自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 468話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ カルレインへの誕生日プレゼント

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

468話 トゥーラがヘウンの頭をベッドに乗せているところを下女に見つかってしまいました。

◇罠◇

トゥーラは、

しまったと思いましたが

すでに下女は大声で叫んでいました。

彼はすぐにヘウンの頭を抱えて

下女を気絶させると、

急いで外に出て暗闇の中に隠れました。

彼が外に出るや否や、すぐに扉が開き

兵士たちが押し寄せて来ました。

彼らは、すぐに倒れた下女を発見すると

襲撃者が侵入した、探せと

外へ向かって叫びました。


母親の安らかな老後が

急速に遠ざかり、

トゥーラは舌打ちをしました。

 

まさか下女が部屋の中にいるなんて

思ってもいなかったトゥーラは

どうすればいいのかと呟きました。

 

その言葉を聞き、

じっくり考えていたヘウンは、

もしかしたら、あれが、

トゥーラの妹の言っていた罠で、

わざと下男や下女たちが

部屋の中に隠れていたのかもしれない。

長旅を終えて部屋の中に到着すると、

皆、油断してしまうからと言いました。

 

トゥーラは、その言葉に納得し、

下女の服装をしていたけれど、

下女ではなかったのかもしれない。

彼女が叫ぶと、すぐに兵士たちが

中へ入って来たのも不思議だと

言いました。


トゥーラは冷たい視線で

屋根の下を見下ろした後、

再び人通りの少ない方に

視線を移しました。

 

彼は、

仕方がない。

正面突破するしかないと呟きました。

◇王の話◇

トゥーラは、

もう少し自由に行動ができる

夜になるのを待ちました。

食餌鬼たちは、

昼間に行動するのが大変で、

トゥーラは特別な対策を取って

昼間も歩き回っていましたが、

夜ほど自由に

動き回れませんでした。


そして、夜になり、トゥーラは、

事前に確認しておいた

王の部屋へ行きました。

彼は窓から中へ入り、

暗闇に隠れていると、

しばらくして、

王が部屋の中に入って来ました。

 

彼は疲れた顔で、

装身具を外しながら、

鏡の前まで歩いて行くと、

トゥーラは、その間に

王の後ろに行きました。


王は、

しばらく頭を下げていましたが

頭を上げると、

自分の後ろに人影が立っているのを見て

目を大きく見開き、

悲鳴を上げようとしましたが、

その前にトゥーラが

彼の口を塞ぎました。

 

王はトゥーラの手を

振り切ろうとしましたが、

できないと分かると、

素直に首から力を抜きました。

 

王が静かになると、

トゥーラは彼の耳に顔を近づけ、

戦いに来たのではないし、

命を奪いに来たわけでもない。

おとなしくしていれば、

互いに良いことがあると囁きました。

 

王は、トゥーラを

全く信用していないようでしたが、

渋々、頷きました。

それでも、トゥーラは、

王の口から手を離さずに

ラトラシルが王に

調査したいと言ったのは

何なのかと尋ねました。


王は目を見開いていましたが

トゥーラの独特な髪の色を見て

彼が誰なのか気づくと、

王の目はさらに大きくなりました。

 

トゥーラは、

わざと不気味に笑いながら

自分が誰だか気づいたようだと

言うと、王の瞳が

さらに恐怖に満たされました。

 

これならば、

王は叫んだりしないだろうと

判断したトゥーラは、

ようやく王の口から手を離し、

ラトラシルが王に

調査したいと言ったのは何なのか

話せと言いました。

 

そして、王は

彼がトゥーラ皇子だと確認すると

トゥーラは王の背中を手で突き、

自分の弟が何を望んでいるのか話せと

迫りました。

王の瞳が揺れました。

 

王は、トゥーラに

なぜ、それを聞くのかと尋ねました。

トゥーラは、

妹が急いで探しているからだと

答えました。

 

そして、王が、

思ったより簡単に言いそうにないと

判断したトゥーラは、

再び王の背中を突くと、

早く言った方がいい。

自分は、処刑を待っている間に

忍耐心を全て使い切ってしまったので

忍耐心が脆くなってしまったと

悲しそうに囁きました。

 

王は躊躇いながら、

ラトラシル皇帝は、

それは人類のためのもので、

それがあれば

ロードを消すことができると言ったと

答えると、トゥーラは、

それは、嘘だ。

それは弟の弱点だと反論しました。

 

トゥーラの嘘に

王の瞳が揺れました。

タッシールは、なぜ、王と王妃が

妹を憎むのか教えてくれませんでした。

しかし、

ラトラシル皇帝の弱点という言葉に

すぐ動揺したところを見ると、

明らかに嘘ではなさそうでした。

 

