自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 663話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ラティルは本当に変な人

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663話 ザイシンは、何とか子供を育てられそうだと思いました。

◇今なら大丈夫?◇

赤ちゃんを

ザイシンとラナムンに預けてから

3日目に、ラティルはザイシンを呼び

赤ちゃんの面倒を見るのは

大変ではないかと尋ねました。

ラナムンにとっては実の娘だし、

本人に養育する意志があるので、

子供を預けても、すまないと思うことは

ありませんでしたが、

ザイシンは、

子供の世話をするように言われた時、

目に見えて慌てていたので

少し申し訳ない気持ちがありました。

それに、ザイシンは

一日のほとんどを

祈りと運動に費やしていたので、

そのような男に育児を任せたことで、

ラティルは良心の呵責を覚えました。

 

しかし、ザイシンは、

ラナムンと一緒に世話をしているし

乳母や助手たちも

ずっと手伝ってくれている。

それに、あまりにも旧式だけれど、

ギルゴールも時々訪ねて来て

アドバイスしてくれると答えました。

意外な言葉に、

ラティルは眉を顰めながら

 

ギルゴールが?

 

と聞き返しましたが、

そういえば彼は、

ラティルが偽妊娠していた時でさえ

嫉妬するどころか喜んでいました。

しかし、今回生まれた赤ちゃんは、

アニャドミスの生まれ変わりであり

もう一人の対抗者でした。

カルレインによれば、ギルゴールは

赤ちゃんの額の模様を見た時、

しばらく沈黙し、

何も言わなかったとのことでした。

それなのに、彼はザイシンを訪ねて

助言していました。

 

ラティルは、不思議だと呟くと

ザイシンは同意しました。

それから、彼は

皇女の名前を考えているかと

尋ねました。

 

大神官が去った後、ラティルは

アイスクリームを食べながら

ギルゴールについて考えました。

アイスクリームを食べ終えると、

ラティルは、そのまま

ギルゴールの温室へ行きました。

ギルゴールが赤ちゃんに対して

思ったより落ち着いて対応しているので

以前に話そうとして失敗した

アリタルの話を、もう一度してみたいと

思ったからでした。

 

温室の扉を開けると、ギルゴールが

一生懸命育てた花畑の中央に、

彼が大の字に伸びているのが

見えました。

音がしても、

ギルゴールは起き上がることなく

目だけ動かして、

 

誰かと思ったら私のお弟子さんだ。

 

と言って笑いました。

ラティルはギルゴールに

すぐに近づく代わりに、

巨大なひまわりの後ろに身を隠して

今、忙しいかどうか尋ねました。

 

それ可愛いね。

 

と呟くギルゴールの表情は

とても穏やかに見えました。

ラティルはほっとして

彼のそばに忍び寄りました。

ギルゴールの腕と腰の間に座り、

彼の鎖骨を指で掻くと、

ギルゴールは笑いながら

ラティルの手を握りました。

これなら、

気まずい話をしてみても

大丈夫そうな雰囲気でした。

ラティルは勇気をかき集めると、

もう一度、ギルゴールに

 

忙しくないよね?

 

と確認しました。

 

どうして?

何がしたいんですか?

 

とギルゴールは尋ね、

ラティルの指をこっそり擦り

 

お嬢さんの指がおいしそうです。

 

と囁きました。

ラティルは、

 

アリタルが

シピサの命を奪わなかったのは

知っているでしょう?

 

と尋ねました。

すると、ラティルの手が

あっという間に

自由になったかと思ったら、

温室の扉がぱっと開きました。

ギルゴールは、すでに逃げた後で、

跡形もありませんでした。

ラティルは、

口をポカンと開けながら

開いた扉を見た後、ギルゴールが

横になっていた場所を

拳で一発殴りつけました。

 

忙しそうに走っていましたよ。


いつから見ていたのか、

ザイオールが茶を持って来て

ラティルに渡しました。

ラティルは歯ぎしりしながら

温室の外へ走って行きました。

◇近寄れない◇

素早く温室を抜け出したギルゴールは、

ひょっとしてラティルが自分を

追いかけてくるのではないかと思い

しきりに後ろを振り返りました。

昼間のせいか、皇帝は以前のように

彼を追いかけて来ませんでした。

 

