自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 467話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ カルレインの欲しいもの

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467話 トゥーラは、ラティルが何を頼むつもりなのか訝しんでいます。

 

◇味方をしない理由◇

タッシールは、トゥーラに

ミロへ行って来るようにと

指示しました。

しかし、トゥーラは、

自分がラトラシルに処刑されたことを

知らない人はいないだろうと

言い返しました。

 

しかし、タッシールは、

処刑を命じられたけれど、

死刑執行人が、

密かに助けてくれたということに

すればいいと返事をしました。

 

トゥーラは、

自分が死ぬところを

見た人もいるはずだと

反発しましたが、

タッシールは、

見たのは少数だし、その人たちが

使節として行くわけでもない。

それに、公式の使節は別にいるので、

トゥーラは彼らの間に紛れ込み、

身分を隠して一緒に行って来ると

説明しました。

 

しかし、トゥーラは

相変わらず

気が進まない顔をしていました。

自分の妹は狡猾で手加減しない。

そのようなラトラシルが

わずか、これだけのことをするだけで

破格の許しを提示するはずが

ありませんでした。

 

トゥーラは、

なぜ、わざわざ自分が

行かなければならないのかと

尋ねました。

 

タッシールは、

トゥーラが言った通り、

皇帝がトゥーラを

処刑させようとしたことを

知らない人はいないから。

そして、ミロの王と王妃も

皇帝に恨みを持っているからと

答えました。

 

それを聞いたトゥーラは目を細め、

彼らの仲間になるふりをしろという

ことなのかと尋ねました。

 

トゥーラが、

すぐに理解してくれたので

話しやすくなったタッシールは

ミロの宮殿の地下に

ラトラシル皇帝の弱点があるので、

彼女が発見する前に

必ず先に、それを探す必要があると

ミロの王と王妃に伝えて欲しいと

言いました。

 

ラトラシルの弱点と聞いて、

トゥーラの目が光りましたが、

タッシールは笑いながら

それは嘘で、

墓があると付け加えました。

 

トゥーラは、残念だと呟いた後、

墓を探して何をするつもりなのか。

何か使える物でもあるのかと

尋ねると、タッシールは、

正確に墓があるかどうかはわからない。

500年前のお墓なので、

もしかしたら痕跡しか

残っていないかもしれないと

答えました。

それを聞いたトゥーラは口元を上げ

それでも自分を送るのかと尋ねました。

 

タッシールは、

その墓があれば、

ロードを消すことができると

答えました。

 

トゥーラは、

そんな話をしても大丈夫なのか。

今、自分は食餌鬼だ。

自分がロードの側に付いたら

どうするのかと尋ねました。

しかしタッシールは

そんなことはしないと思うと

自信満々に答えました。

 

トゥーラは眉間にしわを寄せました。

彼は、なぜタッシールが、

あんなに自信満々なのか

理解できなかったので、

その理由を尋ねました。

 

タッシールは、

あのロードが

アナッチャの命を奪おうとしたのを

皇帝が、何とか止めたからと

答えました。

◇母親思いの息子◇

ヘウンはトゥーラに

どうするつもりなのかと尋ねました。

トゥーラは釣り竿を片付けながら

眉をしかめ、

母親を楽に暮らせるように

してくれると言うなら

受け入れるしかないと答えました。

 

ヘウンは、

約束を守ってくれるだろうかと

疑いました。

トゥーラは、

守ってくれなければ、

その時は、改めて考えればいい。

しかし、何もしなければ、

母親には、その機会も与えられず

一生、追われながら

生きなければならないと

言いました。

 

ヘウンは、長い間、

トゥーラと2人だけで過ごして来たので

彼が母親に対して、強い愛情を

抱いているのを知っていたし、

彼は、自分のせいで

母親が苦労していると

思っていました。

トゥーラが母親の話をする時は

いつも落ち込んでいました。

 

ヘウンは、そのトゥーラに

行くなというわけにもいかず、

気をつけて行って来るように。

トゥーラの母親が

ロードと対立しているというのが

本当かどうかは

確認するまでは分からないからと

忠告をしました。

 

