自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 35話 マンガ 31話で ラスタに行動まで奪われたくない

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35話 ラスタはエルギ公爵からお金を借りることになりました。

◇後を付いて来ないで◇

ナビエは文化機関局長と

大衆舞踏会について

打合せをしていると

ナビエの方を見ていないものの

彼女の視線の届く距離の所で

ラスタと彼女の下女たちが

話をしていました。

こんなことが

何日も繰り返されていました。

害を及ぼすわけではないけれど

妙に神経に障るし負担に感じました。

 

局長は気にしないようにと

言いましたが

ナビエは、

誰かが自分につきまとっているのに

その人を気にすると

自分は神経質で変な人になるのかと

気分が悪くなりました。

 

局長と別れた後

ナビエは、アルティナ卿に

ラスタを連れて来させ、

なぜ、あからさまに

自分の後を付いてくるのか

ラスタに尋ねました。

 

彼女は真っ赤になり、

うろたえた様子を見せると

彼女の下女たちも怖気づいて

周りを見渡し

ナビエが何か言えば

悲鳴をあげるのではないかと

思われました。

ナビエはそれが不快だったので

下女たちに、どこかへ行くように

命じました。

 

下女たちが遠のくと

ラスタは、エルギ公爵が、

皇后は典型的な皇后だと

話していたので

皇后のようになりたくて

見て学ぼうと思った。

皇后は、礼法など

教えてくれると思わなかったのでと

答えました。

 

ラスタの言ったことが

本心かどうかわからないけれども

自分が彼女に

礼法を教えるはずがないことは

正しいと

ナビエは思いました。

 

ナビエは、礼法を学びたければ

皇帝かベルディ子爵夫人に

頼むようにと

ラスタに言いました。

ベルディ子爵夫人の名前を聞くと

ラスタは眉をしかめたので

彼女と仲が良くないのかと

思いました。

 

ラスタは、

皇后に気付かれないように

遠くから見るので

見逃してもらえないかと

ナビエに尋ねました。

 

ナビエは、ラスタが

気付かれないようにすることが

できないから

自分は彼女に気付いたと

答えました。

ラスタはもっと気を付けると

言いました。

 

ナビエは、新年祭でラスタが

カフメン大公の前で

自分の話し方を

真似していたことと、

特別パーティの貴賓たちと

挨拶を交わす時も、

ラスタが自分の後を

付いて回ったことを思い出し

ナビエはぞっとしました。

 

ラスタがナビエから

何か学ぼうとすることは

道徳的に問題はないだろうけれど

自分の夫を奪った女が

自分の行動まで奪うのは

とても嫌だと思いました。

 

ナビエは

ソビエシュが愛しているのと、

エルギ公爵が友情を与えたのは

自分とは全く違う今のラスタなので

無理に自分の真似をする必要は

ないのではないかと、

無理矢理、聞こえのよい言葉を

ラスタに言いました。

そして、

ラスタが自分の目に入ったら

騎士たちに命じてでも

あなたを遠くにやるので

私の後を付いて来ないでと

厳しい声で命じました。

 

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◇ドレスが同じ◇

その後、数日間

ラスタは本当に姿を

見せませんでした。

全く見かけなかったわけでは

ないけれど

明らかに回数が減りました。

 

けれども、ラスタは

ナビエに気付かれないように

後を付いてきたものの

ナビエが彼女の存在に

気付いたと思った時は

先に、その場を立ち去ったので

騎士たちに、

ラスタを追い出してもらう必要は

ありませんでした。

それでも、ナビエの気分は

よくなりませんでした。

 

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 そうこうしているうちに

大衆舞踏会の開かれる日に

なりました。

 

ナビエはつま先から頭まで

全て真っ赤にして

仮面だけは白鳥の羽で飾った

白い物を付けて、

侍女たちと共に、

舞踏会の会場に入ると

皆驚いた顔をして

人々がざわめきました。

ナビエたちより先に来ていた

ラスタのスタイルが

真っ赤なドレスと

赤い靴にネックレスとイヤリング。

白い仮面まで

ナビエと同じでした。

 

ラスタが驚いた顔をすると

あたりがシーンと

静まり返りました。

ナビエとラスタの顔を見れば、

互いに、わざと着て来たわけでは

ないということは、

周りの人たちもわかったはずでした。

 

ナビエはじっと立ったまま

ラスタを見ました。

彼女に言いたいことは

たくさんあったけれど

自分から

先に近づきませんでした。

皇后は言い訳をするために

目下の者を探すべきではない。

ナビエは、そのように学びました。

 

ラスタはナビエに近づくと

わざと自分と

同じドレスを着たのかと尋ねました。

隣にいたイライザ伯爵夫人が

失礼だと言って、

ラスタを叱りつけました。

 

ナビエは、

不快感が沸き起こりましたが、

わざと笑いながらも、

冷たい口調で、

自分の真似をしたいというのは

すべてを真似したいという

意味だったのかと尋ねました。

 

ラスタは呆れた顔で

なぜ、その話を今するのか。

真似をしたのは皇后だと、

訴えましたが、ナビエは

2人とも笑いものになるだけだから

そんなことをする必要はない。

わざと同じドレスを着たら

2人とも損をすることを知っていると

言いました。

 

ナビエは計算的な言葉で

自分を守り、ラスタは表情で

彼女自身を守りました。

ラスタの横を通り過ぎる時

ナビエは仮面を投げ捨て、

自分のための席へ歩いて行きました。

ラスタはその場に立ったまま

男性たちに囲まれて

泣いているようでした。

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平民と貴族の入り混じった会場で

どちらが先に真似をしたのか

人々は語り合っていました。

ラスタの、泣きながらも

神秘で清楚な姿に

魅了された平民の男性が

ラスタの味方をしました。

 

彼らがラスタを

地上に降りて来た妖精のように

ぼーっと見ているので

ナビエは足先が震えていることを

悟られてはいけないと思い、

足先に力を入れました。

 

ナビエはラスタから視線をそらし

ラスタにナビエの衣装を

教えた犯人は誰なのか考えました。

今すぐ怒る相手はラスタだけれど

重要なのは

情報を流失した犯人でした。

 

ナビエの代わりに

怒り狂ったローラは

側室は皆

あのように振る舞うのか。

腹が立つと、

イライザ伯爵夫人に訴えると、

彼女は

側室制度が合法だから

寵愛を受けている間は

簡単に手を出せない。

それを利用して

もっとひどいことをした

側室も多かったと答えました。

 

あれよりも

もっとひどいこととは?

とローラが尋ねたので

イライザ伯爵夫人は

先代皇后の時は・・・

言いかけたところで、

ソビエシュが礼服姿で、

堂々と入って来ました。

ラスタはソビエシュに走り寄り

可愛らしい声で「陛下」と叫びました。

 

ソビエシュの腕に

ぶら下がりながら

ラスタはソビエシュに

ナビエのことを話したのか、

チラッとナビエを見た彼と

視線が合いました。

 

ナビエは

わざと平然と微笑みながら

ソビエシュに目で挨拶をしました。

ソビエシュは

ナビエの隣に座るために

彼女に近づいてきました。

ラスタまで付いてきました。

 

リルテアン大公まで

ナビエとラスタが

同じドレスを着て驚いたと

笑って話をしながら

付いてきました。

ラスタに付いてきた人たちは

ナビエがラスタの真似をしたと

遠回しに彼女のことを

非難していました。

嫌な人たちが皆来たと思い

ナビエは笑いました。

 

ところが、ソビエシュは、

皇后に赤いドレスを着るように

言ったのは自分だと話したので

ナビエの笑いが止まりました。

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ただでさえラスタと

関わり合いたくないと

思っているのに

自分の真似をしようと

ラスタに見張られていたら

ナビエ様も

たまったものではないですよね。

ナビエ様の気持ちが

よくわかります。

私自身、嫌いな人が

似たような服を着ているのを見て

その服を捨てたことがあります。

 

最初、マンガと原作を読んだ時に

赤いドレスの情報を流したのは

エルギ公爵ではないかと思いました。

けれども、彼の目的は

母親の存在を消すきっかけになった

ソビエシュに復讐することなので、

母親と同じように

夫を奪われたナビエ様に、

不利になるようなことは

しないのではないかと思います。

 

それに、

ラスタに大金を貸したり、

彼女に上手いことを言って

港をもらう約束をさせたりと、

スケールの大きなことをしている

エルギ公爵が、

ナビエ様とラスタに

同じドレスを着せるという小細工を

するとは思えません。

 

それならば、誰が犯人なのか、

今回の目的が、

ナビエ様に恥をかかせるための

ものだとしたら、

赤いドレスの情報を漏らしたのは

リルテアン大公ではないかと思います。

 

彼は、ナビエ様に

何度も賄賂を送ることで、

ナビエ様を懐柔しようと思ったけれど

彼女は、リルテアン大公に

なびきませんでした。

けれども、ラスタは

すぐに贈り物を受け取ってくれた。

しかも、ナビエ様よりも

ラスタの方が、ソビエシュの

寵愛を受けているようなので

彼女に有利になるように働きかけ、

ついでにナビエ様に

復讐しようとしたのかもしれません。

 

けれども、リルテアン大公が、

ソビエシュとラスタの後に

付いていって、

いかにもナビエ様が

ドレスを真似したようなことを

言ったにもかかわらず、

ソビエシュは、一般大衆の前で

ナビエ様の皇后としての体面を

汚すほど、

おバカさんではなかったようです。

ソビエシュがラスタを

寵愛していると思っている

リルテアン大公にとって

それは想定外の返事だったのでは

ないでしょうか。

 

結局、リルテアン大公は

権力欲は強くても

国のことなど全く考えていないくて

目先の事しか

考えていないと思います。

だから、

皇帝として相応しくない息子でも

なりふり構わず

皇帝にしようとしたりするのだと

思います。

彼の最後が惨めだったのも、

彼が招いたことなのだと思います。

 

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