自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 420話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ メラディムが望む誓約式

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

420話 以前ギルゴールは、子供が一人いると言っていましたが・・・

◇言い包められる◇

ラティルは、

以前のギルゴールの言葉と

今の言葉の違いについて

聞こうかどうか迷いました。

 

子供が死んだのなら、

ギルゴールの傷を

掘り返すことになるので

むやみに聞かない方がいいと

思う一方で、以前と今の

言葉の違いに戸惑っていたので

聞かないのもどうかと思いました。

 

そして、ラティルは一瞬、

本当に子供がいたのかとさえ

疑いました。

ギルゴールは、

今は少し良くなったように

見えるけれど、

時々、精神がおかしくなることが

ありました。

そんなギルゴールの言うことを

完全に信じることができるだろうかと

考えていると、

ギルゴールは突然明るく笑い、

自分たちの背より高い花を指差し、

 

あの花を見せたことが

ありましたか?

あれを見ましょうか?

 

と誘いました。

 

ラティルは、

言い包められているような

気がしました。

◇誓約式の希望◇

最初から子供の話が嘘だったのか、

それとも子供の人数を誤魔化したのか、

それとも昔のことなので、

忘れてしまったのか。

それとも、ふざけているだけなのか。

 

ラティルは、ゲスターを訪ねる途中、

一人で回廊を歩きながら

じっくり考えました。

そしてハーレムの中に入って

湖に沿って歩いていると、

彼女を見たメラディムが

急いで走って来ました。

 

メラディムはラティルに

何か話があって来たようでしたが、

ラティルはメラディムを見るや否や、

彼の年齢を尋ねました。

ティトゥは

そんなことを聞いてはダメだと

慌てて叫びました。

 

ラティルは、

メラディムが年上であることは

知っているので、聞いても

構わないのではないかと

言い返すと、ティトゥは

メラディムは

とてつもなく年寄りだと

返事をしようとしましたが、

言葉を終える前に、彼は

メラディムにワカメで叩かれたので

口をつぐみました。

 

ラティルは

メラディムが手に持っている

ワカメを見て、

あれはどこから出したのかと

目を擦っていると、

その疑問が解決される前に、

メラディムはワカメを丸めて

ポケットに入れました。

そして、自分の身体は

自然のようなものなので

年齢はそれほど重要ではないと

返事をしました。

 

ラティルは、

大丈夫。

ご先祖様だと思っているからと言うと

メラディムは「ご先祖様」の言葉に

衝撃を受けて目を丸くしたので、

ラティルは笑い出しました。

 

彼女は、

本当に気にしていない。

ここには、ご先祖様が何人かいるし

年齢を数えようにも、

皆、人間ではない。

見かけは、皆、

似たような年齢に見えると

言い訳をしました。

 

メラディムはそれでも気になるのか

腕組みをして

ティトゥを睨みつけると、

ラティルが、突然、

年齢を聞いた理由を尋ねました。

 

ラティルはメラディムに

正確に何歳か分からないのかと

尋ねました。

メラディムは、

10歳以降は数えていないと答えると

ラティルは、

それは、あまりにも

諦めが早いのではないか。

せめて100歳までは

数えられないのかと呆れましたが、

すぐに首を横に振り、

年齢のことを

聞こうとしたわけではないと

思い直し、

ギルゴールとは

いつ知り合ったのかと尋ねました。

メラディムは、

随分、昔のことだと答えました。

 

ラティルは、

ギルゴールの子供のことを

知っているかどうか

尋ねようとしましたが、

いくらギルゴールが狂っていても、

あまりにもプライベートな話を

他の人に

簡単に聞くものではないし、

彼が、ひどく傷ついてる

ことなのかもしれないと

思い直しました。

 

ラティルが

途中で話すのを止めたので

メラディムは戸惑い、

どうしたのかと尋ねました。

 

ラティルは、

ギルゴールから、

人魚は詐欺師だと聞いたけれど、

なぜ彼は、そんなことを言ったのかと

尋ねました。

 

賢いティトゥは、

なぜ、そんな話を

真剣に聞くのかという表情で

ラティルを見つめました。

 

しかし、メラディムは

何とも思わない様子で、

彼らは詐欺師だからと、

素早く答えるや否や興奮しました。

彼は、人魚の話が出ただけでも

腹が立つようでした。

 

ラティルは、

その荒々しい反応に腹を立て

どうしたのかと尋ねると

メラディムは、

人魚は悪いことをしたら、

必ずそれを全て自分たちのせいにして

彼らのイメージを守っている詐欺師だと

まくしたてました。

 

その姿を見てラティルは、

メラディムたちも

今、人魚の真似をしていると思い

当惑しました。

 

ラティルの表情を見ると、

メラディムは、

人魚はイメージ管理を

とても徹底している。

彼らだけの基準と

彼らが追求するイメージがあり、

そこから少しでも抜け出すことを

許さないと説明しました。

 

ラティルは、

こんな話を聞きに来たわけでは

なかったけれど、珍しい情報を

知ることができたと思いました。

 

ラティルはメラディムに手を振り、

再び歩き始めましたが、

数歩も進まないうちに

メラディムに捕まりました。

 

彼は、誓約式の日に、

波に乗って登場したいと言いました。

ラティルは、

波を作る能力がないと言って

謝りましたが、メラディムは、

波は自分が作ればいいし、

自分が話したいのは、

そういうことではないと言うと、

ラティルは、

それでは何なのかと尋ねました。

 

メラディムは、

自分は波に乗って入場するけれど

ラティルだけ陸にいると変なので、

彼女は船で入場したらどうかと

提案しました。

 

ラティルは

本気なのかと尋ねました。

メラディムは、

湖を横切って、

ラティルと自分が両方向から

前に飛んで行くなんて、

ロマンティックではないかと

返事をしました。

 

ラティルは、

絶対に嫌だ。

普通にやるのではいけないのかと

思いました。

 

ラティルは額を押さえながら、

少し考えてみる。

自分は船酔いするからと

返事を後回しにしました。

◇猫かぶり◇

ラティルがゲスターを訪ねると、

食事の時間ではないのに、

彼は、たくさん食べ物を

用意していました。

それを見たラティルは、

もう食事をするのかと

笑いながら話しかけると、

ゲスターはフォークを握り

顔を赤くしながら、

お腹が早く空いたからと答えて

笑いました。

 

そして、

ラティルの顔色を窺いながら、

皇帝が自分に話したいことが

あるようだったのに、

ギルゴールと行ってしまったので

少し心が虚しかったと

消入りそうな声で付け加えました。

 

そして、ゲスターは

このようなことを話したのが

さらに恥ずかしかったのか、

顔を真っ赤にして頭を下げました。

 

それを見たラティルは、

ゲスターのことが

とても気の毒になり、

彼がこんなにおとなしいから

毎日、他の側室に

からかわれると言って、

彼の顔を、手で包み込みました。

 

ゲスターは、

普段は、皆優しくしてくれるので

大丈夫だと言いました。

 

ラティルは、

ゲスターは性格も優しいし、

照れくさくて

首筋まで赤くなった姿が可愛いと

思いながら、一体、ロルド宰相は

どうやって彼を育てたのかと

考えました。

 

ラティルは

ゲスターの向かい側に座ると、

自分もお腹が空いているので、

一緒に食事をしてもいいか

尋ねました。

ゲスターは、素早く承知すると、

トゥーリは空気を読み、

ラティルの食器を用意しました。

 

ラティルは好きな食べ物を取りながら

ゲスターに、黒魔術について

聞きたいことがあると尋ねました。

 

ハラハラした目で

ラティルを見つめていた

ゲスターは、

その言葉に失望したのか

肩を落としました。

 

彼が露骨に悲しむ姿を見て

ラティルは申し訳なくなりました。

もっとプライベートな話をしてから

仕事の話を切り出せば良かったと

ラティルは後悔しました。

 

しかし、ゲスターが

あまりにも残念がっている

様子なので、ラティルは、

黒魔術の話でも、

プライベートなことを

聞いてみようと思い、

ゲスターは黒魔術が好きなのかと

尋ねました。

しかし、ゲスターは、

いきなりそんなことを聞かれて

訳が分からないようだったので、

ラティルは気まずくなりました。

 

彼女はフォークでピクルスを刺すと

当初の予定通り、

身体がなく、首だけが残った

食餌鬼がいるけれど、

新しい身体を作ってもらえるかと

尋ねました。

 

ゲスターは気が進まなさそうに

ラティルを見つめながら、

離れた身体があれば、

繋げればいいと答えました。

 

ラティルは、

身体は完全に消えた状態だと

告げると、ゲスターは、

それでは繋ぐことができないと

答えました。

 

ラティルは、

新しく作ることはできないのかと

尋ねました。

ゲスターは、

自分はできないと答えました。

 

ということは、

他の人なら、できるのだと思い、

ラティルは再びピクルスを刺しながら

誰が新しい身体を作れるのかと

尋ねると、ゲスターは

 

陛下・・・

 

と答えたので、驚いたラティルは

喉にピクルスを詰まらせ

咳込みました。

 

ラティルは、

自分は、そんなことはできないと

反論しましたが、ゲスターは、

自分も詳しくは分からないけれど、

狐の仮面の記憶にあるので、

覚醒したロードなら可能だと思う。

ただ、その過程を見ていないので、

やり方は分からないと話しました。

 

思っていたよりも、

覚醒後にできることが多いし、

その反面、覚醒前は

色々と制約が多いことを

悟ったラティルは、

ため息をつきました。

しかし、

喪失と苦痛を経験しなければ、

覚醒できないのなら、

あえて覚醒する

必要はないという考えは、

依然として変わりませんでした。

 

