自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 326話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ギルゴールから訓練を受けるラナムン

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326話 ドミスの記憶の中でギルゴールが泣いているのを見て、ラティルの目からも涙がこぼれました。

◇花のように手入れをする◇

ラティルが目を覚ますと

ギルゴールは、

彼女の髪の毛のあちこちに

花を挿すのを止めて

笑いながら朝の挨拶をしました。


ラティルは、

ぼんやりと彼を見上げましたが

顔が火照ってきたので、

両手で顔を覆いました。

彼を側室に入れようとは

思いましたが、

彼とこんな風に

愛情を分かち合う気はなく、

いつかは分かち合うことに

なったとしても、

こんなに早く分かち合う気は

ありませんでした。

 

しかし、光に照らされ、

夜とは思えない雰囲気。

周囲は花と奥ゆかしい香りで満ち溢れ

ベールを脱いで現れた

美しい彼の姿。

心の準備をする間もなく

降り注がれた情熱的なキス。

ラティルは、

ほとんど取り憑かれたように

流されてしまいました。

ラティルは美しい男に弱いという

世間のうわさが事実かもしれないと

自責しました。

それでも、

途中で止めることができて

良かったと思いました。

 

ラティルはギルゴールに

頭に花を挿すのを止めて欲しいと

頼みました。

ギルゴールは、

ラティルの声がかすれているのは

自分のせいかと言いました。

 

ラティルはうなり声を上げて

上体を起こしました。 

ひどい花の香りのせいで、

二日酔いの気分でした。

 

ラティルは頭を振って

花を払い落とした後、

ギルゴールは本当の側室になったので

必ず守らなければならない話を

一つすると告げました。

ギルゴールは、

とりあえず話してみてと言いました。


彼は、夢で見たように

悲しんでいるようには見えないし

瞳もきれいで、

瞳孔の大きさも普通だったので、

話しても問題ないと思ったラティルは

他の側室を、絶対に苦しめたり

死なせてはいけないと

真剣に頼みました。

すると、ギルゴールは、

花のように接するのはどうかと

聞いてきました。

ラティルは、

食べることを禁止しました。

するとギルゴールは、

花のように手入れをするのはどうかと

聞きました。

ラティルは、

ギルゴールが一人でいる時、

花に水をやって、

きちんと管理していたのを思い出し

それを許可しました。

◇穴を掘る理由◇

ところが、その日の昼食時に、

ギルゴールがハーレムの庭園に

穴を掘っていると

侍従から聞かされたラティルは、

驚きのあまり、

昼食を食べることも忘れて

ハーレムに駆けつけました。

するとギルゴールは、

ハーレムの庭の真ん中に

木を植えられるくらいの穴を、

一生懸命掘っていました。


慌てたラティルは、

ギルゴールに近づき、

何をしているのか尋ねると、

彼は明るく笑いながら

埋めて手入れをしようと思うと

答えました。

 

他の側室を埋めてしまうのかと

思ったラティルは、

慌ててスコップを奪い

穴を掘るのを禁止しました。

ギルゴールはにやりと笑いましたが、

自分の趣味を邪魔されたという顔で

その理由を尋ねました。

 

ラティルは、その表情に

ビクビクしました。

自分の側室は植物ではないので

埋める必要はないし

側室たちを育てる必要は全くないので

彼らに触れるなと、

断固とした態度で頼みました。

 

ギルゴールは、

それでは親しくなれないと

文句を言いましたが、

ラティルはスコップをその場で壊し、

ギルゴールに返すと、

側室たちとは親しくならずに、

自分とだけ親しくなればいいと

告げました。

◇私と遊んで◇

その4時間後。

昨夜の他の側室たちの

衝撃を受けた表情を

思い浮かべたラティルは、

ラナムンからなだめるために

ハーレムに行く途中、

回廊にギルゴールが立っていて、

ラティルに挨拶をしました。

 

昼間、姿が見えなかった、

ギルゴールの吸血鬼の侍従が、

彼の後ろに立っていました。

ラティルと目が合うと、

ギルゴールは自分の温室を指差し、

笑いながらラティルに

遊んで欲しいと頼みました。

 

ラティルは、彼の侍従と遊べと、

断固とした態度で言いましたが、

ギルゴールは首を横に振り、

ラティルが誰とも親しくなるなと

言ったので、自分と

遊んでくれなければいけないと

言いました。


ラティルは文句を言おうとしましたが

ギルゴールは、

さっとシャツを脱いでしまいました。

月明かりの下で、彼の肌は

驚くほど滑らかに輝いていました。

ラティルは黙って彼をにらみつけ、

静かについて行きました。

 

