自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作259話 剣を抜いたラナムンのことが気がかりなラティル

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259話 ラティルも剣を抜くことになりましたが、果たして、その結果は?

◇対抗者が3人◇

ラティルは、手に力を入れると

以前のように、

きつい感じがしましたが、

力を入れて引っ張ると、

剣は抜けました。

 

アイニの耳たぶが赤くなり、

目をパチパチさせました。

カリセンの人々も凍り付きました。

 

ラティルは、

カリセンの人たちは

アイニ皇后を除けば、

誰も抜けなかったけれど、

タリウム人である自分が抜いたら

すぐに抜けたということは、

やはり詐欺だったのではないかと

聞こえそうで聞こえないように

呟きました。

 

すると、他の国の使節団も

剣を抜くと言い始めました。

アイニとラティルと

剣を交互に眺めていた

ダガ公爵は拳を握りしめ、

額に青筋が立っていました。

ところが、彼らは

剣を抜くことができなかったので

詐欺ではなく、

対抗者が2人いるのではないかという

話になりました。

ラティルの登場は気に入らないけれど

詐欺と言われるよりは

ましだと思ったのか

アイニはため息をつくと、

ゆっくりと目を開けました。

 

対抗者についての伝説について

最初、

人々はひそひそ話していましたが、

多くの人々が話し始めると、

周りはうるさくなりました。

 

ラティルが望んでいた通り、

アイニが対抗者であるということから

焦点が外れたので、

ラティルは、

このくらいでいいかと思い

元の場所へ戻ろうとしましたが、

じっと事態を見守っていたラナムンが

ゆっくりと立ち上がりました。

人々は、定期的に

ラナムンをチラチラ見ていたので、

彼が立ち上がると、

周囲はあっという間に

静かになりました。

ラナムンが

ゆっくり舞台の中央に出て来ると、

使節団の中に埋もれていたために

彼の顔を見られなかった人々は

突然の絶世の美男子の登場に

目を擦って、

大きく盛り上がりました。

 

遠くから

ラナムンをチラチラ見ていた

カリセンの貴婦人たちは、

彼の顔がよく見えるようになると

自然に開いてしまう口元を

扇子で隠しました。

ダガ公爵だけは、

タリウムの皇帝の側室が

人々の注目を集めていることが

気に入らず、

彼を睨みつけました。

 

ラナムンは、ダガ公爵に

自分も一度剣を抜いてみたいと

言いました。

この言葉に、ダガ公爵は

いっそう不快感が増しましたが、

登場しただけで、

人々の好意を

一身に集めているラナムンだけ、

断ることはできませんでした。

しかも、彼は、

望む人は誰でも剣を抜いていいと

言っていました。

ダガ公爵は渋々承諾しました。

 

ラナムンは頷いて、

対抗者の剣を握ると、

するりと剣は抜けました。

アイニの顔から血の気が引きました。

 

ラティルは思い切り拍手をしました。

訳の分からないタリウム使節団も、

自分たちの皇帝とその側室が、

すごい剣を抜いたので、

喜んで拍手をしました。

 

人々は、

対抗者が3人いるのか。

もっといるかもしれない。

本当に対抗者なのかと、

ラティルが剣を抜いた時よりも

ざわついていました。

 

アイニは一番最初に剣を抜いた上に、

その前に、ダガ公爵が、

アイニを精一杯称賛する雰囲気を

作ってしまったため、

同じように剣を抜いたのに、

おかしな立場になってしまいました。

アイニは落ち着いて

表情管理をしていましたが、

心は揺れていました。

 

アイニは、ちらっと

ラティルを見ました。

彼女は、

口元に愛をいっぱいこめた

笑みを浮かべて、

ラナムンを見ていましたが、

瞼に力が入っていました。

 

最初、彼女は

ラナムンが剣を抜いたことを

喜んでいましたが、

この状況が異様なことに

気がつきました。

自分はロードなのに、

剣を抜くことができる理由は

分からないけれど

アイニは対抗者だから剣を抜いた。

それならラナムンは、

どうやって剣を抜いたのか。

ラティルは

徐々に不安になってきました。

 

彼女はサーナット卿を見ました。

彼は冷たい目で、

ラナムンを見ていました。

 