しかし、トゥーラは

何を言っているのかという風に

ヘウンをじっと見つめました。

彼は目を丸くし、

自分も行くの?と聞きました。

◇次の管理者◇

タッシールは宮殿に戻って来ると

ラティルを訪ねました。

彼女は、サーナット卿を除く全員を

執務室から出すと、

トゥーラは何て言っていたのか。

行くと言ったのかと尋ねました。

 

タッシールは、

使節団が出発する日と

使節団には何と伝えておくか

前もって知らせておいた。

行くかどうか考えてみると

言っていたけれど、

自分が見たところ、

来ると思うと答えました。

ラティルは安堵し、

よかったと言って笑いました。

 

しかし、サーナット卿は

大丈夫だろうか。

もしかしてトゥーラが、

このことを、

皇帝に悪用するかもしれないと

心配しました。


けれども、ラティルは、

昔からトゥーラは

アナッチャのためなら

積極的に動いていたので、

おそらく、今回も受け入れると思うと

言いました。


サーナット卿は、

以前のラティルは、

その2人の名前を聞いただけでも

不愉快そうだったけれど、

だいぶ落ち着いて来たと

感心しました。

 

ラティルは、もう、ある程度、

自分の席も安定したし、

再び国も、うまくいくようになった。

ロードと吸血鬼のせいで、

レアンやトゥーラの支持者たちも

他のことを考えられなく

なっているようだと

返事をしました。

 

ただ、先帝の秘密の側近については

ラティルは話しませんでした。

その話を出すや否や、

重苦しい雰囲気になることは

分かっていたし、

その話をしたからといって

解決されることは

何もありませんでした。

彼らの正体が分かるまでは、

カルレインとサーナット卿が作った

仮想の暗殺者が

彼らをうまく塞いでいることを

願うしかありませんでした。

 

そして、ラティルは

タッシールの仕事がとても多く

本当に倒れそうなので、

これからハーレムの責任者は

クラインに任せることにすると

伝えると、

後ろでサーナット卿が

空気が抜けたような音を立てました。

そちらを振り向いて見ると、

サーナット卿は暗い顔で

ラティルを見つめていました。

 

タッシールは、

大丈夫なのかと心配しましたが

ラティルは、

クラインはたくさん問題を起こすけれど

それでも、一国の皇子なので、

大丈夫だろう。

少し責任を負わせれば

問題を起こす回数が

減るかもしれないと言いました。

◇カルレインの欲しい物◇

ラティルは、

クラインにハーレムの管理を頼み、

カルレインと誕生日の話をするために

ハーレムへ行きました。

 

ザイシンとも、

話をしなければならなかったけれど

議長はザイシンが

ラティルの正体について

何か察しているのではないかと

指摘しました。

 

ザイシンは、

ラティルを信じると言ったけれど

逆に言えば、ザイシンは

彼女を信じなければならない、

ある情報を知っているという

ことでした。

 

結局、ラティルは躊躇するだけで

ザイシンを訪ねることができず、

すぐにクラインの所へ行くと、

2ヶ月間、

ハーレムの責任者になって欲しいと

頼みました。

 

クラインは、ラティルが

タッシールの仕事のやり方を

気に入らなかったのではないかと

指摘しましたが、

ラティルはそれを否定し、

あまりにも長い間、

彼に任せてしまったから

交代させるだけ。

タッシールの仕事の処理方法は

良かったと褒めました。

 

その言葉を聞いたクラインは、

自分はもっとうまくやると

偉そうに言いました。

ラティルは、それに合わせ、

自分も彼に、

多くのことを期待しているのを

知っていますよね?と

確認しました。

 

次にラティルはカルレインを訪ね、

彼がハーレムに入った時の提出書類に

誕生日は1月30日と書かれていたけれど

それは本当かと尋ねました。

 

するとカルレインは、

「そうでしたか?」と、

とぼけたので、ラティルは、

スッキリしない気分で

その日が本当に誕生日なのかと

尋ねました。

カルレインは、低い声で笑い、

本当に誕生日だと答えました。

 

