自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 424話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 聞いたことのある名前

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424話 アイニの世話をするために、彼女の侍女たちも、カリセンからタリウムに来ていますが・・・

◇冥福を祈りたい◇

翌日の午前、ラティルは

仕事をしながら、

前日の夕方以降の出来事について

報告を受けていたところ、

アイニの侍女たちが

サディの墓に花を供え

冥福を祈りたいという

変な申し出を見つけて呆然とし、

なぜ、もう自分の冥福を祈るのかと

思わず、呟きました。

 

侍従長は、

 「え?」と聞き返し、

皇帝ではなく、

亡くなった彼女の特使への冥福を

祈りたがっていると

笑いながら訂正しました。

 

しかし、ラティルは、

その特使は彼女自身なので、

渋い表情をしていると

その報告書をラティルに渡した侍従が

カリセンでアイニ皇后の侍女たちは

サディに優しくしなかったけれど、

皇帝は、

ルイスの治療法を見つけると

約束してくれたので、彼女たちは、

自分たちの過ちを悔いて

謝りたいと言っていると

説明しました。

 

ラティルは、

確かに約束したけれど、

まだ大神官に聞いていないと

思いました。

 

そして、ラティルは、しきりに

そんなことをしなくても

大丈夫だと言いましたが、

侍女たちが許しを請うのは

サディなのに、

ラティルが拒否することを

侍従長と侍従は不思議に思いました。

 

ラティルは、サディは自分であり

元々、いない人なので、 

墓もあるはずがなく、困惑しました。

 

ラティルは、サーナット卿を呼ぶと、

ギルゴールの温室の一区画に

サディの偽の墓を作って欲しいと

彼に伝えるよう耳元で指示しました。

 

サーナット卿は、

なぜ、あえてそこに作るのかと

尋ねると、ラティルは、

その温室には誰も入れないので

一度だけ見せれば、

次は入れないからだと答えました。

サーナット卿は納得しました。

◇アニャの墓の位置◇

アイニ皇后の侍女たちは

ラトラシル皇帝が

ルイスを治療する方法を

調べてくれるという話を聞いた後、

自分たちがカリセンで

サディを排除しようとしたことを

反省しました。

そして皇帝から

サディの墓に行っても良いという

許可をもらい、

墓の位置を聞いた後、

侍女たちは皇帝の侍従に案内されて

大きな温室に入ることを

許されました。


侍従は、

この温室は側室である

ギルゴールの所有なので

元々、入ることができないけれど、

今回、侍女たちの心遣いを

ありがたく思った皇帝が、

今回だけ特別に入るのを許可したと

侍女たちに話しました。

 

侍従がいなくなった後、侍女たちは

それぞれ花束を持って

温室の中に入りました。

もしかしたら、

対抗者の師匠であり

アイニを訓練しているギルゴールに

実際に会えるかもしれないと

期待していましたが、

彼は侍女たちを避けて

席を外したのか

温室の中には誰もいませんでした。

その代わり、大きな花の横に

矢印の形をした紙があり、 

「ここ」という文字が

書かれていました。

 

侍女たちは大きな花の下に

持ってきた花を置きました。

そして、秘密の特使の墓だからなのか、

墓石も石碑もなく寂しいと

話していた瞬間、

突然、墓から、一本の手が飛び出し、

一番近くにいた侍女の足首を

掴みました。

侍女たちは、幽霊が出たと

悲鳴を上げながら

温室から飛び出しました。

侍女たちが皆いなくなると、

ギルゴールが口笛を吹きながら現れ

偽の手を土の中に埋めました。

 

ザイオールは傘をさして近づき、

こんなことをして大丈夫なのかと

心配そうに尋ねました。

ギルゴールは、

温室の一区画を墓にしてほしいと

頼んだのはお弟子さんだと答えました。

 

ザイオールは、

墓の下に、偽の死体まで入れて欲しいと

言っていなかったのではないかと

反論しましたが、ギルゴールは

聞くつもりはなさそうでした。

 

ザイオールは、

さらに何か言おうとしましたが、

ギルゴールは墓の手入れをするのを

急に止めて、 妙な顔をしました。

 

ザイオールは、

どうしたのかと尋ねました。

ギルゴールは、

アニャの墓の位置を思い出している。

それが、まだ

残っているかどうかは

分からないけれど、と答えました。

 

ザイオールは、

それは何かと尋ねると、

ギルゴールは「土」と答えました。

 

ザイオールは、

ギルゴールの言葉を理解するのが

難しかったけれども、ギルゴールは、

詳しく説明する気がないようで

腕を組み、首を傾げました。

その後、彼は手を振って

温室の外へ出ました。

◇アニャの墓◇

ギルゴールは、

下衆ターと声をかけながら

黒魔術の中に、死体を使って行うものが

何かあったのではないかと尋ねました。

レッサーパンダの尻尾に

リボンを結んでいたゲスターは、

突然、ギルゴールが窓の前に現れ、

質問して来たので、眉をひそめました。

 

ギルゴールは、

今になってレッサーパンダ

発見したかのように、

また、あの石ころを

連れて来たのかと尋ねました。

 

ガーゴイルは、

自分を誰だと思って

石ころと呼ぶのかと叫び、

歯を剥き出しながら、

両腕をさっと上げましたが、

ギルゴールが眉をつり上げると

再び手を下ろして、リボンの先を握り

自分は可愛いレッサーパンダだと

連呼しました。


ギルゴールは舌打ちをして

ゲスターを見ると、

彼は、ぶっきらぼうに、

ギルゴールが、

そんな質問をした理由を尋ねました。

ギルゴールは、

先代の対抗者の墓の位置を

思い出したからと答えると、

膨れっ面をしていたゲスターは

真顔になり、

アニャの死体を探して

魂を呼び寄せろということかと

尋ねました。

 

レッサーパンダ

2人が何を言っているのか理解し、

リボンを握りながら、

そうすれば、アニャの魂が

ドミスの体から抜け出ると

大騒ぎました。

 

ギルゴールは、

アニャの魂は、対抗者の力を

1/4持っているだろうけれど

今よりは相手にしやすくなると

言いました。

 

ゲスターは興奮して

レッサーパンダを抱いて

勢いよく立ち上がりましたが、

すでに500年が過ぎているので、

その場所に死体があるだろうかと

心配しました。

 

ギルゴールは、それが一番の問題だと

返事をすると、

時計をちらっと確認し、

とりあえず、そちらに行って来るので

弟子さんに伝えてと頼みました。

◇希望◇

昼休み、ラティルはゲスターから

ギルゴールがアニャの墓を

確認しに行ったことを聞き、

驚きました。

 

ゲスターは、

もし、そこに死体が残っていたら、

自分がその死体にアニャの魂を

呼び寄せることができると

説明しました。

 

ラティルは、

死体に魂が入ったら、

そのまま死ぬのかと尋ねました。

ゲスターは、それを否定し、

一種の怪物として死体が蘇ると

震えながら答えましたが、

現在、世界で一番強い

覚醒したロードの体は失われると

付け加えました。

ラティルは、

これで難易度が一気に下がると言って

頷きました。

 

昨日は宮殿全体に

結界を張ることができ、

うまくいけば、アニャドミスを

弱めることができる。

ラティルは、

途方に暮れていた状況に

少しずつ希望が芽生えて来るような

感じがしました。

 

ラティルは、

死体が見つかるといいと呟くと、

ゲスターに、

クラインと大神官と百花に、

アニャドミスの話を伝えかと

尋ねました。

 

ゲスターは、

大神官には他の人が伝え、

自分はクラインに伝えたと答えました。

ラティルは、

クラインは怖がっていなかったか。

何と言っていたかと尋ねました。

◇クラインの疑問◇

クラインは、

自分が見た、あの赤毛の変な女性が、

ロードだという話を最初に聞いた時は

ただ驚いただけで、

それ以上何も考えられませんでした。

しかし、考えれば考えるほど、

変な点が思い浮かんで来たので、

彼は、バニルに

髪を梳かしてもらっている間に

鏡をじっと見つめながら

頭を転がしました。

 

変な点1つ目。

大神官にも見えない、そのロードを

なぜ自分だけが見ることができたのか。

 

2つ目。

なぜ彼女は、皇帝の後を

ちょろちょろ追いかけていたのか。

皇帝が対抗者だからだろうか。

それなら、むしろ、

避けるべきではないのか。

 

3つ目。

ちらっと見ただけなので

すぐには思い出せなかったけれど、

前にあの吸血鬼の女を、

皇帝のベッドで見たような気がする。

これを皇帝に話すべきか。

でも、目が覚めるや否や

ちらっと見ただけなので

確信を持てない。

 

しきりにクラインが

首を傾げていると、

クラインの髪を梳き終えたバニルは

ため息をつきました。

 

クラインは眉をひそめながら

何をしているのかと尋ねると、

バニルは、あの人魚まで

正式な側室になることになり、

あれこれ落ち着かないと

ぼやきました。

近くで剣を磨いていたアクシアンも

自分は、皇帝が好色なのかどうか

判断がつかない。

側室の数を見れば好色だけれど、

よくよく見ると、皇帝は

側室をあまり訪ねて来ないと話し、

「特に皇子様は・・・」と

言葉を濁したので、

クラインの表情が一気に崩れました。

 

クラインは、

余計なことを言うなと怒鳴りましたが

それでも、アクシアンは

話を続けようとしました。

しかし、バニルに睨まれたので、

顔色を窺いながら口をつぐみました。

 

しかし、

すでに気分を害したクラインは

勢いよく立ち上がると、

息巻きながら

窓の方へ歩いて行きました。

 

