自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 92話 ネタバレ 先読み 母の死から立ち直ったルーと彼女の前から消えようとするカルロイ

 

92話 ルーはデルアタワーの窓辺に座り、ここから飛び降りても、母親は知らないと思いましたが・・・

 

一度、飛べば、

とんでもない

これら全てのことが

終わると思いながら、

ルーは下を見下ろしましたが

必ず、やりたいことをして

生きるように。

すぐに会いに来てはいけないという

母親の最後の言葉を思い出しました。

ルーの目から涙がこぼれました。

彼女は、

死ぬことさえできないと思いました。

 

窓辺に座り込んで

泣いているルーの所へ

侍女長がやって来て、

大丈夫だと慰めながら、

ルーを抱き締めました。

 

ルーは、

大丈夫ではない。

少しも良くないけれど、

大丈夫でなければならない。

母親と過ごした時間を

意味のないものにすることは

できない。

早く元の自分に

戻らなければならない。

母親を、意味のない人にすることは

できないと思い、

心の中で、母親に別れを告げ、

彼女のことが大好き、

永遠に愛していると言いました。

どのような用件で

プルトゥに来たのかと、

ルキア辺境拍が尋ねると、

カルロイは「別に」と答えました。

 

辺境伯は、

カルロイの体調が悪そうなのに、

なぜ、遠いマルキアまで来たのか。

自分のことが

信じられなかったようだと話すと

カルロイは、それを否定し、

ベルニとの国境を偵察しに来たと

言いました。

 

辺境伯はティニャから

皇后がこっそりデルア領に

立ち寄るけれど、

皇帝は、それを知らないので

黙っているようにと、

手紙を受け取っていました。

辺境伯は、

ティニャが首都で

苦労しているようだと思い

ため息をつきました。

 

辺境伯は、

ベルニの全ての軍隊が撤退して久しい。

今は、非常に用心深く、

こちらの顔色を窺っている状態だと

話すと、カルロイは、

また何をするか分からない。

ベルニが自分を何とかして

亡き者にしようとしても驚かない。

手段がなければないほど

無謀になると言った後、

これ以上、先延ばしにする

必要もないので

夜に偵察に行くと言いました。

驚く辺境伯

 

彼は、

ベルニは、クロイセンだけでなく、

ラルトゥアとマハまで

敵に回している状況で

ベルニが何かするわけがないと

思いました。

 

 

辺境伯は、

「でも夜に視察に行くのは・・」と

言いかけると

カルロイは、

遠い道を来たので少し疲れている。

休みたいと言いました。

焦った辺境伯は、

カルロイを案内しました。

 

明るい日差しの中、

花を摘んでいるルーの所へ

アセルがやって来て、

ルーも死にに来たのかと

尋ねました。

ルーは、

自分がここへ来ることは

ティニャに内緒にして欲しいと

頼んだのに、

どうして分かったのか。

またティニャの言うことを

聞かなかったのかと責めました。

 

ティニャはアセルに、

自分の好き勝手に

行動してはいけない。

皇帝は彼と辺境伯を置いて

1人で出かける。

その時、皇帝の言うことに

文句を言わずに、

言うことを聞くふりをするように。

下手に邪魔をすると、

他の手を思いつくかもしれない。

だから、こっそり皇帝の後を

付けるようにと指示すると、

アセルは、

皇后に頼んではいけないのか。

今の皇帝なら、

皇后の言葉が何であれ聞くと

反論しました。

 

ティニャはため息をつき、

そんなことを言われた皇后は

どう思うだろうかと言いましたが、

アセルは、このくらい、

難しい頼みではないと思いました。

 

アセルはルーに

皇帝に死んでもらいたいかと

尋ねました。

ルーは興味ないと答えると、

アセルは笑顔で、

皇帝が死ぬのは嫌なのではないかと

確認しました。

ルーは、

別にそういうことではないと

返事をしました。

 

自分も死ぬことができないのに、

どうして、皆、

カルロイが死ぬと思うのかと

考えました。

 

焦ったアセルは、

自分がルーにしてあげたことを

覚えているか。

お返しをして欲しいと訴えると

ルーは同意しました。

アセルは、今夜、

自分と一緒に行って欲しい所があると

言いました。

ルーが、どこに行くのかと尋ねると

アセルは、

とりあえず、マルキアと答えました。

ルーは、訳が分かりませんでした。

夜になり、

上着を着ようとしているカルロイを見て

アセルは、出かけるのかと尋ねました。

カルロイは、

辺境伯が同行すると言っているので

アセルは付いて来る必要がないと

答えました。

彼はティニャに言われたことを思い出し

承知する振りをしました。

 

カルロイは、

なぜ、今日に限って

アセルがこんなに素直なのかと

疑いましたが、アセルは、

いつもそうだったけれどと

言い訳をしようとしましたが、

カルロイはアセルを冷ややかな目で見て

やたらと問題を起こさずに

じっとしていろと指示して

出かけました。

カルロイは馬を飛ばしながら、

これ以上、ルーを

苦しませることがないように、

いかなる痕跡も残さずに

完全に死ななければならないと

思いました。

 

黒い森は、

死体の栄養を吸い上げて育つ場所。

この場所がベルニの魔法と

混ざり合うことで

数多くの死体が打ち捨てられ

さらに陰鬱となった。

息が絶えた瞬間から、

腐敗が進むだろう。

 

ティニャは、賢いから

自分の死を

クロイセンに役立つ方向に

利用するだろう。

自分が死んだからといって、

全てが元に戻るわけではない。

ただ、やるべきことをやるだけ。

生きることに未練のない命を

早く断ち切りたいと思いました。

 

彼は木の根元に座ると、

ルーが謝っていたこと。

カルロイが自分を

苦しめてばかりいる、

こんな思いにだけさせると

言ったことを思い浮かべました。

そして、ルーを傷つける

この命を何の価値もないと考え

毒を飲もうとすると、

アセルが、それを払い退けました。

 

カルロイは彼に、

そうする必要はない。

自分がいなくてもアセルは

クロイセンで安全だ。

自分のことを

少しでも哀れと思うなら

放って置いて欲しいと

涙を流しながら頼むと、

再び毒の入った瓶を

口に含みましたが、

今度はルーがそれを払い退けました。

 

口から血を流しながらカルロイは、

幻覚効果がある薬ではないのにと

不思議に思いました。

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60話あたりから読み返すと、

ルーに対するカルロイの態度が

あまりにもひどくて、

彼が後悔することが分かった今でも

腹が立ちます。

ルーも母親の死で

大きなショックを受けましたが、

子供の頃から母親と苦労をしてきて

公爵の虐待にも耐えて来たルーは

おそらくカルロイよりも

精神的に強いように思います。

カルロイも拉致されて

命を奪われそうになったけれども

ルーほどには

精神的に強くないのではないかと

思います。

カルロイは、自分さえいなくなれば、

ルーが苦しまなくなると

思っているけれど

その一方で、自分を助けてくれ、

ずっと捜していたルーを

そうとは知らずに傷つけ、

苦しめてしまったことへの後悔、

彼自身の苦痛や重荷から逃れたいと

思っているように感じます。

その彼を救えるのはルー。

アセルの指摘は鋭いです。

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