自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作276話 愛が偉大であることを確かめたいラティル

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276話 再びギルゴールにプロポーズされたラティルでしたが・・・

◇闇の力を使う人◇

翌日の午前、

ラティルが仕事をしていると

カルレインがやって来ました。

彼は、

黒死神団の傭兵から聞いた、

アイニが首都に戻った話を

ラティルに伝えました。

 

彼女は不機嫌そうに、

アイニが、

もうすぐ自分の悪口かクラインの悪口、

それとも両方の悪口を言うか、

ダガ公爵の葬式で、

悪口いっぱいの弔事を読むだろうと

言いました。

 

ラティルはアイニに

常に複雑な感情を抱いていました。

色々な事に巻き込まれて、

飛び回り、

クラインを助けるために、

駆けつけて来たアイニのことを

可哀想だと思いながらも、

彼女と対立する羽目になる

あらゆる状況に腹が立ちました。  

 

ところが、カルレインは

ダガ公爵は生きているので

葬式はないと言いました。

ラティルは驚きました。

首の横が切れたのに

生きているのかと確認すると、

カルレインは、再び

生きていると答えました。

 

あの時、ダガ公爵は

まだ生きていたので、

ラティルは、

すぐに治療したのかと言って

首を傾げました。

 

すると、カルレインは、

ダガ公爵が生きているということが

問題ではない。

アイニは、

ラティルとクラインが

闇の力を利用して、

ヒュアツィンテを眠らせた。

タリウムは闇の力を利用する国だと

公式に非難したと話しました。

 

ラティルは舌打ちしながら、

「そうだと思った」と言いました。

すでに推察していたこととはいえ、

気分が悪くなりましたが、

これ以上、言及せずに我慢しました。

それに、ラティルも

カリセンを追い詰める準備ができていて

使節団さえ帰って来れば、

反駁できるので、

忍耐するのは、

それほど大変ではありませんでした。

 

2日後、使節団が帰ってくると、

ラティルは、タリウムに滞在している

外国大使と貴賓と共に、

彼らを一番大きな会議室に呼びました。

 

ラティルは、人々が集まっている間に

素早く部屋に戻り、

礼服に着替えながら、

ダガ公爵は、

ヒュアツィンテの件を利用して、

外国の貴賓を全て帰らせたけれど

今になって、

それが大きな失策だったことが

分かるだろうと考えました。

 

ラティルが会議室に入ると

人々は同時に挨拶をしました。

不満そうな顔をしている月楼の王子と

その後ろにギルゴールもいました。

ラティルは彼を見ると、

心臓がドキドキして、

指がピクピク動きましたが、

彼がどんなに恐ろしい吸血鬼でも

人前で震える姿を見せるつもりは

ありませんでした。

 

ラティルは壇上の玉座

足を組んで座ると、

ヒュアツィンテ皇帝の治療を

提案するために、

数週間前にカリセンへ送った

使節団が今日帰って来た。

その返事が気にならないかと

尋ねた後、

みんなでその返事を聞いてみようと

わざと口元に笑みを浮かべて

人々に告げました。

 

使節団は数歩前に出ると、

アイニ皇后は

ダガ公爵に全てを一任した。

彼は治療を拒否したと報告しました。

ラティルの思っていた通りでしたが

彼女はショックを受けたかのように、

片手で額を押さえると、

予想通りだけれど、ひどいと

言いました。

外国の貴賓たちをちらっと見ると

彼らは互いに目配せしていました。

 

ラティルはため息をつくと、

ダガ公爵は

アイニ皇后が剣を抜くのを見せるために

自分と外国の貴賓を招待したのに、

事件が起きると、彼らは朝早くに

自分たちを追い出した。

あの時、何かおかしいと思ったけれど

堂々と治療を拒否するのは、

正直、怪しいと、話しました。

外国の貴賓たちは、さらに素早く

目配せしました。

 

ラティルは舌打ちをすると、

現場でヒュアツィンテ皇帝と一緒に

戦ったクライン皇子は、

自分が帰った途端、

まともに捜査をしないまま

監獄に閉じ込められた。

クライン皇子は温室の花のように育ち、

冷たい風が吹いても風邪を引くくらい、

か弱い皇子なのに、

自白するように強要されたと言って

額に手を触れると、

サーナット卿が近づき、

ラティルを扇子で扇ぎながら、

あまり怒らないようにと言いました。

 

