自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 316話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 必要とされるタッシール

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316話 侍従長はタッシールを訪ねる前に、ラナムンに会いに来ました。

侍従長の不満◇

ラナムンは、

訝しげな目で侍従長を見た後、

椅子を勧めました。

そして、カルドンに

お茶を持って来るよう

指示しましたが、侍従長は、

今は、何かを飲みに来たのではないと

言って断りました。

ラナムンはカルドンに出ていくよう

目で合図をしました。

 

カルドンがいなくなると、

侍従長は、

ラナムンは功臣の息子で、

最高の名家の後継者で、

対抗者であることも明らかになり

タリウムで一番美しい男だと

言われていると褒めました。

ラナムンは、その言葉を聞いても、

瞬きもせず堂々とした態度でした。

 

侍従長は、

ラナムンに足りないものを

探すのが大変なのに、

一体何が足りなくて

全てのことで負けているのか。

ラナムンは皇帝の寵愛を

受けていない。

皇帝が2か月ごとに、

側室にハーレムの責任を

負わせることにした。

皇配の役割を、

一度ずつ任せてみるということだと

思うけれど、

その最初の責任者に

タッシールを選んだ。

そんなことがあり得るかと

不満を口にしました。

 

ラナムンは

怒るほどではないけれど、

不快に思ったようで、

眉間にシワを寄せました。

 

続けて侍従長は、

ゴシップ誌で毎月行われる人気投票で

いつも1位、2位を争っていたラナムンの

順位が下がったと告げると、

彼は、先程よりも

不快感を露わにしました。

 

さらに、侍従長は、

最近の1位は人魚で、

2位は、まだ顔も公開されず

側室にもなっていないギルゴールだと

付け加えると、

ラナムンの表情が固まりました。

 

侍従長は、ラナムンに、

酒に酔ったふりをして、

皇帝を訪ねてみてはどうか。

少なくとも皇帝は

放り出したりしないし、

酔い覚ましの薬をくれるだろうと

提案しましたが、ラナムンは、

自分は酒を飲むと、

すぐに寝てしまうと言いました。

 

その言葉に侍従長は嘆きましたが、

これといった案も

出て来そうにないので、

やむを得ず立ち上がり、

よく考えて欲しいと忠告しました。

◇秤の重り◇

続いてタッシールを訪れた侍従長は、

本来、皇配がすることになっている

ハーレムの責任者の役割を、

皇帝が、

側室に交代でやらせることにした。

その最初の責任者に、

タッシールが抜擢されたと、

落ち着いた親切な声で、

ラティルの指示をきちんと伝えました。

 

ラナムンが皇配になることを

願ってはいるものの、

タッシールへの侍従長の評価は良いので

彼を不快にさせることは

ありませんでした。

タッシールは頷いた後、

どのくらいの期間、

することになるのかと尋ねました。

 

皇帝の考えでは2ヶ月だと

侍従長は答えました。

そして、もし難しい部分があれば、

自分に言ってくれれば手伝うと、

親切に説明しました。

 

侍従長が挨拶をして出て行った途端

壁際に立っていたヘイレンが

ひどく興奮して、

タッシールのところに駆けつけました。

ラティルが、最初の責任者に

タッシールを選んだということは

彼を最も信頼していると

間接的に言っていると

解釈したようでした。


タッシールは笑いながら、

ヘイレンに興奮するなと言うと、

ソファーにもたれかかりました。

そして、順番でやるのだから、

全員にチャンスがある。

だから、もっと頑張らないといけないと

言いました。

それでも、ヘイレンは

タッシールが最初に選ばれたことに

感激していました。

 

タッシールは、

そのヘイレンを放っておいて、

侍従長が持って来た、

ハーレム内で使われる物とお金、 

貴重品、予算などが書かれている

帳簿と計画案、

使用人たちに関する内容などが

綴じられたファイルを

慎重に見始めました。

ところが、30分も経たないうちに

扉の外で、

ラナムンがやって来たと声がしました。

 

