自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 290話 原作 ネタバレ 先読み ラナムンの弟の危険度とラティルを嫌いな2人

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290話 母親の支持する最高の婿と仲良くしているかと聞かれたラティルでしたが・・・

◇母親の小言◇

ラティルは母親に、

それはどういう意味かと尋ねました。

母親は、

ラティルが危険に晒されている時に

カルレインは何も言わずに

ラティルを助けてくれたと答えました。

 

あの時、カルレインは

先皇后が彼を

皇配として支持してくれると

約束してくれたけれど、

実行できないだろうと

冗談混じりに打ち明けました。

しかし、母親は

約束を守るつもりなので、

ラティルは呆れて、

笑い出すところでした。

ラティルは、

カルレインは元気だと

母親に伝えました。

 

皇配を決める時に、

他の人の意見に

振り回されるつもりは

ありませんでしたが、

母親がカルレインを手伝ってくれるのは

いいことでした。

タッシールとカルレインは

平民出身なので、

貴族の間に根を張るのは難しく

先皇后の支持は、

カルレインにとって、

唯一の弱点を克服する機会でした。

 

母親は、

ラティルが一番辛い時に

助けてくれた人を忘れてはいけない。

カルレインは、

先のことがどうなるか

分からなかったのに、

ラティルのために、

宮殿を飛び出したことを忘れないでと

忠告しました。

ラティルは、

分かったと答えました。

 

皇帝になってから、

ラティルに本格的な小言を言える人は

誰もいなかったので、

久しぶりに聞く小言に

気分がよくなりましたが、

母親が、これから、ずっと

小言を言ってくるのではないかと、

心配になりました。

◇サーナット卿の計算◇

パンクシュを追って

部屋から出て来たサーナット卿は、

わざと彼を捕まえず、

彼が、ラティルの近くから

離れるのを待ちました。

 

パンクシュは、

久しぶりに兄に会うことを考えると

気分がいいのか、

足取り軽く、

ハーレムに向かっていました。

 

サーナット卿は

パンクシュの後ろ姿を

鋭く見つめ、

兄弟の仲が良さそうなので、

あえて、

兄の座を狙うことはないと思い

30点を付けました。

初め、サーナット卿は、

吸血鬼の隠れ技をつかい

ゆっくりと後を付いて行きました。

周りの人が完全にいなくなると、

わざと足音を立てて歩きました。

その音を聞いたパンクシュは、

後ろを振り向き、

サーナット卿が誰だか分かると、

最年少近衛騎士団長である彼のことを

本当に尊敬していると言いました。

 

現在、ハーレムに

日差しのように明るくて

愛想のいい性格の人はいなかったので

30点から20点を引きました。

大神官も優しくて純粋な性格だけれど

彼は筋肉と運動に狂っているので

パンクシュの明るいイメージとは

少し隔たりがあるように見えました。

 

サーナット卿の

冷たい目つきに気づいたパンクシュは

少しひるんだので、

サーナット卿は笑顔で道を指差し

自分もあちらへ行くところだから

一緒に行こうと誘いました。

浮かれたパンクシュは、

すぐにサーナット卿の横に並びました。

 

人によく付くということは、

皇帝にも、よく付くということ。

サーナット卿は

10点マイナスしました。

すでに、0点になっていました。

 

パンクシュはサーナット卿に

騎士団の仕事や

トゥーラとの戦いについて

あれこれ尋ねました。

サーナット卿は、

快く答えながら歩いていましたが

パンクシュが一息ついたところで、

彼の年齢を尋ねました。

パンクシュは、

ラナムンより2歳しか若くないと

答えると、

サーナット卿は、

2歳も若いのかと言ったので、

パンクシュは、戸惑いました。

サーナット卿は、

わざと2歳もと表現しましたが、

2歳しかという表現が

正しいと思ったので、

再び10点をマイナスしました。

すでに-10点になりました。

 

アトラクシー公爵家の3人の息子は

ラナムンを除いて、皆、未婚でした。

年齢の話をしたのは、

次の質問をするための土台でした。

 

サーナット卿は、

貴族は早くに結婚するので、

その年齢なら

婚約者がいるのではないかと

尋ねました。

パンクシュは、いないと答えました。

サーナット卿は40点マイナスし、

トータルで-50点になると

表情を硬くしました。

 

ラティルは侍従長

母親を連れて来るようにと

命令したけれど、

侍従長は露骨に

アトラクシー公爵家を推してるし

あえて自分の次男に

この仕事をさせた

アトラクシー公爵の意図が

さらに疑わしくなりました。

 

