自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作266話 ダガ公爵の提案に怒るクラインとカリセンへの対策を考えるラティル

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266話 クラインはゾンビ事件の犯人にされてしまいました。

◇ダガ公爵のこじつけ◇

怒りで顔が真っ赤になったアイニは

自分の命令で

クラインを犯人だと

名指ししたことについて

どういうことなのかと、

父親に説明を求めました。

 

彼女は、

ヒュアツィンテが

自分を助けたせいで倒れたことに、

動揺しているところへ、

父親が、こんなことをしたので

とても腹を立てていました。

しかし、ダガ公爵は、

生真面目な娘がどう出てくるか、

分かっていたので、

すでに対策を立てていました。

 

彼は、クラインが

疑うに値すると言いました。

アイニは、

クラインは、自分の部屋で

ゾンビと戦っていた。

それは、ダガ公爵も見ていたはずで、

クラインが犯人なら、

あえて危険を犯さないと反論しました。

しかし、ダガ公爵は、

クラインが1人でラティルの部屋で、 

怪しい行動をしていた。

証拠を片付けようとしていたに

違いないと言いました。

アイニは、

そんな理由だけで閉じ込めたのかと

父親を非難しました。

しかし、ダガ公爵は、

クラインが、都合良く、

大神官のお守りを持っていて、

それが、

ゾンビになるのを防いでくれることを、

知っていたのも不思議だ。

まるで、

事前に準備して来たかのようだ。

そして、ラトラシル皇帝は、

こんな事件が起こって

驚いているはずなのに、

外国使節を呼んで、

自分がヒュアツィンテ皇帝の

治療を邪魔したと言って

自分を攻撃した。

これは、驚いている人の行動ではない。

クラインは、彼女の側室だ。

ラトラシル皇帝は、

クラインを言い訳にして、

ここへやって来た。

彼女が来なかったら、

こんな事件は起こらなかった。

皆、仲間なんだと言いました。

 

父親の淀みない言葉に、

アイニの瞳が揺れました。

その様子を見たダガ公爵は、

奥の手を出しました。

 

彼は、

スープに何かが入れられて

問題が起きた。

それは、ゾンビの血液だろう。

それを採取したのは自分だ。

アイニは対抗者だから、

ゾンビの血液を研究することで、

彼らに簡単に勝つ方法を

見つけることができると思った。

しかし、

きちんと管理をしなかったのは、

自分の過ちだ。

まさか、アイニの弟が

それで遊んで、

失くすとは思わなかったと言いました。

アイニの顔が青ざめました。

 

彼女の弟は、歳が離れていて、

まだ10歳になったばかりでした。

その子が、

危険な物で遊んでいて

失くしてしまったことと、

弟の手が届く所に

危険な物が置かれていたことが

信じられませんでした。

 

しかし、ダガ公爵は、

自分はクラインを疑っているけれど

アイニの言葉のように、

彼は犯人はなく、

他に犯人がいるかもしれない。

けれども、

真犯人が捕まらなかったら

自分と息子が責任を問われ、

子供のミスにより、

家門が滅びる可能性もあると

言いました。

 

確かにアイニの弟は、

宮殿に良く遊びに来ていましたが、

今回のこととは無関係でした。

子供が遊んでいる時に

何かを失くしたのは事実だけれど、

それは、

ゾンビの血液ではありませんでした。

しかし、

その事実を知らないアイニは

青白い顔で、ブルブル震えていました。

 

ダガ公爵は、娘を抱きしめると、

一応、クラインを閉じ込めたけれど、

罪を被せるわけではない。

徹底的に捜査して、

真犯人が分かったら、

解放すると言って慰めました。

そして、アイニに

気を引き締めなければならない。

彼女は、

乱世で人々を守る英雄であり、

ヒュアツィンテが目覚めるまで、

彼女が皇帝の役割を

果たさなければならない。

だから、このようなことで

絶対に動揺してはならないし、

弱い姿を見せてはならないと

言いました。

 

しかし、アイニが

クラインのことを気にかけると、

ダガ公爵は、

ヒュアツィンテが死ねば

タリウムは、次期皇帝に

クラインを推すので、

カリセンはタリウム

制服されてしまう。

アイニの温情は敵に送るのではなく

カリセンの国民に送るものなので

しっかりするようにと励ましました。

 

◇釈放する条件◇

ラティルが帰った途端、

ダガ公爵はクラインを捕まえ、

ヒュアツィンテの命を救った

大神官の御守りでさえ、

彼の計略のための

言い訳にしたことで

クラインは怒りのあまり、

鉄格子をギュっと握りました。

 

クラインが中央。

その両脇にアクシアンとバニルが

それぞれ、

牢屋に入れられていました。

 

クラインは、アクシアンを呼び、

ダガ公爵が、ヒュアツィンテから

大神官の御守りを外すでのはないかと

心配しました。

しかし、アクシアンは、

すぐに、それはできない。

ヒュアツィンテが死ねば

アイニも皇后ではなくなるし

2人の間に後継者がいない。

だから、ダガ公爵は最大限耐えて、

アイニが国民の英雄として

完全に位置づけられ、

彼女の威令が、

国を覆いつくすほどになれば、

再び頭を働かせるだろうと

言いました。

 

クラインは怒りのあまり、

拳を壁に打ち付けると、

バニルは、

ケガをするのでやめて欲しいと

すすり泣きながら頼みました。

 

