自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作 12話 あらすじ マンガ 11話、12話 ラティルとの約束を守るために努力していたヒュアツィンテ

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12話 ラティルは、ヒュアツィンテが断らないと思っていましたが・・・

◇ラティルの怒り◇

ラティルは笑いながら

虚空を睨んでいましたが

首を横に振って、腰を伸ばしました。

 

怒っている場合ではない。

仕事をしなければ。

 

と、他の書類を手に取ると

秘書がやって来て

カリセンへ行っていた使節団が

戻って来たことと

ブレター伯爵が控室で待っていることを

告げました。

 

ラティルは、ブレター伯爵を

執務室へ呼びました。

 

痛快だけれど

妙な緊張感が漂っていた

ラティルでしたが

彼女の予想に反して

ブレター伯爵が告げたのは

ヒュアツィンテの

怒りに満ちた承認ではなく

断固とした拒絶でした。

しかも、

側室を送らないだけでなく

使節団を1日も滞在させずに

帰したとのこと。

 

ラティルの表情が暗くなると

ブレター伯爵は

ヒュアツィンテが

その場で書いた答申を

ラティルに渡しました。

 

手紙には、

 

どうして君が私に

こんな要求をしてくるのか?

ラティル。

 

と書かれていました。

 

その手紙には

ラティルが書いたほどの

悪意はありませんでしたが

悔しさが溢れていました。

ラティルは空笑いをしました。

 

確かに復讐心で

側室の要求をしたけれど

決して無理な要求では

ありませんでした。

 

かつてヒュアツィンテと

恋人同士でなかったとしても

諸事情を考慮した上で

同じ要求をした可能性はありました。

即位したのがレアンでもトゥーラでも

国交のために

側室の一人を

カリセンから迎える確率は高いし

2年前、タリウムもカリセンへ

側室を送っていました。

難しい要求をしたわけではないのに

断られたことに

ラティルは腹を立てました。

これは、明らかに

タリウムを無視して

欺瞞する行為でした。

 

ラティルはシャレー侯爵を呼び

歯ぎしりすると

侯爵が便せんを差し出しました。

ラティルは剣を抜くように

万年筆を取りだしました。

 

再び私が送った使節団を拒否したら

タリウム帝国を無視したと考え

それ相応の対応をします。

3年間、

一度も手紙を寄こさなかったくせに

今になって、私たちの間に

何か残っているように振舞わないで。

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◇届かなかった手紙◇

ヒュアツィンテは

ラティルからの手紙を

じっと見つめながら

ため息をつき、隣を見ました。

テーブルの上には

ラティルへ送る手紙が

置かれていました。

一週間に一度手紙を書き、

贈り物も送ったのに

どういうことなのかと思いました。

 

ヒュアツィンテは

ラティルが心から笑っている姿を

思い浮かべました。

野の花の間に座っていても

輝いていた人。

野の花の上に舞い降りた

日差しのように爽やかで

明るかった人が

嘲弄たっぷりの

手紙を送ってきたことが

信じられないと思いましたが

あまりにも

過去を美化していることに気付き

首を横に振りました。

 

以前から、

ラティルは不屈でたくましくて

照り付ける日差しのようでした。

ヒュアツィンテの前で

気性の荒い性格を出さないように

努力していたのが

可愛かっただけでした。

 

彼は眉間にしわを寄せ、

 

なぜ、手紙を一通も寄こさなかったと

怒っているのだろうか?

自分が手紙と贈り物を送ったのは真実。

いくらラティルが怒っていても

それらを受け取っていないと

嘘をつくような性格ではない。

誰かが、手紙と贈り物を

横取りしたのだろうか?

