自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 334話 原作 あらすじ 悩む大神官と暢気な百花

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334話 タンベクはラティルがロードかもしれないと、大神官に話しましたが・・・

◇否定◇

大神官は、すでにその話を

レアン皇子から聞いていました。

彼は、それを聞いた百花の反応が

気になりましたが、不思議なことに

百花の方を見ることができなかったので

タンベクに視線を固定しました。

熱意と正義感で目を輝かせ、

お金や名誉、権力より

真実と正しさを信じるような

タンベクは、悪意であんなことを

言ったのではないと思いました。

 

大神官は断固とした声で、

タンベクの言葉を否定しました。

タンベクは眉を顰め、

大神官が、そう断言する

証拠があるのかと尋ねました。

 

大神官は、

すでに神聖力で皇帝を

何度も治療しているし、

皇帝は用事がある度に

自分を訪ねてくれるし、

彼女が悪夢を見た時は、

自分を抱きしめて寝ていると

答えました。

それを聞いたタンベクの顔が

真っ赤になりました。


百花も、

皇帝は、神殿復興政策も約束し、

今の時代、すべての君主の中で

最も神殿に友好的なのに、

なぜ、そんなに、

ひどい疑いを持つのかと

明るい声でありながらも、

不快感を滲ませて、話しました。

 

タンベクは、

少しもラティルを疑わず、

断固として反論した

二人の態度に戸惑いました。

◇謝罪◇

彼女は、ゆっくり歩いて行くと、

後ろから付いてきた団員が

少しイライラしながら、

タンベクが良かれと思って言ったのに、

なぜ、あんなに

つっけんどんにするのかと

文句を言いました。

 

しかし、

タンベクは返事をしませんでした。

彼女が、少しぼんやりした表情で

歩いていくのを見た団員は、

彼女のことを心配すると、

タンベクは、ラナムンが、

対抗者の任務を避けていたので、

途方に暮れていたところへ、

アイニが対抗者の任務を

遂行すると言ったので興奮した。

しかし、ラティルも剣を抜いたのに、

彼女は一番苦労して剣を抜いたし、

ラナムンと夫婦なので、

当然、同じ考えだと思い

彼女の話は聞かなかった。

一方の言葉だけ聞いて判断したのは

自分の失策だと思い自責していたと

話しました。

大神官と百花が

皇帝を庇うと言うことは、

彼女が正しい皇帝だからだと

考えたタンベクはため息をつき、

自分を恥じました。

そして、彼女は

そのままラティルに会いに行き、

団員に言ったことを

そのまま話して謝罪しました。

ラティルさえ感嘆するほど

さっぱりした態度でした。

 

同じ聖騎士団長なのに

神殿を復興させたいとか、

大神官を側室に推したりと、

少し世俗的な点のある百花と比べて

タンベクは誠実で生真面目でした。

ラティルは、

タンベクのようなタイプも

嫌いではありませんでした。

 

ラティルは笑顔でタンベクを見て、

彼女がアイニの側の人間だと思い

過剰反応したことを謝りました。

 

タンベクは、

ラティルとアイニは、

仲が悪いのかと尋ねると、

ラティルは、

初めはそうではなかったけれど、

いくつか悪いことが起きた。

アイニの体面があるので、

全部話すことはできないけれどと、

言葉を濁すと、

タンベクは好奇心を露わにしました。

ラティルは、

わざとタンベクを焦らしながら、

それでも一つ例を挙げると言い、

アイニの昔の恋人ヘウン皇子が

屍鬼になったことを知っているかと

尋ねました。

タンベクは、それを知っていたので、

気の毒だ、

誰がそんなことをしたのだろうかと

言いました。


ラティルは、

誰が皇子を食屍鬼にしたのか

知らないけれど、

屍鬼になった彼を

亡き者にしたのは自分だと言うと、

タンベクは驚きました。

 

そして、ラティルが

ニッコリ笑いながら、

聖水を詰めた棺桶の中に

ヘウンを入れて始末したと話すと、

タンベクは少し鳥肌が立ちました。

 

続けて、ラティルは、

アイニが行方不明だった時、

彼女は拉致だと主張したけれど、

自分は家出だと思う。

アイニがタリウムの首都に来ていた時に

ヘウンの様子を見ていた彼女は

衝撃を受け、それ以降、彼女は

自分のことを、

とても嫌っていると言いました。

 

タンベクは唾をごくりと飲み込み、

それなら、誰でも嫌がりそうだと

思いました。

そして、それ以外にも、悪い事が

いくつもあったのかと思うと、

タンベクは驚きました。

 

大神官と百花が、

ラティルがロードであるという言葉を

全く信じなかった理由も

理解できましたが、

ラティルが、食屍鬼を聖水に漬けて

亡き者にしたという話をしながら

あれだけ明るく笑ったことには

疑問を感じました。

◇神の導き◇

百花は、ゴシップ誌

側室ランキングを見て、

大神官の順位が

一つ下がったことを確認すると

絶望的な表情になり、

ため息をつきましたが、

やがて決然とした表情で、

順位の変化に対する

記者たちの分析を読み始めました。

 

その百花を

じっと眺めていた大神官は、

先ほどのタンベクの言葉を

どう思うかと尋ねました。

ゴシップ誌に集中していた百花は、

戯言だ。

皇帝も、アイニ皇后は

絶対に大敵者ではないと宣言したと

答えました。

 