サーナット卿は、

気に入った女性はいるかと

尋ねました。

パンクシュはサーナット卿が

どうして、しきりに

こんな質問をするのかという表情で

首を傾げながら、

特にいない。

ただ、後で両親が決めた令嬢と、

と言ったところで、

サーナット卿は50点マイナスしたので

トータルで-100点となり、

これは危険だと警報が鳴りました。

 

サーナット卿の表情が

小鬼のように険悪になったので、

パンクシュは口をつぐみました。

失言をしたのかと

気になりましたが、心当たりはなく、

訳もなくサーナット卿の顔色を

窺うようになりました。

パンクシュは、

ハーレムへ到着するや否や、

兄の所へ行くと言って

ペコリと挨拶すると

逃げ出しました。

 

彼が行ってしまうと、

サーナット卿は拳を握りしめました。

パンクシュ自体は

何も考えていないようだけれど、

冷たい性格の長男が

あまり良い成果を出せなければ

アトラクシー公爵は

性格が正反対の次男を

押し付けようとしていることは

明らかでした。

それは、絶対にダメだと思いました。

◇意外な名前◇

母親との話が終わると、

ラティルは、

彼女を元の部屋へ連れて行くように

近衛騎士に命令しました。

何人かの近衛騎士たちが、

すぐに先皇后のそばに近づくと、

ラティルはそのうちの1人を引っ張り

母親が聞こえないくらい小さな声で、

誰かが母親を無視したり、

侮辱したりしないかよく見るように。

彼女に礼儀正しく接する人がいれば、

名前を書いて持って来るようにと

指示しました。

近衛騎士は慌てた様子でしたが、

素直に「分かった」と返事をしました。

近衛騎士たちが先皇后を連れて退くと、

ラティルはあたりを見回して

サーナット卿を探しました。

先ほど、こっそりいなくなったのは

トイレにでも行ったのかと

思っていましたが、

一体、どこに行ったのか、

まだ帰って来ませんでした。

ずっと首を傾げていたところ、

ついに、サーナット卿が

素早く近づいて来ました。

ラティルは彼に、

どこに行って来たのかと尋ねると

サーナット卿は、

パンクシュに会って来たと

答えました。

ラティルが、その理由を尋ねると

サーナット卿は、

アトラクシー公爵が

悪い考えをしているのではないかと

疑ったからだと答えました。

ラティルは、

「悪い考え」の意味が分からず、

彼を見つめましたが、

サーナット卿は

私心を混ぜていないふりをしながら

アトラクシー公爵が

2番目も側室に押し込むのではないかと

心配になったと淡々と答えました。


サーナット卿は、

どうしてそんなことを考えたのかと

ラティルは不思議そうに彼を見て

笑いました。


ラティルは、アトラクシー公爵が

パンクシュを側室に送ろうとしても

彼は来ないので、

余計な心配は要らないと答えました。

サーナット卿の表情が

少し明るくなりました。


ラティルは、

メイシー・ショバーが待っている

部屋に向かいながら、

パンクシュは幼い頃、

トゥーラと髪をつかみ合うほどの

喧嘩をしたので、

それを覚えていながら、

側室に入ったとしたら 

笑ってしまうと話しました。

 

サーナット卿は、

幼なじみ同士で、

結婚することもあると言いましたが

ラティルは、

ラナムンがいるので、

あえて、弟まで必要ないと答えました。

サーナット卿は、

余計な心配をしたようだと言いました。

ラティルは、

どうして急に、

そんな変な考えをしたのかと尋ねると、

サーナット卿の口元が

満足そうに上がりました。

実際に、彼は満足していましたが

後になって、

自分はラティルの側室でも

密かな恋愛相手でもないということを

思い出し、表情が固まりました。

 

ラティルは、

なぜ、パンクシュが側室になるのを

そんなに心配するのか。

入ってきても断るけれど、

ラナムンが気分を悪くするだけで

サーナット卿は、

別に問題にならないのではないかと

何気なく問いかけると、

サーナット卿は完全に

固まってしまいました。

 

返事がないので、

ラティルは、

ちらっと横を見ましたが

サーナット卿が頭を下げていたので

表情がよく見えませんでした。

 

ラティルが再び彼を呼ぶと、

サーナット卿は躊躇いがちに笑い出し、

兄弟が二人とも、

ラティルにしがみついたら

面倒ではないかと答えました。

 

