自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 380話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 皇帝に馴れ馴れしい男

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380話 いきなり現れたギルゴールは、怪物に変ったルイスを押さえつけました。

 

「坊や」という声に

集まった人々の顔は青ざめました。

また何人かは、

突然現れた正体不明の男が

一気に怪物を制圧したかと思ったら

皇帝に、馴れ馴れしく

話しかけたことでピリピリし、

武器を取り出しました。

 

ヒュアツィンテも剣を抜いたまま

白髪の男が何者なのか尋ねました。  

しかし、彼は返事をする代わりに

ヒュアツィンテが皇帝なのか

確認しました。

しかし、彼が皇帝であることを

知りながらも、白髪の男は

ヒュアツィンテを

「坊や」と呼んでいるので

皆、神経質になっていましたが

白髪の男が怪物を

押さえつけているので、

むやみに飛びつくことが

できませんでした。

今すぐ白髪の男が怪物から手を離せば

怪物が暴れるのは明らかだからでした。

 

一体、どうして

ルイスはこんなことになったのかと

様子を見に来た侍女一人が

絶望的に呟くと、

宮廷人たちは、さらに緊張しました。

 

ヒュアツィンテは、

自分はカリセンの皇帝だ。

自分を訪ねてきたのかと尋ねると

白髪の男はにっこり笑いながら

怪物を押さえていた手を離し、

自分は皇帝ではなくアイニ皇后を

訪ねてきたと答えました。

 

白髪の男が怪物から手を離すや否や

周囲の人々は慌てましたが、

幸い怪物は起き上がって

騒ぐことはありませんでした。

 

白髪の男は、

ルイスの顔をした怪物を

チラリと横目で見て、

アイニはどこにいるのか尋ねました。

なぜ、この男が

皇后を探しているのか、

ヒュアツィンテは不思議に思いながらも

皇后は急に消えたので

今、自分たちも探しているところだと

正直に答えました。

 

すると白髪の男は、

皇后を探してくれと言って

壁にもたれて手を振ったので、

兵士たちは、再び身構えました。

何人かのせっかちな兵士たちは、

すぐにでも白髪の男に

飛びかかりそうになりましが

ヒュアツィンテは首を横に振って

それを止めました。

 

ヒュアツィンテは彼が自分たちに

今のところ敵意がないという点、

攻撃する意思がないという点、

そして、非常に強いということを

知っていたので

あえて先に攻撃する理由は

ありませんでした。

 

厳密に言えば

他人の宮殿に勝手に入ったのは

問題だけれど、

そうすることで、

自分たちを助けてくれたわけなので

ヒュアツィンテは、

アイニを引き続き捜索するよう

指示しました。

兵士たちは白髪の男と

怪物になったルイスを横目で見ながら

離れの中に再び入りました。

 

その姿を見てヒュアツィンテは

どうしてルイスが

こんなことになったのか分かるかと

白髪の男に尋ねました。

彼は、今来たばかりなのに

そんなことが分かると思うかと

答えると、

分かるわけがないと思った

ヒュアツィンテは、

ルイスと一緒に離れに来たという

護衛たちを連れて来るよう

秘書に指示しました。

しばらくすると、

暗い表情の護衛3人が

他の兵士たちに連れられて来ました。

皆、怯えた顔をしていました。

 

ヒュアツィンテは

彼らを冷たい目で見つめると、

皇后がこの中に

何かを隠していたのを知りながら

それを報告するのが遅れたのは

ともかくとして、

ルイスが中に入って

出て来なかったのに

どうして探さなかったのかと

尋ねました。

護衛たちは、

ルイスが扉越しに

戻っていいと言ったので

その場を離れたと答えました。

 

ヒュアツィンテは、

その言葉を信じたのか、

ルイスは顔を見せたのかと

尋ねると、護衛たちは、

顔は見せなかったけれど、

以前にも2回、

そのようなことがあり、

今回もそのようなケースだと思ったと

答えました。

 

ヒュアツィンテは、

皇后がこの中に

何かを隠しているという

怪しい状況でも、

黙っていたのかと責めましたが

返事がすぐに返って来なかったので

ヒュアツィンテは

護衛たちを見ました。

彼らは答えに窮し、

口ごもっていました。

 

ヒュアツィンテは彼らに

知らなかったのかと

冷たく聞き返すと、

ちょうど離れに入っていた兵士たちが

慎重に、いくつかの物を持って

近づいてきました。

ヒュアツィンテがそちらを見ると、

その中の1人が、

自分の手に持ったものを見せながら

地下室は

怪しい物でいっぱいだったけれど

中には誰もいなかったと答えました。

 

色とりどりの液体が入ったフラスコ。

虫や指が入った瓶。

死んだ動物の一部が入った瓶など、

兵士たちが持ってきたものは全て

見た目にもぞっとしました。

 

見物していた宮廷人たちは

小さく悲鳴を上げ、

黒魔術ではないかと

口々に言いました。

 

ヒュアツィンテは、

ルイスと行動を共にしたと言っていた

護衛たちを見つめました。

彼らは思案し、

互いに視線を交わした後、

中で何をしていたのか、

自分たちも、正確には分からない。

中に入ったことはない。

皇后から、

絶対に話すなと言われていたので

たまに近くまで

付いて行っただけだと説明しました。

 

ヒュアツィンテは

奇怪な物品と皇后の護衛3人を

交互に見て、

ため息をつきました。

こんな物を隠しているなら、

できるだけ秘密を

守ろうとしたはずなので

兵士たちに

話さなかったかもしれないと

思いました。

 

ヒュアツィンテは、

皇后は、黒魔術師を

匿っていたのかと慎重に尋ねました。

宮廷人たちも、非常に驚き、

皇后は対抗者なのに、

どうして黒魔術師を隠していたのか。

しかもこんな宮殿のど真ん中に。

皇后は対抗者ではないのでは。

目の前に黒魔術師がいたのに

知らなかったなんてひどいと

ひそひそ話しましたが、

その声は、かすかに

ヒュアツィンテにも

聞こえるほどでした。

 

その時、終始、状況を

見守っていた白髪の男は

アイニ皇后は対抗者だから

自分が会いに来たと

彼らの話に割り込みました。

ひそひそ話していた人たちは、

再び彼に関心を向けました。

ヒュアツィンテも

彼を見つめながら、

なぜ、それが分かるのかと

尋ねました。

 

白髪の男はにっこり笑って

ヒュアツィンテに

片手を差し出すと、

自分は対抗者たちの師匠の

ギルゴールだと

自己紹介をしました。 

しかし、ギルゴールは

ヒュアツィンテのことを

高貴な赤ちゃんと呼んだので、

彼はギルゴールの手を握ることなく

じっと彼の手を見下ろしていると

ルイスに付いて離れに行った

護衛の1人が、ギルゴールは

前に皇后を訪ねてきた吸血鬼だと

叫びました。

他の兵士数人も、

吸血鬼だから捕まえるようにと

皇后が命じた者だと叫びました。

 

ヒュアツィンテは、

吸血鬼なのかと呟きながら

ギルゴールを眺めると、

彼は平然と笑いながら、

平凡な人間が、

何世代にもわたって

対抗者を教えることはできないと

言いました。

 

ヒュアツィンテは暗い顔で

ギルゴールが皇后を攻撃した可能性も

あるのではないかと尋ねると、

ギルゴールは返事をする代わりに

近くにいた怪物を

つま先で軽く蹴りました。 

おとなしくなっていた怪物は

すぐに凶暴になって暴れだしました。 

兵士たちが何人飛びかかっても

怪物の足に蹴られて跳ね返りました。

 
ヒュアツィンテは、

ギルゴールを信じると

言い直しました。

 

すると、ギルゴールは

再び怪物の方に近づき。

地面に押し付けました。

怪物は何度か抵抗しましたが

ギルゴールが笑いながら押し続けると

再びおとなしくなって

うずくまりました。


ヒュアツィンテは、

怪物を元に戻すことはできないか。

ルイスは離れの中に

出入りしたようなので、

元に戻れば、

色々な情報を教えてくれると思うと

言いました。 

ギルゴールは、

黒魔術について何も知らないと

答えました。


突然皇后が消え、ルイスは怪物になり、 

皇后は黒魔術師を匿っていたことに、

ヒュアツィンテは頭が痛くなりました。 

 

とにかく、ルイスが変わった怪物の

息の根をすぐに止めることは

できなかったので、

ヒュアツィンテは、

ルイスを地下牢に閉じ込めておくよう

指示しました。

 

兵士たちは嫌々ながら

ルイスのそばに

近づいて来ましたが、

ギルゴールは、今は自分のせいで、

おとなしくしているけれど、

他の所に行けば、また暴れ出すので

大神官のお守りを

持って行った方がいいと忠告しました。

ヒュアツィンテは

自分が持っていたお守りを差し出し

ルイスに貼るよう命じました。

ルイスはお守りをつけると

すぐに静かになりました。

兵士たちは怪物になったルイスを

連れて行きました。

 

次にヒュアツィンテは秘書に、

皇后が匿っていた黒魔術師が

皇后を拉致したようなので、

その事実を公表するよう指示しました。

 

秘書が走っていくと、

ヒュアツィンテは

ギルゴールを見つめながら、

彼が本当に対抗者の師匠なのか

分からないけれど、

皇后は今、姿を消していると

話しました。

 

ギルゴールは楽しそうに笑いました。

自分が考えている簡単な方法は

進みそうにないので、

とりあえず、他の対抗者でも

訓練させようと思い、

ここへ来たけれど、

その対抗者さえ消えたことに

大いに興味を覚えました。

 
もうアニャドミスが

行動を開始したのか。

それとも、

彼女に勝ちたいと思っている

黒魔術師の仕業だろうかと

それとも、何か別の事でも

あるのだろうかと考えていると、

ヒュアツィンテはギルゴールに

どうするつもりなのかと尋ねました。 

ギルゴールはにっこり笑いながら

対抗者の剣を持って来て欲しいと

答えました。

 

ヒュアツィンテが、

その理由を尋ねると、

ギルゴールは、

ロードの手に入ったら危ないし、

どうせ持ち主は失踪しているので

自分が持っていようと思うと

答えると、ヒュアツィンテは、

ギルゴールが本当の師匠なのかどうか

まだはっきりしていないので、

剣を任すことはできないと

言いました。


ギルゴールは、

もし私の正体を疑うながら、

自分と結婚した

タリウムのラティルに

聞いてみるようにと言って

指にはめた大きな指輪を見せました。

ヒュアツィンテは当惑して

眉をひそめました。

 

ギルゴールはくすくす笑いながら

指輪にキスをすると、

あっという間に目の前から

消えてしまいました。

その素早い行動に

何人かの兵士たちは

驚いて足の力が抜けました。

 

別の秘書が、

彼は本当に対抗者の師匠なのかと

尋ねましたが、 ヒュアツィンテは

分からないけれど、

以前来た吸血鬼の女性やゾンビとは

確かに違うと答えました。

 

皇后は一体

何をしようとしていたのかと

秘書が尋ねると

ヒュアツィンテは、

ギルゴールの言葉が

すべて事実であっても、

皇后が黒魔術師を匿っていた理由は

分からないと答えました。

 

ヒュアツィンテは

秘書にいくつかのことを細かく分けて

指示した後、 

執務室へ行こうとしましたが、

途中で気が変り、

皇后の部屋へ行くことにしました。

人の部屋を探すのは

あまり気乗りがしないものの、

もしかしたら皇后の部屋の中に

このことに対する答えが

あるかもしれないと考えたからでした。

 

ヒュアツィンテは重い足取りで

応接間を通り、

寝室の中に入りました。

そして部屋の中に入るや否や、

壁にかかっているはずの

対抗者の剣と鞘がありませんでした。 

その代わりに

「私が持っていきます(笑)」と

書かれたメモが貼ってありました。

 

ヒュアツィンテは口をポカンと開けて

そのメモと開いている窓を眺めました。 

そしてメモを取ると、

廊下にいる警備兵たちに 

誰かが皇后の部屋に入ったのかと

尋ねましたが、彼らは

誰も入っていないと答えました。

 

ヒュアツィンテは、

対抗者の剣は、

いつからなかったのかと尋ねました。

寝室に入った侍女たちは

先程まであったのにと、

不思議がっていました。

ヒュアツィンテは、

やはり彼が持って行ったのだと

思いました。

ヒュアツィンテは、

ため息をついて部屋に戻ると

彼の個人伝書鳩が机の上に

座っていました。

 

ヒュアツィンテは、

足からメモを外して椅子に座りました。 

ラティルからの返事には、

誰かが対抗者の剣を

盗もうとするかもしれないので

気をつけるようにと

書かれていました。 

ハイシンスの額に、

青い血管が浮き上がりました。

その誰かは、

ラティルではないかと疑いました。

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ギルゴールは

ヒュアツィンテがラティルの

かつての恋人だったことを

知らないと思うので、

彼に当てこすりをしようとして

結婚指輪を見せたわけではなく、

純粋にラティルと結婚していることが

嬉しくて、

自分がラティルの夫であることを

初対面のヒュアツィンテにも

自慢したくて

指輪を見せびらかしたように

思います。

何千年も生きていて、

他の人たちを子供扱いしている

ギルゴールですが、

このようなところは

彼の方が子供みたいだと思います。

 

そして、いつもラティルのことを

「お弟子さん」とか

「お嬢さん」と呼ぶギルゴールが

彼女のことを名前で呼ぶと

ドキドキするというか、

心がくすぐられるというか、

いやらしさというか、

何か一言では言い表せないような

感じを受けます。

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