自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 446話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ まだラティルに話ができないタッシール

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446話 タッシールは「陛下、もし・・・」と言いかけましたが・・・

◇約束の変更◇

タッシールは、複雑な顔をし

話を続けることができませんでした。

その姿に、ラティルは

どうしたのかと尋ねると、

彼は、にっこり笑い、

そのリストに載っている人の中から

先帝の側近を探さなくてはならないと

ようやく口を開きました。

 

ラティルは目を細めました。

「陛下、もし・・・」という言葉と

今、彼が言った言葉は

結び付かなかったからでした。

 

本当にタッシールは、その話を

しようとしたのだろうかと

考えたラティルは、

タッシールの表情を

じっと見つめました。

しかし、タッシールは

いつものように笑っていて、

本音が分かりにくかったので、

ラティルは、

いったん次に進むことにし、

秘密の側近というだけあって、

誰も知らなかったら

どうしたらいいかと尋ねました。

 

タッシールは、

そういうことも考慮しながら

探してみなければならないと

答えました。

そこまで言うタッシールは時計を見て

シャツのボタンを外し、

時間がないので早くしてくださいと

言いました。

 

ラティルは、それを見て驚き、

タッシールの手を握って止めると

何を早くするつもりなのかと

尋ねました。

タッシールは答える代わりに

ニヤリと笑いながら、

自分は美しくないかと尋ねました。

 

今の状況に合わない

突拍子もない言葉でしたが、

その笑顔は見る者を

心地よくドキドキさせました。

 

ラティルが思わず笑ってしまうと、

タッシールは

ラティルに顔を寄せて

とても美しい顔をしていると

囁きました。

 

ラティルはタッシールの額に

キスをして立ち上がり、 

「このいたずらっ子」と

言いました。

 

彼が何を隠そうとしているのか

分かりませんでしたが、

どうせ話したがらないなら、

これ以上、聞くまでもないし、

差し迫ったことを考えていたなら、

何もしなくても、

聞こえて来ただろうと思いました。

 

ところが部屋を出ようとするラティルを

タッシールは、

先ほどよりもう少し真剣な声で

呼びました。

ラティルが振り向くと、

タッシールは立ち上がって

前にした約束を

変えてもいいかと尋ねました。

ラティルは、

「約束?」と聞き返すと、

タッシールは、彼女が

約束を忘れてしまったことが

ショックだと嘆きましたが、

ラティルは、

何回も約束をしたような気がするので

どの約束なのか話すようにと

頼みました。

 

しかし、タッシールは、

いくつも忘れてしまったのかと、

さらに衝撃を受けたという

顔をしたので、

ラティルは我慢できずに

笑い出しました。

タッシールは拗ねたふりをして

腕を組み、

自分を抱いてくれるという約束だと

答えました。

 

ラティルは、

覚えていると言いましたが、

少しぎこちなくなり、

訳もなくタッシールの腕を

揉みました。

しかし、タッシールは

笑いながら顔をラティルに近づけて

その約束を

変えてもいいかと尋ねました。

 

その囁くような声に

ラティルは顔を上げると、

彼は無邪気に、

 

タッシールは世の中で一番偉い人だ。

最も愛されている人だ。

 

と言いました。

ラティルは、なぜ急にタッシールが、

こんなに自信溢れることを

言い出したのかと不思議に思い、

どういう意味なのか聞こうとすると、

タッシールは

「このように百回叫ぶ。」

と付け加えました。

 

ラティルが当惑して

「え?」と聞き返すと、

タッシールは小指を差し出しながら

「約束してください」と言いました。

ラティルは呆れて笑い、

「本当に?」と確認しましたが

笑いはすぐに消え、

不安な気持ちが湧いて来ました。

タッシールが。

急にそんなことを言い出したのは

調査結果が

あまり良くないのではないかと思い

それを指摘しましたが、

タッシールは首を横に振り、

「自分を抱いて欲しい」という

条件を付けた後から、

ラティルが自分を

部下として扱っているようなので、

約束を変えておきたいと

説明しました。

 

ラティルは、

そんなはずがない。

自分はとてもタッシールを

大事にしていると言いましたが、

タッシールは「約束?」と言って

手を可愛く振ったので、

結局、ラティルは

指切りをしてしまいました。

 

タッシールは満足気に時計を見ると、

もうすぐ会議の時間なので

すぐに行かなければならないと

ラティルを促しました。 

一緒に時間を確認した彼女も驚き

タッシールに挨拶をすると

急いで出て行きました。


タッシールは、

その後ろ姿を見ながら手を振り、

扉が閉まる時になって

ようやく手を下ろしました。

彼は、

これでいい。

とんでもない推測なので、

確実になるまで、

言わないようにしよう。

状況は、

かなりもっともらしいけれど、

すべて心証に過ぎず、万が一でも、

誤解である可能性を

考えなければならない。

もっとも、このようなことに

証拠が残っているのも難しいと

考えました。

 

