自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 56話 マンガ 51話、52話 ゆっくりと私の小鳥と友達は遠ざかっていく

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56話 パーティでラスタとルベティが会ったことは、ソビエシュの耳にも入りました。

 

◇貴族の礼法◇

ソビエシュは、

あまりにもラスタが

貴族から見下されている

もうすぐ

皇帝の子供の母親になるラスタは

ある程度、貴族から

畏れられる必要があると言いました。

 

しかし、ピルヌ伯爵は、

奴隷出身の噂が立った

平民出身の側室を

貴族は畏れることができるのか。

ラスタのやり方によっては

可能かもしれないけれど

多くの時間が必要だと困惑しました。

 

ピルヌ伯爵は、

ロテシュ子爵の領地に

怪しげな人物が出入りしていて

ラスタのことを

根掘り葉掘り聞いていることも

報告しました。

ラスタが奴隷か平民か

知りたがっている人がいることに

気付いたソビエシュは

背後に誰がいるか

確かめるように指示しました。

 

ソビエシュとピルヌ伯爵の

話が終わると

秘書たちの中で

一番ラスタに好意を持っている

ラント男爵が

ラスタが貴族の礼法について

学びたがっている、

パーティで貴族たちの

笑いものになったことが

原因ではないかと伝えました。

ソビエシュは、

最高の先生を付けるように

ラント男爵に指示しました。

 

ラスタが側室生活を

きちんと送るためにも

色々学ばなければならないことが

多いことを

ソビエシュはわかっていましたが

彼女が他の貴族と同じになり

ラスタの新鮮味がなくなることを

ソビエシュは心配していました。

 

しかし、自分の子を妊娠しているのに

貴族に見下されるラスタを

放っておくわけには

いきませんでした。

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◇遠くなる鳥と彼◇

ハインリ1世の戴冠式を祝うために

使節団が出発する日、

ナビエは、リルテアン大公に

見送りの挨拶を済ませた後、

窓際に立ったまま

使節団の馬車が

ゆっくりと宮殿の門を通り

首都の大通りに沿って

遠ざかるのを眺めながら、

残念な気持ちになりました。

 

こんな風に自分の小鳥と友達は

ゆっくりと遠ざかっていく。

私心なく楽しい気持ちで

言葉遊びをした時代は

終わってしまった。

彼の国の平安が

彼の平安だと思って生きるしかない

とナビエは思いました。

 

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◇罪悪感◇

西宮へ戻る途中で、ナビエは

エルギ公爵に声をかけられました。

 

彼はハインリの友達だけれど

彼と親しく過ごす姿を

見たことがなく

ラスタとは、ナビエの前でも

親しく過ごしていました。

そのためナビエは

エルギ公爵のことを

何となく嫌な感じがして

感心できませんでした。

 

ナビエは適当に礼儀を尽くして

通り過ぎようとしましたが

エルギ公爵から一緒に歩くことを

提案されました。

ナビエは、

ブルーボヘアンの王族であり

公爵であるエルギ公爵を

拒絶できなかったので

彼と一緒に歩くことを

承諾しました。

 

エルギ公爵は

ナビエが使節団の代表になると

思っていたので、

誰かががっかりすると言いました。

ナビエはハインリのことを

言っているのかと思いましたが

エルギ公爵はラスタだと言いました。

 

ナビエが遠くへ行くことが

ラスタのために良いことだと

エルギ公爵が言うと

ナビエは沈黙の後、

それは、彼女にしか分からないと

言葉を濁しました。

エルギ公爵は愉快に笑いました。

 

彼はナビエを探るように見ながら

ラスタのことをどう思っているのか

尋ねました。

ナビエは、ほとんどの皇后が

ほとんどの側室に抱いているのと

同じ感情を持っていると答えると、

エルギ公爵はまた笑いました。

 

彼は、なぜ返事を避けるのかと

ナビエに尋ねました。

ナビエは

どのような返事を望んでいるのかと

エルギ公爵に尋ねると

彼は、ナビエに反撃されたと

言いました。

 

ナビエは、

ラスタの友達である

エルギ公爵の意図が

全くわかりませんでした。

ナビエにラスタの悪口を

言って欲しいのかと思いました。

ナビエは、言いたいことがあれば

言って欲しいと言いました。

 

エルギ公爵は

弱い者いじめをするのは

悪いことだと言いました。

ナビエは、

自分から手を出さなくても、

弱い人がナイフを持って

迫ってくるのに、

相手が弱いという理由だけで

刺されるわけにはいかない。

エルギ公爵は、弱い者の前なら

武器を捨て、拳を隠し

されるがままになるのかと

尋ねました。

 

エルギ公爵は答えませんでした。

いつの間にか2人は

西宮近くまで来ました。

ナビエは、ここまでだと

合図を送りました。

 

考え事をしていたような表情の

エルギ公爵は

ナビエと目が合うと笑いました。

それを不思議に思いながらも

別れの挨拶をしようとすると

エルギ公爵は

自分を一発叩いて欲しいと

ナビエに頼みました。

ナビエは顔をしかめましたが、

そうしなければならない理由が

あるのかと尋ねました。

 

罪悪感を減らしたいと言う

エルギ公爵の返事に

ナビエは、何への罪悪感か

尋ねましたが

彼は説明する代わりに立ち止まり

自分とナビエの進むべき道が

違うことを

両手で指し示しました。

 

彼と別れた後、

エルギ公爵の話していた罪悪感が

彼がラスタの肩を

持っていることなのか

それとも、

ハインリとエルギ公爵の

計画のことなのか

ナビエは考えました。

 

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◇ロテシュ家の事情◇

華やかな邸宅で

高価なお茶を飲むロテシュ子爵は

悦に入っていました。

 

彼は2人の子供のうち

ただでさえ才能がなく、

奴隷が産んだ赤ちゃんを

大事にするために

無駄に時間を使っているアレンより

可愛くて利口なルベティに

大きな期待をかけていました。

 

ロテシュ子爵は、

すでに高貴な家の令嬢と

付き合うようになったルベティが

社交界にデビューする時の

助けになるように、

奴隷の子の世話ばかりしていないで、

若い青年と交流するようにと

アレンを叱責しましたが、

彼は聞く耳を持ちませんでした。

血は繋がっているとはいえ、

人前に出せない子供を

あれだけ大事にしているアレンを

ロテシュ子爵は、

理解できませんでした。

 

その時、ルベティが

歓声を上げながら、

憧れていた皇后に

会うことができると言って

大喜びしていました。

 

ロテシュ子爵の顔が

一気に強張りました。

事情を知らないアレンは

ルベティに良かったと言うと

ロテシュ子爵は

息子の額に哺乳瓶を投げつけました。

ルベティは父親の態度に

怪しげな顔をしました。

 

ロテシュ子爵は

慌てて椅子から立ち上がると

宮殿へ行くと言いました。

そして、ルベティに

その話は後ですると告げて、

今日は、

彼女が宮殿に行かないことを

確認しました。

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ハインリの戴冠式に出席する使節団を

ナビエ様が見送るシーン。

マンガではさらりと描かれていますが

原作では、

ナビエ様の気持ちが切々と語られていて

読んでいて、涙が出てきました。

 

ハインリと離れていくことを

悲しんでいるナビエ様。

すでにナビエ様はハインリに

恋心を抱いていると思いますが

自分の気持ちに鈍感なナビエは

そこまで気付いていないのでしょうね。

 

ラスタの話だけを聞いていると、

ナビエ様は、

とても意地悪な女性に思える。

けれども、そんなナビエ様を

ハインリが

本気で愛するようには思えない。

エルギ公爵は、

ナビエ様がどのような女性なのか

自分の目で確かめるために、

彼女に誘導するような質問をして、

ナビエ様の

本音を聞き出そうとしたのではないかと

思いました。

 

その結果、ナビエ様は、

ラスタが話しているように

悪い人ではないことが分かった。

けれども、彼は

ソビエシュへの復讐のため、

東大帝国を崩壊させなければならない。

それには、

ナビエ様がいない方がいい。

そのためには、

ラスタを皇后にする必要がある。

ナビエ様とソビエシュが離婚すれば

彼女は

ハインリとくっつくかもしれない。

けれども、

エルギ公爵自身の母親の境遇を考えると

ナビエ様を離婚させることに

少し躊躇いがある。

それが彼に、

罪悪感を覚えさせたけれども、

実際の道のように、

自分たちの行く道も違うと

ナビエ様に告げたのではないかと

思いました。

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