自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 421話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ロードに非協力的なガーゴイル

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421話 ラティルとゲスターの前にガーゴイルが現われました。

レッサーパンダ

ガーゴイルは、

ほとんど石像でしたが、

ラティルが聞いたのは

「生きている」石像の話でした。

だから、ラティルは

ゲスターの友達のガーゴイル

石像ではないと思っていました。

しかし、何度も目を閉じて

見直しても、

ガーゴイルは石像でした。

 

ラティルは、少し驚いたものの、

考えてみれば、

ライオンの尻尾を持つ話す鳥もいれば

自分たちは人魚ではないと主張する

血人魚もいる。

吸血鬼もいればゾンビもいるので、

話す石像もあり得ると思いました。

 

石像はゲスターを睨みつけた後、

今度はラティルを見つめました。

彼女は、ぎこちなく笑いながら、

ここで話していると

頭がおかしいと思われそうなので、

とりあえず自分の部屋へ行って

話そうと提案しました。

 

すると石像は鼻で笑い、

突然、クルッと回って

下に降りました。

着地した石像は、

ガーゴイルの姿ではなく、

レッサーパンダの姿をしていたので

ラティルは驚きました。

ゲスターはため息をつきながら

レッサーパンダを抱きしめました。

◇説得◇

ラティルが、

レッサーパンダを抱いた

ゲスターを連れて

部屋に入ってくると、

侍女たちは驚き、

なぜ、レッサーパンダがいるのかと

尋ねました。

そして、彼女たちは

レッサーパンダが可愛いのか

もっとよく見ようとして、

あちこち首を横に振りました。

 

しかし、ラティルが、

少し席を外して欲しいと命令したので

侍女たちは残念がって外に出ました。

 

ラティルはゲスターと

レッサーパンダを連れて

部屋に入り、扉を閉めながら

ガーゴイル族は皆、

レッサーパンダのように見えるのかと

尋ねました。

ゲスターは、

わざとこの姿に変わったようだと

答えました。

 

レッサーパンダは、

ふっと笑いながら、しっぽを振り、

まだ何が起きたかもわからないのに、

自分の本当の姿を

公開する必要はない。

自分は用心深いと主張しました。

 

侍女がコーヒー2杯と

レッサーパンダが飲む水を

置いて行くと、

ゲスターはラティルに、

まず、自分が先に

ガーゴイルと話した方が

いいのではないかと

慎重に提案しました。

ガーゴイルの口調が

険しかったので

少し不安そうな様子でした。

 

しかし、ラティルは

大丈夫だと手を振り、

そんなことをすると面倒くさいので、

一度で終わらせた方がいいと

返事をしました。


ゲスターはしょんぼりと

肩を落としましたが、

ラティルに、さらに勧める代わりに

ガーゴイルに、

複雑な状況を説明し始めました。

その間、ラティルは

コーヒーを飲みながら

ガーゴイルが自然に

ゲスターのコーヒーを持ってきて

飲む姿をじっと見ていました。

 

ガーゴイルがコーヒーを飲み終えた頃

ゲスターも説明を終えたので、

ラティルは期待に満ちた目で

ガーゴイルを見ながら、

事が、こんなにも拗れてしまい

複雑になってしまったので、

どうしてもガーゴイルの助けが

必要だと話しました。


ずっと静かに

話を聞いていたガーゴイルは、

空のコーヒーカップ

横に押し出しながら、

なぜ急にロードが

自分を探し回ったのか理解したと

言いました。

 

ラティルは、

自分を助けてくれるかと

真剣に尋ねました。

もし、ガーゴイルが助けてくれれば

ラティルは、この宮殿の周りに

アニャドミスが入れないくらい、

強力な結界を張ることができる。

そうすれば、その間に時間を稼ぎ、

ある程度ラナムンとアイニを

訓練させることができるだろうと

考えました。

しかし、ガーゴイル

ラティルの予想外の返事をしました。

 

ガーゴイルは、

理解できない部分がある。

アニャドミスは

中身が対抗者だけれど、

ロードの身体を持っている

ということは、結局、

ラティルとアニャドミスは

2人共、ロードではないのかと

聞きました。

 

その言葉に、

ゲスターはビクッとしましたが、

ロードの魂があってこそロードだと

反論しました。

しかし、ガーゴイル

腕を組んでしきりに首を横に振りながら

ロードの魂があれば、ロードは覚醒して

本当のロードになるけれど、

アニャドミスにロードの魂はない。

しかし、

覚醒したロードの身体を持っている。

今のロードは

ロードの魂はあるけれど、

覚醒できていないと言い返しました。

 