 

と考えました。

 

ヒュアツィンテの結婚で

気分を害したラティルが

手紙と贈り物をもらって

気分を良くする保障は

ありませんでした。

 

むしろ、彼の謝罪が

長年、むなしいものになる確率が高く

彼女の性格を考えれば

手紙と贈り物を開くことなく

ゴミ箱に突っ込むことも

あり得ました。

 

それとは別に

タリウム帝国側で起こったことであれ

カリセン帝国側で起こったことであれ

皇帝が皇太女へ送ったものに

手を付けた者がいるとしたら

それは、簡単に解決できる問題では

ありませんでした。

 

くどくど説明しなくても

この程度書けば

ラティルも問題に気付くだろう。

 

ヒュアツィンテは

手紙を封筒の中へ入れると

封蝋で密封しました。

 

この問題は、

両国で調べれば良いことだけれど

側室の問題をどうすればよいか

ヒュアツィンテは悩みました。

 

ラティルの言っている

それ相応の対応とは

国交の断絶を意味していました。

 

私的に見れば

たかだか側室一人送らなかったことで

国交の断絶云々言うのは

呆れたことだけれど

国から見れば

皇帝の要求が黙殺されたので

戦争が起きる可能性もありました。

ヒュアツィンテはラティルの要求を

拒否することが

できなくなっていました。

 

ヒュアツィンテは頭を抱えました。

 

ラティルは5年間の約束を受け入れずに

去りましたが

ヒュアツィンテは、

一人でその約束を果たすために

努力していました。

状況を早く片付けて

ラティルにもう一度チャンスを

与えたいと思っていたのに

どうやって、自分の弟を

愛する女性の元へ

側室として送ることができるのかと

悩みました。

 

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◇クラインの出発◇

ヒュアツィンテは

宰相と数日間話し合った結果

正式な側室ではなく

臨時の側室として

クラインを送ることにしました。

 

臨時の側室は

生まれた子供が皇族と認められず

側室自身は準皇族として扱われても

側室の側から離婚を要請できる制度で

敵国のために仕方なく送られる

外国の皇族出身の側室が

よく利用していました。

 

ヒュアツィンテはクラインに

クラインが臨時の側室であることと

適当に時期を見計らって

返して欲しいと要求すると

何度も繰り返し説明しました。

 

クラインは呆れながら

わかったと答えました。

 

ヒュアツィンテは

自分の本心も知らず

平然としているクラインを見て

ため息が出ました。

 

ヒュアツィンテは

 

タリウムへ行ったら

癇癪を押さえるように。

ラトラシル皇帝が何を言っても

怒らないように。

 

と助言しました。

 

クラインは

自分のことを心配している兄を

不思議に思いましたが

ヒュアツィンテは

クラインへの心配が半分

心配していない気持ちが半分と

答えました。

 

クラインは眉をしかめて

兄を見つめましたが

ヒュアツィンテは

クラインに嫉妬していると

素直に言うことはできませんでした。

 

それでも我慢できずに

ヒュアツィンテは

 

お前は一時的に行くのだから

ラトラシル皇帝に手を出すな。

 

と耳元で囁きました。

 

一体、兄は何を言っているんだと

クラインは思いました。

彼は、

 

皇帝が先に来たら?

 

とヒュアツィンテに尋ねましたが

彼は、そんなことはないと

答えました。

 

クラインは自信満々に笑いました。

 

クラインは

兄が、外国の皇帝の側室として

自分をタリウムに送ることを

当然のことと思っていないようなので

あえて、彼に話しませんでしたが

ラトラシル皇帝は

自分に会った途端

すぐにキスしようと思うだろうと

考えました。

 

彼は軽く笑うと

華やかに装った馬車に乗り込みました。

 

通常は、使節団が帰った後

1週間から10日経ってから

側室は出発するものでしたが

ブレター伯爵から

側室候補がたくさんいると聞いた

クラインは焦り

使節団と一緒に行くことにしました。

 

すでにラトラシル皇帝は

自分のことを愛しているけれど

キツネのような奴らが

尻尾を振って

彼女の心を揺るがせるかもしれない。

早く彼女のそばへ行って

他の奴らを防ぐ必要があると

クラインは考えていました。

 

一通りの挨拶を終えたクラインは

馬車に乗り込みましたが

窓から顔を出して

ヒュアツィンテが本当に

アイニと離婚をするつもりなのかと

耳元で囁きました。

 

ヒュアツィンテの顔が強張りました。

 

クラインは、

 

兄さんと義姉さんは

仲が良くないようだけれど

彼女は悪い人ではない。

このままでも良いのでは?