しかし、ラティルは

自分が怒っていないとでも

思っているのか。

ヒュアツィンテ皇帝が倒れた時、

自分の国の4人の使節も倒れたのに、

全員追い出された。

治療法を調べて、

一緒に治療をしようと提案したのに

ヒュアツィンテ皇帝が死ぬのを

願っているかのように、

それを断った。

自分は彼らが何を望んでいるのか

分からないと言いました。

 

ラティルは額から手を離し、

人々を見回すと、

カリセンの望んでいるものが

何なのか分かるかと尋ねました。

タリウム人は外国大使がいるので、

外国大使はタリウム人がいるので

答えることができませんでした。

 

ラティルは、

誰も言わないので、自分が言う。

ダガ公爵の一味は、

闇の力を利用して、

ヒュアツィンテ皇帝を

攻撃したと思うと

冷たく言いました。

 

人々は、

ラティルが堂々と話すと

思っていなかったようで

ざわめきました。

すると、月楼の王子が手を挙げ

対抗者の剣を抜いたアイニ皇后が

闇の力を利用するだろうかと

疑問を呈しました。

 

ラティルは手を見せながら、

あの剣は自分も抜いたし、

アトラクシー公爵の長男も

抜いたと答えました。

そして、

ラティルに呼び出されていた

大神官と百花とメラディムを指差し、

ここには、大神官がいて、百花がいて

純粋さの結晶体に他ならない

人魚の首長がいる。

自分を信じられなくても、

彼らは信じなくてはいけないのに、

ダガ公爵は治療を拒否したと

話しました。

 

月楼の王子は、

対抗者なのに、

闇の力を使うとは思えないと

言おうとしたようでしたが、

ラティルは、

アイニ皇后はまともな人なので、

闇の力を利用する人ではないと

突然、非難していた彼女を褒めたので

月楼の王子は眉を顰めました。

 

そして、ラティルは肩をすくめながら

アイニ皇后の父親のダガ公爵は

そのような人だ。

彼女は父親の操り人形にすぎないと

言いました。

 

アイニがヒュアツィンテの政敵である

ヘウンの婚約者であったことを

知らない人はいないので、

皆、この点については

否定しませんでした。

 

ラティルは肩をすくめ、

操り人形は善良でなければならない。

良い操り人形にしか

ならないだろうけれどと言って

ギルゴールをちらっと見ました。

彼は指で8の数字を作って

ラティルに見せました。

どういう意味なのかと

ラティルは考えました。

 

ラティルはギルゴールに

8の数字の意味を聞きたかったものの

会議が終わった後、

カッコよく退場しなければならないのに

「ギルゴール、ちょっと待って」と

言いながら、彼の方へ

ちょこちょこ歩いて行くわけにもいかず

彼女は軽い足取りで会議室を後にし、

サーナット卿が、

その後を付いて行きました。

そして、先程の扇子で

ゆっくりとラティルを扇ぎながら、

アイニ皇后を

直接、攻撃するつもりはないのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

アイニ皇后は、自国でも外国でも

評判がいいし、

対抗者の剣も抜いたので、

彼女を攻撃するのは効率的ではない。

皇后の支持者たちは、

正当な理由を聞いても、

目と耳を塞いで、

そんな人ではないと主張する。

だから、ダガ公爵を攻撃し、

彼女は父親のせいで

流されざるを得ないと言った。

皇后のことが好きな人でも、

彼女を直接攻撃する時よりは

理性的に判断すると言いました。

 

サーナット卿は納得し、

2人でしばらく歩いていると、

後ろから足音が聞こえました。

ラティルを驚かせないために、

カルレインはわざと足音を立てて

近づいて来ました。

ラティルが立ち止まると、

カルレインはラティルを挟んで

サーナット卿と反対側に立ち、

低い声で、

アイニ皇后は先代対抗者のように

彼女の勢力を

100%集めることができない。

けれども、ラナムンをどうするか

今から決めなければならないと

言いました。

サーナット卿とカルレインは、

すでに自分たちだけで

そのことについて話したのか、

2人とも、硬い表情で

彼女を見ました。

ラティルは彼らに、

彼女がラナムンを殺すことを

望んでいるのかと尋ねました。

 

サーナット卿は、

ラティルが手を汚す必要はない。

彼女が目をつぶると言ってくれれば、

自分たちで処理すると

淡々と答えました。

ラティルは眉を顰めましたが、

サーナット卿とカルレインの表情は

変りませんでした。

 