ほっとしたギルゴールは、

ゆっくりハーレムに続く庭に入ると

ギョッとして立ち止まりました。

ラティルは庭の噴水台の前の

欄干に腰をかけ、花を噛んでいました。

 

やっと来たね。

 

目が合うと、ラティルは

噛んでいた花を下ろしながら

笑いました。

それから彼女は、

ギルゴールは話をしたくない時、

必ず逃げ出すと指摘すると

ギルゴールは再び背を向けて

走り出しました。

しかし、背中に何かが

ずっしりと上がってくるのを

感じました。

ラティルが彼の背中に

乗っかっていました。

 

通りかかった使用人が、

それを見てびっくりして

お盆を落としました。

他の使用人たちの顎も

お盆のように落ちました。

 

陛下が飛び上がりました!

 

ギルゴール様の上に!

 

ギルゴールは

ラティルをぶら下げたまま

駆けだそうとしましたが

人々が驚愕して退くのを見て、

立ち止まりました。

 

ギルゴールは

何をしているのかと尋ねました。

ラティルは彼の背中から降りると、

ギルゴールは自分より速く走るので

背中におぶさればいいと考えたと

答えました。

 

それからラティルは

ギルゴールの表情を見ながら

袖で口元を拭きました。

ギルゴールに見せるために

わざと花びらを噛んでいましたが、

やはりラティルは、

花をちぎって食べるのは

好きではありませんでした。

 

ギルゴールは、

このお弟子さんは本当に困ると

呟きました。

ラティルはベンチに座ると

隣の席を叩き、

逃げてばかりいないで

少し話そうと促しました。

 

ギルゴールは、

お嬢さんは本当に変な人であることを

知っているかと尋ねました。

ラティルは、

誰が誰の話をしているのかと

聞き返しました。

ギルゴールは、

自分がお嬢さんの話をしていると

答えました。

 

そしてラティルが再びベンチを叩くと

ギルゴールはブラブラ歩いて来て

隣の席に座りました。

ラティルは彼が逃げられないように

しっかりと腕を握りました。

ついにギルゴールは諦めたのか

 

分かった、分かった。

 

と言うと、

何を聞きたいのかと尋ねました。

ラティルは、

アリタルがシピサの命を

奪わなかったことは

知っているかと尋ねました。

 

ギルゴールは隣に座りましたが、

なかなか口を開こうとしませんでした。

ラティルはギルゴールの頭を叩いて

彼の考えを聞きたいと思いました。

結構、覚醒が進んでいるのに

本音を聞く能力が

足踏み状態であることに、

疑問を感じました。

 

分かった。

それなら見せてあげる。

 

いずれにせよ

やきもきする方が負けでした。

待ちきれなくなったラティルは、

ギルゴールの心をさらに開くために、

自分がアリタルの転生の中でも

一番近い転生であり、彼が自分と

アリタルの話をするのは

全く憚ることではないという点を

見せることにしました。

 

ギルゴールは、

何を見せてくれるのかと尋ねました。

ラティルは、

 

これ見て。

 

と答えると、

しばらくギルゴールの膝の上で

何かを切る振りをした後、

立ち上がって隣のベンチまで

歩いて行きました。

そして、

赤ちゃんを抱き上げるふりをして

横を見て、

 

見た?

 

と尋ねました。

ギルゴールは見ていましたが、

ラティルが何を話したいのか

全く分かっていないようでした。

ラティルは再び

 

見た?

 

と尋ねましたが、ギルゴールは

見たけれど、

お嬢さんが何をしているのか

分からないと答えました。

 

ラティルは息詰まる思いがしました。

言葉で説明したかったけれど、

ギルゴールの心を動かすには

彼自身で悟ってくれるのがいいと

思ったからでした。

ラティルは悩んだ末、

ギルゴールがサンドイッチを

作ったことを思い出し、

それを再現することにしました。

 

ラティルは、

 

よく見て。

 

と言って

ギルゴールが座っているベンチに戻ると

まな板を取り出し、

野菜を切るふりをしました。

遠くで散歩をしていたクラインが

それを見て首を傾けました。

 