外で、誰かが

通り過ぎる足音がしましたが

王は叫びませんでした。

 

しばらくすると王は、

ラトラシル皇帝の言葉によれば、

ミロの宮殿は500年前、

対抗者の墓の上に建てられたらしいと

話しました。

 

トゥーラが、

「対抗者の墓?」と聞き返すと、

王は、その墓を調べれば

ロードを消すことができると

皇帝は言っていたけれど、

なぜ、その墓が皇帝の弱点だと

いきなり言い出したのか分からないと

言いました。

 

ラティルが探しているのが

対抗者の墓だと聞いて、

トゥーラは眉をしかめました。

この宮殿が、

対抗者の墓の上に建てられたとすれば、

食餌鬼と吸血鬼だけが

嗅ぐことができる、この嫌な匂いも

理解できました。

しかし、ロードを消す上で

対抗者の墓が何の関係があるのか。

対抗者の墓に聖水のような役割があり

それをロードにかけると

ロードが死ぬのかと、次々と、

疑問が沸き起こって来ましたが

トゥーラは、笑いながら、

そんなことは重要ではない。

自分は妹が望むことを

止めたいだけだと返事をしました。


しばらくすると、王は、

ラトラシル皇帝に

その要請を受けるや否や、

地下墓地へ行った。

墓は分からなかったけれど、

宮殿を作る時に出てきた骸骨は

すべて一ヶ所に集めておいたと聞いた。

その中に、皇帝が探しているものが

あるかどうかは

分からないと話しました。

 

トゥーラは、

皇帝もそれを知っているのかと

尋ねました。

すると、王の表情が暗くなったので

トゥーラは、

再び王の背中を突きました。

それでも今回は答えなかったので、

2、3回突くと、ついに王は、

ラトラシル皇帝に復讐したかったので

その骸骨ではなく、

別の骸骨で偽の棺を作り、

それを持って行かせ、

本物の骸骨は、後で自分たちが

神殿に持って行くつもりだった。

そうすればラトラシル皇帝は

とんでもない棺のせいで

嘲笑われることになると

かすれた声で打ち明けました。

 

トゥーラは舌打ちをして、

王の背中から手を離すと、

残りの骸骨は、すべて自分に寄こせと

指示しました。

王は、一人では運べないと言うと、

トゥーラは眉をしかめましたが、

王は天井を指差し、

あのくらいの高さまで積もっていると

話しました。

◇復讐◇

運搬方法を考えたら、また来るので、

待っているようにと言って

トゥーラ皇子が消えた後、

王の視線は氷のようになりました。

 

彼は、

ラトラシル皇帝に送る偽の棺の中に

猛毒を放っておいたので、

棺を開けた人、

死体を調べようとする人は皆、

数秒も経たないうちに

死ぬことになります。

なぜそんな毒があったのかと聞かれたら

神秘的な力のせいで

そんなことが起きたようだ。

そのために、皇帝は

あえて遺体を望んだのではないかと

言い張ればいいことでした。

 

王は拳を握り、

鏡の中の自分をしばらく睨みながら

娘の復讐は

父が必ずやり遂げると決意しました。

◇カルレインへのプレゼント

カルレインの誕生日。

ラティルは何日も仕事をしていたので

いつもより早く仕事を

終えることができました。

 

侍従長は不満そうな表情でしたが、

ラティルは早い時間に

仕事を終えると、

すぐにハーレムへ駆けつけました。

カルレインは、部屋の中で

ハープを演奏していました。

 

吸血鬼とハープという、

不釣り合いな組み合わせに

ラティルは

唇を噛み締めながら

笑い出しそうになるのを堪え、

なぜハープを弾いているのかと

尋ねました。

ラティルの記憶が正しければ、

カルレインは、以前、

ハープを持っていませんでした。

 

彼は、誕生日プレゼントだと言って

チワワがくれたと、

微妙に笑いながら答えました。

 

クラインがカルレインに

誕生日プレゼントをあげたと聞いて

ラティルは、今度は我慢できずに

笑ってしまいました。

カルレインも

口元に笑みを浮かべると、

クラインは、

タッシールとは違う意味で

本音が分かりにくい人間だ。

急にこれを持って来て、

「プレゼントだ!」と叫んで

行ってしまったと話しました。

 

ラティルは、

クラインはたくさん問題を起こすけれど

悪人ではないと、擁護しました。

しかし、カルレインは、

それが悪いことなのではないかと

反論しました。

 