◇苛立ち◇

机の前に座り、

黙々と秋祭りの計画案を練っていた

ラナムンは、

彼の所へ来る途中だったラティルを

ギルゴールが裸になって誘惑し

連れて行ってしまった。

あの蛇のような男には対面などないと

カルドンが嘆くのを聞いて、

手を止めました。


ラナムンはカルドンに

冷ややかな視線を投げかけると、 

彼は泣きっ面をしました。

 

ラナムンには、

対抗者の師匠という伝説の存在が

外で服を抜ぎ、

対抗者の妻である皇帝を誘惑し

連れて行くことが

荒唐無稽に思われ、それが

人を誘惑して堕落させるという

伝説の怪物ではなく

対抗者の師匠であることに、

ラナムンは呆れて、苦笑いをしました。

 

カルドンは、

ギルゴールは恥知らずだから、

恥じらいもない。

こんな風に裸で誘惑し続けたら

どうすればいいのか。

ラナムンが、同じように

振る舞うわけにもいかないと

訴えました。

ラナムンは、

面倒な気持ちを無理やり堪えて

秋祭りの計画案を立てていたのに、

皇帝は今、

美しい新しい側室を挟んで遊んでいる。

ラナムーンは目を閉じて

息を呑みました。

◇教えて欲しい◇

翌日、いつもより

ゆっくりと起きたラナムンは、

エンドウ豆だけのスープを

持って来るよう、

カルドンに指示しました。

ラナムンはエンドウ豆が嫌いで、

彼が嫌いな食べ物を食べるのは、

その後に、

もっと嫌なことをする時だったので

カルドンは不安になりました。

ラナムンが、

エンドウ豆のスープを飲む理由は

分かりませんでしたが、

カルドンは言われた通りに

エンドウ豆のスープを持ってきました。

 

ラナムンは、

スープをスプーン一杯も残さず

食べ終わった後、口を洗い、

部屋を出ると、

ギルゴールのいる温室へ

真っ直ぐ向かいました。

 

心配になったカルドンは、ラナムンに

何をするつもりなのかと尋ねましたが

ラナムンは黙って、

温室の扉を開けて入って行きました。

 

カルドンは、

まだ皇帝がいるのではないかと

心配していましたが、

皇帝が自分のスケジュールを

できるだけ徹底的に

守ろうとしていることを

知っているラナムンは、

この時間は仕事をしているので、

新しい側室が来たからといって、

ここにいるはずがないと思いました。

ギルゴールの住まいは、

他の側室の住まいの構造と異なり、

扉を開けると、すぐに寝室でした。

カルドンは戸惑って目を丸くしましたが

ラナムンは、彼に

出て行くよう命じました。

 

ギルゴールは、ゆったりとした様子で

横になったまま、

ラナムンが何をしても

見守ってあげるという態度でした。

 

ラナムンは、

いつもと変わらない声で

ギルゴールが対抗者の師匠なら、

自分に強くなる方法を

教えて欲しいと頼みました。

 

どうして気が変ったのか、

ギルゴールは、しばらくの間、

意外そうな目で、

ラナムンを眺めていましたが、

彼の目尻が細く折れ曲がりました。

◇訓練◇

各国の情報源からの

報告書を読んでいたラティルは、

サーナット卿に呼ばれて

頭を上げました。

 

しばらく席を外すと言っていた

サーナット卿でしたが、

いつのまにか戻って来ていて

何か言いたいことがあるようでした。

ラティルは、

どうしたのかと尋ねると、

サーナット卿は小さな声で、

ギルゴールがハーレムの演舞場で

ラナムンを訓練していると

カルレインから連絡があったと

答えました。

 

ラティルは目を大きく見開き、

本当なのかと尋ねました。

サーナット卿は「はい」と答えました。


ラティルはバンという音を立てて

ペンを机の上に置いたので、

秘書たちは驚いてラティルを見ました。

 

彼女は瞬きをして拳を握り締め、

ギルゴールが側室になったら、

対抗者の師匠の役割を

しないということでは

なかったのかと思いました。

 

しかし、ラティルは、

じっくり考えながら、

ギルゴールとの会話を

一つ一つ思い出してみると、

彼は、アイニの所には

行かないと言っていたけれど

ラナムンの師匠にならないとは

言っていないような気もしました。

ラティルは、最後まで

油断してはいけないということなのかと

思いました。

◇四者会談◇

休憩時間、ラティルは

カルレインとサーナット卿と

ゲスターを呼びました。

 

カルレインは驚きもせずに、

ギルゴールは、

元々そういう奴なので

彼の言うことを信じてはいけないと

淡々と話しました。

 

ラティルは眉をひそめました。

ドミスの記憶の中で、

彼が意図せず彼女に

何度か衝撃を与えたことはあっても

彼女を騙したことはなかったと

思いました。

それに、自分と同じベッドで

あんなに幸せそうに笑った二日後に

ラナムンを教えているなんて、

元々、彼の心の中は

見当がつかなかったけれど、

今回は尚更、検討がつきませんでした。

 

カルレインは、

ラナムンを教える理由を

ギルゴールに聞いても、

また、もっともらしい話を

するだろうと言いました。

彼の声から、

深い嫌悪感がにじみ出ていました。

 

一方、ゲスターは、

このような席に慣れていないのか、

ただ手を合わせて、

うつむいてばかりいました。

 

静かに会話を聞いていたサーナット卿は

ラティルと視線が合うと

今からでもラナムンを

亡き者にしなければならないと

きっぱり話しました。

 

◇神殿にやって来た父親◇

その時刻、

アイニはミシャル侯爵を

直接神殿に連れて行きました。

 

その神殿の責任者である高位神官は

アイニを見ると感激して、

自ら駆けつけ、

皇后陛下」ではなく

「対抗者様」と呼びながら。

彼女を出迎えてくれました。

アイニは驚きましたが、

宮殿で、父と父の側近と

ヒュアツィンテの側近との間で

サンドイッチのように

挟まれた皇后ではなく、

自分自身を

呼んでくれたような気がして

心が安らかになりましたが、

外で騒ぎが起きたため、

それは消えてしまいました。

 

神官と話をしようとしたアイニは

彼に頭を下げると、

何の騒ぎかと側近に尋ねました。

ミシャル侯爵も後ろを振り返り、

神官もアイニの肩越しに

外を見ました。

 

側近は調べて来ると言って

外へ出ようとしましたが、

一足先に別の神官が中に入って来て、

ダガ公爵が、

ミシャル侯爵の力になりたいと言って

直接ここに来たと、

笑いながら話しました。

 

アイニーは青ざめました。

なぜ、父親が来たのか。

誰が彼にこの話をしたのか。


ミシャル侯爵は

アイニに見つめられると

慌てて首を横に振り、

アイニから公爵の体調が悪いので、

彼が気にするようなことを

やるなと言われていたので、

自分は何も言っていないと

言いました。


他の人たちも皆、

わけが分からないような顔を

していました。

アイニは拳を握りました。

 

屍鬼の父親が

神殿に来るのは良くない。

神官たちは、ミシャル侯爵が

邪悪な存在であるかどうかを

検討しても、

無茶なことをしない限り、

急に父親まで検討しようとは

言わないだろう。

しかし、 誰かが暗いオーラを

感じるかもしれないので、

わざと父親を連れてこなかったのに。 

なぜ、来てしまったのか。

 

アイニが外に出ると、

馬車から降りた侯爵が、

アイニの護衛に遮られて

怒っているのが見えました。

 

神官たちと神殿に来た人々は、

これはどういうことかと思い、

集まってひそひそ話していました。

何とかして

神殿の中に入ろうとしている公爵を

なぜ、皇后の部下が防いでいるのか

疑問に思い、戸惑っているようでした。

 

アイニの顔が青白くなりました。

今、父親が意地を張っているのは、

もしかして、ラトラシルが

父親を操っているせいなのかと

思いました。

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ギルゴールは

頭がおかしいと言われるだけあって

彼の言動は奇妙ですが、

今回のお話を読んで、

ひょっとして、ギルゴールは

自分の本心を隠すために、

わざと変なことを

しているのではないかと感じました。

 

ギルゴールは

自分の妻が転生するのを

ずっと待ち望んでいたけれど、

自分を受け入れてくれるロードと

巡り合うことはなかった。

ドミスと仲良くなれたので、

今度こそ大丈夫だと思ったけれど

やはりだめだった。

ところが、ラティルとは

結婚もできて、

幸せな夜を過ごすことができた。

ギルゴールは、

とても幸せだったけれど、

もしも、また裏切られたと思うと

素直に喜べない。

その気持ちを誤魔化すために、

わざと、おかしなことを

しているのではないかと思いました。

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