ラティルは、

「本当に?」と再確認したので

カルレインは、

誕生日を偽って書いたりはしないと

返事をしました。


しかし、ラティルは

あまりにも長生きし過ぎて

忘れたかもしれないと言うと、

カルレインは暗い顔をしたので、

ラティルは早口で

「1月30日、1月30日」と呟きながら

プレゼントで何か欲しいものはあるか。

盛大にパーティーを開ければ

いいのだけれど、

カルレインとタッシールの誕生日と

新年祭、年末祭が続いているので

今の時期は、

自分たちだけで祝うべきだと思うと

話しました。

そして、前を見ましたが、

そこにはカルレインがおらず、

いつの間にか彼は隣に座り、

自然にラティルの腰を

抱いていました。

 

ラティルは、

その手を見下ろしながら、

プレゼントは物を選んでと

断固として言いました。

 

ゲスターは時間をもらったと

カルレインは抗議しましたが、

ラティルは、

今度は物の中から選んで欲しいと

頼みました。


カルレイン舌打ちをしましたが、

ラティルの腰から

腕を緩めることなく、

しきりに彼女のお腹の肉を

触ろうとしているようでした。


ラティルは、

カルレインの手の甲をパシッと叩き、

お腹は触るなと叱りました。

カルレインは、

ご主人様が自分のお腹を触っても

平気だと言いましたが、ラティルは

カルレインのお腹はずるいからと

言いました。

 

自分のお腹がずるいと言われ、

カルレインは笑い出しましたが

ラティルは、

カルレインは汗もかかないし、

余程のことがない限り、

身体に変化が起こらない。

でも、自分はロードとはいえ、

汗をかいて大変だし、クマもできるし

肌も赤くなると言いました。

食事をすれば、消化されるまで

お腹が膨れるという話は

わざと言いませんでした。

 

しかし、カルレインは

また、ラティルのお腹に触れると

それがいいのではないか。

ご主人様の、

その小さな変化一つ一つが愛らしいと

言いました。


ラティルは、

カルレインが、特に昼に

くすぐったい言葉を言うのは、

彼が500歳だからなのか、

吸血鬼だからなのか、

それとも個人の問題なのか、

考えながら、

彼の脇腹をぎゅっと握りました。

しかし、カルレインは

くすぐったがることもないので

ラティルは笑っている彼を睨みつけ、

彼の太ももを叩くと、

誕生日に何が欲しいか言ってみてと

急かしました。

 

カルレインは、

今度はキャンプに行く気分で、

以前、ラティルと2人で行った洞窟に

また行きたいと答えました。

 

その洞窟とは、偽皇帝事件の時、

2人で逃げていた洞窟のことで、

あそこでは、カルレインだけが

ラティルの隣にいました。

 

その話をしている

カルレインの横顔を見ると

ラティルは心が揺れましたが、

アニャドミスが

カルレインを狙っているので、

今度の誕生日はダメ。

カルレインは

結界の外に出ない方がいいと

断固として反対しました。

 

カルレインは仕方がないという風に

笑うと、壁にかかっている

丸い飾りを見て、

ブレスレットをもらいたいと

言いました。


ラティルは、

それはカルレインの欲しいものでは

ないのではないかと指摘しましたが

カルレインは言葉を変えず、

ラティルのお腹にそっと触れ、

ラティルが彼の手の甲を叩くと

彼女の指にそっと触れるだけでした。

彼はラティル以外のどこにも

興味がなさそうでした。

 

ラティルは彼の横顔を見ながら、

がっかりしたのかと尋ねましたが

固く閉ざされた心からは、

何の声も聞こえてきませんでした。

 

物欲のない吸血鬼は、

それなりに相手するのが

本当に難しいと

ラティルは心の中で

舌打ちをしました。 

◇いよいよ誕生日◇

その後も、時間は

あっという間に過ぎて行きました。

 

ラティルはカルレインのプレゼントを

準備しながら、アニャドミスが、

いつ来るか分からないので、

時々、ガーゴイル

誰かが結界の中に

入ろうとしていないかと尋ねました。

 

そして、

クラインがハーレム責任者として

仕事をうまくやっているかどうか

2回尋ね、

新年祭以後に溜まっていた仕事も

速いペースで解決して行きました。

 

議長に関することは、

依然として未知数で残っていたけれど

直ちに解決できない問題でした。

 

