173話 邪悪な存在に触れると色が黒くなって割れてしまうという石をラティルが持ったところ・・・ ◇偶然であって欲しい◇ 一瞬、ラティルと大神官の息が 止まりました。 ラティルは手のひらの上を見ると 石は細かい砂になり イヤリングの耳にかける部分だけが …
172話 アイニは白い髪の男が誰なのか考えていました。 ◇白い髪の男の正体◇ 傭兵たちが、食事をしているのか、 瞑想しているのか分からない 雰囲気の中 アイニは、前日に現われた 見知らぬ訪問者のことを 思い出していました。 繊細な天使のような顔と 残酷な…
171話 ドミスに化けたアイニの所へギルゴールが現われました。 ◇狂気の男◇ 白い髪の男は、とても美しいけれど アイニが見た中で、 一番、鳥肌が立つ雰囲気でした。 斧を持って現れたレドロさえ、 そのようではありませんでした。 相手の真っ赤な瞳を見たドミ…
170話 カルレインに、最初から最後まであなただけと言われたラティルでしたが・・・ ◇消えたカルレイン◇ カルレインの言葉に ラティルは心臓がドキドキしました。 彼女は冷ややかなふりをして、 それは答えではないと指摘しましたが 声は冷たいどころか、 温…
169話 爆破専門魔法使いを探しているギルゴールが訪れた場所は・・・ ◇ギルゴールの訪問◇ 1人で食事を終えたレアンが 部屋の中に入ろうとした時、 中から、かすかにバイオリンの音が 聞こえてきました。 レアンは扉を開きましたが バイオリンの音は止みませ…
168話 ラティルは、ギルゴールに手渡された剣に見覚えがありました。 ◇見覚えのある剣◇ 最後の決戦を前に、 ドミスを取り囲んでいた人々。 その中で、 1人だけ違う制服を着ていた女が 身に着けていたのが、この剣でした。 少し見ただけなのに、 こんなには…
167話 自分が吸血鬼であることを、サーナット卿は打ち明けました。 ◇サーナット卿の心の声◇ ラティルは 頭の中が真っ白になりました。 一体何を話せばいいのか。 吸血鬼に一度噛まれたのに 大丈夫なの? 一度噛まれたのと、そうでないのと 何の違いがあるの…