自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 522話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ラティルとアニャドミスの腹の探り合い

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522話 エイレナに化けてやって来たアニャドミスを、ラティルは即座に見破りましたが・・・

◇なぜ、分かったの?◇

ラティルは、一瞬戸惑いました。

前回は、エイレナ本人だったのに

なぜ今回は、エイレナの姿をした

アニャドミスなのか。

二人は協力関係なのか。

本物のエイレナは家にいて、

今はアニャドミスがエイレナの

ふりをしているのだろうか。

次々と溢れ出て来る疑問に、

ラティルの瞳は震えました

 

エイレナに化けたアニャドミスは

ラティルに挨拶し、

先日、呼んでくれたことを

思い出してやって来た。

口先だけの言葉だったのなら

自分の分別が足りないことを

大目に見て欲しいと言いました。


ラティルは混乱していたので、

即座に対応できませんでしたが、

すぐに気を取り直すと、 

口先だけの言葉ではないと

微笑みながら返事をしました。

 

その瞬間、

自分のことが分かったようだ。

どうして、分かったのかと

アニャドミスの心の声が

聞こえてきました。

ラティルは、

心臓がドキドキしました。

自分が少しびっくりしたのを見て

彼女に気付かれたのかと

考えました。


しかし、ラティルは、

次は表情管理に失敗することなく、

数日前、大型の怪物の急襲で

非常に大きな被害を被った。

そういえば、被害者名簿の中に、

エイレナの名前があったようだと

話しながら、本当のエイレナは、

どこにいるのかと考えました。


アニャドミスは、

自分に気づいたけれど、

知らないふりをするつもりなのかと

考えながら、

そのことで、自分も

決心を固めたと返事をしました。

そして、

まずは調子を

合わせなければならない。

まだ対抗者が、ここに1人いるし

ギルゴールも帰って来たようだと

考えながら、

これから二度と、

そのようなことがないように

防がなければならないと言いました。

 

アニャドミスは

知らないふりをするのかと

ラティルは思いましたが、

宮殿内で戦えば、

被害を受ける人が多くなるので

自分にとっても、

その方がいいと思いました。

 

ラティルは、

エイレナの剣術の腕前が

かなり良かったけれど、

いつ習ったのか。

子供の頃は、

剣術に興味がなかったと思うと

話しながら、

アニャドミスは、

ラナムンとギルゴールが

ここにいることを、

どうして知っているのか。

宮殿の中に腹心を隠しているのかと

考えました。


アニャドミスは、

子供の頃は、

趣味がコロコロ変わるもの。

宮殿を去った後に剣術を学んだ。

幸い才能も少しあったし

適性も合っていたと返事をしながら

どうやって、

自分のことを見抜いたのかと

考えていました。

 

ラティルは、

大きな決断をしてくれたのは

ありがたいけれど、

特殊部隊に関することは、

まだ、まともに整備していないので

後で、もう少しきちんと

計画を立てたら、

その時に伯爵家に人を送ると

話しました。

 

アニャドミスは、

皇帝に、自分を感知する能力が

あるのかもしれない。

ドミスが姿を消すように、

あの皇帝にも、彼女だけの能力が

あるのかもしれないと考えました。

 

ラティルは、

そうしてもらえるかと尋ねました。

アニャドミスは、

それなら相手にしにくいと考えながら

ラティルにお礼を言いました。

 

ラティルは、

エイレナが幼い頃、

宮殿で暮らしたことまで

アニャドミスが

知っているということは、

エイレナが生きているなら、

彼女はアニャドミスと

手を組んだのだと思いました。

 

ラティルは、

昔、一緒に遊んだ仲なので、

このように顔を見られるのは

嬉しいと言いながら、

もし、エイレナが死んでいても、

この前の行動が怪しかったので

アニャドミスと仲間なのは

間違いない。

エイレナは、利用されたのかと

考えました。


アニャドミスは、

よく覚えてくれていたことだけで

感謝している。

皇帝が呼んでくれるのを

待っていると言って、

別れを告げました。

 

