自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 390話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ クラインは平凡な皇子だから

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390話 ラティルは本気で赤ちゃんを持つことを考え始めましたが・・・

◇好色な皇帝だから◇

翌朝、ラティルは太陽を見ると

恥ずかしくなって、

手で顔を覆いました。

そして枕をポンポン叩いた後、

枕を抱きしめて

ベッドを転がりました。

顔を洗って廊下に出るまで

その熱気は収まりませんでした。

 

ラティルの顔を見たサーナット卿は

顔に熱があると心配しましたが、

サーナット卿に

素直に話せないラティルは

何でもないと知らんぷりをして

顔を手でこすりました。

サーナット卿は、

その様子を見て怪しみましたが

ラティルは絶対に本音を

言いませんでした。

 

結局、彼女は、

どうせ世間では

すでに自分は好色の皇帝として

知られていると開き直り、

咳払いをして会議へ向かいました。

◇側室たちの分担◇

元々、祭りの2日目も

休みのはずでしたが

昨日の事件のことで、夜明けに

緊急会議をすることになりました。

休暇中に呼ばれた大臣たちは

疲れ切った顔で、

祭りを続けるべきかどうか

喧嘩するように意見を交わしました。

 

祭りを続けることで、

またケガ人が出たらどうするのか、

その後始末を誰がするのか。

 

皆が楽しみにしてた祭りを中止する程

被害は大きくない。

中止して、何も起こらなければ

その責任は誰が取るのか。

新たに祭りを開催するほど、

予算が有り余っているわけではない。


敵が捕まってもいないのに

危険を冒すことはできない。

安全を最優先にするべきだ。

 

祭り以外でも、

昨日のようなことはまた起きる。

 

大臣たちの様子を見ていたラティルは

昨日のことで、人々は

どのように反応しているか尋ねました。

侍従長は、

ラティルが側室たちと共に

すぐに制圧した上、被害範囲が狭いので

人々はそれほど怖がっていないと

答えました。

 

ラティルは、

しばらくじっくり考えた後、

マリアモット侯爵の意見通り

祭りは継続するけれど、

警備兵が統制できる範囲内でのみ

遊べるようにすると結論を出しました。


会議が終わると、

ラティルはザイシンを訪ね、

昨日の黒い砂について尋ねました。

彼は、その砂のほとんどは浄化したと

答えました。

 

ラティルはザイシンを労うと

側室たちを全員集め、

祭りへは2人ずつ

連れて行くことにしていたけれど

計画を少し変えると告げました。


今日、ラティルと出かける番だった

タッシールは目を丸くし、

カルレインは眉を吊り上げました。

ラティルは2人に謝ると、

昨日、人波に流されて

ラナムンやメラディムとも

ほとんど一緒にいなかったと

言い訳をしました。

 

ラティルは

ラナムン、メラディム、タッシール、

カルレインに、

彼らが標的にならないよう、

正体を隠しながら、

それぞれ、別の場所に分かれて

状況を見て、人々を守るよう

指示しました。

 

ラティルは、暗黙の了解のように

彼らをこき使うのは

申し訳ないと思いましたが、

彼ら1人1人の実力が

普通の人よりはるかに優れているため

このような非常時には

仕方がないと思いました。

 

ゲスターとギルゴールがいれば、

もっと良かったと思いましたが

ギルゴールは、他の人が彼を

監視する必要があったかもしれないと

危惧しました。


ラティルの言葉を聞いて、

側室たちは顔を見合わせた後、

素直に頷きました。

皆に仕事をさせるので、

それなりに納得したようで

ラティルは安堵しながら笑いました。

 

ところが、

その光景を見ていたクラインは

自分は何をするのかと尋ねました。

ラティルは当惑して

クラインを見ました 。

 

もしかして、

自分のことを忘れていたのかと

尋ねるクラインに、ラティルは、

そんなはずはないと答え、

笑いながら彼の肩を叩きました。

 