一緒に書類を見ていたヘイレンは、

書類を隠そうかと提案しましたが、

タッシールはしばらく考えてから

大丈夫だと言って、

ラナムンを部屋に入れました。

そして、書類を机の上に置くと、

笑いながら立ち上がり、

ラナムンを出迎えました。

 

ラナムンは

テーブルの上に散らばった書類を見て

しばらく立ち止まりましたが、

これは何かと尋ねはしませんでした。

それを見たタッシールは、

侍従長が自分の所に来る前に

ラナムンを訪ねたことに

気づきました。

侍従長が、

ラナムンを支持していることは

秘密ではないので

不思議ではないと思いました。

 

タッシールは、

ラナムンの反応に気づかないふりをして

彼に会えて嬉しいと言いながら、

すぐそばに近づき、

そっと腕を組み、笑いました。

ラナムンは眉をひそめましたが、

彼の腕を振り払う代わりに

ソファーに座るや否や、

以前、クラインが、

タッシールを味方に付けようと

していると彼が言ったことを、

改めて確認しました。

 

タッシールは、それを認め、

その時、ラナムンは

自分には関係ないと言ったと

指摘しました。

そして、書類を集めながら

ラナムンに微笑みかけ、

関係があるようになったのかと

尋ねました。

 

ラナムンは、

タッシールの微笑を不快に感じました。

普段なら、そんな感情を感じた途端、

帰ってしまうところでしたが、

この商人は、

皇帝に愛されることはできなくても

信頼は得ている。

けれども、自分は、

皇帝の目の前にいる時、

彼女の視線をつかんでおく以外、

何ももらえずにいることを、

ラナムンは認めなければ

なりませんでした。

彼には、

タッシールのような人が必要でした。
 

ラナムンは淡々と頷き、

タッシールが握っている秤の

自分の方に重りを乗せるには

何をすればいいのかと尋ねました。

◇それでも可愛い◇

その頃、クラインは、

キラキラした身なりで、

突然、執務室に現れました。

彼の服に縫い込まれた

宝石の粒の輝きのため

ラティルは、

一瞬眩しさを感じました。

 

机の前まで近づいて来たクラインに

ラティルは魂が抜けたような声で

彼を呼ぶと、

クラインは明るく笑いながら、

ラティルの部屋で、

彼女を待っていても良いかと

尋ねました。

そんなことを聞くために来たのかと

ラティルは呆れ、

何と返事をしようかと

考えているうちに、

クラインはお礼を言って

出て行きました。

 

許可していないのにと

考えていると、

書類を整理していた秘書が

うっすらと笑いましたが、

ラティルを見ると、 

慌てて、真顔に戻しました。

ラティルは、

神妙に書類整理に没頭している秘書と

クラインがいた場所を見て、

ふっと笑うと、

それでも可愛いと思いました。

◇いつもと同じ◇

仕事が終える前に、 ラティルは

クラインが本当に

寝室にいるかどうかを確認し、

秘書に2人分の夕食を

部屋に運ぶよう指示しました。

 

そして、側室が来ているのに

そのまま部屋へ行くのも

面白みがないと思い、

花園に行って花束を一つ作りました。

そして、花束を持って、

寝室の前に行ってみると、

ちょうど、食べ物を乗せたワゴンが

届いていました。

 

ラティルは、使用人たちに、

先に食べ物を部屋の中に入れろと

目で合図しました。

そして、彼らが部屋の中に入ると、 

ラティルは花束を持って

ドアの後ろに身を隠したまま、

一人でへらへら笑っていましたが、

 

120着、着替えてやっと選んだ服に

飲み物をこぼすのか?

 

というクラインの叫び声を聞くや否や

笑顔はため息に変わりました。

 

細かいところまで合わせるために

6時間もかけたのに!