ラティルはサンドイッチを

紙で包んだふりをすると、

期待に満ちた目で

ギルゴールを見て、

覚えているかと尋ねました。

しかし、ギルゴールは

何だか分からないけれど

少し変に見える。

人前で、そんなことは

しない方がいい。

どうしてもやりたいなら、

自分がいない時にするように。

同じベンチに座っていると、

ちょっと笑い者になりそうだと

答えました。

ギルゴールは全く分かりませんでした。

 

怒ったラティルは

結局我慢できなくなり、

ギルゴールの真似をしたんだと

言うと、彼の目が丸くなりました。

そして、いつ自分が

そんなことをしたのかと

悔しそうに尋ねると、ラティルは

ギルゴールが、

こんな風にお弁当を作ってくれて

自分が出かけようとしたら、

ギルゴールが

忘れたことはないかと言って、

自分に近づいて来て、

赤ちゃんたちにキスしたことを

覚えていないのかと尋ねました。

 

先程とは違う意味で

ギルゴールの瞳が大きくなりました。

それを見たラティルは

すぐに興奮が収まりました。

早くも後悔が訪れましたが、

再び機会を

逃すことはできませんでした。

 

ラティルは

ギルゴールが逃げられないように

しっかり、彼の腕を掴むと、

アリタルは

シピサの命を奪わなかったことを

知っているか。

すでにギルゴールも知っているけれど、

自分は前世の自分の体に

入ることができる。

あの時、自分は

アリタルと一緒にいたと話しました。

 

ギルゴールは目が細めて、

お嬢さんが体を動かしたのかと

尋ねました。

ラティルは、

そうすることができたのは

サンドイッチを持って行った日だけで

他の時は見ていただけだと答えました。


ギルゴールは

しばらく黙っていましたが、

ラティルは彼をじっと見つめました。

クラインが首を傾げながら

こちらに近づき始めましたが、

2人とも彼に気づきませんでした。

そして、ついにギルゴールは、

アリタルがそうしなかったことを

知っていると答えました。

 

ラティルは驚き、

どうして知っているのかと

尋ねました。

ギルゴールは、

セルが話してくれたと答えました。

ラティルは目を丸くして、

どうやって、セルが話したのかと

聞き返しました。

セルは、アリタルが彼のために

わざと死んでくれたことも

知らなかったのに、

どうしてセルが

その話をギルゴールにしたのか

ラティルは分かりませんでした。


ギルゴールは、

お嬢さんが努力してくれるのは

ありがたい。

しかし、お嬢さんはアリタルだけれど

アリタルではないこともある。

あの時のことを

お嬢さんが解決しようと

努力する必要はないと

具体的に説明する代わりに、

断固として線を引きました。

 

ラティルは、この言葉に

少し変な気分になりました。

自分は

ギルゴールの純粋だった時代を

すべて見て来た。

ギルゴールとアリタルの間の誤解を

全て見て来て、

ギルゴールに、以前の姿を

取り戻してあげたくなった。

彼の傷を癒すために、

アリタルの真実が役に立つことを願って

勇気を出したけれど、

精神が崩壊することなく、

あのように線を引くのを見ると

胸がむかむかしました。

 

それでもラティルは、

どうせぶつかったついでに、

きちんと解決しようと思い、

アリタルの記憶があり、

彼女の魂もあり体も共有したのに、

なぜ自分が努力してはいけないのかと

問い詰めました。

しかし、ギルゴールは肩をすくめて、

ラティルの手に握られた自分の腕を

軽く引き抜きました。

 

その態度にラティルはかっとなり、

妙に気分が悪くなりました。

彼女は、

あの時、自分たちは一体だった。

ギルゴールは、それを見ていたのにと

抗議しました。

 

彼らに忍び寄っていたクラインは

その言葉に目を見開き、

後ろに下がりました。

クラインは胸に手を当てて

素早く瞬きをしました。

今、自分は何を聞いたのかと

怪しみました。

 

バニルはクラインに

どうしたのかと尋ねると

彼は首を横に振り、

何か聞き間違えたようだと

答えました。

それからクラインは

再び彼らに近づきました。

 