カルレインは、

アイニ皇后が対抗者の役割を果たせば

戦争になるけれど、

ラナムンが対抗者の任務を遂行すれば

国内で問題が発生する。

それに、ラナムンのそばには、

大神官と百花繚乱がいると言いました。

 

ラティルが黙って歩き出すと、

サーナット卿とカルレインは

後を追いました。

彼女は長い時間歩き、

ハーレムを一望できる、

高い丘の近くまで登りました。

ラティルは、そこから

ハーレムの屋根を見下ろすと、

急に陽気に笑い出しました。

カルレインとサーナット卿は

顔を見合わせました。

ラティルが何を考えているのか

見当もつきませんでした。

 

ラティルは具体的に説明する代わりに

ニッコリ笑いながら、

2人を交互に見ました。

そして、

 

愛がどれほど偉大なのか、

一度、確かめてみようか?

 

と言いました。

お話の中に出て来そうなセリフに

カルレインとサーナット卿は

妙な顔をしました。

 

ラティルは、

ラナムンの部屋の屋根を指差しながら

ロードと対抗者は

少なくとも数千年、戦って来たけれど

その対抗者は、自分の側室になり、

あの屋根の下にいると言いました。

そして、その横を指差すと、

あそこには大神官が住んでいると話し

また横を指差すと、

あそこには、

先代の騎士が住んでいると言いました。

当の本人であるカルレインは

ビクビクしました。

 

ラティルは、ニッコリ笑うと、

ロードと対抗者は、常に戦って

死んでいったけれど、今回は違う。

今度は、全ての争いを

宮中の暗闘で

終わらせることができると言いました。

サーナット卿の表情はこわばり、

カルレインは眉を顰め、

それは、どういうことなのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

正義感に溢れるべき対抗者は

面倒臭がり屋だし、

他の対抗者は、

正義感より家族愛が強い。

そして、自分は、

世の中全体を闇の力で支配して

足元に置くという野心はないし、

国民が平和ならそれでいい。

変化を起こすなら、

今がチャンスだと言いました。

そして、

ラナムンの部屋の屋根を見つめながら

彼が自分を愛するようにして、

対抗者の任務を

遂行させないようにする。

彼が宮中での暗闘を

繰り広げるのに忙しく、

対抗者だと思う暇もないようにする。

大神官も、自分に夢中にさせて

どちらか一方の肩を

もたせないようにすると言いました。

そして、ロードが現われなければ

対抗者も出て来る必要はない。

対抗者は

世の中を安定させるのではなく

ロードを殺すことが目的ならば、

いない人を、

どうやって殺すのだろうかと

言いました。

 

サーナット卿は、

最後まで正体を隠すつもりなのかと

尋ねました。

ラティルは、

できないことがあるだろうかと

尋ねました。

できないことはないけれど、

サーナット卿は胸が痛んで、

頭を下げました。

彼自身、

ラティルが覚醒しないことを

望んでいたけれど、

何となく心が痛みました。

 

カルレインは、

ラティルがロードであることを

ギルゴールは

知っていると思うけれどと

話ながら、

 

まさか、ご主人様?

 

と、驚いてラティルを見ました。

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直接手を下したわけでは

ありませんが、

黒魔術を使って、

父親を食屍鬼にすることを

決めたのはアイニなのに。

そして、父親が原因で

ゾンビ事件が起こったことも

ヒュアツィンテが眠っているのは

ラティルのせいではないと

知っているくせに、

どの面下げて、

タリウムが闇の力を使っていると

公式に非難できるのか、

理解に苦しみます。

屍鬼になったダガ公爵が

アイニに指示を出しているのかも

しれませんし、

宮廷に入り込んだ

アナッチャとトゥーラも、

ラティルを憎んでいるので、

アイニに悪知恵を

吹き込んでいるのかもしれませんが

一国の皇后ならば、

理性的に行動して欲しいです。

 

ラティルとアイニの関係が、

ドミスとアンヤの関係を

彷彿とさせると、

ラティルが感じていることから、

もしも、アイニがラナムンよりも

対抗者としての資質を

受け継いでいるとしたら、

ロードが悪で対抗者が正義だというのは

間違っているような気がします。

ラティルは、

性格がいい加減な面もありますが、

正義感は溢れているし、

アイニよりもラティルの方が

善人のように思えます。

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