それを聞いて、大神官は

ようやく安心して

肩の力を抜きましたが、

ラティルの寝室から、

暗いオーラが出ていたことを思い出し

表情が曇りました。

 

アイニとレアンが

ラティルをロードだと主張し、

暗いオーラは流れ続け、

邪悪な存在に触れると壊れる

イヤリングが壊れた。

しかし、自分の知っている皇帝は

内側か流れ出るオーラがとても明るく

ロードが本当に悪のロードなら、

そんなに明るくては

いけないのではないか。

 

それに、ラティルは

おとなしいわけではなく、

少し残忍な命令を下したことも

何度かあるけれど、

そもそも皇帝というのは

そういうものだし、

時には、無情に決断を

下さなければなりませんでした。

 

大神官は、

神が自分を皇帝に導き、

彼女の側室に導いたなら、

理由があると思いました。

 

大神官は、以前、

なぜ、大神官たちは、

ロードと対抗者の戦いに

参加しなかったのかと

ラティルに聞かれましたが、

その理由を

調べてみることにしました。

色々な事があり、

うやむやになっていたけれど、

彼が求める答えは、

その中にあると思いました。

◇お返し◇

翌日、ラティルは仕事中に

タンベクが帰ったと

サーナット卿から報告を受けました。

ラティルは口元を上げ、

受け取ったものを、

そのまま返す番だと言いました。

 

何か考えがあるのかと尋ねる

サーナット卿に、ラティルは、

あると答えましたが、

タンベクが謝ったので

最初の考えを少し変えたと

言いました。

そして、お昼にゲスターの所へ行くと

伝え、 タッシールも呼ぶよう

指示しました。

◇対抗者ではない◇

タリウムに行く時は、

完全にアイニの言葉に夢中になり、

彼女の味方だったけれど、

今のタンベクは、

カリセンの使節団と一緒にいることに

気づまりを感じ、

彼らと少し距離を置きたいと

思いました。

 

タンベクは、

カリセン首都にほぼ到着した頃。

他に用事があり、

しばらく神殿に寄ってから行くので

先に帰って欲しいと

使節団に頼みました。


彼女は、近くの神殿に立ち寄り、

神に祈りを捧げた後、

神殿近くの食堂で

1人で食事をしながら

考えを整理しようと努めました。

 

タンベクが

食事をほとんど終えた頃、

 

ダガ公爵は、皇后陛下のことを

とても大切にしていた。

仲の良い家族だったのに、

どうして急に公爵を閉じ込めたのか。

 

閉じ込めたわけではない。

療養と言っている。

 

嫌がっている公爵を

無理やり行かせようとしている。

 

これは、すべて権力のためだ。

権力を巡って、

親子であれ兄弟姉妹であれ、

戦うこともある。

 

と妙な話が聞こえて来ました。

タンベクは、その話が気になり

もっと聞きたいと思いましたが、

彼らが別の話をしたため、

それはできませんでした。

しかし、首都に戻って来た途端、

ダガ公爵側の人が

密かにタンベクに近づき、

彼女を彼の邸宅に招待したので、

好奇心から、タンベクは

それを受け入れました。

 

他の聖騎士たちは心配しましたが、

事態を中立的に眺めることにした

タンベクは、

ラトラシル皇帝に対するのと同様、

アイニ皇后に対しても調査するのが

正しいと考えました。

 

彼女は公爵の使者の後に付いて、

裏口から公爵の邸宅に入りました。 

タンベクが中に入ると、

ダガ公爵は、すぐに立ち上がり、

握手を求めました。

その後、公爵は、

自分の使いは外に出しましたが、

タンベクの部下は、

そのまま、いてもいいと告げました。

 

タンベクは、彼の向かいに座りながら

なぜ、自分に会いたがったのかと

尋ねました。

隣の村で、

公爵とアイニの不和の話を聞いたせいか

訳もなく、公爵の言うことが

気になりました。

もう1人の聖騎士は、

タンベクの後に、

ぴったりと寄り添いました。

 

しかし、公爵は

大きくため息をつき、

苦しそうに口を開くと、

もしかしてタンベクは、

アイニに変な黒い靄が付いているのを

見なかったかと尋ねました。

 

ギョッとしたタンベクは、

見たと答え、

散らそうとしたけれど、

うまくいかなかった。

なぜ、それを公爵が知っているのかと

尋ねると、

彼は重いため息をつき、

躊躇いながらも、

アイニは対抗者ではないかもしれないと

言いました。

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大神官は彼なりに

たくさん悩んだのでしょうけれど、

最終的に、

神が自分をラティルの元へ

導いたのなら、

理由があるはずだという結論に

至ったことで、

気持ちが楽になったのではないかと

思います。

 

ダガ公爵の操っているのは

ゲスターでしょうけれど

アイニとダガ公爵の噂は

タッシールの仕業でしょうか?

もし、タンベクが謝らなかったら

ラティルは、彼女にも

何か仕返しをしようと

思ったのでしょうね。

その代わりに、

タンベクを信頼しているであろう

アイニに仕返しをするために、

彼女を利用するなんて、

アイニが、この事実を知ったら

さらにラティルを憎むようになると

思います。

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