タッシール重苦しい気持ちで

再び机に向かおうとした時、

ヘイレンが中へ入って来てました。

彼は、

家出していた、

アンジェス商団の末っ子のバレンが、

見つかったという連絡が来たと

報告しました。

◇弟との再会◇

タッシールが

サンドイッチで昼食を済ませながら

商団の年末決算資料を見ていた時、

扉を叩く音がすると思ったら

久しぶりに弟のバレンの声が

聞こえてきました。

 

彼は、

タッシールが側室になっても

仕事ばかりしていると、

独特の皮肉交じりの声で指摘すると

タッシールはバレンを見向きもせず

手を振るだけでした。

そして、弟が近づくや否や、

彼の背中をポンと叩きました。

 

バレンは、

自分は子供ではないと

抗議しましたが、

タッシールはあまり気にせず、

子供が何を言っているのかと

からかい、

世の中の見物は終わったかと

尋ねました。

バレンは、そんな兄が憎らしくて、

ずっと、文句を

言い続けていましたが、

タッシールが笑いながら

彼の腰をくすぐると

バレンはうごめき、

それ以上、何も言えませんでした。

 

タッシールは、

彼が食事を済ませていないと聞くと、

一緒に食べればいいと言いました。

そして、タッシールは、

ようやく書類を覆うと、

立ち上がって、

弟をギュッと抱きしめました。

◇一生懸命生きている人◇

しばらくして、

テーブルに食べ物が並ぶと、

バレンは急いで食べ物を

食べ始めました。

タッシールはその姿を見て、

弟に、ちょこちょこ水を渡しました。

 

タッシールは、

胃もたれするので、

ゆっくり食べた方がいいと勧めると

バレンは、

お腹が空いていたから、

すぐに来たと返事をしました。

 

タッシールはバレンに

家出をしていた理由を尋ねました。

バレンは、

知らなくてもいいと答えたので、

タッシールは、

なぜ、家出を終えたのかと

尋ねました。

バレンは、

水を飲んでいたままの姿勢で固まり

タッシールを見つめました。

 

タッシールは不満げに笑うと、

自分がバレンのことを

知らないと思っているのか。

見つけられて捕まったのではなく、

自分の足で戻って来るのが

恥ずかしくて、

わざと見つかるようにして

捕まったのではないかと

尋ねました。

 

バレンはタッシールを睨みましたが、

兄の言う通りなので

反論できませんでした。

その代わりに、

口をもぐもぐさせながら、

とても、一生懸命

生きている人を見たので、

帰ってくることにしたと答えました。


タッシールは、

自分とか、

バレンのすぐ上の兄とか、

商団の頭とか

一生懸命生きている人は

周りに多いと言うと、バレンは

彼らは全員家族だ。

自分が見た人は、

そんなレベルではない。

本当に一生懸命生きている人で、

頭を持ち歩いていたと

言い返しました。

 

それを聞いたタッシールは慌て、

そんなことをするのは、

一生懸命生きているのではなく、

頭のおかしい人ではないかと言って

バレンを見つめました。


バレンは自分の言うことを

疑われたと思ったのか、

大声で「本当だ!」叫びました。

そして、彼は躊躇いながら、

その人は頭を持ち歩きながら

釣りをしたり、

頭に話しかけたりしていた。

なぜ、頭を持ち歩いているのかと

聞いたら、

頭を見ながら教訓を得ていると

答えたと話しました。

 

タッシールは、

どんな教訓なのかと尋ねました。

バレンは、

分からないけれど、

とにかく、その人を見ているうちに

何か心境の変化が訪れたと熱心に話し

自分の話に酔いしれていましたが、

タッシールが、突然ボーッとした

表情をするのを見て、バレンは

どうしたのか、

自分の言うことが

信じられないと言うのかと

戸惑いながら尋ねました。

 

しかし、

タッシールがボーッとしたのは

弟の言葉が

荒唐無稽だったからでは

ありませんでした。

 

タッシールは、

また、怒ろうとする弟の頭を

押さえながら、

その頭を持ち歩いていた人を

どこで見たのかと尋ねました。

バレンは、

兄がその質問をする理由を尋ねました。


タッシールの目が

いたずらっぽく輝いていました。

バレンの言う頭とは、

ヘウン皇子に間違いなく、

頭を持ち歩くという男は、

トゥーラ皇子だと思いました。

 

バレンは、

兄はどうしたのかと思いながらも

記憶を振り返り、

ここから遠い所ではなかったと

説明しました。

◇2枚の外出証◇

ラティルは仕事の途中、

侍従が持って来た

タッシールの長期外出証を受け取ると

帰って来てから、

何日も経っていないのに、

また、出かけるのかと

慌てて尋ねました。 

侍従は、

自分もよく分からないと

慌てて答えました。 

侍従は、ただ提出しろと言われて

提出しただけでしたし、

側室のほとんどは、

自分の行く先を

あまり明らかにしませんでした。

仮にそうしたとしても、

それが事実なのか

確認する方法もありませんでした。

 

