667話 ラティルはパーティー会場の前に怪物を運んで来ました。 ◇見物して◇ 陛下、これは・・・ 赤毛の貴族と眼鏡の貴族は 近くで怪物を見るとギョッとし、 後ろに下がろうとしました。 しかし、ラティルは両手に力を入れて 彼らが逃げられないようにしました…
78話 エルナはビョルンと一緒に夕食を取ろうと思っていたのに、彼は出かけてしまいました。 眠りから覚めたビョルンは、 ベッドに仰向けになり じっと天井を見つめました。 時計を確認しなくても すでに午後になっている 予感がしました。 今日は、特に予定…
666話 ラティルと話すために、大臣たちと貴族たちが近づいて来ました。 ◇大臣たちの訴え◇ 陛下、 すぐに踊りに行かれますか? 近づいて来た大臣の一人は、 親密そうにラティルに尋ねながら、 すぐそばまで来ました。 ラティルは、 何も知らないふりをしなが…
665話 先皇后はラティルに何を言っているのかと尋ねました。 ◇はっきり聞こえる心の声◇ 貴族たちは怯えた目で ラティルを見つめました。 ラティルは「しまった!」と 思いました。 彼女が聞いた「不平不満」は 本当の声ではなく、 誰かの心の声だったようで…
77話 肖像画を描いている途中で、エルナは具合が悪くなってしまいました。 お茶を一口飲んで、 乾いた喉を潤したパーベルは、 今後の作業計画について、 落ち着いて説明しました。 傾聴するビョルンの態度は 非の打ちどころのない品格を 備えていましたが、 …
664話 カルレインに抱かれると、赤ちゃんは泣き止みました。 ◇例えは変だけれど◇ カルレインは、 熱い石でも押し付けるかのように 赤ちゃんを ラナムンに押し付けました。 ラナムンが赤ちゃんを抱くと、 赤ちゃんは、 また悲しそうに泣き出しました。 不愉快…
76話 ビョルンは、なぜ自分が買ってあげたダイヤモンドのネックレスを付けないのかと尋ねました。 エルナは、 自分は、これが好き。 このドレスには、このネックレスが 似合いそうだからだと答えました。 しかし、ビョルンは 「そうかな?」と聞き返すと。 …