昨日、クラインも

よく戦っていましたが

それでも彼は平凡な皇子なので

1つの区域を任せるのは不安でした。

しかし、それを正直に言えば、

クラインのプライドが傷つくと思い

ラティルは笑いながら、

クラインは気が利くので、

自分と一緒に歩きながら

鷹の目で四方を監視して欲しいと

指示しました。

 

クライン「はい!」と返事をして

明るく笑いました。

そんな彼が可愛くて、

ラティルは心から笑うと、

すべての側室が

自分をじっと見つめるのを感じて

真顔になりました。

禁欲の心を断ち切ろうと

決心したせいか、

何か変な気分になりました。

ラティルは立ち上がると、

側室たちに、

それぞれ必要なものを準備するよう

指示しました。

 

その後、ラティルはグリフィンを探し

空から様子を見て、

不審者が見えたり、

どこかで何か起こったら、

すぐに自分に知らせるよう

指示しました。

 

グリフィンが、

「もちろんです」と答えた後、

ラティルはゲスターの名前を口にすると

グリフィンは、彼のことを

「変態」と呼びました。

 

なぜ、グリフィンは

ゲスターのことを変態と呼ぶのか

不思議に思いながら、

彼と最近連絡を取っているかと

尋ねました。

すると、グリフィンは、

「ロードは変態が好きなのか」と

尋ねてきたので、ラティルは、

その表現は少し変なので

「ゲスターが好きなのか」に

して欲しいと頼むと、

彼を見かけたら、すぐに伝えるので

心配しないようにと言いました。


ラティルは、

グリフィンが一番頼もしいと

褒めると、

興奮したグリフィンは

タップダンスを踊り始めました。

ラティルは「上手!」と褒め、

何度か拍手をすると出て行きました。

◇ついでにデート◇

タッシールは黒林の部下、

カルレインは黒死神団の傭兵たち、

メラディムは、血人魚の部下たち、

ザイシンは百花以外の

聖騎士たちを連れて行ったので、

ラティルはラナムンにだけ

護衛を付けました。

側室たちが順番に出て行くと、

ラティルはクラインを連れ出しました。

 

クラインは、

今日は、自分たち2人だけの

デートだと言って興奮し、

ラティルの腕をつかむと

にっこりと笑いました。

その姿は可愛らしいけれど、

彼は今回の外出の目的を

忘れているようなので、

ラティルは、

自分たちはアナッチャとトゥーラ、

もしくは怪しい者たちを

探しに来たと説明しました。

 

しかし、クラインは、

ついでにデートもするのではないかと

明るく質問して来たので、

ラティルは、ついに頷きました。

◇弱い人◇

途中までカルレインと

一緒に行くことになったタッシールは

遠くから、

クラインが、ラティルの腕に

ぴったりくっついているのを見て

弱い人には弱いなりに長所があると

思わないかと尋ねました。

 

カルレインは、ちらっと

ラティルとクラインの方を見ましたが

戯言を言っていないで、

言われたことをきちんとしろと

指示しました。

 

タッシールは

大げさにため息をつきながら

自分は弱い人間なのに、

なぜ、この集団と

同じ扱いを受けるのかと

呟きましたが、カルレインは

クラインの姿を見たくなくて、

あっという間に

遠い所へ行ってしまったので、

タッシールに返事をする人は

いませんでした。

 

タッシールは周りを見回して

自分1人だと分かると、

肩を叩きながら、

「タッシールも弱いです」と

訴えました。

◇神経質なティトゥ◇

ティトゥはメラディムに、

重要なことは、

すぐに記憶しなければならないと

しつこく、何度も言い聞かせました。

 

メラディムは、

自分が担当した区域に行くまでの間、

ずっとティトゥが小言を言うので

イライラしていました。

その一方で、

誰かがラッパを吹けば

そちらを見つめ、

誰かがアイスクリームを

持っていると、

そちらを見つめました。

 

ティトゥは、その様子を見ながら

きっと彼は、もう忘れているので、

自分がそばにくっついて、

しっかり記憶させなければならないと

呟き、ラナムンの方を見ました。

 

彼は手に

マスカットジュースを持っていて、

ここが宮殿のホールであるかのように

1人で歩いていました。

どいてくれとは言わなくても、

彼が通り過ぎる時、

人々はあっという間に

両側に分かれていました。

 

顔を隠しているにもかかわらず

少しのよそ見もせずに、

自分のすべきことだけに

没頭している姿が

本当に絵のようでした。

 

ティトゥは

訳もなくイライラして

メラディムに、

もう少しきちんとするように、

体面を保てと注意しました。

ラナムンは、

クラインが全身でラティルの腕を

握っているところを

じっと見つめていました。

 

なぜ、あんなに密着しているのかと

ラナムンが眉をひそめると、

カルドンは、

少しくっついていると返事をしました。

しかし、ラナムンは、

くっついている程度ではなく

自分の胸の間に

皇帝の腕を持って行っていると

反論しました。

 

カルドンは、

そんなことをあえて

説明してくれなくてもいいと、

顔を真っ赤にして呟きましたが、

ラナムンは冷たい氷のような表情をして

その方向から

少しも視線をそらすことは

ありませんでした。

 

カルドンは、

ラナムンが持っている

マスカットジュースが

爆発するのではないかと心配になり、

それは皇帝にあげるために

買ったのではないかと尋ねました。

 

すると、ようやくラナムンは

カルドンにジュースを渡し、

これを持って行って、

あの狐が皇帝に密着し過ぎるのを

防げと指示しました。


カルドンは、

どうすればいいのかと

尋ねると、ラナムンは

カルドンならできる。

信頼しているからと答えました。

 

カルドンは、こんなことで、

信頼してくれなくてもいいと

ブツブツ言いながら、

ジュースのグラスを受け取りました。

 

カルドンは、

なぜ、突然、マスカットジュースを

皇帝に届けるのか、

不思議に思いました。

◇果物の香り◇

クラインがくっつき過ぎるので

ラティルは

片手を動かすことができませんでした。

ラティルは、

手がますます重くなっているようだと

言って横を見て、

自分の腕の位置を確認したところ

目玉が飛び出しそうになりました。

 

クラインは、純真な声で

「そうなんですか?」と答え、

さらにラティルの腕を

ギュッと包み込みました。

動揺したラティルは正面を見て、

あまり重くないと返事をしました。

 

クラインは、

ラティルと2人きりで

出かけることになった後、

素早くお風呂に入りました。

肌を柔らかくしてくれる塩と

香りの良い入浴剤を入れて

できるだけ肌に吸収させました。

そのおかげで、

自分から良い香りが漂っていました。

 

クラインは、

ちらっと見た皇帝の耳が

少し赤くなっているのを見て

自信満々になり、

自分からいい匂いがしないかと

尋ねました。

 

ラティルは、クラインに

怪しい人を探すよう呟きながら

鼻をくんくんと鳴らしました。

果物の香りがするようでした。

 

ラティルは、

「桃?それともスモモ?」と尋ねると、

後から「マスカットです」と

返事がありました。

後ろを振り向くと、

無愛想な表情のカルドンが

マスカットジュースを手に持って

立っていました。

 

クラインは表情を歪め、

ほぼ本能的に

ラナムンの位置を見つけ出すと、

彼を睨みつけました。

 

クラインは、

ラナムンがラティルのそばに

いられないから、

侍従に邪魔をさせるのかと

腹を立てました。

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タッシールも、

ラティルとクラインが

一緒にいることに

嫉妬しているけれど、

ラナムンやカルレインのように

表には出さないというか出したくない。

けれども、

あまり気分は良くないので、

一緒にラティルと出かけるはずだった

カルレインにクラインの悪口を言って

彼に同調してもらえば

少し気分が

スッキリすると思ったのかも

けれども、カルレインは

相手にしてくれなかったので

タッシールの心はモヤモヤしたまま。

 

彼は冗談めかして

独り言を口にしましたが、

ラティルと一緒に

出かけられなかったことを

本当に残念に思っているのだと

思います。

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