クラインは、

ラティルを思い浮かべながら、

彼女が助けてくれると呟きましたが、

あまり足音のしない靴を履いた

ダガ公爵が、

のっしのっしと歩いて来て、

そんなことはないと、

返事をしたので、

クラインは、彼を罵りました。

そして、

ヒュアツィンテを攻撃したのは、

ダガ公爵なのに、

自分に罪を被せたと非難しました。

 

しかし、ダガ公爵は

全く動揺することなく、

誰かが聞いたら誤解する。

クラインが怪しい行動をしたから

こうなったと言いました。

しかし、クラインは

怪しい行動をしたのは

ダガ公爵とアイニだと非難したので、

ダガ公爵は

ドンと音が出るほど鉄格子を蹴り、

皇后に対して無礼だと言いました。

音だけで状況を把握している

アクシアンは、歯ぎしりしながら

クラインに何をしているのか。

ダガ公爵こそ無礼だと非難しました。

しかし、ダガ公爵は、

アクシアンの言葉を意に介さず、

皇后は代理皇帝であり、

これから本当の皇帝になるので、

当然、無礼なのは

暴れん坊の皇子の方だと、

クラインを侮辱し、大笑いしました。

クラインは、

黒魔術師になりたいと

思ったことはないけれど、

この瞬間だけは、

呪いをかけられるようになって

ダガ公爵の顔に

拳を振り回したいと思いました。

 

クラインとダガ公爵は

5分程、見つめ合っていましたが

突然、ダガ公爵が妙に笑うと、

顔は悪くないと、

突然、クラインを褒めたので、

彼の顔が歪みました。

そして、ダガ公爵は

クラインを助ける方法として、

アイニと結婚するのはどうかと

予想外の提案をしました。

 

バニルとアクシアンは苦笑いをし、

クラインは、

自分はラトラシル皇帝の夫だと言って

怒りを露わにしました。

しかし、ダガ公爵は、

夫ではなく、側室だし、

しかも臨時の側室なので、

自ら辞めることもできる。

寵愛も受けていないと聞いているので

側室を辞めて、

アイニ皇后と結婚するように。

そうすれば釈放できる。

クラインは頭が悪いので

どのみち、政治に

関与することはできないと

言いました。

クラインは、

ダガ公爵の話を聞いている間、

彼を罵り続けました。

 

ダガ公爵は、

クラインが提案を受け入れてくれると

期待していなかったので、

失望することなく、

残念だと言いました。

そして、互いにとっても

平和的な良い方法だったのに、

やはり頭が悪いと

クラインを侮辱しました。

カリセンからの帰り道は、

行く時とは違い、

重苦しい雰囲気でした。

今回の事件について、

ダガ公爵がどこまで介入したか

分かりにくかったので、

ラティルは、よく考えてみました。

 

食べ物に毒を入れたのは

ゾンビになった下女。

それなのに、なぜ彼女も

ゾンビになったのか。

しかも上の階で。

ダガ公爵が真犯人でないとしても、

狙われたのは明らかにタリウム使節

それなのに、

なぜ、アイニの方へ

火の粉が飛んだのか。

ミスなのか、意図的なのか。

 

ラティルが深刻に悩んでいたので、

馬車の窓の外から、

サーナット卿とラナムンが

心配そうに自分を見ていることに

気がつきませんでした。

気づいたとしても、

わざと2人を離しておいたので

ラティルは知らん振りしていたに

違いありませんでした。

 

それから、1日が経ち、

ようやくラティルは、

サーナット卿に話しかけました。

彼女の顔色を窺いながら

ラティルに近づいた彼に、

彼女は、馬車に乗るようにと

指示した後、

聞こえるか聞こえないか

分からないくらい小さな声で、

どう考えも、少し不安なので、

対策を立てなければならない。

吸血鬼は、早く移動できるので

カルレインの部下の

吸血鬼の傭兵たちに、

カリセンに行き来してもらい、

あちらで起こったことを

伝えてもらうと言いました。

 

サーナット卿は、ラティルに、

ダガ公爵が何かやると

思っているのかと尋ねました。

ラティルは、

ダガ公爵が人をけなしているのを見て

思っていたよりも、

頭がおかしいと思ったと答えました。

 

サーナット卿が馬車から出ると、

ラティルは、馬車の窓枠に額を当て、

眉を顰めました。

ラナムンが対抗者かもしれないと知り

困っているところへ、

ヒュアツィンテが倒れてしまったので

ラティルは頭を痛めました。

 

彼女は大神官に

ゾンビを治療できるか聞き、

ゲスターは、

ゾンビは黒魔術で作ったものではないと

言っていたけれど、

念のため、彼にも聞いてみようと

思いました。

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仮にラティルが

カリセンを狙っていたとしても

ヒュアツィンテが死んだ後、

クラインを皇帝に推すほど、

愚かではないと思います。

そのくらいだったら、

カリセンを併合して

彼女自身が皇帝になると思います。

 

ダガ公爵は、息子まで利用して

アイニを懐柔しようとしていますが

彼女は、

父親の言いなりになるのでしょうか。

 

後の話のタイトルに

ヒュアツィンテの名前が出て来るので

彼は、良くなるようですし、

ダガ公爵も死んでしまうようなので、

彼の天下も、

そう長くは続かないと思います。

彼みたいな人がいると、

カリセンにとっても良くないので、

早く断罪されればいいのにと

思います。

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