自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 680話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 今回はタッシールの言うことを聞かない

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680話 ラティルは、カルレインが自分のことを、ドミスではないと思ったことはないのかと尋ねました。

◇カルレインの助言◇

冷たくて柔らかい唇が、

ラティルの額に触れた後、

離れました。

 

これが答えなのだろうか。

ラティルは頭を上げ、

カルレインの顎のラインを見ながら

あったということなのかと

尋ねました。

 

カルレインは、

自分は、ご主人様が転生することを

知っていたので、

ずっとご主人様を

探し回っていたと答えると

ラティルのこめかみに

キスをしました。

 

それから、カルレインは

そうしてご主人様を見つけ、

隣の席も確保した。

周りに他の奴も多くて

狭いけれどと愚痴をこぼしました。

ラティルは笑ってしまいましたが

とても狭くて申し訳ないと

謝りました。

 

カルレインは、意味深長に笑いながら、

しかし、ギルゴールの息子は

自分のように、すぐに

ご主人様に会ったわけではない。

彼の母親とご主人様の間に、

他の転生が何人もいるのではないかと

推測しました。

ラティルはその言葉に

目を大きく見開きました。

それについては、

まだ考えてみたことが

ありませんでした。

 

カルレインは、

正確かどうかは分からないけれど

状況からすると、ギルゴールの息子は

他の転生たちとは

親しくなれなかったようだ。

ご主人様以前の転生たちに

ずっと拒否されていたのに、

突然、ご主人様が親しく接すれば

嬉しいながらも

当惑するのではないかと推測しました。

ラティルは、

カルレインの言うことを聞いて、

自分もそうだと思い頷きました。


シピサは子供の心のまま

大人になってしまい、

その後、普通の人とは

常識が違う議長の下で成長しました。

シピサがラティル以前の転生たちに

ずっと拒否されていたら、

彼は自分を守るため、

あの人たちは、

自分の母の生まれ変わりだけれど

自分の母ではないと、

徹底的に考えたはずでした。

ところが、ラティルは、

突然、自分とアリタルは

同じ人間だと言って

手を差し伸べました。

シピサが、

自分を守るために立てた前提を

ラティルが露骨に

否定したわけでした。

 

ラティルは、ほっとし、

カルレインに聞いて良かったと

呟きました。

ギルゴールはカルレインより

ずっと年上でしたが、

頼りにできるような精神を

持ち合わせていませんでした。

その柔弱な精神は、

アリタルと子供たちのことが絡むと、

さらに危うくなりました。

 

カルレインは、

好きな言葉ではないけれどと

前置きをすると、

ラティルの手を握りしめながら、

このような場合は

時間が解決してくれるだろう。

もう長い間、母の生まれ変わりと

実の母が別の人物であると

否定しながら生きてきた子だからと

囁きました。

 

しかし、ラティルは、

自分がシピサを可愛い子と

呼んだ時は喜んだと、

訳もなく一緒に囁きました。

ラティルはシピサが

可愛い子と呼ばれた時に、

顔が真っ赤になったことを

思い出しました。

 

カルレインは、

良い兆候だ。

今までの記憶のために

ご主人様を追い出しているけれど、

本当はご主人様を

受け入れたがっていると

話しました。

 

そして、しばらく息を止めた

カルレインは、

ラティルを自分の体の方へ

ぎゅっと引き寄せました。

ラティルは固い腕と胸の筋肉に

完全に包み込まれて

心が温まりました。

 

その状態でカルレインは、

自分もご主人様との間に

子供がいたらいいと囁きました。

ラティルは目を見開いて

カルレインを振り返りました。

 

ラティルは、

カルレインはそんなことを

気にしないと思っていたと

言うと、彼は、

必ずしも、そうではないと思うと

返事をしました。

 

それからカルレインは手を下ろして、

ラティルのお腹を撫でました。

彼の手はとても大きくて、

ラティルのお腹を

ほとんど覆うほどでした。

 

彼は、

不可能なことだと呟くと、

ラティルは彼の手の甲の上に

自分の手をゆっくりと重ねました。

◇タッシールとの戦い◇

一段と気分が良くなったラティルは

カルレインと共に洞窟を出ました。

彼の部屋へ行って

一緒におやつでも食べるつもりでしたが

黄色い石の道を歩いていく2人を

タッシールが呼び止めました。

 

カルレインは反射的に

しかめっ面をしましたが、

タッシールは、にこやかな笑顔で

前に進んで来て、

ちょうど良かった。

今、皇帝の所へ

向かっていたところだったと

言いました。

 

ラティルは、

執務室に来る途中だったのかと

尋ねると、タッシールは

「はい」と返事をし、

ミロの特産物の流通経路を

追跡した結果が出たと告げました。

しわくちゃになっていた

カルレインの額が再び広がりました。

 

ラティルは驚いて

それは本当なのかと尋ねました。

タッシールは本当だと答えると

自分の住居を指差して、

中へ入るよう促しました。

ラティルとカルレインは

タッシールの後に続きました。


二人は部屋に入り

テーブルの前に座ると、

タッシールは机の上から、

カーペットと同じくらいの

大きさの地図を持って来ました。

そして、地図を机の上に広げると、

 