アイニとラナムンは

引き続きギルゴールから訓練を受け、

アニャは1日に1度、

ラティルを訪ね、

トウモロコシパンを受け取りました。

 

ラティルは、

アニャがパンを受け取るたびに

自分を観察していることを

知っていましたが、

その事実に気づかないふりをしました。

 

そして、

いよいよカルレインの誕生日を

翌日に控え、

トゥーラは使節団と共に

ミロに到着しました。

◇不気味な匂い◇

トゥーラは、使節団の一行と共に

宮殿の門を通りながら、

生気のない瞳をあちこち動かしました。

カバンの中が窮屈なのか、ヘウンは、

頭を動かしているようでした。

 

トゥーラは、

カバンが勝手に動いているように

見えないかどうか確認しながら、

徹底的に四方を見回しました。 

 

使節団を迎えに来たミロの職員が、

こちらへ来るようにと、彼らを案内し

一行は、皆そちらへ歩いて行きました。

トゥーラも、

彼らに付いて行きましたが、

宮殿の中の大きな廊下を歩きながらも

彼は警戒心を緩めませんでした。

 

ミロに使節団を送る日程を

調節していた時、

ミロ王が罠を仕掛けていると、

事前にラティルから聞いていた

吸血鬼の護衛の1人が、

その話をトゥーラに

教えてくれました。

また、トゥーラは、護衛の半分が

吸血鬼の傭兵であることも

聞いていました。

 

そして、トゥーラは別途ミロ王に

接近しなければならないため、

ミロのターゲットから

外れるかもしれないけれど、

念のため周囲の警戒を緩めないようにと

言われていました。

 

トゥーラはカバンを持った手に

力を入れました。

警戒を緩めないでと言われなくても

そうすることができませんでした。

この宮殿の中に入ってきた時から、

何とも言えない、

不気味でピリッとした匂いが

あちこちから漂って来て

息もできなくなっていたからでした。

 

しかし、吸血鬼たちと彼を除く

他の人間は、

誰もその匂いを嗅ぐことができず、

眉をひそめるのは

トゥーラと吸血鬼の傭兵だけでした。

トゥーラは、

一体、ここに誰の墓があるのかと

呟きました。

 

使節の代表のみ、

王に会って挨拶をしている間、

トゥーラは、

自分に与えられた部屋へ行き、

扉を閉めて荷物を解きました。

まず、最初に

カバンの中からヘウンを取り出すと

カーテンを閉めて、

ベッドの上にヘウンを置きました。

 

彼はできるだけ首を伸ばしながら

窮屈だったと、

ため息をつきながら訴えました。

 

トゥーラは、

仕方がなかった。

抱いて歩くのも変だからと

言い訳すると、

乱れているヘウンの髪が気になり、

小さな櫛を取り出して

彼の髪を梳かしました。


ヘウンは、鼻をすすり、

一体、この匂いは何なのかと

尋ねました。

トゥーラは、

分からない。

ここへ来るや否や、この匂いがした。

人間は嗅ぐことができない。

もしかしたら、

この匂いのせいでラティルが・・・

と言っている途中で、

微かに、カサカサいう音が

聞こえて来たので、

トゥーラは、そちらを振り向きました。

恐怖におびえた下女が

壁に張り付いていました。

宮殿の中に漂っている

強い匂いのせいで、

彼女がいることに気づけませんでした。

トゥーラと目が合うと、下女は

 「怪物です!」と悲鳴を上げました。

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ラティルは乳母に

自分は、誰も裏切らない自信があると

言っているので、

トゥーラが、

きちんと任務を果たしてくれれば

必ず、約束を守ってくれると

思います。

 

ヘウンはトゥーラのことを

どう思っているか分かりませんが、

トゥーラは彼のことを

弟のように思っていて、

ヘウンを1人で残しておくのが心配だし

相談相手にもなってくれるので

一緒に連れて行ったのかもしれません。

 

トゥーラは、ラティルに対しては、

敵対心を露わにしていますが

ヘウンの髪を

桃の香りのシャンプーで洗ってあげたり

髪を梳かしてあげたり、

また、母親のために

ラティルの頼みを聞こうとする彼は

元々、優しい性格なのだと思います。

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