 

とクラインの声が流れ続けるほど、

扉の前に立つクラインの侍従と護衛の

表情がだんだん青くなって行きました。

 

結局、ラティルは、

ロマンティックに振舞うのは止めて

すぐに部屋の中に入り、

彼に花束を渡しました。

自分の叫び声を、

ラティルがすべて聞いていたことを

知っているはずなのに、

なんとも思わないのか、

クラインは感動した顔で

花を抱いて笑いました。


ラティルは使用人たちに

早く出て行くよう

手で合図をしました。

クラインは、使用人のせいで

121番目に着替えた服が

台無しになってしまった。

わざと、ここを折り、

こちらは広げて、

上品でいやらしい雰囲気を

出そうと思ったのに、

ただの湿ったワカメに

なってしまったと嘆きました。

 

ラティルは、

クラインがワカメになっても

いいものだと言いましたが、

クラインは、

食べ物を運んできた使用人は、

とても悪賢くて、

わざと、あのようなミスをして

弱々しいふりをし、

皇帝の目を引こうとしているのが

見え見えだ。

ひどいことを言われたと言って

わざわざ皇帝の前で、

悲しそうに震えていたのを

見て欲しがっていると訴えると、

ラティルは

その使用人が何をどうしようと

自分の目には他の人は見えない。 

それが重要ではないかと

尋ねました。

 

クラインは、本当かと尋ねると、

ラティルは本当だと答えて、

彼の鼻先に自分の鼻先を当てると、 

クラインは、やっと落ち着いたのか

耳が赤くして、

花束を抱きしめると、

昨日、皇帝は疲れていると思い

わざと来るのを我慢した。

一日中、我慢するのが

とても大変だった。

だから、いつもより

少し敏感になっていると告げました。


ラティルは、

いつものクラインと同じだと

思いました。

クラインのかっとする姿が

心配である一方、

その姿を可愛いと思う

微妙な感情を覚えました。

◇再び◇

食事を終えるや否や、

クラインが、うとうとし始めたので

ラティルは扉の外で待機中の

バニルを呼び、

濡れたタオルで彼の身体を拭かせました。

バニルは、

眠っているクラインの

服のボタンを少し外し、

手と足と首筋、顔などを

濡れたタオルで拭きながら

クライン自身が、カリセンで

悪い事を経験したので、

ラティルがカリセンに行っている間、

落ち着くことができず、

ほとんど眠れなかったと、

クラインの代わりに、

しきりに謝りました。

ラティルは、

クラインがまともに眠れずに

待っていたという話を聞くと

少し悲しくなり、

大丈夫だと言って立ち上がると、

ゆっくりクラインの身体を拭くよう

指示した後、

お風呂に入りました。

 

パジャマ姿で浴室から出て来ると、

バニルはすでに退き、

クラインはベッドで

よく寝ていました。

横に二回転させても起きなかったので

完全に眠っているようでした。

 

ラティルはクラインの横に入り

布団をかけましたが、

横になるや否や、

クラインが再び二回転して

ラティルを抱きしめました。

ラティルは、

クラインが起きているのではないかと

思いましたが、

再び二回転させても、

同じだったので、

彼は、ベッドの中央に

戻ろうという本能があるようでした。

 

ラティルは彼を押し出すのを止め、

クラインの腕を抱きしめて、

寝ましたが、悪夢にうなされました。

そして、目が覚めると、

ドミスの過去の中にいました。

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クライン自身が、

120回、着替えたのも大変だけれど

それに付き合わされた

バニルとアクシアンは、

クラインの精神状態に

気を使う必要があったので、

とても大変だったと思います。

それでも、

クラインのことを庇うバニルは

彼のことを

大切に思っているのだと思います。

 

ハーレムの責任者の仕事を

完璧にこなせるのは、

タッシールしかいない!

やはり、皇配になるべき人は

タッシールだと思いました。

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