ラナムンがラティルを呼んだので

彼女は視線を彼に移しました。

ラナムンは、

剣は元の場所に戻せばいいのかと

尋ねました。

ラティルは、そう思うと言って、

彼に手を伸ばしました。

ラナムンは彼女に剣を渡しました。

彼はラティルをロードだと

考えているようではなく、

剣を一緒に持っても、

何も起きませんでした。

ラティルは剣を鞘に戻し、

ラナムンに微笑みかけた後、

アイニの方を見ました。

彼女は瞬きもせず

ぼんやりと立っていましたが、

ラティルと目が合うと、

笑みを浮かべながら、

3人も剣を抜いたなんて不思議だ。

もしかしたら、この世代は

対抗者が3人いるのかもしれないと

驚いた口調で言いました。

彼女は栄光を分かち合ってでも、

自分が対抗者であることを

人々に知らせたがっていました。

 

しかし、ラティルは

自分は対抗者ではないと思うので

この剣は偽物ではないか。

1人しかいない対抗者が

3人いるのは変だと

自信なさそうに返事をしました。

 

まさか、ラティルが

彼女自身を偽者扱いしてまで、

自分を攻撃すると思っていなかった

アイニは慌てたのか、

表情が崩れてしまいました。

 

かすかに申し訳ないという感情が

上がって来ることを

気付かないふりをしながら、

ラティルは、

悪意のないふりをして

にっこり笑い、

こういうことは

はっきりさせなければならないと

言いました。

◇正義感の欠如◇

ギルゴールは、舞台の真下で、

帽子を深くかぶり、顔を隠して、

首を傾げながら、

好奇心に満ちた目で、

事態を見守っていました。

 

お弟子さんはロードだけれど

なぜ対抗者が2人なのか。

アイニもラナムンも

これまでの対抗者と違って

正義感がないので、

その事が関係しているのかと

思いました。

◇邪悪な計略◇

タリウム使節団は

ラティルとラナムンは

タリウムの宝だと言って

2人を称えました。

 

アイニがラティルに

公式の謝罪を求めたことで、

突然、カリセンの人々に

敵意が向けられた中、

ラティルとラナムンが

剣を抜いたことで

カリセンの人々の敵意は引っ込み

彼らのプライドが傷つきましたが、

逆にタリウムの人々は、

自信に満ち溢れていました。

彼らにとって、

ラティルとラナムンが

対抗者なのか、そうでないかは

重要な事ではなく、

ラティルが、

自分もラナムンも対抗者だと

主張したのではなく、

剣が偽物だと言ったからでした。

 

その反面、カリセンの雰囲気は

怒りで溢れていました。

 

貴族たちは、

皇后が対抗者だと思っていたのに、

あの剣は偽物だったのか。

恥をかいた。

こうなることが分かっていたら

他国の人々は呼ばなかった。

対抗者が3人いることはあるのかと

ダガ公爵に詰め寄りました。

しかし、彼は、

剣を何人抜こうが、

対抗者はアイニ1人だと主張しました。

1人の貴族が、

剣は本物なのかと尋ねましたが、

ダガ公爵が虎のような目で睨んだので

彼は他の貴族の後ろに隠れました。

 

彼は、最側近数人だけを連れて

人気のない所へ行きました。

彼は、自分の右腕のミシャル侯爵に、

地下牢屋にいたゾンビから採取した

血液の量を尋ねました。

そんなに多くないと答える侯爵に

ダガ公爵は、それを

タリウム使節団の食事の中に

少しずつ混ぜるように指示しました。

彼は、目を恐ろしく輝かせ、

何が起こるのか一度見てみようと

言いました。

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前回のお話を読んで、

もしかして、ラティルは

剣を抜けないという想定も

ありかもしれないと

思っていましたが、

作者様は、

そのようなことをされなかったので

一安心しました。

 

最初、なぜ、

みんながラナムンを

チラチラ見ているのかと、

不思議に思ったのですが、

後の文章を読んで、

彼が美しすぎて、

目を奪われていたのだと

理解しました。

確かに、今まで見たことのない

絶世の美男子がいたら、

誰もが目を奪われてしまいそうです。

 

ダガ公爵の考えることが悪辣過ぎて

気分が悪くなりました。

ダガ公爵は、権力欲のせいで、

頭がおかしくなっているのでは

ないかと思います。

彼に天罰が下る日を願っています。

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