これをご覧ください。

 

と言って、赤く丸で囲んだ部分を

順番に指差しました。

 

タッシールは、

普通に倉庫に積み込まれて売られたり、

材料として使われるルートを除き、

用途がはっきりしないルートや

用途は確かだけれど、搬入先が

人通りの少ない広い敷地である所を

中心に調査してみたと説明しました。

 

赤い丸は全部で3つありました

タッシールは、

あれこれ条件を考えてみた結果、

ダークリーチャーを多数作って

隠せるような敷地は、

この3つになったと説明しました。


ラティルの口元が自然に上がりました。

33カ所なら戸惑ったけれど、

3ヵ所くらいなら

十分にやってみる価値がありました。

 

ラティルは、

3ヵ所くらいなら、

事を大きくせずに済むし、

自分たちの力だけで

十分解決できると言うと、

カルレインも、

その通りだ。先に襲撃しようと

返事をして、頷きました。

ラティルはテーブルを

ドンと叩きつけると、

椅子から立ち上がりました。

 

ラティルは、

彼らがダークリーチャーを

もっとたくさん作る前に

自分たちが先に行って

やっつけようと言うと、

ウキウキした様子で

カルレインとタッシールを

交互に見ました。

それから、ラティルは

 

黒死神団と黒林を動員すれば

十分だよね?

人魚たちも動員できるか

分からないので、

メラディムにも聞いてみなくちゃ。

ゲスターが教育中の黒魔術師は

まだ早過ぎる?

百花繚乱は移動が大変なのでダメだ。


と、最初はタッシールとカルレインに

話しかけていましたが、

だんだん、独り言を呟き始めました。

ところが、タッシールが

思いがけず反対の意思を表明したので

ラティルの考えが遮られました。

 

反対ですか?

 

ラティルには、

タッシールが反対する理由が浮かばず

面喰っていました。

ラティルは、

黒林が人間なので、

動員しにくいということなのかと

タッシールが反対する理由を

尋ねました。

彼は、それは問題ではないと

答えました。

 

それでは、どうしてなのかと

ラティルが尋ねると、タッシールは

今、襲撃するのは反対だと

答えました。

ラティルは目をパチパチさせながら

なぜ、反対なのか。

敵がダークリーチャーを作り終えたら

敵は、より厄介な存在になる。

彼らはすでに、首都付近の森まで

ひっそりと、

ダークリーチャーを解き放っている。

彼らが、

もっと多くのダークリーチャーを

解き放つ前に、

内部から消し去った方が

良いのではないかと意見を述べました。

ラティルは、

自分の意見が妥当だと考えていました。

これは時間との戦いでもありました。

 

しかし、タッシールは、

自分たちは、その黒魔術師が

どんな人なのか知らないではないかと

微笑みながら尋ねました。

 

その質問にラティルは、

当惑しながら、

それの何が重要なのか。

重要なのは、

その黒魔術師が怪物を作って

自分たちに送って来たことであり

これからも送り込んで来る確率が

高いということだと反論しました。


ヘイレンが3人分のコーヒーを持って

中へ入って来ましたが、

後ずさりしました。

ラティルが大丈夫だと

手で合図を送ると、

ヘイレンは地図の上に

盆ごとコーヒーカップを置きました。

 

タッシールは、

敵の意図と同じくらい、

敵がどんな人なのかを

知ることは重要だ。

敵が手を組んでいるミロの誰かが非情で

ミロのことなど、

何も考えていない者ならば、

その襲撃でダークリーチャーたちが

ミロの国内へ逃げて

人々を攻撃するかもしれないと

説明しました。

その言葉にラティルは首を傾げました。

 

ラティルは、

どうせミロの誰かの助けを借りて

作った怪物だ。

自分たちが標的であっても、

そうでなくても

他の国だって標的にするだろうと

主張しました。

 

タッシールは、

そうだろうかと異を唱えましたが、

ラティルは、

誰かが被害を

受けなければならないのなら、

ミロで作った怪物なので、

ミロで対処するのが妥当ではないかと

反論しました。

 

タッシールは唸りながら

眉をつり上げました。

ラティルの言葉に

同意できないという様子でした。

ヘイレンは空いている椅子の背もたれに

もたれかかり、

辺りを見回しました。

 

ラティルは、

コーヒーカップを手に取ると、

自分が利己的なことを

言っていると思うかと

タッシールに尋ねました。

 

彼は、

皇帝は統治者なので、

常に利他的であるとは限らないと

答えました。

ラティルは目を細めて

タッシールを見つめました。

彼は、利己的ではないとは

言いませんでした。

 

ラティルは、

とにかく自分の国が最優先だ。

その次が他の国の人で、

一番最後に扱うのが敵国の人だと

断言しました。

タッシールは微妙な表情で

ミロは、まだ敵国ではない。

黒魔術師が襲撃を受けて

ダークリーチャーたちを

ミロに放ってしまえば、大変なのは、

ミロ国内で最も罪のない人たちだと

反論しました。

 

