自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 411話 ネタバレ 先読み サーナット卿の気持ちを確かめるラティル

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411話 ヘウンはトゥーラにロードの所へ行くのかと尋ねました。

◇アイニに会いたい◇

トゥーラは、

ヘウンの髪をくしゃくしゃにしながら

母親を守りたいけれど、

ロードの所には

行きたくないと言いました。

 

以前、彼は、自分が

ロードだと信じていたけれど、

様々な出来事を経て、

今は学ぶことを止めてしまったし、

そもそも食屍鬼になる前は、

このようなことに

興味さえ持っていませんでした。

 

ヘウンはトゥーラに

アイニの所へ連れて行って欲しいと

頼みました。

トゥーラは、彼女のそばには

狂ったギルゴールがいるけれど、

それでも行きたいのかと尋ねました。

 

しかし、ヘウンは、

だからといって、自分たち2人で

何をするつもりなのかと尋ねました。

トゥーラはイライラしながら、

自分たち2人が、

互いに嫌な状況にあるのは

仕方がないことなので

黙っていろと命令しました。

ヘウンは、口を閉ざしました。

 

トゥーラはヘウンの濡れた髪を

タオルで拭きながら、

アイニに再会する方法を

考えていました。

 

ヘウンをアイニに渡すためには

彼女に会わなければならない。

でも、どうすればいいのか。

指名手配されているのは

アナッチャだけだけれど、

首都には、自分の顔を

知っている人がいるはずなので

難しいと思いました。

そして、母親の安否が気になりました。

◇アニャドミスとの体面◇

アナッチャは、

無事にアニャドミスと対面し、

挨拶を交わしました。

2人は互いに相手を

探り合っていました。

 

アナッチャを無事に連れて来たことで

任務を終えたと思ったアニャは、

棺の蓋に座り、

帰って来る途中で拾った

ザクロの皮を剥いて食べました。

新米の黒魔術師は、

ドミスに危害を加えるはずがないと

信じていたので、

くつろぐことができました。

 

アニャの予想通り、アナッチャは、

アニャドミスと対面すると、

その深い瞳に圧倒されました。

 

アナッチャは、

瞬きもせず、

自分を隅々まで見つめている

アニャドミスを見て、

これがロードなのかと思い、

唾を飲み込みました。

 

元々、アナッチャは

ロードの所へ行くつもりでしたが、

ずっとここにいるつもりは

ありませんでした。

けれども、

今の彼女は行く所がないので、

ロードのそばにいて機会をうかがい、

また出て行くつもりでした。

しかし、今、

ロードに向き合っていると、

その計画が非常にばかげていると

思いました。

あのロードは、

裏切り者を引き裂くような人物だと

思いました。

 

一方、アニャドミスは、

自分の視線を避けなかった

アナッチャの鋭い目から

確固たる野心を読み取っていました。

 

アニャドミスは、

アナッチャが黒魔術師として

とても未熟であると指摘しました。

 

アナッチャは、

なぜ、それが分かったのかと、

ギョッとしてアニャドミスを

見つめました。

そして、ロードの目に自分は、

どのように映っているのかと

思いましたが、ロードは一つ一つ、

それを説明する訳にも行かないので、

アニャドミスは、

アナッチャをそのままにして、

残念そうな顔で、

この黒魔術師は自分の役に立つのかと

アニャに尋ねました。

 

アニャは、ザクロの皮を剥きながら

首を横に振りました。

アニャドミスは、

アニャの目から見ても

アナッチャは

役に立たないように見えると

言いました。

アニャは、

分からないという意味で

首を振ったのですが、

アニャドミスがアナッチャから

目を離さないので、そのまま

そう思わせておくことにしました。

 

アナッチャは

プライドが傷つきましたが、

それを素直に認め、

自分の黒魔術は不十分だ。

ロードの役に立ちたいと思って

ここへ来たけれど、

実際に会ってみたら

自信がなくなってきたと言いました。

予想以上に

相手の勢いが尋常ではなく、

一歩下がるしかなかったからでした。

 

しかし、アニャドミスは、

腕を磨けばいいと、

アナッチャが、

望んでいない返事をしました。

アナッチャは唾を飲み込み、

頭の中で「クソ!」と

本当は使いたくない汚い言葉で

アニャドミスを罵りました。

 

しかし、アナッチャとは違い、

アニャドミスは、

初めて自分の足で

自分の所へやって来た彼女を

かなり気に入っていましたし、

野心家も嫌いではありませんでした。

むしろアニャドミスは

ドミスのように、

全てを手に入れたのに、

何も持っていないかのように

ブルブル震えている方が

もっと嫌でした。

そして、

昔から審美眼に優れていて、

美しい物が好きだったアニャドミスは

アナッチャのピンク色の髪と、

華やかな春のような外見も

気に入りました。

 