ラティルは安堵しました。

彼女の本音を

はっきり聞くことができるのは

便利なことでしたが、

このように速く話を交わすと、

言葉と考えがこんがらがって、

ラティルがミスをしやすく

なりました。

それに、今のアニャドミスは

言葉と本音が全く違うので、

それに流されないためには、

気を引き締めなければ

なりませんでした。

 

アニャドミスは、

自分が誰なのか分かってしまったので

本来の目的通りにできなかったと

心の中で呟きました。

 

ラティルはアニャドミスに

気をつけて帰れと言うと、

彼女の後ろに立っている護衛が、

皇帝にお嬢様が殺害されたことを

知らせても無駄だろう。

お嬢様は、自らあの怪物と

手を握ったのだからと

心の中で言っているのが

聞こえて来ました。


ラティルは、

エイレナがアニャドミスに利用されて

捨てられたことが分かりました。

 

二人が扉の外に出るや否や、

ラティルは、

すぐにギルゴールの所へ行って、

エイレナに偽装した

アニャドミスを追跡させろ。

彼女の居場所を

突き止めなければならないと

紙に書いて、

サーナット卿に渡しました。

 

サーナット卿は、エイレナが

アニャドミスであることを、

全く知らなかったのか、

目を見開いて、

ラティルを見ましたが、

彼女が真剣な表情なので、

すぐに頷くと、

扉の方へ歩いて行きました。

 

閉まった扉に耳を近づけた彼は、

その状態で、

数秒、落ち着いて待ち、

エイレナが

遠ざかるのを待ちました。

彼女が本当にアニャドミスなら、

彼女が出てすぐに

サーナット卿が追いかければ、

疑うかもしれないからでした。


廊下に出たサーナット卿は、

遠ざかるエイレナと護衛の

後ろ姿を見つめると、

彼らとは反対方向に、

音を立てずに走り出しました。

 

その後ろ姿を、

今度はアニャドミスが振り返り、

やはり、気づかれた。

この姿は、

もう使うことができないと

呟きました。

◇アニャドミスからの手紙◇

一人残されたラティルは、

書類を見ても

集中できませんでした。

緊張感で足の裏が痒くなり、

息苦しくなりました。

 

ラティルは胸を拳で叩きつけると、

秘書にお茶を持って来て欲しいと

頼みました。

秘書がお茶を置いていくと、

熱いのに、ラティルは

一気に飲んでしまいました。

 

ガーゴイルがいないので、

アニャドミスが密かにやって来ても

感知できませんでした。

ラティルは、レッサーパンダ

カリセンに送ったことを

後悔しました。

ラティルは、

他のガーゴイル

ここへ連れて来ることが

できないだろうかと考えました。

 

ガーゴイルたちは、

他の人たちと付き合うのが

嫌いだと聞いたけれど、

それでも、ダメ元で、

助けを求めなければならないと

思いました。

 

そうしていると侍従が入ってきて、

ラティルに何重にも折った紙を

差し出しました。

それは、エイレナが紙とペンを借りて、

その場でラティルに宛てて書いたもので

エイレナは、

ラティルに渡せば分かると

言っていたと侍従は説明しました。


ラティルは、それを受け取ると、

侍従に出て行くようにと

目で合図をしました。

彼が出て行くと、

ラティルは、幾重にも折った紙を

広げてみました。

そこには、

この前、言えなかったことを

全て話す。

自分と取引しよう。

アイニ皇后を渡してくれれば、

無意味な戦闘も犠牲もない。

自分も、厄介な悪党の役割をしながら

過ごす気はないと、

書かれていました。

 

ラティルは、

この前、アニャドミスと

地下室で会った時、

彼女が取引について、

切り出したことを思い出しました。

 

彼女は、

この話をしようとしたのだろうかと

思いましたが、

ラティルは、アニャドミスの

この提案を、

全く信じることができませんでした。

いっそのこと、

カルレインを渡せと言ったなら、

本気なのかどうか、

少しは疑ってみると思いました。

 