考えてみれば、

ガーゴイルの言葉は正しいけれど、

三者だからこそ、言える言葉でした。

 

続けてガーゴイルは、

盟約のせいで、アニャドミスは

以前のように異種族を

弾圧することはできない。

それならば、互いに見ぬふりをして

暮らせばいいのに、

なぜ、あえて戦う準備をするのかと

言って、肩をすくめました。

 

ラティルは何か言おうとしましたが

その前にゲスターが、

これ以上我慢できなくなったのか

普段より少し速い口調で、

自分が少し話してみると言って

ガーゴイル

抱き上げようとしました。

しかし、ラティルは

手を振ってゲスターを止めました。

そして、ガーゴイルに、

それは自分を助けたくないという

意味かと尋ねました。

 

ガーゴイルは肩をすくめ、

自分に手伝って欲しければ、

自分を説得し、

自分の考えを変えてみろと言いました。

 

ラティルは、

自分こそ本当のロードだと

話そうとしましたが、

その前に、ガーゴイル

ロードが、

自分はロードだと言っても無駄。

自分たちの種族は

ロードの味方になったことがないので

そんな言葉には説得されないと

警告しました。

 

愛らしいこと、この上ない外見で

きっぱり言うガーゴイルを見て、

ラティルはイライラしました。

彼女は、

ガーゴイルとゲスターが喧嘩したのは

明らかにガーゴイルのせいだと

確信しました。

 

しかし、今は、そんなことを

聞いている時ではないので、

ラティルは悩んだ末に、

自分はロードだけれど、

皇帝でもあるので、権力がある。

自分を助けてくれるなら、

ガーゴイルたちが

隠れて暮らさなくても

済むようにすると、自分でも、

かなり説得力があると思われる

意見を出しました。

 

ところが、ガーゴイル

1秒も躊躇うことなく、

そっと尻尾を振ると

フナ族は、

実際に隠れて暮らしているので、

そのような言葉に

騙されることもあるし、

騙されても仕方がない。

しかし、自分たちガーゴイル

隠れて生きていないので

騙されないと言いました。

 

ラティルは眉をひそめ、

それでは一体どうしろと言うのかと

悩みました。


そんなラティルを

眺めていたガーゴイルは、

やはり今回のロードも

自分を説得できないと言って

ソファーから降りようとしました。

しかし、ラティルは

「ちょっと待って!」と言って

ガーゴイルの前足を掴みました。

ガーゴイルは動きを止めて

ラティルを眺め、

自分を説得する言葉を

思いついたのかと尋ねました。


ラティルは、

全然思いついていませんでしたが

ガーゴイルが一旦隠れてしまえば、

誰も見つけられないという

言葉を思い浮かべて、

ひとまず捕まえました。

 

何か説得する言葉を

投げかけるために、

ラティルが離れようとすると

ガーゴイルは冷たく自分の前足を抜き

再び、どこかへ行こうとするのを

ラティルは再び捕まえました。

しかし、やはり言うことがなくて

じっとしていましたが、

やがて、ラティルは、

先にガーゴイル

提案してみるように。

自分が何をしてあげれば、

心を変えて、

自分を助けてくれるのか。

何か望みがあるなら、

それを先に言ってみるようにと

急いで提案しました。

 

ラティルが

このように出てくるとは

思っていなかったガーゴイル

ゲスターとラティルを

交互に眺めました。

彼女は念のため、

ガーゴイルの手を放さずに

捕まえていました。

 

しばらくして、ガーゴイルは、

自分が望むことを教えるので、

それをやり遂げることができれば

結界を作る。

だからといって、

味方になるというわけではないと

答えました。

 

ラティルは明るく笑いながら

それは何かと尋ねました。

ガーゴイルはにっこり笑って

ゲスターを振り返り、

自分たちを地下城へ連れて行けと

指示しました。

 

ゲスターは、ガーゴイル

ずっと暴言を吐き続けていたので

気分が悪くなったようでしたが、

いつものように

相手と喧嘩するよりは、

哀れな表情で

我慢する方を選びました。

 

その姿に、

ラティルは心が痛みましたが、

床に現れた狐の穴を見て、

あの中を通ることを考えた途端、

心の痛みは、

すっかり消え去りました。

 

ガーゴイルは狐の穴をじっと見下ろし

ラティルに抱いてほしいと

両腕を広げました。

そして、ゲスターのことを、

猫かぶりで、

言葉をまともに話さない鉄面皮の

嘘つき詐欺師の狐の仮面と

呼ばわりすると、

自分がロードと行ってくる間、

付いて来るなと警告しました。

 