 

と尋ねました。

 

ヒュアツィンテは

皇権が安定するや否や

アイニとの離婚の準備を

進めていました。

 

兄嫁は何も悪くないのに

なぜ、そこまで準備をして

離婚をしなければならないのか。

兄は、

ダガ公爵に振り回されないほど

権力を固めたけれど

彼を自分の側に置いた方が良いのは

クラインの目にも確かでした。

 

ヒュアツィンテは

 

最初から、

そのつもりでアイニと結婚した。

アイニは

元々、ヘウンの婚約者で

2人は仲が良かった。

自分とアイニは

互いに必要に応じて結婚しただけ。

アイニはヘウンを愛していて

そのヘウンを自分が殺した。

いつ自分の背中に短剣を刺すか

わからない人を

そばに置く気はない。

今も私たちは

互いに背中を見せない。

 

と言いました。

 

クラインは、

ヒュアツィンテが離婚したら

次はどうするのか?

他に気に入った女性がいるのかと

尋ねました。

 

ヒュアツィンテは混乱した目で

クラインを見ました。

 

クラインは性質が悪く、

問題ばかり起こすので

うんざりしているけれど

兄弟の中では弟らしい人なので

ヒュアツィンテの心は

乱れました。

心配と嫉妬が、

彼の心を半分ずつ占めていて

ヒュアツィンテを苦しめました。

 

ヒュアツィンテは

 

彼女を好きになっても

絶対にそこに定着してはならない。

お前は、

彼女の男になりに行くのではなく

国家間の取引材料のために行くのだ。

 

と言いました。

 

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◇なぜあの人が◇

ヒュアツィンテが

側室を送ることにしたことと

その人が

使節団と合流して

すぐにタリウムへ来ると

ラティルが聞いたのは前日でした。

ラティルは

心の準備をする暇もありました。

 

ラティルは城の手すりに立ち

イライラしながら

下を見つめていました。

ラティルはサーナット卿に

緊張していると指摘されました。

 

ラティルは、

少しそわそわしていると言いました。

 

気楽に考えるようにと助言する

サーナット卿に、ラティルは

彼にだけ聞こえる声で

 

私とあの人(ヒュアツィンテ)の仲を

知っているでしょう?

 

と言いました。

 

今回、来る側室は

ヒュアツィンテではないし

彼と関係もないだろう。

後になれば

多くの側室の一人として

気にならなくなるだろう。

けれども、今は

ラティルの初の側室になる男で

ヒュアツィンテが背水の陣で

送って来た

彼のプライドの産物で

ラティルにとって

復讐の象徴だったので

しきりに気になりました。

 

ついに使節団の旗を掲げた行列が

城壁に近づいてくるのが見えると

ラティルは深呼吸をして

螺旋階段を降りて行き

城の正面に立つと

素早く身なりを整え

威厳ある表情をしました。

 

今から、そうしていると

後で表情管理が大変になる。

 

とサーナット卿にからかわれましたが

ラティルは一緒に

ふざける気になれませんでした。

普段より、サーナット卿が

浮かない顔をしていることに

気付く余裕もありませんでした、

 

馬車が近くにやって来ると

ラティルは深呼吸をして

うっすらと笑みを浮かべました。

余裕のある、

威厳に満ちた皇帝の姿を

見せるつもりでした。

 

ラティルは

カリセン式に飾られた馬車に

ゆっくり近づきました。

しかし、ドアが開き

銀髪の男が飛び出して来た瞬間

ラティルは微笑んだまま

固まってしまいました。

 

ヒュアツィンテの結婚式の前日に

酒を飲んで問題を起こした男。

ヒュアツィンテの弟だけれど

名前も覚えていない男が

どうして、ここへ来たのだろう?

私の側室はどこへ行ったの?

なぜ、彼があそこに立っているの?

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愛する人

自分のことを何とも思っていないし

別の男を側室にするし

それとなく気持ちを伝えても

気付いてもくれない。

そんな人のそばにいるのは

とても辛いと思うのですが

ラティルの側近として

冷静に彼女を支える

サーナット卿は大人の男だと思います。

 

ヒュアツィンテは

自分勝手な男だと思いますが

きちんと約束を

果たそうとしているところを見れば

ラティルへの愛は本物なのかなと

思います。

 

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