自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 469話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじカルレインの誕生日

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469話 ラティルとカルレインは、ラティルが用意した洞窟にいます。

◇洞窟の中の愛◇

口の中に

唾が溜まっていたラティルは

それを飲み込むと、

カルレインの緑色の目の中に広がる

赤みを帯びた部分を覗き込みました。

500歳の吸血鬼が、

一度、口を合わせただけで、

こんなに興奮していることが

信じられませんでした。

 

ラティルは

彼の頬を両手で包み込み、

溢れんばかりの気持ちで

カルレインを見つめました。

そして、

躊躇いながら、彼の目元を撫で、

彼の唇に軽く口を合わせました。

そして顔を上げると、

カルレインの目が

さらに赤くなっていました。

 

ギルゴールほど

真っ赤ではありませんでしたが

赤と緑が混ざった目は

人を吸い込む魔力がありました。


ラティルが、

先ほどより赤くなっていると囁くと

カルレインは、

ラティルの首筋に顔を埋め、

頭を振りました。


彼は、しきりにラティルの首筋を

ちょこちょこ噛み続けたので、

ラティルはくすぐったくて

たまらなくなり、

体をくねらせました。


しかし、

カルレインにしがみついている

ラティルは、

落ちてしまうのではないかと心配で

あまり体を

動かすことができませんでした。


しかし、ついにラティルは

耐え切れなくなり、

下ろして欲しいと囁くと、

カルレインは洞窟の片隅にある

寝袋の上に座りました。


ラティルは彼の上に座ると、

このために寝袋を

持って来たわけではないと

呟きました。

 

カルレインは、

寝袋は必要ない。

自分は石の地面に身体が触れても

痛くないし、

ご主人様は自分の上に乗れば

大丈夫だと言いました。

 

そして、カルレインは

いたずらっぽく、

ラティルの腰とその付近を

掴んだので、ラティルは

再び、彼にぺったりと

くっ付いてしまいました。


カルレインは、

ラティル自ら

首を持って来てくれたと呟くと、

彼女の首筋を噛みました。

 

彼女は、

どうして、そんなに

首筋にこだわるのかと尋ねました。

カルレインは本能だと答えました。

ラティルが、

くすぐったいと文句を言うと、

カルレインは、

痛くなる程、噛むことができない。

でも、そういうのが好きなら・・と

ほのめかしました。

 

ラティルは、

そうではないと返事をすると

首筋に執着し続ける彼の歯を

笑いながら避けていましたが、

ふと思いついたことに愕然とし

その後、

彼のお腹の上に座りました。

その状態で彼を見下ろすと、

カルレインは自然に手を動かして

再びラティルに触れました。

 

彼女は、悪い手だと言って、

彼の両腕を掴んで地面に置くと、

カルレインは、人の血を飲むのかと

断固とした態度で尋ねました。


カルレインは、

地面に着いた自分の腕を見ながら

少し緊張した面持ちで、

飲んではいるけれど、安全のため

少しずつ飲んでいると答えました。

ラティルは、

それは知っていると答えました。


黒死神団は有名なので、

もし血を飲むために

人の命を奪ったとしたら、

すぐに凶悪な噂が広まるはずでした。

しかし、ラティルは

そのような噂を

聞いたことがありませんでした。

彼らが首都に滞在している間も

そうだったので、

彼らは、それなりのルートで

食事をしているということだと

思いました。


カルレインはラティルに

何が気になるのかと尋ねました。

彼女は、

他の人の血を飲む時、

このように唇を

相手の首筋のあちこちに当てて

キスするように飲むのかと

尋ねました。

カルレインは、

馬鹿げたことを聞いたかのように

「まさか」と答えて笑い出しました。

 

ラティルは、

それならば、どうやって飲むのかと

尋ねました。

カルレインは答えたくないかのように

視線を避けました。

ラティルは彼の顎を掴んで

無理矢理、自分と目を合わせさせ、

「答えて」と詰め寄りました。

カルレインは、

ラティルをじっと見つめた後、

注射器で抜くと、嫌々答えました。

 

手首とか、他の場所を

使うと思ったのに、

突然、注射器の話が出たので

ラティルが目を丸くすると、

カルレインは彼女の腰を

くすぐりました。

 

彼女は、カルレインが

そんなことばかりしていると

怒りましたが、彼は、

そういうことは、

あえて教えたくないと言いました。

カルレインの表情から、

少し恥ずかしがっている様子が

窺えたので、本気のようでした。

 

ラティルは、

カルレインの服のボタンを外しながら

注射器を使う理由を尋ねました。

カルレインは答えたくないのか、

顔を背けました。

 

ラティルは、

カルレインに答えを迫り、

彼の鎖骨を爪でくすぐりました。

ようやく、カルレインは、

面白いからだと答えました。

 

ラティルは、

カルレインのボタンを外しながら

何が面白いのかと

再び尋ねましたが

カルレインは、

ラティルのネックレスの先に

指をかけて、そっと引っ張りました。

 

素直に近づいたラティルの唇が

彼に触れると、

カルレインは答える代わりに

キスを浴びせました。


ラティルは、

答えたくないからだと

笑いながらからかうと、

カルレインが、突然、

ラティルの背中に手を触れたので

彼女は、冷たくて震えました。

 

ラティルは、

カルレインが冷たいと呟きました。

表面に触れただけで、

こんなに冷たいのに大丈夫なのかと

心配になりました。

 

彼女は手を伸ばして、

手探りでズボンを確認しながら、

風邪を引いたりはしないだろうと

思いました。

そして、ギルゴールより

カルレインの方が冷たそうだと言えば

彼が嫌がるかもしれないと思いました。

 

カルレインは、

自分が冷たいから嫌なのかと

尋ねました。

ラティルは、

そんなはずはないと答えました。

しかし、カルレインは

ラティルの背中だけを撫でて

しばらく考えた後、服を脱いで、

ラティルを寝袋に寝かせると

起き上がりました。

 

カルレインは、

何をするのかと思って見ていると、

彼はあらかじめ用意しておいた

焚き火に火を点けました。

すぐに煙が立ち上り始めました。

 

そして、カルレインは

ラティルを再び抱き上げ、

自分は横になると、

その上に彼女を乗せました。


ラティルは、

自分が上にいるのが好きなのかと

尋ねました。

カルレインは、

このような地面に寝転んでいれば

ラティルは耐えられないけれど、

自分は人間の身体ではないので

構わないと答えました。

 

それでも、洞窟の地面や

冬の気候が気になるのか、

カルレインは、

ラティルの服を脱がせましたが、

眉を顰めて、

再び服を彼女の肩にかけると、

「止めましょうか?」と

尋ねました。

 

せっかく良い雰囲気になったのに

止めてしまうのかと

ラティルは不平を漏らしましたが

自分に触れている

冷たい肌を感じると、

そうも言っていられないことに

気づきました。

 

ラティルは、身体を震わせて

身体を浮かせると、

カルレインは、

ラティルが羽織っている服の上から

彼女を撫でながら、

これでは気まずいかと尋ねました。

 

ラティルは、

「服を着たままで?」と尋ねました。

カルレインは、

全部脱いだら寒いと答えました。

 

もちろん、服を着ていれば

寒くないけれど、

服を脱いだカルレインと、

服を着ているカルレインの間に

境界線を引いていたラティルは

こんなことをすれば、

カルレインがきちんと服を着ていても、

彼を見る度に、

顔が熱くなってしまうかもしれないと

思いました。


カルレインは、

部屋へ行くことを提案しましたが

ラティルは、

彼の赤みを帯びた目を見つめながら

準備万端の彼の身体の上に

座りました。

乱れた服の隙間から見える肌が

彼の肉感を

より際立たせていました。

 

ラティルは、

冷たいと呟きましたが、

カルレインが憑かれた目で

自分を見つめているのを見ると

再び彼にしがみつきました。

 

ラティルは、

寒い時は、動くと温かくなると

彼の耳元で囁きました。

カルレインの瞳が

完全に赤くなりました。

 

彼は、お望みのままにと

囁きました。

◇結果は同じ◇

ラティルは、

カルレインの上着を着たまま

寝袋に座って

ウトウトしていましたが、

彼の背中が

真っ赤になっているのを見て

驚きの声を上げました。

 

カルレインは、

肉を串刺しにするのをやめて、

自分の背中を見ようとしましたが

いくら彼が吸血鬼とはいえ

自分の背中が見えるわけは

ありませんでした。

 

カルレインは

洞窟の地面に触れても大丈夫だと

言っていたのにと、ラティルが嘆くと

カルレインは、

怪我をしていないので

大丈夫だと言いましたが、

ラティルは、

それでも、痛そうだと心配しました。

 

しかし、カルレインは、

完成した肉の串刺しを

焚き火の上に置き、笑いました。

 

ラティルは、

なぜ笑うのかと尋ねると、

カルレインは、

自分の服を着たラティルが好きだと

答えました。

ラティルは、

自分の服はカルレインが破ったと

文句を言うと、

彼は、死ぬ程の罪を

犯したかのような顔をしました。

それを見たラティルは、

笑いながら横に倒れました。

 

カルレインは、肉を残したまま

ラティルに近づき

大きな服のせいで、

露わになった首筋と鎖骨に

乱暴にキスを浴びせました。

 

カルレインは、

わざと服を破くつもりはなかったと

謝りました。

ラティルは、

分かっていると答えた後、

自分の方へ身を屈めている

カルレインの身体に手足を伸ばし

ぶら下がりました。

 

カルレインは、

いつから自分はナマケモノ

ご主人様にしたのかと

尋ねました。

ラティルは、

カルレインは安定感があると

答えました。

 

カルレインは、

そのまま彼女を抱き抱え、

踊るように

クルクル回っていると、ラティルは

肉が焦げると叫びました。

カルレインはラティルを

寝袋の上に降ろしました。

 

ラティルは寝袋の上に座り

カルレインが肉を

フーフー吹いているのを見て

思わず口を開けましたが

入って来たのは彼でした。

 

ラティルは

これを噛んで食べてもいいのかと

真顔で尋ねると、

カルレインは唇を離し、

微笑みながら、ラティルの口の中へ

肉を入れました。

 

ラティルは、カルレインにも

食べさせてあげると言うと

彼は、

ラティルが手を洗っていないことを

指摘しました。

 

ラティルは、

カルレインも手を洗っていないと

言い返しましたが、

彼は、料理をする前に洗い、

その都度、洗っていると

言いました。

 

ラティルが肉を食べている間、

カルレインは、

2人が愛し合っていた痕跡を

消すために、掃除をしていました。

どれだけ忙しく動いているのか

ラティルは、

彼がさっと通り過ぎる姿を

見るだけでした。

 

ラティルは、カルレインに

食事をしないのかと尋ねました。

彼は、人間の食べ物は

あまり美味しくないと答えました。

ラティルは、

美味しいのにと文句を言いました。

 

片づけを終えたカルレインは、

ようやくラティルの隣に座りました。

ラティルは、

ヨロヨロと身体を横に動かし、

彼にもたれかかりました。

 

彼の素肌は、

ラナムン程、温かくないけれど

この冷たく硬い肌が

心地よく感じました。

しかし、ギルゴール同様、

肌がさらさらしているのは

少しずるいと思いました。

 

そして、ラティルは、

カルレインに、

誕生日おめでとう。

2度も自分のそばに来てくれて

本当に嬉しいと言いました。

 

カルレインは満足げに口元を上げ、

待った甲斐があったと言いました。

ラティルは、

自分を待っていたのかと尋ねました。

彼は、またいつか会えることを

知っていたからと答えました。

 

ラティルは、

自分が男に生まれる可能性を

考えたことはなかったのかと

尋ねました。

カルレインは、さらに口元を上げ

ギルゴールが対抗者の師匠だと

知らなかった時に、

同じ質問をしたことがあると

答えましたが、

ギルゴールの名前を口にした途端、

眉をしかめました。

 

カルレインは

ラティルと2人だけの楽しい時間に

ギルゴールの話をするのは

嫌なようでしたが、

彼女はギルゴールの答えが気になり

彼は何と言ったのかと尋ねました。

 

カルレインは、

どちらに生まれても

結果は同じだと言っていたと

答えました。

 

ラティルは、

それは、

自分の命が奪われる結果なのか、

彼を怖がる結果なのか、

それとも自分と戦う結果なのかと

尋ねると、ギルゴールは

詳しい説明をしなかったと

カルレインは答えました。

 

ギルゴールは、

ラティルが彼を怖がる様子を見せた時

特に激しく反応しました。

ラティルは、

それがドミスのせいだと思いましたが

それ以前からのことなのか。

それとも、別の話があるのかと

考えました。

 

使節団の帰還◇

カルレインの誕生日が

無事に終わったので、

すぐにタッシールの誕生日の

準備をする必要がありました。

タッシールは何が好きなのか。

数日間、

ラティルはそのことで頭が一杯でした。

 

新年祭の間に持ち込まれた案件が

ほぼ全て解決したので、

タッシールの誕生日には、

もう少し気を配ることができました。

 

それからほぼ1ヶ月後、

サーナット卿の誕生日が来て、

その数日後は、

ヒュアツィンテの誕生日なので、

国からプレゼントを送る必要が

ありました。

 

ザイシンの誕生日は、その1ヶ月後。

ゲスターの誕生日はその1ヶ月後。

クラインの誕生日はその15日後。

その後、ラナムンの番が来るまで

3ヶ月近く、ほとんど誕生日は

来ないけれど、

側室が多いと大変だと

ラティルは思いました。

20人以上の側室を持った皇帝たちは

どうやって、

側室の誕生日を祝っていたのだろうと

考えました。

 

そこへ、侍従の1人が、

ミロへ送った使節団が戻って来たと

報告しに来ました。

ラティルは、

全員帰って来たのかと尋ねると

侍従は、

途中で具合が悪くなった1人を除いて

皆帰って来たと答えました。

ラティルは、

その1人はトゥーラだと思いました。

彼は、任務の帰りに

使節団とは別行動を取ると

言っていたからでした。

 

ラティルは頷きながら外へ出ると、

広い空き地に使節団の馬車が止まり、

使用人たちが

馬車から荷物を運んでいました。

ラティルは、

その中に黒い棺を見つけました。

 

驚いたラティルは、そちらに近づき

まさか、すぐにミロで

その棺を見つけて、

持って帰って来たのかと尋ねました。

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温室の後は洞窟。

こんな所で寝るのはどうなのか。

誰かに

見つかってしまうのではないかと

心配しつつも、

ギルゴールとカルレインと

初めて寝る場所は、

ベッドの上よりも温室や洞窟の方が

彼ららしかったのかなと思います。

 

今まで、3人の側室たちと

ラティルは一緒に寝ましたが

作者様は、

露骨な描写をされない方なので

導入部分の後は、

すでに事が終わった後の

シーンになり、

もの足りなさを感じるかも

しれませんが、

そこそこに艶っぽいのも

良いように思います。

 

なお、最初に、こちらのお話を

紹介した時に、

間違っていた箇所は修正しました。

 

ようやく最新の日本語版で

ギルゴールが登場しました。

予想していたよりも髪が長いのは

500年前のカルレインも

髪が長いからでしょうか?

早く、ラティルとギルゴールが

丘の上でサンドイッチを

食べるシーンを

マンガで見たいなと思います。

 

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