ラティルは

タッシールが署名した外出証を

見つめていると、

侍従長は、

ラティルの顔色を窺いながら、

タッシールは完璧だけれど、

側室としては、

少し頼りないところがある。

これだけ頻繁に出かけていると、

後でラティルが彼を訪ねた時に

不在のこともあるだろう。

それでは側室ではなく、ただの腹心だ。

それに比べると、

ラナムンは本当にすごい。

いつも、おとなしくてしていると

言いましたが、

侍従長の言葉が終わる前に

侍従は彼の顔色を伺いながら、

ラナムンの外出証を取り出して、

ラティルに差し出しました。

それは、

長期外出証ではありませんでした。

侍従長は、すぐに口をつぐみました。

 

ラティルは、

ラナムンが外出するなんて

意外だと言って、

彼自身と同じくらい美しい字を眺めて

ため息をつくと、

ラナムンはどこへ行くのかと

尋ねました。

侍従は、

分からないと答えました。

 

訳もなく恥ずかしくなっていた

侍従長は、侍従に向かって、

あなたが

知っているわけがないだろうという

表情を浮かべました。

侍従は悔しくて

身体をすくめていましたが、

何か思いついたのか、

「あっ!」と叫ぶと、

今朝、ラティルが

ラナムンと別れるや否や、

タッシールを訪ねて行くのを見て、

ラナムンは、とてもショックを

受けたようだというのを

チラッと聞いたと話しました。

 

ラティルは2枚の外出証を下ろすと、

今朝は、慌てていて、

ラナムンを気にかけることが

できなかったと思いました。

◇抱いてください◇

ラナムンは、あまり感情を

表に出さない方なので、

彼が怒っているのか、

気に障ったことでもあったのか、

ショックを受けたのか

区別するのが難しいけれど、

ハーレム担当の侍従が、

彼がショックを受けたようだと

言うほどなので、

ラナムンは、

とても落ち込んでいるのだろうと

ラティルは思いました。

 

彼のことが気になったラティルは

夕方までに仕事を終えると、

食事を簡単に済ませ、

ラナムンの部屋を訪ねました。

彼は、まだ

帰って来ていませんでした。

 

ラティルは、

ラナムンがいつ帰って来るのか

聞いていないかと

彼の部屋の前にいる警備兵に

尋ねました。

 

彼は、

それは聞いていないけれど、

今日中に戻ってくると話していたと

慌てて答えました。

 

ラティルは部屋に入り、

ベッドに座って、

ラナムンを待ちました。

しかし、夜11時になっても

ラナムンは帰って来ませんでした。

長期外出証ではないので

きっと戻って来るはずだけれど、

いつ帰って来るのだろうと

ラティルは、

ぼんやりと考えているうちに、

うとうとし始めました。

 

どれくらいそうしていたのか、

夢の中に、

とても美しい男性が出てきたので

驚いていると、それは夢ではなく

本物のラナムンでした。

ラナムンは、

椅子をベッドの前に置き

ラティルを見つめていました。

 

まだ目が覚めていないラティルは、

ラナムンの傲慢に組んだ長い脚と

冷たい表情をぼんやりと眺めました。

 

そうしているうちに、

なぜ、自分を待っていたのかと

ラナムンの声が聞こえて来ました。

ラティルは目をこすって

上半身を少し起こしました。

いつの間にかラティルは

ラナムンのベッドに

横たわっていました。

 

ラティルは、ラナムンに

いつ帰って来たのかと

尋ねましたが、

ラナムンは返事の代わりに、 

どうして自分を待っていたのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

どうしてなのか。

ラナムンが拗ねて、

悲しんでいると言われたからと

答えました。

 

ラナムンは、

自分を慰めに来たのかと尋ねました。

ラティルは、

ラナムンのことが気になったと

答えました。

 

ラナムンは、

ラティルが自分のことを

気にかけてくれるなら

自分の部屋から出るや否や

他の男の所へ行くことは

なかっただろうと

不平を漏らしました。

 

ラティルは、

ぼんやりとした頭を

指で押していましたが、

彼のその言葉を聞いて、

すっかり目が覚めました。

 

ラティルは、

見た目は少しも傷ついていないような

ラナムンを見つめながら

いつも自分は、

ラナムンのことを気にしているので、

傷つかないで欲しいと頼みました。

それから、

彼の手を握ろうとしたところ、

ラナムンが先に、

自分の手を上に上げて

シャツのボタンを外し始めました。

 

驚いたラティルは目を丸くして

ラナムンを呼ぶと、

彼は抱いて欲しいと頼みました。

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とうとうラティルとラナムンが

初めての夜を迎えようとしています。

ここまで、来るのに本当に長かった。

ラティルが側室たちを迎えて

まだ1年も経っていないと

思いますが、

すでに、お話は446話。

本編は891話までですので、

ちょうど折り返し地点だと思った時

もしかしたら、作者様は

お話の前半で、

ラティルと側室たちが、

身体の関係がなくても、

色々な経験を通して、

互いに相手のことを知り

少しずつ、彼らのつながりを

深めて行く様子を描き、

後半は、側室たちと

ベッドを共にすることで、

今まで築いてきた絆を

さらに堅固にしていく様子を

描こうとしているのではないかと

思いました。

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