兄弟と聞いて、ラティルは、

ヒュアツィンテとクラインを思い出し

照れくさそうに笑うと、

サーナット卿の意見に同意しました。


2人は、

メイシー・ショバーが待っている

部屋に到着しました。

メイシーは宮殿に慣れていないせいか

居心地悪そうにしていましたが、

ラティルが入ってくると、

すぐに立ち上がり、明るく笑いながら

ラティルと会えて光栄だと

挨拶をしました。


メイシーは髪と目の色が

アナッチャと同じで、

全体的な雰囲気も

似ている女性でした。

そのため、初めてメイシーに会った時

ラティルは本能的に

彼女を嫌いました。

忠誠の誓約を受けた今でも、

メイシーを見ると

ぎこちなくなりました。

彼女の独特のピンク色の髪や

青い海の泡のような瞳は

とても美しいけれど、

アナッチャに似ているので

仕方ありませんでした。


それにメイシーの性格は、

アナッチャ同様、

賢くて野心的でした。

違いがあるとしたら、

アナッチャは、

皇族になりたがっていたけれど、

メイシーは、

権力を握りたがっていました。

 

メイシーは、

ラティルが呼んでくれるのを

毎日、毎日、待っていた。

呼んでもらえたら、

役に立ちたいと思い、

勉強もたくさんしていたと、

目を輝かせながら話しました。

その瞳には、

何でもすぐにやり遂げたいという

情熱が満ちていました。


ラティルはソファーに座り

メイシーにも、

座るように合図をしました。

メイシーは、なぜ自分を呼んだのかと

尋ねると、ラティルは

アナッチャについて

聞きたいことがあると言いました。


メイシーは、

ラティルが自分を呼んだのは

仕事をさせてくれるからだと

思っていたので、

少しがっかりしたようでした。

また、アナッチャと聞いて

不機嫌そうでした。


ラティルは、

アナッチャに関連したことで

怪しいことはなかったかと尋ねると

メイシーは、

行方不明になった姉が

どこに行ったのか心配しているけれど

特に何もないと答えました。

ラティルは、

アナッチャが来ていないかと

尋ねましたが、メイシーは

「はい」と答えました。


アナッチャはトゥーラの所へ行き、

2人はしばらく

一緒に過ごしていましたが

キルゴールが登場すると、

一緒に脱出したと聞きました。

ラティルは、

2人が一緒にいると思ったので

トゥーラがレアンを攻撃したら、

アナッチャもどこかにいるはず。

そして2人を匿う所があるとすれば、

アナッチャの実家だけでした。

 

ラティルは、

こっそり来たりしていないかと

尋ねましたが、

メイシーは否定しました。

 

彼女は全然、戸惑っていないので、

嘘をついているようには

見えませんでした。

一方、メイシーは、

今になって、行方不明になった

姉の行方を尋ねるラティルを

理解できないような顔をしていました。

 

ラティルは、

いつもと違ったことがなかったか

よく考えてみてと尋ねました。

 

メイシーは眉をひそめて

じっくり考えた後、

数週間前、両親が、

馬車に乗って往復十日はかかる

お使いをさせたと、

思い出したように話しました。

 

ラティルは、

ひょっとしてその間に

アナッチャが立ち寄ったり、

隠れに来たりすることは

できなかったと尋ねました。

メイシーは、

自分が帰ってきた時は

父親だけだったので、

それはないと思うと答えました。


ラティルは、父親だけだったのかと

確認しました。

メイシーは、

自分がお使いを終えて帰ってきた時、

母親は、カリセンにいる

遠い親戚の家の結婚式に行って

留守をしていたと答えました。

ラティルは、親戚の名前を尋ねると

メイシーはダガ公爵だと答えました。

ラティルは、

予期せぬ名前が飛び出して来たので

びくっとしました。

 

ラティルは、

母親が行ったのは、葬式ではなく

本当に結婚式なのかと

確認しました。

メイシーは、不思議に思いながらも

結婚式だと答えました。

 

ラティルは眉を顰めました。

彼女を嫌いなことで

共通している、

アナッチャとダガ公爵が

手を握る可能性について

考えました。

 

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現時点で、サーナット卿は

ラティルの側室でも恋人でもなく

片思いをしているだけ。

けれども、これ以上、

ラティルの側室が増えることを

考えただけでも、

居ても立ってもいられないのかと

思いました。

パンクシュの危険度を計算する

サーナット卿が、

いじらしいと思いました。

 

パンクシュは、

トゥーラが側室の子供であることを

バカにしたことで、

喧嘩になったのでしょうか。

それならば、

パンクシュが側室になったとしたら

笑えるというラティルの言葉を

理解できます。

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