のっしのっしと

歩いて来たアニャドミスは、

アナッチャをきれいだと褒め、

彼女の髪のあちこちを引っ張ると

満面の笑みを浮かべながら、

実力は向上させればいいけれど、

忠誠心は、アナッチャ自身が

示す必要がある。

どうやって示すのかと尋ねました。

 

アナッチャは、

忠誠心を示したくない。

帰りたいと思いましたが

無理矢理、笑顔を作って、

どうすればいいのか尋ねました。

 

アニャドミスは、

このような洞窟にいたくない。

自分の住める城を探すように

命じました。

 

高貴な貴族の家に生まれ、

皇帝の側室として、

優雅に暮らしていたアナッチャは

悪態をつくのが苦手でしたが、

その後、かなり苦労した彼女は、

それが上手になり、

心の中でアニャドミスに対して

ひどい悪態をつきました。

 

アナッチャは無理やり口角を上げて、

自分を手伝ってくれる人はいないかと

尋ねましたが、アニャドミスは

1人で行くようにと答えました。

アナッチャは、

自分はまだ弱いので、

1人で城を手に入れるのは難しいと

反論しましたが、アニャドミスは

口答えをされるのは嫌いだ。

アニャはアニャだから

大目に見ているけれど、

アナッチャは、

まだ、そこまで達していない。

アナッチャはきれいなので

3回目までは許すけれど、

4回目には命を奪うので、

よく数を数えておけと命令しました。

 

そして、笑顔で、

アナッチャの頬を叩きながら、

彼女が何を望んで、

自分の所へ来たとしても、

それを受け取りたければ、

自分がやれと言ったことは

やるしかないと指示しました。

 

アニャドミスが、

行けと手で合図をすると、

アナッチャは

一体どうすれば良いのか

途方に暮れたまま

後に下がりました。

一瞬、このまま

逃げようかと考えましたが、

いつの間にか、

自分をここへ連れて来た

吸血鬼のアニャが、

そばに付いて来ていました。

なぜ付いて来るのかと思いながら

彼女を見つめていると、

アニャは肩をすくめて、

ザクロの欠片を差し出しました。

そして、黒魔術師たちは

頭を回転させるのが得意だから、

監視するように言われた。

これでも食べて

頭を回転させてと助言しました。

 

アナッチャは、

後で食べると言って、

ザクロをポケットの中へ入れると、

小さな指輪があることに気づき

それを強く握りました。

それは、以前、

ヘウンの首に付いていたもので、

何かは分からないけれど、

彼が大切にしていたものでした。

それに触れるや否や、

初めてヘウンは怒りました。

 

何であるか教えてくれなかったので

付けなかったけれど、

きっと、普通の物ではない。

後で、城が見つからなかったら、

これを渡して、

アニャドミスを宥めることにする。

しかし、本当にひどいと思う。

どうやって1人で

城を手に入れるのかと、

アナッチャは、

ぶつくさ文句を言いました。

◇自分は1人だけ◇

タッシールは

百花からもらった絵をヘイレンに見せ

これは何だと思うかと尋ねました。

彼は、札束だと答えました。

自分と同じ答えが返って来たので

タッシールは嬉しそうな顔で

ヘイレンの肩を叩き、

やはり彼は自分たちの商団の人だと

言いました。

 

タッシールは

訳の分からないヘイレンを後に残し、

あちこち歩き回りながら

人々に絵を見せて

何に見えるか尋ねました。

 

ヘイレンは、

一体、タッシールが

何をしているのか分からず、

困惑しましたが、

彼は何も説明しませんでした。

 

タッシールは、

しばらく歩き回った後

ため息をつき、

思ったより面倒だ。

人数が多過ぎると呟きました。

 

ヘイレンはタッシールに

一体、何の話をしているのかと

尋ねました。

タッシールは、

自分は1人なのに、

世の中にはたくさんの人がいると

答えました。

 

ヘイレンは、なぜ、

そんな当たり前のことを言うのかと

不思議に思っていると、

腕を組んで悩んでいたタッシールは

通りかかったメラディムに、

これは何に見えるかと尋ねました。

メラディムは、

巻貝だと答えました。

 

タッシールは再び腕を組んで

悩み始めました。

戸惑ったメラディムは、

ヘイレンにどうしたのかと

尋ねました。

彼は、首を横に振って

分からないと答えると、

メラディムは肩をすくめて

再び歩き出しました。

 

ヘイレンは、

メラディムが持っていた

正体不明の角材が

気になりましたが、

それが何なのか聞けば、

とんでもない答えが返ってくると思い

質問するのを止めました。

 

その時、突然、タッシールは

その角材を指して

 

そうだ、あれだ!

 

と叫びました。

 

どうしたのかとヘイレンが尋ねると

タッシールは、

自分はまだ、

ハーレムの責任者だと答えました。

 

ヘイレンは、それが角材と

何の関係があるのかと尋ねると、

タッシールは、

側室たち、その侍従たち、

護衛兵、宮廷人、警備兵全てを

呼ぶように指示しました。

 

ヘイレンは唾を飲み込み、

自分が彼らを呼んだら、

どうするつもりなのかと

思いました。

◇純粋な魂探し◇

タッシールは、朝から持っていた紙を

集まった人々に見せた後、

何に見えるかを書かせて、

名前と所属を添えて提出させました。

 

どうして、こんなくだらないことを

させるのかと、

すぐにクラインは抗議しましたが、

タッシールは、

これは、とても重要なことで、

皇帝の許可を少し得ていると

返事をしました。

 

少し許可を得ているというのは

どういうことなのか。

許可を受けていないのではないかと

ヘイレンはタッシールの言葉に

疑問を持ちましたが

皇帝の話が出ると、大多数は、

言われるがままにしました。

 

そして、1時間後、

呼び出した人たちが書いたものが

全て揃ったところで、

タッシールは、紙の山の中から

犬とか、犬に関連することを

書いた人を選ぶよう指示しました。

すると、30人を選ぶことが

できましたが、

正解を書いた人はいませんでした。

 

タッシールは、犬や子犬と

書いた人たちの答えを

もう一度、ざっと見た後、

それらを集めながら

ため息をつきました。

 

タッシールは、

百花に探して欲しいと頼まれて

始めたことなのに、

なぜ、こうなってしまったのかと

ぼやくと、ヘイレンは

一体、何のことだか分からないと

言いました。

タッシールも、

分からないと言いました。

 

タッシールは、

正解に似ている回答用紙を抱えて

立ち上がり、ヘイレンに

後片付けを指示しようとしましたが、

ラティルがクラインを

純粋な人間として挙げたのを思い出し

ヘイレンが見たものの中に

クラインの回答はあったかと

尋ねました。

ヘイレンはあったと答えたので

タッシールは何て書いてあったのかと

尋ねました。

ヘイレンは、

「面倒だから、こんなことをさせるな」

と答えました。

 

タッシールは、

そんなことを書くくらいなら

文字数から言っても

答えを書いた方が

早いのではないかと思いました。

彼は舌打ちをして

会議室の外へ出ました。

 

さすがに純粋な魂なんて、

そう多くはないと思う。

ダメだったら、

商団に頼もうと思いました。

◇悩んだ末に◇

その頃、ラティルは、執務室で

ヒュアツィンテに、

アイニの近況について

知らせる手紙を書き、

また、アイニについて知らせるための

公式使節団を組むなど、

忙しく働いていました。

 

手紙には、

こちらに対抗者の師匠がいるので

アイニが彼から

教育を受けることを望んでいるとも

書きました。

そうしておけば、カリセンは、

なぜアイニがここにいるのか、

無理矢理、彼女を

拘束しているのではないかと

責めることはできませんでした。

 

しかし、仕事をしている最中にも

ちょくちょくサーナット卿が

目に入りました。

 

ラティルは彼を見る度に、

自分は彼をどう思っているのか。

サーナット卿は、

自分をどう思っているのか。

もしかして、

自分に気があるのかと考えました。

 

前者は、

サーナット卿がアガシャと

婚約をするのが気になるから。

後者は、レストランで

サーナット卿がラティルに話した

奇妙な言葉のせいでした。

しかし、いくら悩んでも

答えは出ませんでした。

 

だからといって、

いつも顔を合わせる人に

簡単に聞くことはできない。

しかし、このままでは

気になり過ぎて、

仕事の効率が落ちると思った

ラティルは、冗談を装いながら

自分のことが好きかと

サーナット卿に尋ねました。

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もし、ここでサーナット卿が

ラティルのことを好きだと言ったら

彼女は、

どうするつもりなのでしょうか?

確かに、

一つの疑問は解決するけれど

自分がサーナット卿のことを

好きかどうかという疑問は

解決しないかもしれません。

ラティルは

聞かないままでいると、

仕事の効率が落ちると

言い訳をしているけれど、

ここで答えを聞いたら、

もっと悩むことになるかも

しれません。

 

サーナット卿は

それとなく自分の気持ちを伝えても

男心に鈍感で、

彼の気持ちに全然気づかなかった

ラティルが、ようやくここまで

たどり着いたけれど、

仕事の途中で、

自分のモヤモヤを晴らすためだけに

冗談めかして聞くのは

ひどいのではないかと思います。

愛の告白には

ロマンティックな雰囲気が

必要だと思います。

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