自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 60話 マンガ 55話 ハインリがリルテアン大公の誤解を解かなかった理由

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60話 マッケナがハインリの耳を塞ぎたくなるくらい、リルテアン大公にひどいことを言われたハインリの意外な行動とは?

◇誤解を解かない理由◇

ハインリは

あえてリルテアン大公の誤解を

解かなったので、

マッケナは驚きました。

 

ハインリが本当に好きな人が

誰かも知らないリルテアン大公は

きちんとハインリに

へつらえていると思い

嬉しそうに笑っていました。

大公と別れる時も

ハインリは彼の誤解を

解きませんでした。

 

好奇心でいっぱいのマッケナは

なぜ、ハインリが、

リルテアン大公の

誤解を解かなかったのか。

正直に自分の好きな人が誰か

話せば良かったと言いました。

 

ハインリは、マッケナの

戦争で連れて来た王妃を

歓迎する国民はいないという

助言に従い

リルテアン大公の誤解を

解かなかった。

自分たちは戦争をするけれど

ナビエのために

戦争を決心したわけではないし

少なくとも、きっかけではないと

言いました。

 

マッケナは頷きました。

ナビエが

戦争のきっかけになるどころか

ナビエを好きになったハインリが

戦争を諦めるかもしれないと

マッケナは考えていました。

 

ハインリは、

自分がナビエを

愛しているという噂が広がれば

人々は、無条件に

戦争とナビエを関連付け、

ナビエを戦争の元凶と考え

彼女を恨む。

自分は、ナビエを

そんな風にさせたくない。

戦争のきっかけと言われ

人々に恨まれるのは

他の人に任せる。

あの女を盾にし、

ナビエは巻き込まないと

ハインリは言いました。

 

マッケナは、少し心配になりました。

ハインリは、かなり前から

東大帝国との戦争を

準備していましたが

ナビエと出会い

彼女を、心から、強烈に

愛するようになりました。

しかし、

まだ戦争の準備をしているハインリが

次に何を計画しているのか

マッケナにはわかりませんでした。

だからと言って

ナビエを無理に連れて来るつもりも

なさそうでした。

そして、友人だと思っていた人が

戦争相手になったら

プライドの高いナビエが

ハインリを受け入れるだろうかと

マッケナは考えました。

 

ハインリは、

東大帝国を倒したら

ナビエを侮辱した人々の口に

石を詰め込んで縫った後

ナビエの前に跪かせると、

楽しそうに言いました。

笑っているハインリを見て

マッケナは舌打ちをしました。

 

彼は、

隣国の王子としても、

彼女の心を

射止められなかったのに、

敵国の王として、

どうやって射止めるのか。

愛も友情も壊れそうだと

言いました。

 

鳥は求愛する時に踊るけれど、

それで通じないかなと、

真剣に尋ねるハインリに、

マッケナは

通じると思うので、

上手く踊るようにと嘘をつきました。

 

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◇指輪の贈り物◇

ナビエは窓を開けて

カフメン大公からもらった

3冊の本のうち

最後の1冊を読んでいました。

ナビエは、まだ

ルイフトとの取引が

ダメになったことを

残念に思っていました。

 

そして、そろそろ、

ハインリの戴冠式に出席した

使節団が戻ってくる。

リルテアン大公からだけれど、

ハインリが

無事に王位に就いたことを

聞きたいとナビエは思いました。

 

ナビエは窓を閉めようとすると

青い鳥が一目散に

ナビエの所へ飛んできました。

クイーンのお友達、と

ナビエは嬉しくて叫ぶと

鳥はよろめきながら

部屋の中へ入って来ました。

 

鳥は小さな指輪を

ネックレスのように

首にかけていました。

そして、鳥が運んできた手紙には

指輪はクイーンへの贈り物。

クイーンが自分の王妃だったらいい。

クイーンに会って

自分の目はとても肥えた。

クイーンが来れなくて残念。

ハインリは寂しいと、

少し幼稚っぽくて可愛い文章が

書かれていました。

しかも、

ラスタの真似をしたのか

最後に三人称で書いていたので

ナビエはお腹を抱えて笑いました。

 

青い鳥が頭を下げたので

ナビエはネックレスを外し

指輪だけ取ると

再びネックレスを

鳥の首にかけました。

指輪には西王国の紋章が刻まれていて

ナビエの薬指に

ぴったりはまりました。

 