ギルゴールは、

そうかもしれないけれど、やはり違う。

お嬢さんは、

自分の意志で動いたのではなく

動いていたのは別人だと言いました。

 

クラインは再び目を見開き、

また、後ずさりしました。

バニルは、

そんなクラインを訝しく思い

どうしたのかと尋ねると、

クラインは一歩遅れて、

あいつは、皇帝に

何を言っているのかと憤慨しました。

バニルは訳が分かりませんでした。


ラティルは

少し悲しい気分になりました。

自分は、ギルゴールが傷つく姿を

全部ではないけれど断片的に見たし、

アリタルがどれほど心を痛めたのかも

半強制的に一緒に感じました。

ラティルは、ギルゴールの傷が癒され

あの時代の姿に戻れるように

助けたかったけれど、

彼は精神が崩壊した状態ではなく、

精神が健全なまま、

ラティルの助けを拒否しました。

 

ラティルの肩が

だらりと垂れ下がりました。

ギルゴールは眉をひそめて

その姿を見下ろしましたが、

結局、後ろを向いて

どこかへ行ってしまいました。

ラティルは、今度はその後を

追うことができませんでした。

 

大きな足音が聞こえたので

ラティルが頭を上げると、

現れたのはクラインでした。

彼は、

皇帝は黙っていればいい。

ギルゴールの言うことは

一つも気にしなくていいと

言いました。

 

ラティルはクラインに

話を聞いていたのかと尋ねました。

クラインは後ろの部分だけだと

冷たく叫ぶと、ラティルの隣に座って

しっかり腕を組みました。


ラティルは訳が分かりませんでしが、

慰めにはなりました。

彼女は彼の肩に、

じっと頭をもたせかけました。

◇一瞬にして訪れた沈黙◇

これ以上、ギルゴールに

近づくことができなかった

ラティルは、結局、

赤ちゃんの名前を決めようと思い、

ラナムンと大神官、クラインと一緒に

赤ちゃんを連れて、湖の近くを

散歩することになりました。

赤ちゃんは大神官が抱き、

宮医の助手が二歩離れて

侍従たちと一緒に付いて来ました。

 

ところが散歩の最中に、

一行はよりによって湖畔で

メラディムと話をしていた

カルレインと、

ばったり出くわしてしまいました。

カルレインは、

赤ちゃんを一番嫌っているので、

ラナムンは反射的に場所を移動して

赤ちゃんを自分の体で隠しました。

 

散歩中ですか?


カルレインはラナムンを無視し、

ラティルに落ち着いた声で

話しかけました。

その瞬間、 赤ちゃんが

けたたましく泣き出しました。

大神官は慌ててラナムンに

赤ちゃんを渡しましたが、

赤ちゃんは泣き続けました。

クライン、助手が抱いても

相変わらず泣いていました。

カルレインの眉間が

どんどん狭くなりました。

 

どうして、こうなの


助手は途方に暮れましたが、

念のため、

カルレインに赤ちゃんを渡しました。

彼の表情が険悪になりましたが、

ラティルの前だったので

仕方なく赤ちゃんを受け入れました。

しかし彼は胸に抱くことなく、

渡されたのを

そのまま受け止めた程度でした。

しかし、その不便な姿勢で

カルレインが

赤ちゃんを受け取った瞬間、

赤ちゃんは泣き止んで

キャッキャツと笑い出しました。

皆、同時に静かになりました。

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セルはギルゴールに真実を話す前に

息絶えたかと思いましたが

最後まで

話すことができたのですね。

それを聞いた彼は、どんな気持ちで

セルを埋葬したのか。

ギルゴールの気持ちを考えると

心が痛みます。

ラティルは

元のギルゴールに戻って欲しいと

思っていますが、

無理にそうすることで、

彼の傷口を開くような真似は

して欲しくないです。

 

ラティルや側室たちは

できるだけ赤ちゃんが

アニャドミスの転生であることを

考えないようにしていると

思いますが、今回のように

カルレインが赤ちゃんを抱いた途端、

泣き止んだりすると、

やはり赤ちゃんは

アニャドミスの転生なのかと

まざまざと感じたのではないかと

思います。

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