ただでさえ、

あの魚みたいなメラディムが、

いつも婚約指輪をはめた手を上げて

歩き回っているのが気になって

死にそうなのに、

自分の部屋の中で、その魚の話は

聞きたくありませんでした。

 

しかし、窓の外に出たクラインは、

皇帝が

大臣館の部屋に入って行くのを見て

口元を下げました。

◇歴代の大神官◇

ラティルが大神官を訪れたのは、

ルイスを治す方法があるかどうかを

彼に尋ねるためでした。

それに、大神官が

アニャドミスの話を聞いて

どんな反応を見せるのかも

気になりました。

 

大神官は、

見たことのない運動器具を持って

運動をしていましたが、

ラティルを見ると嬉しくて

急いで立ち上がり、

彼女を歓迎しました。

 

ラティルは、

大神官は今日も凛々しいと

褒めた後、

服を着て欲しいと頼みました。

大神官は

筋肉が鍛えられていく様子を

よく見ようと思っていると

言いました。

ラティルは、

筋肉がよく鍛えられていることが

分かると返事をしましたが、

本当は、よく分かりませんでした。

それでも最高だと思いました。

 

ラティルは大神官が

服を着るのをチラチラ見ていましたが

クーベルと目が合うと

すぐに手で顔を扇ぎました。

大神官は、

ラティルが暑いのかと思い

窓を開けました。

 

窓を開けると、冬の風が入って来て

すぐに涼しくなりました。

暑くて扇いだわけではないけれど、

適度に冷たい空気を

心地よく感じました。

ラティルはソファーの上で

伸びをすると、

大神官がつま先立ちでやって来て

彼女のそばに座り、照れくさそうに

少し寒いと訴えました。

ラティルは、

窓を閉めると言いましたが、大神官は

本当は寒くない。

ただラティルのそばにいたいだけだと

さらに照れくさそうに言いました。

 

ラティルはそれが可愛くて

訳もなく彼の頬をこすりました。

大神官はそっと目を閉じました。

ラティルは心がほのぼのとして

笑いました。

彼女は、こんなことをするために

来たのではないと思いながらも、

彼の唇に素早くキスをしました。

 

大神官は自分の口に手を当てて

にっこり笑い、

自分は皇帝とキスをするのが好き。

皇帝の唇はゼリーよりも柔らかい。

それが何の匂いなのかは

分からないけれど、

皇帝からはいい匂いがする。

それに皇帝と口を合わせると

お腹が熱くなると言いました。

 

ラティルは大神官の手の上に

自分の手を重ねると、

自分も同じ気持ちだけれど、

そのように一つ一つ

感想を述べる必要はない。

自分も言ったりしていないと

忠告しました。

大神官は、

ラティルに言ってもらえると

嬉しいと言って微笑みました。

 

ラティルは、

大神官と寝る時にも、

彼が、一つ一つ感想を言ったら

どうしようと

少し心配になりましたが、

それよりも、

大神官と一緒に寝ても大丈夫なのか。

彼は、それを

考えているようだけれど、

本当に大丈夫なのかと考えました。

大神官は、

ラティルがどうしたのかと思い

声をかけました。

 

ラティルは、

彼と一緒に寝ることについて

考えていたと率直に答えましたが

慌てて、自分の言葉を否定しました。

そして、元々聞こうとしていた

ルイスの件について

聞こうとしたところ、

大神官は明るく笑いながら、

自分もよく考えているので

大丈夫だと言いました。

 

大神官が「よく」と言ったので

ラティルが驚いていると、大神官は、

実はそのために、

歴代大神官に関する記録に

目を通していると言いました。

 

ラティルは、

一緒に寝ても大丈夫かどうか、

確認しているのかと尋ねると、

大神官は少しも恥ずかしがらずに

「はい」と答えました。

そして、

調べているうちに

不思議な部分を見つけた。

随分前は、大神官たちも

結婚していたようだ。

結婚したという話が

あるわけではないけれど、

代々大神官が生まれた家門があった。

ところが、

アリタルという大神官を最後に

それが途切れた。

しかし、以前にやっていたのであれば、

今でも大丈夫なのではないかと

話しました。

 

ラティルは「アリタル?」と

聞き返しました。

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土の中から手が出て来て、

侍女の足を掴むシーン。

「キャリー」という映画の

ラストシーンを思い出しました。

Carrie (1976) - Sue's Nightmare - Ending [HD] - YouTube

このような悪戯をするギルゴールは

茶目っ気があると思いますが、

やられた方は、

たまったものではないですよね。

こんなことをされれば、

侍女たちは二度と温室に

近づきさえしないでしょう。

 

もしもラティルがギルゴールに

侍女たちに意地悪をされたことを

話していれば、

ラティルの代わりに、ギルゴールが

侍女たちに

復讐したのかもしれません。

 

とうとう、

ギルゴール以外の人の口から

アリタルの名前が出て来ました。

今後、少しずつ

ギルゴールの秘密が

明らかにされていくのが楽しみです。

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