自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 391話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アイニが知らなかった悲しい真実

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391話 ラナムンはクラインの邪魔をするために、カルドンを送り出しました。

◇邪魔者◇

クラインの視線に気づくと、

ラナムンは短剣で

「乾杯」のジェスチャーをしました。

クラインはカッとなり、

ラティルに告げ口しようとしましたが

すでにラナムンは人波の間に入り、

見えなくなりました。

 

クラインは歯ぎしりしながら、

カルドンから

マスカットジュースを奪うように

受け取ると、ラティルに

喉が渇いた時に飲めばいいけれど

今は喉が

渇いていないのではないかと

尋ねました。

 

ラティルは、

渇いていないと答えると、クラインは

自分がジュースを持ち歩いて

ラティルの喉が渇いた時に渡すと言って

にっこり笑い、

カルドンの足首をつま先で蹴りました。

お前は行ってもいいという合図でしたが

カルドンは、クラインが

皇帝に密着するのを防げという

任務を受けてきたので、

飲み物を渡したからといって

退く気は最初からありませんでした。

 

カルドンは、

皇帝が付き添いの者を

連れて来なかったことを

ラナムンが心配して、

自分が皇帝のそばで

補佐をするよう

彼から指示を受けたと話しました。


ラティルが嬉しそうにしていると、

カルドンは、

ラナムンはいつもラティルを

心配していると言いました。


ラティルは、

ラナムンが少し拗ねていると思ったので

ラナムンの提案を

すぐに受け入れました。

カルドンは礼儀正しく笑いましたが、

クラインは、

イタチが頭を転がしたと思い、

歯ぎしりをしました。

◇反乱の理由◇

その時刻、アイニは、

まだ同じ場所に滞在していました。

トゥーラとアナッチャは、

別々にどこかへ出かけ、

まだ帰って来ませんでした。

 

アイニは、ぼんやりと

時計の秒針を見つめながら

これからどうなるのか考えていた時、

ガラスドームの中で

ずっと静かにしていたヘウンが

初めて口を開き、アイニを呼びました。

アイニは急いで返事をすると、

彼は力のない声で

ここから逃げるよう勧めました。

 

アイニは、

アナッチャに何かを飲まされて以来、

体が動かないと訴えました。

ヘウンは、アナッチャの黒魔術は

まだ初心者レベルだと言うと、

アイニは、その初心者レベルの

黒魔術師に捕まって申し訳ないと

皮肉を言いました。

ヘウンは苦々しく笑いましたが、

アイニは対抗者なので、

彼女自身も

知らない力があるだろうから

何でもやってみてと助言しました。

 

それを聞いたアイニは

両腕を動かそうとしましたが、

やはりだめだったので

ため息をついて目を閉じました。

ヘウンはまた黙ってしまいました。

そうするうちに、突然アイニは、

トゥーラとアナッチャに

ヘウンを渡したのはダガ公爵だと

トゥーラが言っていたのを

思い出しました。

 

アイニはヘウンに、

本当に父親が彼の頭を

2人に渡したのかと尋ねました。

ヘウンは、その質問に答えるのを避け

今は脱出する方法を先に考えようと

言ったので、

アイニは、それが本当であることに

気づきました。

アイニはしばらくしてから、

他に自分が知らないことはあるかと

ヘウンに尋ねました。


自分とヘウンの仲を知り、

彼が皇子であることを知り、

自分がヘウンを忘れられず

苦しんでいたことを知る父が

ヘウンが死んだと騙して、

その頭を

研究材料として使えと言って

アナッチャに渡した。

それは、とてもひどいことでした。

 

アイニは、父親が

このように重大で危険な決定を

一瞬で下すことはなく、

そのような指示を出す前に、

何か他のこともあったはずだと

考えました。

 

アイニは、

自分が知らないことがあれば

教えて欲しいとヘウンに頼みました。

彼の瞳が素早く揺れるのを見たアイニは

何かあるけれど、

話したくないのだと思いました。

 

アイニはヘウンに失望しましたが、

すぐに、彼女は、

彼が父親やアナッチャのために

秘密を固守しているわけではなく

自分のために話さないのだと

確信しました。

 

アイニは、

自分が傷つくと思って

言わないのなら、

そんなことは心配しなくてもいい。

みんなが知っている話を

自分だけが知らない方が

もっと傷つく。

こんな状況になったのに、

自分だけ何も知らずに

フラフラしている。

アナッチャとトゥーラが

いつ自分の命を

奪うかも分からないのに、

最後まで何も知らずに

生きていたくない。

父は自分を、完全な安全地帯に

押し込んだけれど、

自分が今、安全そうに見えるか。

自分は何も知らないまま、

自分の運命を

他人に任せることになった。

このままアナッチャに連れて行かれたら

どうなるのかと、

今まで口にできなかった感情を

吐露しました。


ヘウンはアイニを呼び続け、

そういうことではないと

否定しました。

 

アイニは、

真実にどのような苦痛が伴っても

耐えるので教えて欲しい。

自分に、

まだ隠していることがあるのか。

自分を守ろうとして

自分を台無しにして欲しくないと

訴えました。


ヘウンは、

ダガ公爵がしたことを

アイニが1つ知るや否や、

他のこともあるだろうと推測して

教えて欲しいと訴えたので、

困りました。

 

彼は、

ただでさえ動揺しているアイニに、

彼女の父親の悪口を

言いたくありませんでした。

しかし、

ここから脱出できるかどうかも

分からない状況で、

真実を教えないのは、彼女に、

欺瞞と思われるかもしれないと

思いました。

それに、公爵は、

自分は親だからアイニのことを

よく知っていると

いつも言っていましたが、

彼の選択は、

一度もアイニを幸せにしませんでした。

もしかしたら、多かれ少なかれ、

公爵の実体について知らせれば、

彼女がここから脱出した後でも、

アイニの役に立つかもしれないと

思いました。

結局ヘウンは話を始めました。

 

自分は処刑されていなくても、

結局死んでいた。

病気にかかったことを知った時は、

もう手遅れだった。

自分はダガ公爵に病気の話をして、

婚約を破棄しなければならないと

言った。

しかし、公爵は

それを望んでいなかった。

自分と似たようなレベルや

公爵が望むレベルの男性は

すでに婚約者がいて、

彼の目に留まるような男は

いなかった。

 

アイニは、ヘウムが病気だったことを

全然知らなかったので、

そのショックから、

抜け出せませんでしたが、

ヘウンは話を続けました。

 

自分が死ぬ前に早く結婚して

皇太子妃の席でも

与えたいと言ったけれど、

公爵は、これから長く生きる娘を

未亡人にすることはできないと言った。

 

アイニは、全然知らなかったと

呟きました。

 

続けてヘウンが、

公爵は、ヒュアツィンテと

クラインに関心があった。

彼らを外国に送るつもりは

最初からなかったと話すと、

アイニは、クラインも

自分の結婚相手の候補者だったと聞いて

驚きました。

 

しかし、公爵は、

追い出された側室の子で

性格も悪いという噂のクラインを

アイニと結婚させたくなかった。

身分的にも性格的にも、

ヒュアツィンテのことが

一番気に入っていたけれど、

彼は自分と婚約していたアイニを

婚約者として受け入れることを

拒否した。

それでダガ公爵は、

ヒュアツィンテがアイニを

受け入れなければならない状況を

作ろうと言った。

それ以降のことは、

アイニも知っているはずだと

話しました。

 

アイニは、

いきなりヘウンが反乱を起こした時、

一体何をしているのかと

思っていましたが、

そんな理由があったことに

愕然としました。

 

アイニは、そんな狂ったことに

同意したのかと尋ねました。


ヘウンは、

自分がベッドで死んだら

アイニは苦しむけれど、

処刑台で死んだら

アイニは幸せになる。

ヘウンは病弱であることを隠して

アイニと結婚しようとして

彼女の未来を台無しにした。

一抹の良心でもあるなら、

アイニのために、もう少し早く死ね。

ヘウンがそうするのは、

犠牲ではなく、贖罪だと

公爵に言われたと話しました。

 

ヘウンは、

自分が病気になったことを

知るまでは、

全く病弱ではなかったけれど

ダガ公爵の言葉に

騙されてしまいました。

アイニの人生を

自分が台無しにしてしまったと

嘆く公爵を前にして、

彼は、ダガ公爵の言葉が

ますます正しいと

考えるようになりました。


ヘウンとアイニが、

子供の頃から仲良しで、

お互いを好きでなかったら、

先皇帝はアイニとヒュアツィンテを

婚約させていただろうし、

アイニは貴族の中で

最も結婚が遅れていました。


結局ヘウンは公爵の言葉に従い、

自分がヒュアツィンテを

裏切ったと思わせ、

多くの人に被害を与え、

自分の名声をゴミ箱に

捨てることになりましたが、

最も辛いのは、

そんなことまでしても、

アイニを幸せにすることが

できなかったことでした。

 

ヘウンの話が終わると

アイニは呆れて

何も言えませんでした。

皇位の座に

何の興味もなさそうだったヘウンが

なぜ急に、何のために

反乱を起こしたのか、

いつも気になっていました。

しかし、

一旦、反乱が起きれば、

敗者に残されるのは死だけ。

アイニは

彼が勝つことを願うしか

ありませんでした。

しかし、

失敗することが決まっていて、

皇帝に圧力をかける目的で起こした

反乱だと聞き、

アイニはショックが大き過ぎて、

何の反応もできずに

空虚に空中を眺めていました。

 

彼女は、

自分が公爵の手のひらの上に

乗っていることを知っていましたが

その向こうに抜け穴があるとは

思いも寄りませんでした。

 

ヘウンは、衝撃を受けたアイニの姿を

見つめながら、

ダガ公爵が食屍鬼になった自分に

もう一度死んでほしいと頼んだことは

言えませんでした。

◇トゥーラの動揺◇

トゥーラは扉の前に立ったまま、

部屋の中から聞こえてくる

すすり泣く声を聞きました。

彼は何度も、

取っ手をつかもうとしましたが、

結局、つかむことができず、

手を下ろしました。

 

トゥーラは狐の仮面の城で

ヘウンと初めて会った時、

彼は自分がロードだと思っていたので

ヘウンと同じレベルだとは

思わなかったものの、

どちらも反乱を起こし、首を切られ、

自分の意図とは関係なしに

食餌鬼にされたので、

自分と彼の境遇は、

かなり似ていると思いました。

でも、全然違っていました。

 

トゥーラは誰かに恋したことはなく、

愛は家族と育むものであり、

他人に向けたことはありませんでした。

ところがヘウンは、その愛のために

名誉を矢の先に突き刺した。

彼には、それが全く

理解できませんでした。

 

トゥーラは時計を確認して

扉の取っ手を回そうとしましたが、

また手を下ろして、眉を顰めました。

今、扉を開けて中に入れば、

あの女性の顔が

涙に濡れているはず。

そう考えると、扉を開けるのが

気持ち悪いと思いました。

◇タッシールの心配◇

こんなことがあり得るのか。

この弱い自分が、

真っ先に敵の位置を把握するなんてと

黒林の部下の報告を受けた

タッシールは嘆きました。

部下は戸惑って彼を眺めました。

 

タッシールはため息をつき、

民家を不法に改造して

宿泊業を営んでいる所を指差すと、

あそこに、怪しい者たちが、

滞在しているのかと確認しました。

部下は、

不法営業なので、

昨日、旅館の聞き込みをした時には

引っかからなかったと答えました。

 

タッシールはため息をついて

腕を組みました。

 

一緒に行こうと皇帝を誘えば、

危険が伴うかもしれないので

心配だし、 

弱いイメージのまま、

1人で行ってもいいのか心配だし

他の側室を連れて行けば、

手柄を取られそうで心配だ。

一体、どうしたらいいのかと

嘆きました。

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ヘウンはダガ公爵に焚きつけられて

反乱を起こしたのではないかと

想像していましたが、

まさか、その反乱の目的が

アイニをヒュアツィンテと

結婚させるためであり、

ヘウンの側に付いたダガ公爵に

ヒュアツィンテが

協力を求めることも

想定内だったと思うと

空恐ろしいものを感じました。

 

アイニの幸せのためと言いながら

彼が望んでいるのは

アイニが産んだ子が皇帝になり、

その子を陰で操り、

自分が実質の皇帝になること。

ヘウンが病気にならず、

アイニと彼が無事に結婚していたら

ヒュアツィンテを皇帝の座から

引きずり落すことも

考えていたのかもしれません。

 

自分が権力をつかむために

ヘウンのアイニへの

純粋な愛を利用して、

彼を心理的に追い詰め、

ヘウンに反乱を起こさせ

彼の死を早めたダガ公爵は

本当に残酷だと思います。

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