自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 81話 ネタバレ 先読み ルーに生きていて欲しいと願うカルロイ

 

81話 メアリーは皇帝の代わりに、ルーが毒を飲んでいたことを打ち明けました。

 

メアリーは、

デルア公爵が、

皇帝に飲ませろと言って

ルーに渡した毒を、

どうしても、皇帝に

そんなことはできないと言って

彼女が代わりに飲んでいたことを

打ち明けました。

 

カルロイは、ルーが

そんなことをしていない。

彼に、そんなことはできないと

言っていたのを思い出しました。

 

メアリーは泣きながら

ルーの上に突っ伏し、

こうなると思った。

そんなことをしても、

何の役にも立たない。

誰も分かってくれないのは

明らかだと思ったと嘆きました。

 

カルロイは、それについて

いつ話すつもりだったのかと

ティニャに尋ねました。

彼女は、

カルロイが落ち着いたら、

話すつもりだった。

彼が帰って来てから

まだ1日しか経っていないし、

彼は寝てもいないと答えました。

 

カルロイは、

今まで、不幸の意味が何なのか

知らずに生きて来た。

いつも人生には、

大きな意味はなかったし、

人生は自分に親切ではなかった。

幸せを感じなかったから

ルーが死んだと思った時も、

苦しかったけれど、

自分が望むものを

与えられるはずがないので、

自分に起こりうることだと思った。

しかし今は、何を不幸と言うのか

分かる気がする。

人生で唯一意味のあるものを

自分の手で、直接、

台無しにしたことが不幸だと

思いました。

 

その時、ルーの手が動いたので、

カルロイは彼女の名を呼び、

手を握りました。

ルーは目を開くと、

母親について尋ねました。

そして、上半身を起こすと、

カルロイが、

捜してくれると言った。

公爵は、

母親が死んだと言っていたけれど

それは嘘だと言うと、

カルロイは謝りました。

 

すると、ルーは

カルロイの手の中から

自分の手を抜くと、

「嘘だ」と何度も呟き、

激しく咳込みました。

 

カルロイは、

再び、意識を失ったルーを抱き抱え

自分が全て悪かったと、

泣きながら呟きました。

壁際で待機している使用人たちは、

デルアの領地で毒が見つかった。

皇帝の代わりに、

皇后が飲んでいた毒も、それなのか。

有名な学者たちと医者たちが

一緒に研究しているので、

まもなく結果が出るだろう。

それに、

ベルニの魔法使いが持っていた

首飾りを調べるために、

マハとラルトゥアから

魔法使いたちがやって来る。

儀式の準備で、

また忙しくなりそうだ。

皇帝は、政務を放り出し、

皇后宮にずっといたら、

世論だけが悪くなるのではないか。

皇后を廃位すべきだという人は、

まだ、かなり多いと

小声でぶつぶつ話していると

ゴルテンは、口に気をつけろ、

事情を知っていながらどうしてと

小声で注意しましたが、

カルロイがやって来て、

それは、

どういう意味だと尋ねたので、

使用人たちはギョッとしました。

 

ゴルテンは、

下の者たちが口を滑らせたので

自分がしっかり注意すると

言いましたが、

カルロイは、使用人たちに、

何を言っているのか聞いていると

再び尋ねました。

彼らは、

聞かれた通りだと言って

頭を下げました。

カルロイはゴルテンに、

ティニャを呼べと命じました。

カルロイは、

下の者たちが言うことに対して

黙っているティニャを

非難しましたが、彼女は、

ルーの身分降格ではなく、

廃位だけを要求しているので、

まだ良い方だと返事をしました。

しかし、カルロイは

首を切ったり財産を没収したりしても

そんなことを言わせないと

言いました。

 

ティニャはため息をつくと、

明日には、

いなくなってしまう人のように

振舞うのではなく、

未来を考えるように。

今後、皇后の最大の盾になるのは

皇帝だけだ。

余計な反発を起こすような行動は控え

政務にも復帰しなければならないと

苦言を呈しました。

 

カルロイは悔しそうな顔で

椅子に座ると、

ティニャの言葉が

間違っていないことは

分かるけれど、

ルーがいなければ明日はいらない。

どうすればいいのか分からない。

自分がルーに

いなくなってしまえと言ったから

彼女はあのようになった。

自分が死んでもいいから、

時間を戻したい。

自分を消したい。

生まれて来てはいけなかった。

自分にできることはない。

ここまで、

できることが何もないとは

思わなかったと、

身体を震わせ、泣きながら話しました。

 

ティニャはカルロイの肩の上に手を置き

デルア領で、

ベルニの魔法使いの痕跡が

かなり多く発見され、

学者たちが調査しているので、

すぐに何でも分かるはずだ。

そして、皇后が目覚めたら、

何を望んでいるか聞けばいい。

また、辺境伯がずっと

実母の行方を探しているので

もうすぐ遺体も見つかるだろうと

告げました。

 

しかし、カルロイは。

自分の存在自体が、

ルーにとって拷問だ。

今、自分が死んだ方が

いいのかもしれないと言いました。

 

それに対してティニャは、

カルロイが死んでしまったら

その後、皇后はどうなるのかと

尋ねました。

カルロイは、

侍女長がいると答えましたが

ティニャは、

侍女長は、皇后に対して、

それなりの情や責任感を

感じているかもしれないけれど

皇后にとっての、

大切な人にはなれないと言いました。

 

カルロイは、

自分が大切な人になれるのかと

尋ねました。

ティニャは、

憎しみや恨みも

エネルギーになると答えました。

 

カルロイは、

ルーが憎しみや恨みを抱くことで

生きていくことが良いとは

思えない。

しかし、ルーを見ると、

どうか生きていて欲しいと

切に願ってしまう自分は

恥知らずで気分が悪いと

思いました。

ルーが目を覚ましました。

カルロイは彼女の手を握りながら、

自分はここにいる。

言われたことは全てやるので、

何でも言ってと告げました。

ルーは、願い事が一つあると

言いました。

カルロイは、

何でもすると返事をしました。

ルーは、

自分の命を奪ってくれと頼みました。

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ティニャが登場した時は、

母親の死には無頓着なくせに

ルーに執着するカルロイを

かなり強い口調で

非難していたので、

ティニャのことを、

何か怖いし、厳しいし、

嫌な人だと思っていましたが、

彼女は彼女なりに

国のことを考えているし、

妹(カルロイの母)が死んだことで

デルアに

恨みを抱いていただけのこと。

しかし、デルアがルーに

ひどいことをしていたと

知ったことで、

カルロイがルーに執着することに

少しずつ理解を示すようになり、

腑抜けになっているカルロイを

適切な言葉で

立ち直らせようとするティニャは

元々、悪い人ではなく、

彼女自身も愛情深い人なのだと

感じさせられました。

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