ラティルは、

すぐにガーゴイルを抱き上げ、

心配しているゲスターに、

口の形で「大丈夫です」と言うと、

目をぎゅっと閉じて

狐の穴の中へ飛び降りました。 

◇意外な場所での再会◇

その時刻。

アニャドミスに城を見つけて来いという

とんでもない命令を受けたアナッチャは

真剣にあちこち歩き回った後、

ギルゴールに襲撃される前に、

狐の仮面と一緒に過ごしていた

地下城のことを思い出しました。

襲撃後、皆、

別の場所へ移動したので、

今は誰もいないはずでした。

 

ギルゴールの襲撃のせいで

少し壊れてしまいましたが、

人が生活できないほど

壊れたわけではありませんでした。

 

ロードは、

傷もなく綺麗な城を探して来いと

命令したわけではないので、

その地下城を紹介しても

いいのではないかと考えると、

ようやく、アナッチャは、

重荷が少し

軽くなったような気がして、

安堵のため息をつきました。

 

アナッチャが何かを悟った顔で

一人で頷いているので、

アニャは、どうしたのか尋ねました。

アナッチャは、

行くところがあるといって、

絶壁の下にあるその地下城に

案内しました。

 

地下城は、アニャの予想に反し、

大きくて雄大なので、

彼女は驚きと感嘆の声を上げました。

アナッチャは、

おそらく今は、誰も使っていないので

ここを使えばいいと思うと言いました。

 

アニャは、

それは、確かなのかと尋ねました。

アナッチャは、

確かだと思うけれど、

確認してみて悪いことはないと

答えました。

 

アニャは直接確認するために

城の中へ入りました。

アナッチャは、

ギルゴールに襲撃された日の

恐怖の痕跡が、

城のあちこちに残っているのを見て

ぞっとしましたが、何とか表情を

コントロールしようとしました。

 

アニャは隅々まで見回した末、

城は少し壊れているけれど、

うまく修理すれば大丈夫だと思うと

満足気に笑いました。

 

アナッチャは、

広くて華やかなので、

ロードも気に入ると思うと言いました。

アニャは、アナッチャは思ったより

能力があると褒めました。

 

アナッチャは、無理矢理笑いながら、

とにかくここを使えばいいと思う。

ただ、城内が

あまりにもめちゃくちゃなので、

自分が城を修理する。

その間にアニャがロードを

連れてくるのはどうかと提案しました。

 

そう言いながらも、アナッチャは

アニャを送り出した後、

逃げるつもりでした。

しかし、アニャは、

彼女の話を聞くや否や、

彼女が逃げたくて、

あんなことを言っていることに

気づきました。

けれども、無理矢理彼女を

そばに残しても、

敵より劣ると思ったアニャは、

あえて彼女を捕まえたり

邪魔したりする代わりに

騙された振りをし、

自分がロードを連れて来ると

言いました。

 

アナッチャは「やった!」と

心の中で叫びましたが、

表面上は寂しいふりをして、

アニャと別れました。

そして、彼女が去るや否や、

すぐに出発する準備を始めました。

しかし、去る前に彼女は

念のため、黒魔術の本を集めておいた

書斎に行ってみることにしました。

 

ところが、書斎へ向かう

石の廊下を走っていた時に、

誰かが廊下の向こうに

立っているのが見えました。

 

アナッチャはびっくりして

立ち止まりました。

廊下に立っているのは

片腕にレッサーパンダを抱いた

皇帝でした。

 

アナッチャは、

なぜ、ラトラシルが、

ここにレッサーパンダといるのか

訝しみました。

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後の話にも、

ガーゴイルが出て来ますが、

その時、読んだのは

ハングル語をスペイン語

翻訳した文章だったので、

ガーゴイルをアライグマと

していました。

しかし、今回、原文を読んだところ

アライグマではなく

レッサーパンダと判明しましたので

改めて後の文章を読んだ時に

修正していきたいと思います。

 

もしも、アナッチャが

前に集めておいた黒魔術の本を

取りに行きさえしなければ、

ラティルと会うことは

なかったと思います。

そもそも、

ギルゴールに襲撃されて、

最初に地下城を出た時に、

再び、本を取りに戻ろうと

考えていなかったでしょうから、

欲を出さすに、

アニャが去った後、すぐに、

アナッチャも逃げれば良かったと

思います。

そして、本に対する執着だけではなく

トゥーラを皇帝にするという

野望を捨て、

一度、実家に帰った時に、

おとなしく、そこで

匿ってもらっていれば、

今より、はるかに楽な生活が

できたと思います。

アナッチャは欲のせいで

苦労を背負いこんでいるような

気がします。

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