ナビエは指輪を宝石箱へ入れると

机の前に座り

便箋を取り出しました。

忙しいハインリに

全てのことを忘れさせて

夢中で笑わせたいと

ナビエは思いました。

 

けれども、ナビエは

いくら頭を絞っても

ハインリを笑わせる言葉が

浮かびませんでした。

結局、ナビエは

賢く、知恵のある女性は多いので

良い王妃を

見つけることができると

心から助言しました。

けれども、

友達ではなく、隣国の皇后からの

手紙のようだったので、

しばらくためらった後

自分はデビュタント舞踏会を準備中と

個人的なことを書きました。

 

ナビエは青い鳥に手紙を見せながら

友達同士で交わす

言葉みたいではないかと尋ねましたが

青い鳥は

しばらく、口をつぐんで

じっとしていた後

ゆっくり、頷きました。

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◇ルベティのドレス◇

デビュタント舞踏会の日が

近付いているのに

まだ、ラスタは

ルベティのドレスを

選んでいませんでした。

きれいでなく、

粗末でないドレスを見つけるのは

困難でした。

 

ラスタは、他の人が着そうな

無難なものにしようかと考えていた時

ナビエと自分のドレスが重なり

大々的に侮辱されたことを

思い出しました。

ラスタは、ルベティに

自分と同じドレスを着せればいいと

思いました。

 

以前は、

自分が真似したことになったけれど

今度は、

田舎の領地の娘のルベティが

ラスタの真似をしたことに

なるはず。

そして、ロテシュ子爵とルベティは

ラスタを脅迫してドレスを作らせたと

言えるはずがない。

 

ラスタは下女を呼んで

自分と同じデザインで

サイズが小さいドレスを

用意するように指示しました。

ドレスが同じだと

目立つのではないかという

下女の問いかけに、ラスタは

いくら考えても

自分が選んだドレスが一番きれい。

きれいでないものをあげるなんて

申し訳ないからと答えました。

 

ラスタは優しいと褒める下女に

彼女は、

ナビエのように微笑みました。

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◇デビュタント舞踏会◇

デビュタント舞踏会は

活気に満ちていました。

新たにデビューする

少女と少年の間に

ルベティがいました。

髪が縮れて

黄色いドレスを着たルベティは

ひよこみたいで可愛いと

ナビエは思いました。

 

ルベティがナビエを見たので

彼女は手を振ると

ルベティは真っ赤になって

足をバタバタさせました。

 

音楽が始まると

令嬢と令息たちが踊り始めました。

ナビエは音楽を聴きながら

ホールを見渡しました。

エルギ公爵は来ていませんでした。

意外なことにラスタも

来ていませんでした。

 

ルベティのせいで

来なかったのかと

訝しく思いながらも

ナビエは何度かケーキを

口に運んでいる時、

どこからか

ひそひそ話す声が聞こえてきました。

一歩遅れて登場した

ラスタの着ていたドレスが

ルベティのドレスと

ほとんど同じでした。

ダンスを終えた後、

ラスタを見つけたルベティは

顔が赤くなりました。

 

ナビエは、

同じように驚いているラスタの顔が

わざとらしく感じました。

ルベティは泣きべそをかき

同年代の貴族たちは

ルベティを変な目で見ました。

 

見るに見かねて、

ナビエは立ち上がり

ルベティのそばへ行くと

自分の着ていたマントを

ルベティの肩にかけました。

ナビエはルベティを慰めた後

自分の席へ連れて行き、

ラスタをちらっと見ました。

 

一体、何を考えて

また同じドレスを着てきたのかと

ナビエは、ラスタの頭の中が

気になりました。

しかし、ラスタはルベティを

見ていませんでした。

ナビエをちらっと見たかと思うと

手帳に何かを

忙しく書いていました。

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ハインリが

ラスタを盾にするという言葉、

マンガでは

意味がよくわからなかったのですが

原作を読み

ハインリがラスタを

好きだということにしておいて

ラスタを

戦争のきっかけにするという

意味であることがわかりました。

 

そして、

マンガには描かれていなかった

ナビエを侮辱した人の口に

石を入れて縫い

ナビエの前に跪かせるという言葉。

後にハインリは、

ナビエの前に跪かせてはいないものの

リルテアン大公に実践します。

 

ハインリがナビエと結婚しなければ

ハインリは残酷な王となり

戦争を起こしていたかと思うと

ソビエシュがナビエを捨てて

ラスタを皇后にするという

愚かな行為は

東大帝国と西大帝国の国民にとっては

良いことだったのではと思います。

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