それに、目的ができるや否や、

大型の怪物を呼び出して、

人々を混乱に陥れながら

悪党の役割をしたくないなんて、

信じられませんでした。


アイニの命を奪って

完全になりたいのだろうけれど

カリセンにいるアイニを、

なぜ自分に寄こせと言うのか、

それは少しおかしいと

ラティルは思いました。

◇再び見逃す◇

約20分後に、サーナット卿は

戻って来ました、意外にも、

サーナット卿のそばに、

アニャドミスを

追跡しているとばかり思った

ギルゴールが一緒でした。

 

ラティルは、

なぜ、二人で一緒に来たのか。

二人一緒に追跡したのか。

なぜ、もう帰って来たのかと

尋ねると、ギルゴールは

肩をすくめながら、

アニャドミスは、

エイレナが滞在している

サニル伯爵家に入ったけれど、

そこは人間が多過ぎて、

その中に紛れ込むと、

気配を感じにくいと説明しました。

 

気配を感じにくいという言葉を

ラティルはすぐに

理解できないでいると、

サーナット卿は、

アニャドミスは邸宅の中に入ると、

自分の姿を消してしまったと

付け加えました。

 

目の前で

また見逃してしまったことに

ラティルはため息をつき、

手で額を押さえました。

 

それを見たサーナット卿は驚き、

彼女のことが心配で、

すぐそばにやって来ましたが、

彼がラティルの肩に手を乗せる前に、

ギルゴールが先に、

ラティルを椅子ごと

引っ張ってしまいました。

サーナット卿は低い声で

無礼だと、警告しましたが、

ギルゴールは

聞く耳を持たないような

表情をするだけでした。

 

ラティルは椅子を持って

再び机の前に戻ると、

エイレナの護衛は、彼女が死ぬ前に、

アニャドミスと自発的に

手を組んだと言っていた。

その痕跡が

残っているかもしれないので

サニル伯爵家を

調べなければならないと呟きました。

◇なぜ見抜いた?◇

その時刻、 アニャドミスは

一体、どうして皇帝は、

自分が自分だということを

見抜いたのかと考えていました。


アニャドミスは姿を消して、

自分を追いかけてきた人たちを

引き離した後、エイレナの姿で

わざわざ邸宅の中を

歩き回りましたが、

誰も彼女に気づきませんでした。

わざと、でたらめなことを

言ってみても、皆、

今日はどうしたのかと笑うだけで

エイレナが他の人だとは

思いもしませんでした。

明らかに自分の変身は完璧でした。

 

しかし、皇帝は、

言葉を交わす間もなく、

彼女を見るや否や瞳が揺れました。

その時、すでに皇帝は

気付いていたに違いありませんでした。

 

あの女性の能力は何なのか。

真実を見抜くことでもできるのか。

いずれにしても良くない。

この皮はもう役に立たない。

皇帝はここに人を送り、

自分の痕跡を探し続けるだろうと

考えたアニャドミスは、

エイレナの部屋にある宝石を取り出し、

一つ一つ手でギュッと

握りつぶしました。

 

幸い宝石の半分を壊した頃、

クロウが帰って来ました。

彼は、

アニャドミスに言われた場所で

議長を見つけたという良い知らせを

伝えてくれました。

アニャドミスは、すぐに立ち上がると

クロウを労いました。

 

彼は、すぐに議長に会いに行くのか。

ここはどうするのかと尋ねました。

アニャドミスは、

皇帝は自分を見るや否や、

偽者だということに気づいた。

ここは捨てる。

議長と会うのが優先。

あの皇帝をどうにかしなければ

自分は何もできないと言いました。

◇最初の対抗者◇

アニャドミスは、

皇帝がさらに強くなる時間を

与えたくありませんでした。

それに、皇帝がエイレナを

疑うようになったことも分かったので

彼女はサニル伯爵家を捨てて

議長に会いに行きました。

 

