自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 27話 マンガ 22話、23話 嫉妬しないソビエシュ

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27話 別宮へ出かける日が来ました。

◇別宮へ◇

誕生日を翌日に控え

ナビエは別宮へ行く

準備をしました。

2日間だけ行ってくる予定なので

荷物は少なめに、

そして、別宮へは

ジュベール伯爵夫人が同行し

その間、イライザ伯爵夫人は

実家へ帰ることになっていました。

 

別宮へ出発するために

本宮の前へ行くと

ソビエシュに

急な案件ができたので

先に行って休んでいるように

言われました。

 

別宮までは

馬車で約12時間の道のりでした。

夕方までには出発すると

ソビエシュは言いましたが

夕方、出発をすれば

到着をするのは朝になるので

ナビエは少し心配しましたが

大丈夫だろうと思いました。

そして、

最近のソビエシュとナビエの

雰囲気を考えると

馬車の中で12時間も

向かい合って座るのは

気まずくなりそうなので

ナビエは、馬車に乗り込みました。

 

馬車の中で、ジュベール伯爵夫人は

この旅行で、

皇后と皇帝の関係が修復できれば良い。

どれほど皇帝を憎く思っても

皇后から離婚を

請求することはできない。

それならば、

まだ関係を修復した方がましだと

言いました。

 

ナビエは、ソビエシュと

仲良くした方がいいという意見に

同感したものの、

離婚できないなら

仲良くした方がいいという意見に

ナビエは同意できませんでした。

 

ラスタに

盲目的になっているソビエシュに

冷遇されているナビエは

可哀想に見えるかもしれないし、

何ともないわけではないけれど

政略結婚だったので

最初から覚悟をしていましたし、

辛くても我慢できると思いました。

 

けれども、幼い時から、

人生の目的は皇后になることで

ずっと皇后になるための

厳しい訓練と教育を受けてきたナビエは

生涯、築いてきたものを

ソビエシュの愛によって奪われたら

本当に耐えられない状況に

なると思いました。

 

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◇嫉妬しない恋人◇

ラスタは

エルギ公爵からもらった

ブルーボヘアンの紋章の入った

ペンダントを

ソビエシュに見せようとして

彼の所へやって来ましたが

礼服に身を包んだソビエシュを見て

褒めちぎりました。

 

その後、ペンダントを

ソビエシュに見せると

彼は、すぐに

ブルーボヘアンの紋章だと、

言い当てたので

ラスタは、

ソビエシュを天才だと言って

褒めました。

 

ラスタはエルギ公爵から

ペンダントをもらったことで

ソビエシュが

少しやきもちを焼くことを

期待していましたが

思ったより、無関心だったので

ラスタはがっかりしました。

ソビエシュには

その気持ちがわからないようでした。

 

別宮へ行くソビエシュを見送りながら

ラスタは、

ロテシュ子爵のせいで

自分の評判は落ちたものの

エルギ公爵のおかげで

再び相手をしてくれる貴族が

出てきて、嬉しかったので

それらすべてを、

ソビエシュに話したかったのですが

馬車の中に置かれた

銀色の宝石箱を見て

ラスタは立ち止まりました。

 

それがナビエへの

誕生日プレゼントであること、

彼女とソビエシュが

別宮で過ごすことを聞くと

ラスタは

自分も一緒に連れて行って欲しいと

頼みました。

 

ナビエの誕生日を

知らなかったラスタは

ナビエへの

プレゼントを用意していないので

お祝いもできなければ

ナビエが寂しがると言いました。

 

ソビエシュは、

ナビエはラスタを嫌っているので

寂しがらないと思うし

ラスタを連れて行ったら

ナビエが嫌がると

ラスタに

言うことはできませんでした。

 

ラスタは必至で

連れて行ってくれと頼みましたが

ソビエシュは、

今回はナビエと2人で過ごす。

ラスタとは、

今度2人だけで遊びに行こうと言って

彼女を連れて行きませんでした。

 

ソビエシュの馬車が遠ざかると

ラスタは気が抜けてしまいました。

後で2人で遊ぶと言われても

皇帝と皇后が2日間、

2人だけで過ごすのが気になりました。

皇帝と皇后は

典型的な政略結婚だから大丈夫。

シャンパンを一杯飲んで寝ようと

思っていると、自分の部屋の前に

ロテシュ子爵がいました。

 

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◇休暇◇

朝、目を覚ましたナビエは

今日が自分の誕生日で

別宮へ来ていることを

思い出しました。

朝の7時だったので、

ソビエシュはまだ

到着していないだろう。

朝食を食べる頃、

ようやく到着して

すぐに寝るかもしれないと

ナビエは思いました。

 

ジュベール伯爵夫人に

朝食の用意を頼むと

ナビエは客間の肘掛け椅子に

もたれるように横になり

昨日、途中まで読んだ本を

読み始めました。

どのくらい時間が経ったのか

足音がしたので顔を上げると

ソビエシュが笑って立っていました。

疲れている様子でした。

 

ソビエシュは疲れたと言って

ナビエの隣に座ると

背もたれに頭を当てて

目を閉じました。

顔色が悪そうだったので、

ナビエはソビエシュの額に

手を当てました。

微熱がありました。

ソビエシュは

うたた寝をしていたのか

目を覚まして

驚いたような顔をしました。

 

ナビエは、

熱が少しあるので

ひと眠りした方がいいと言って、

立ち上がると、

ソビエシュは、

彼女の手首をつかみ

しばらく待つようにと

ナビエに言いました。

 

ソビエシュは外へ出て行くと

銀色の箱を持って戻って来ました。

箱はオルゴールで、ふたを開けると

ゆっくりと音楽が流れ

中央で、きらめく指輪が

回っていました。

箱の両脇には

銀色のネックレスとイヤリングが

見えました。

 

ナビエがお礼を言うと

ソビエシュはネックレスだけを

持ち上げ、

付けてやると言いました。

ナビエは躊躇いながら

片手でオルゴールを

もう片方の手で髪を持ち上げて

背を向けました。

 

熱が出ているので

とりわけ熱く感じられる手が

首の周りに軽く触れました。

冷たいネックレスの重みが

首に感じられました。

その時、首筋に

熱くて柔らかい何かを

感じました。

 

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マンガを読んだ時にも感じましたが

ソビエシュは、

ラスタに同情をして、

可哀そうだと思っていても

嫉妬するほど

彼女のことを愛していないのだと

思います。

 

けれども、逃亡奴隷を

連れて来てしまったことへの

引け目

それを非難する人への意地、

ラスタを助けたのに

自分の善行を

認めてもらえない苛立ち

自分の気持ちを理解してくれない

ナビエなど、色々な感情が

複雑に絡み合って

何としてでも

ラスタを幸せにしなければならないと

思っているのかなと

感じました。

 

ナビエが外国人と親しくするのを

黙って見ていられないのは

やきもちを焼いているから。

 

ナビエとの2人だけの時間を

ラスタに邪魔されたくなかったのは

ソビエシュが本当に愛しているのは

ナビエだから。

でも、彼女を失うまで

そのことに気付けなかったのは

ソビエシュの人生最大の

失敗だと思います。

 

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