれば、

残念だと思うのも当然だと思いました。

 

しかし、ラティルは、

世間で、悪の中心だとか

悪の化身だとか、悪の象徴だとか

言われているロードが自分であることを

簡単に話すことはできませんでした。

ロードと関係のある人たちなら、

どうせ仲間だから言えるけれど、

ロードと関係がなかったり

反対陣営にいる人たちにまで

この話をするわけにはいかないと

考えているうちに、

顔がだんだん暗くなっていきました。

 

ザイシンは、そのラティルを見ると

全然、悲しくないと言って

ラティルを自分の胸に抱き締めました。

そして、

自分は面倒くさいのが嫌いなので、

そんなことは一切気にならない。

だから悲しまないで欲しい。

自分のせいなら、なおさらだと

言いました。

◇わざと側室になった?◇

ザイシンは、

皇帝が向い側の回廊へ

歩いていく姿を見て、

イライラしながら、

足を震わせていました。

 

皇帝は、

考えることがあるので、

一人で帰ると言ったけれど、

やはり一緒に歩いた方が

良かったのではないかと思いました。

楽しく笑っていたのに、

突然顔が暗くなった皇帝を

思い出すと

心が苦しくなりました。

 

その時、

前はカジノのディーラーだったけれど

今は、側室。

大神官は、毎回自分を驚かせると

誰かが彼に声をかけました。

 

首を傾げたザイシンは、

本来の装飾のように

柱の前に上品に立っている議長を

発見しました。

議長の腕の中には

リンゴの入った籠がありました。

 

ザイシンが照れくさそうに

目で挨拶をすると、

議長は微笑んだまま彼に近づき、

リンゴの入った籠を彼に渡しながら

ザイシンは、

わざと側室になったのかと尋ねました。

 

ザイシンは、質問の意味が分からず

「え?」と聞き返すと、議長は、

皇帝の正体を知って、

わざわざここに来たのかと尋ねました。

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500年前に百花と議長は会っていて

盟約の方法について教えたのは議長。

けれども、盟約は失敗した。

ということは、もしかして議長は

百花に、

わざと嘘の方法を教えたのかも

しれないと思いました。

 

おそらく議長は

ロードの転生が止まることを

望んでいなかった。

彼はギルゴール同様、

アリタルが転生するのを

待っていたから。

けれども、百花に

ロードを封印したいと言われれば

聖騎士団全体のトップとして、

断るわけにはいかない。

ドミスが死んだと聞けば、

ギルゴールが対抗者のアニャの

命を奪うのは想定内なので、

百花には、

ドミスを封印したと見せかけて、

対抗者のアニャを封印する方法を

教えたのではないかと思いました。

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