タッシールがラティルの意見に

堂々と反対するのは初めてでした。

彼女は、もしかしてタッシールは

ミロに親戚がいるのではないかと

疑いました。

 

ラティルは、

タッシールが何を心配しているかは

分かるけれど、だからといって

自分はこの国に来る被害を覚悟で

冒険したくはないと、

断固として線を引きました。

 

しかし、ラティルは話すや否や

不安な気持ちになりました。

もしかして、

こんなにきっぱり言えるのは、

やはり、

自分がロードだからではないか。

普通は我が国が危険でも

他国まで心配しなければ

ならないのではないかと思いました。

 

しかし、ラティルはいくら考えても

ミロの人々を心配するために

ダークリーチャーたちが

ここに押し寄せて来るのを

待っていることが

理解できませんでした。

 

タッシールは、

ダークリーチャーたちがここに来るのを

待とうというわけではないと

ラティルを宥めるように笑いました。

そして、まだ自分たちが

知っている情報は一つだけなので、

もう少し時間をかけて

計画を立てようということだ。

情報一つだけで、

計画は立てられないからと

付け加えました。

ヘイレンも、

ミロから出たダークリチャーが

ミロではなく、むしろ他の国に

行ってしまう可能性もあると

すかさず、口を挟みました。

 

しかし、ラティルは、

時間をかけて計画しているうちに、

彼らが、またダークリーチャーを

タリウムに放したらどうするのかと

ぶっきらぼうに尋ねると、

ヘイレンはすぐに口をつぐみました。

 

誰もコーヒーに手を出さないので、

コーヒーから上がっていた湯気が

だんだん消えていくことに

ラティルは気づきました。

 

ラティルは、

自分もダークリーチャーを

ミロや他のどこかに放つつもりはない。

行ってすぐに黒魔術師を制圧し、

ダークリーチャーたちを捕まえて

外に出さないようにする。

自分たちにはそれが可能だと告げると

黙っているカルレインに、

無理を承知で確認しました。

カルレインは、

自分は無条件に皇帝の味方だと

頼もしく答えると、

タッシールは風船のように

よろめきました。

 

タッシールは、

忠臣は、

こんなにも嫌われるものなのか。

けれども自分を憎んではいけない。

誰かが、こういうことも

言わなければならないからと

言い訳をすると、ラティルは、

タッシールを憎んだりしないと

きっぱり言いました。

 

しかし、ラティルは、今回は、

タッシールの言葉に

従うつもりはありませんでした。

タッシールは頭がいいので、

彼の言葉通りにした方がいいという

考えも、しばらく浮かびましたが、

ラティルは自分の意見を

そのまま推し進めることにしました。

タッシールは頭がいいからといって、

すべてを彼に頼ることは

できませんでした。

 

ラティルはタッシールに

地図だけ欲しいと頼むと、

タッシールが気が進まないなら

この件に手を出さない方がいいと

言いました。

 

タッシールは唇に力を入れて

眉の両端を下げ、

ラティルをじっと見つめました。

その姿は、狐が全力を尽くして

哀れなふりをしているようでした。

 

ラティルはタッシールの手の甲を

ポンと叩くと、

吸血鬼たちだけで大丈夫かと

カルレインに尋ねました。

彼は、作られた数がいくつかによって

違うけれど、大丈夫だと思うと答えて

頷きました。

 

ラティルは、メラディムにも

頼んだ方がいいかと尋ねました。

カルレインは、

それもいいと思うと答えたので、

ラティルは、

それでは、人魚たちにも

頼んでみると言おうとしましたが、

カルレインの表情が

尋常でないのを発見しました。

 

ラティルは、カルレインも

自分が、すぐに襲撃することに

気が乗らないのかと

力のない声で聞きました。

カルレインまで、あのような様子だと

ラティルの自信が

あっという間に半分になりました。

 

カルレインは、

そうではないと首を横に振りました。

そして、

冷えてしまったコーヒーを

じっと見下ろすると、

気が進まなそうな顔で、

動物の仮面たちに会いたいかと

尋ねました。

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伊達に500年以上

生きて来たわけではない!

カルレインの洞察力の鋭さに

感心するとともに、

ラティルと二人で一緒にいるところを

邪魔されて、気分を害したけれど、

タッシールから良い知らせを聞いて

すぐに機嫌が直るという

カルレインの変わり身の早さが

素敵だなと思いました。

 

タッシールは、

何かを実行する時に失敗しないよう、

徹底的に事前調査をし、

綿密に計画を立てていると思います。

だから、

ダークリーチャーがいそうな場所が

見つかった途端、

すぐに攻撃しようとするラティルが

危なっかしく見えるのかも

しれません。

けれども、

ラティルが考えているように

とにかく、早く行動した方がいい時も

あるのではないかと思います。

 

確か、もう少し後のお話に、

タッシールが

ラティルの直感が正しいこともあると

言っていたシーンがあったように

思いますが、

まさに、今回のお話は、

それに当てはまるのではないかと

思いました。

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