ラティルは話題を変え、

以前、ザイシンが、

ヒュアツィンテと使節たちを

元に戻すことができたように、

黒魔術で怪物になった人を

元に戻すことはできるかと

尋ねました。

 

ゲスターは少し暗い表情で

自分にはできない。

以前は、ザイシンがしたので

彼に聞いた方がいい。

ただ、ゾンビに噛まれた時は

完全に変わる前に

お守りを付けて変化を防いだ。

けれども、今回、

そうしていなければ

ザイシンでも元に戻すことは

できないかもしれないと

答えました。

 

ラティルは、

そういうことも

あるかもしれないと納得し、

その後は、ゲスターの好きそうな

プライベートな話をしながら

食事をしました。

そして、そろそろ謁見の時間に

なりそうなので、席を立ちました。

 

年末が近づいているせいか

最近になり、謁見を求める人が

増えてきました。

そのため、ラティルは

1日に会う人の数を増やしているので

時間が足りませんでした。

早く本宮に戻り、謁見の準備をして

人々を迎えに行かなければ

なりませんでした。

 

ラティルは、

後でまた食事しようと言って、

ゲスターの頬にキスをすると、

急いで脱いでおいた上着

着ました。

それから部屋を出ようとしたところ、

ゲスターが走って付いて来ました。

 

ラティルが横を見ると

ゲスターは真っ赤な顔で、

ラティルが構わなければ

一緒に歩きたいと申し出ました。

 

ラティルが承知すると、

ゲスターは満面の笑みを浮かべたので

ラティルは

一気に気分が良くなりました。

 

そうして2人で

わいわいと話をしながら回廊を歩き、

ほぼ本宮の近くに着いた頃、

ゲスターは慎重に

ガーゴイルのことを口にしました。

それを聞いたラティルは驚き、

ガーゴイルと連絡が取れたのかと

尋ねました。

 

ゲスターは、

アニャドミスのことがあるので、

ラティルのために、

あれからずっと、ガーゴイル

連絡を取っていたところ、

会う約束ができたと答えました。

 

ラティルは

目を大きく見開きました。

絶対に会えないと諦めていたのに

あれからずっと、ゲスターが

ガーゴイル

探し続けていたことを知り、

嬉しくなったラティルは、

満面の笑みを浮かべ、

ゲスターは最高だと言って、

彼の額に

何度も何度もキスをしました。

 

しかし、ゲスターは

会う約束をしただけだし、

まだ自分のことを怒っているので

うまく話ができないかもしれないと

言いました。

 

それでも、ラティルは、

ゲスターを褒め称え、

どこで会う約束したのかと

尋ねると、

ゲスターの手をぎゅっと握り、

彼を抱き締め、

再び手を握って喜びました。

その度にゲスターは、

タツムリのように蠢き、

声を上げました。

 

そしてラティルが落ち着くと、

ゲスターは、

もし話がうまくいって、

ガーゴイルに助けてもらえるなら、

自分に小さな褒美をくれないかと

尋ねました。

ラティルは、

大きな褒美をあげるので、

何でも言って欲しいと

明るい声で答えました。

 

ゲスターは、ラティルにつられて

一緒に明るく笑いましたが、

すぐにまた、ぐずぐずし、

ラティルの指先を掴みながら

躊躇っていましたが、

しばらくすると、消入りそうな声で

 

それでは年末の祭りの時に・・・

 

と話している途中、頭上から

 

ウェエッ!

 

と、露骨に嘔吐を真似する

声が聞こえてきました。

 

ラティルが上を見ると、

回廊の屋根に

頭だけ逆さまに突き出した石像が

ゲスターを睨みつけていました。

驚いたことに、石像は

ゲスターを見つめながら、

彼を、猫かぶりと罵倒し、

きちんと話せ、鳥肌が立つと

叫びました。

 

ラティルは、

スッキリしない気分で石像を見つめ

次にゲスターを見ながら

あの石像を知っているのかと

尋ねました。

 

ゲスターは急いで両手で顔を覆うと、

あれがガーゴイルだ。

明日会うことにしたのに、

なぜ、今日現れたのか

分からないと答えました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

グリフィン同様、ガーゴイル

ゲスターの正体を

知っているのですね。

ガーゴイルのように

吐き気まではしなくても

ゲスターの猫かぶりに

気持ちが悪くなりました。

 

さすがのゲスターも

ガーゴイルの罵りに我慢ができず

ラティルの前で、

猫をかぶるのが難しくなり

顔を隠したのでしょうか。

前半、メラディムとラティルが

波に乗っている姿を想像して

楽しませてもらった分、

ゲスターの猫かぶりに

余計に嫌気が差しました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain