17話 2人の側室候補を偵察に行くことにしたラティルでしたが・・・ ◇タッシール◇ 翌日、 ラティルの計画を聞いた侍従長は 大騒ぎをしましたが、 ラティルは貴族の令嬢の服装で 街へ出ることに成功しました。 横から付いてくるのは サーナット卿だけ。 変装し…
16話 アナッチャが呼んでいると報告を受けたラティルは・・・ ◇一番嫌いな側室◇ ラティルは眉間にシワを寄せて 騎士を見ました。 アナッチャが自分を呼ぶのが 面倒だと思いました。 彼女が5日間飢えようが 6日間飢えようが 何の関係もないと思いました。 ラ…
15話 お前も何か言ってきたのだろう?父親の質問にラナムンは・・・ ◇何を言ったのか?◇ どうかそうだと言って。 どうかそうだと言って! そうでなければ、腹が立ちそうだ。 しかし、ラナムンは無表情で 答えませんでした。 すると、アトラクシー公爵は むし…
14話 タイミングよく現れたアトラクシー公爵の急用とは? ◇置き土産と入内の時期◇ ラティルは、 アトラクシー公爵が ラティルとクラインが 一緒に酒を飲むのを 止めに来たのではと 疑いましたが 彼が伝えに来たことは 本当に急を要する重要な事案でした。 ど…
13話 カリセンの馬車から飛び出した男を見て、驚いたラティルでしたが・・・ ◇弟を送って来た理由◇ ラティルは驚きのあまり 思考が止まってしまいました。 ラティルは、 口をボカンと開けて クラインを見ました。 まさか、ヒュアツィンテは 弟を側室に 送っ…
12話 ラティルは、ヒュアツィンテが断らないと思っていましたが・・・ ◇ラティルの怒り◇ ラティルは笑いながら 虚空を睨んでいましたが 首を横に振って、腰を伸ばしました。 怒っている場合ではない。 仕事をしなければ。 と、他の書類を手に取ると 秘書がや…
11話 ラティルからの手紙を読んだヒュアツィンテは・・・ ◇ヒュアツィンテの怒り◇ ヒュアツィンテは 何度も何度も手紙を確認しましたが 手紙の内容は変わりませんでした。 ラティルが このような手紙を送ってきたことに ヒュアツィンテは呆れ、 彼の目元に熱…