意外にも議長は、前に会った時より

少しやつれているように見えました。

少し元気がなくなったようだし、

顔にかすかに傷跡が残っているような

気もしましたが、彼の話し方や行動は

以前と変わりませんでした。

 

議長は、

アニャドミスが部下を手に入れた後は

自分が彼女を訪ねても

関心がなさそうだったのに、

自分に会いたいだなんて、

どうして急に気が変わったのかと

尋ねました。

相変わらず彼は優しい声で、

行動はのんびりしていました。

 

アニャドミスは、

皇帝について聞きたいことがあると

言いました。

議長は、なぜそれを

自分に聞こうとするのかと尋ねました。

 

アニャドミスは、

以前、議長は、自分も助けてくれると

妙なことを言った。

それに、自分がいない間に、

皇帝の側室を救出した。

議長が助けるという対象は

自分と皇帝ではないだろうか。

だから、議長は、

皇帝について知っていることが

あるはずだと、主張しました。

 

アニャドミスの落ち着いた説明に

議長の口元が上がりました。

議長は、

アニャドミスが聡明だと褒め、

なぜ、自分が彼を救ったことが

分かったのかと尋ねました。

しかし、アニャドミスはそれに答えず、

皇帝の正体は何なのか。

ロードなのか、対抗者なのか。

ロードというには、

ギルゴールが彼女を助けているし

対抗者の剣を抜く。

対抗者というには、

ロードのような面がある。

覚醒みたいなことまでしたと

話しました。

 

議長は、もう少し口元を上げると、

自分は聖騎士を集める役割をするだけで

すべてを知っている賢者ではないと

答えました。

 

しかし、アニャドミスは、

全てを知る必要はない。

あの皇帝の正体が何なのか

知りたいだけ。

いや、本当は知らなくてもいい。

彼女が何であれ、

彼女に勝つ方法が必要だと言いました。

 

そして、アニャドミスは、

地下室で会った皇帝を

思い浮かべながら、

アイニ皇后の命を奪っても、

あちらには、もう1人対抗者がいる。

対抗者の剣もあちらにあり、

味方もはるかに多いので、

自分が不利だと訴えました。

 

それでも、議長は、

親切そうな笑みを浮かべているだけで

積極的ではありませんでした。

 

すると、アニャドミスは、

顎を上げて傲慢に笑い、

議長が自分を助けると言ったのは、

議長も自分に

望むことがあるということではないかと

指摘しました。

 

議長は、アニャドミスが

本当に鋭敏だと褒めると、

アニャドミスは、

議長が望むことを言ってくれれば

それを聞いてやるので、

皇帝に勝つ方法を教えて欲しいと

頼みました。


しばらく、アニャドミスを

見つめるように眺めていた議長は

頷くと、身体の向きを変えました。

そして、彼女に付いて来るように。

一度行ってみよう。

きちんとできるかどうか

分からないけれど、

最初の対抗者に力を借りてみようと

言いました。

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ラティルは、

アニャドミスがエイレナに

化けていることに気づいている。

アニャドミスも、

ラティルがそれに気づいたことを

知っている。

それなのに、

2人共、知らんぷりをして

平然と話している。

けれども、2人の間には、

緊張感の糸が

張り詰めていたのではないかと

思います。

サーナット卿は、そばにいたのに

それに気づかなかったのは、

ラティルが皇帝の威厳を保つために

常に表情管理をしているから

なのでしょうけれど、

運命で定められた

ラティルの騎士なのだから、

ほんの僅かな彼女の異変にも

気づいて欲しかったと思いました。

ギルゴールの方が、

ラティルの気持ちを察しやすいのは

年の功?

赤ちゃん吸血鬼は、

まだまだ努力が必要なようです。

 

それにしても、相変わらず議長は

不気味な存在だと思いました。

議長がマンガに登場するのは

まだまだ先ですが、

親切そうで優しそうだけれど

いきなり聖騎士たちの命を

奪ったりする、

不気味なイケメンの議長のイメージが

思い浮かばないので、

マンガでは、どのように描かれるのか

気になります。

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