ラティルは、

彼に悪意はないと言おうとしましたが

ハーレムの鍵を持って逃げたり、

ギルゴールの温室に穴を開けたことなど

悪意が混じっていたこともあったので

言うのを止めました、

 

ラティルは

カルレインの向かいに座ると、

ハープを弾くことはできるかと

尋ねました。

 

彼は、ある程度は弾けると

答えるや否や、

3秒ほどハープを演奏しました。

ところが、

ある程度どころの腕前ではないので

ラティルは口をポカンと開けて

彼をじっと見つめました。

500年の間に、

学ぶことは全て習ったのか、

3秒しか聞けないのが惜しい程、

優れた腕前でした。

ラティルは、

もっと聞かせて欲しいと頼みましたが

カルレインは、ハープを弾く代わりに

ラティルに腕を差し出し、

少し腕を振りました。

約束の贈り物をくれと、

ラティルにせがんでいるようでした。

 

しかし、ラティルはニヤリと笑うと

こちらへ来てと言って、

彼を引っ張りました。

 

カルレインは、

わけの分からない顔をしていましたが

ハープを置いて、

ラティルについて行きました。

 

ラティルは、

彼の手をギュッと握りながら、

部屋の外に出ると、廊下を歩き、

建物の外に出て北に歩き始めると、

カルレインは、

遠くに見える乗馬場を指差しながら

もしかして贈り物は馬なのかと

尋ねました。

 

ラティルは否定すると、

乗馬場の方へ行き、

分かれ道で東に曲がりました。

遠くない所に湖が見え、

そこで血人魚が泳いでいるのが

見えました。

 

カルレインは、

湖に行くのかと尋ねましたが、

ラティルは返事の代わりに

彼を引き寄せるだけでした。

カルレインにあげるために、

ずっと準備していたプレゼントなので

彼をびっくりさせたいと

思っていました。

 

どれだけ歩いたのか、

ついにカルレインは、

自分のプレゼントを発見して

立ち止まりました。

ラティルは嬉しそうに笑って

カルレインの腕を振ると、

感想を聞きました。

 

ラティルが準備したのは

大きな人工の洞窟で、

適当に形だけ作った洞窟ではなく、

洞窟を、そのまま持って来たような

巧妙な洞窟でした。

カルレインはポカンと口を開けて

呆然と立ち尽くした後、

ずっとこちらへ

作業員たちが行き来しながら、

何かを作っていたけれど、

自分へのプレゼントだったのかと

呟きました。

 

ラティルは、

カルレインが外へ出たいと

言っているのに、

出られないように防いでいるのが

申し訳なくて、

洞窟を作らせたと話しました。

 

ラティルは、

カルレインの反応を見るために

彼の横顔を隅々まで調べましたが、

カルレインは少しぼんやりしていて

プレゼントが気に入ったかどうかを

確認するのが難しいと思いました。

 

まさか本当にブレスレットが

欲しかったわけではないだろうと

心配になったラティルは、

不安を抑えながら、

カルレインを洞窟の奥へ

案内しました。

 

数歩進んでいくと、

奥に、たき火をおこすための木があり、

その周りには

バーベキュー用の野菜や肉などが

用意されていました。

 

ラティルは、

カルレインがキャンプをしたいと

言っていたからと、

彼の顔色をもう一度窺いながら

呟きました。

しかし、カルレインの表情が

あまりにも呆然としているので

我慢できなくなったラティルは

カルレインの腕を振りながら、

気に入ったでしょう?と

尋ねましたが、

ラティルが言葉を終える前に、

彼はラティルを持ち上げ、

彼女の両足を自分に巻きつけると

強く口づけをしました。

 

ラティルは落ちないように

カルレインしがみつき、

息もできないほど強い口づけに

喘ぎました。

 

そうしているうちに、

唇が離れたので、

ラティルはカルレインを見つめると

彼の目が赤みを帯びていました。

 

ラティルは、かろうじて、

片手を彼の肩から離し、

その目元を撫でながら、

彼の目が少し赤くなったけれど、

気に入ったというサインか

気に入らないというサインなのかと

尋ねました。

 

カルレインは、

興奮したという合図だと答えました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

なぜ、クラインがカルレインに

ハープをプレゼントをしたのかは

謎ですが、

退廃的な美しさを持つカルレインが

ハープを弾く姿は、

絵のような美しさではないかと

思います。

 

そして、

カルレインの望みをかなえるために

人工的な洞窟を作るという

ラティルの発想もすごい!

 

ミロは不穏な動きをしているし

アニャドミスが、どう出て来るか

分からない今、

ラティルとカルレインは

楽しい誕生日を過ごすことで

これからの戦いに備えて

英気を養うことができると

思います。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain