自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 488話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 吸血蝶が現れる

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488話 急遽、タナサンの使節団がやって来たので、侍従はタッシールの部屋にいたラティルを呼びに来ました。

◇吸血蝶◇

侍従は、

タナサンから使者がやって来た。

どうしても皇帝に会いたいと

言っていると告げました。

 

通常、外国の使節は、

真夜中に皇帝に

会いたがらないものでした。

相手に失礼なだけでなく、

本人たちも長い距離を移動した後は

休みたいので、

慌てて謁見したがるはずが

ありませんでした。

しかし、この時間に、急いで侍従が

皇帝を訪ねて来るということは

一刻を争うという意味でした。

ラティルは、

本宮の方へ歩きながら、

どういうことなのか。

何か話していたかと尋ねました。

 

侍従はラティルの後をついて

歩きながら、

危険な状況だと言っていた。

使節団の身なりから、

本当にそのように見えたと答えました。

 

ラティルは「身なり?」と

聞き返しました。

遠い旅をして来た使節たちは、

皇帝に謁見する前に

衣服をある程度手入れして

入って来るものでしたが、

そんな時間さえ

なかったということなのかと

ラティルは考えました。

 

侍従は、

汚くて、あちこちに土ぼこりが

こびりついて、めちゃくちゃだ。

休む間もなく、

走って来たようだと答えました。

ラティルは、

普通のことではなさそうだと

呟きました。

 

他国の兵士が

タナサンに移動したという報告は

受けていないので、

怪物たちがタナサンに

侵入したのだろうか。

最近、各国で、様々な怪現象が

同時多発的に発生するという

話を聞いているので、

もしかしたら、

そちらに関連した内容かもしれないと

ラティルは考えました。

 

ついに謁見室に到着したラティルは

時間を節約するために

皇帝の出入り口へ行く代わりに

一般の入口から入りました。

入口に立っていた近衛兵が

ラティルが来たことを叫ぶと、

彼女が来るのを

焦りながら待っていた使節たちは

急いで彼女の方を振り向いてお辞儀をし

ラティルに挨拶をしました。

彼女は彼らに腰を上げるよう指示すると

玉座へ向い、座りました。

そこからタナサン使節を見ると、

侍従が話した通り、身なりが少し悪く、

軽い怪我をした人も、

3、4人いるようでした。

 

ラティルは、

急な知らせだと聞いたけれど

どうしたのかと尋ねました。

一番前列にいた茶髪の使節

タナサンに正体不明の蝶の群れが現れ

人々を襲っている。

急いで助けて欲しいと願い出ました。

 

ラティルは、

蝶の群れなら、

ただ捕まえればいいのではないかと

尋ねると、使節は、

吸血蝶だと告げました。

ラティルは目を見開き、

蝶が蚊のように血を吸うのかと

尋ねました。

 

使節は、蚊のように吸うのであれば

助けを求めることもなかったと

答えました。

そして、

茶髪の使節の言葉が詰まると、

右側の金髪の使節が、

吸血と表現したけれど、

本当に血を飲んでいるのか少し曖昧だ。

ある意味、生気を

吸い込んでいるような気もする。

吸血蝶がくっ付いたり、通り過ぎると、

人が半分ミイラのように変わると

すかさず話しました。

ラティルは、

初めて聞く話だと言いました。


左側にいた赤毛使節は、

その吸血蝶は怪物だ。

タリウムには

3人の対抗者がいると聞いた。

どうか、そのうちの1人でも

タナサンへ送り、

苦しんでいる人たちを救って欲しいと

苦しそうな顔でラチルに懇願しました。

 

ラティルは困って顎を触りました。

伝説の中の英雄なら

十分にそのようなことも

するだろうけれど、

まだ剣術をまともに学べず

苦しんでいるアイニが、

果たしてそのようなことを

するのだろうか。

それとも、

妻がロードだということを知るや否や、

対抗者の仕事を放り出そうとした

怠惰なラナムンが

そんなことをするだろうか。

そして、ラティル自身は

偽の対抗者でした 。

 

ラティルが、

すぐに答えられないでいると

茶髪の使節は涙まで流して

ラティルを呼びました。

彼女は眉をひそめました。

事情は気の毒だと思うけれど

対抗者を送ることに

難色を示しました。

 

ラティルは、

アイニ皇后は対抗者だけれど、

タリウムの貴賓でもあり、

他国の皇后を、

自分が外国に急派することはできない。

自分も席を外すのは難しい。

使節たちも、

このことを知っているだろうから、

彼らはラナムンを

連れて行きたいということではないかと

尋ねると、玉座の取っ手に腕を乗せて

顎を突きました。

 

使節団は、ラティルの寛大さを

待ち望んでいるかのように

悲壮な表情を浮かべました。

国民を救うために、

必死に駆けつけてきたはずの

彼らを見つめながら、

ラティルはため息をつくと、

聖騎士たちは行かせる。

しかし、ラナムンは

対抗者として訓練を受け始めたばかり。

2ヶ月程度しか訓練していないので

あまり役に立たないと思うと

告げました。


しかし、使節たちは、

対抗者の伝説が語られるのには

理由があると思うと

食い下がりました。

 

確かに、対抗者たちは

資質が優れていたけれど、

対抗者がロードと対戦するたびに

勝利するのは、

その資質のためだけではなく、

ロードと対戦する度に

そんなのずるいと思うほど高くなる

彼らの幸運が

大きな役割を果たしていました。

一般の怪物を相手にしても、

果たして対抗者が、

そのような幸運を手に入れることが

できるのだろうかと考えていると、

ラティルの心が動かないと思ったのか

彼女が口を開くのを待っていた

茶髪の使節が、躊躇いながら、

以前、トゥーラ皇子が、

タナサンに緊急事態が発生した場合

タリウムが必ず助けるという約束をし

「君主の印章」を押したと話しました。


その言葉にラティルは拳を握りました。

即位直後、アトラクシー公爵から、

トゥーラが、

君主の印章を使った痕跡があるという

報告を聞き、

どの国に、その印章を使用したのか

調べるよう、彼に指示したけれども

いくら調べても分からなかったので

半分、そのことを忘れていましたが

タナサンに使っていたと聞き

驚きました。

そして、タナサン以外にも

使ったかもしれないと考えていると

不機嫌そうになった

ラティルの表情を見て、使節は、

トゥーラ皇子が使用したけれど、

その後、ラトラシル皇帝が即位したので

タナサンの王も、できるだけその文書を

使用しようとしなかった。

しかし、事態が急を要するので

仕方がない。

国民を救うことが優先だ。

今すぐ解決できなくても、

ラナムンに状況を見て欲しいと

懇願しました。

 

君主の印章は信頼を意味しました。

あちこちで、

君主の印章を乱発しながら

約束を守らなければ、

国の信用が落ちることになります。

今すぐ害があるわけではないけれど、

長期的には良くありませんでした。

たとえ、ラティルが即位した時に

使用したものではなくても、

効力を確信できない君主の印章に

何の意味もありませんでした。

過去にも、

同じような例がありましたが

印章を使用して交わした約束は

国に大きな害とならなければ

守るのが正しいという

結論が出ました。

 

ラティルは、

しばらくタナサンの使節たちを

見下ろしてから立ち上がると、

少し考えてみる。

使節たちは休んで待っているようにと

告げました。

使節たちは、ラティルに続いて

どっと立ち上がると、

長い時間、待たせないで欲しいと

懇願しました。

◇安らぎ◇

侍従はラティルに、

急いで大臣たちを呼んだ方がいいかと

尋ねましたが、彼女は、

もうすぐ国務会議の時間なので、

その時に話せばいいと答えました。

侍従が心配そうに

タナサンの使節たちを

チラッと見ました。

彼らは、

休む暇もなく走ってきて、

そのせいで皇帝も寝ているところを

起こされたけれど、

それでも大丈夫かなのかと

心配している様子でした。

 

しかし、ラティルは

タナサンの使節たちが、

大変な状況であることは

分かっていても、自分のために

一息つく時間が必要でした。

 

ラティルは時間を確認すると、

タナサンの使節たちを

客用の部屋に案内するよう

使用人に指示し、

彼らが出て行く姿を眺めた後、

心を落ち着かせるために

寒い夜の庭をうろうろしました。


ラティルは、

対抗者がいると宣伝したことで、

このような副作用が起きたことを

嘆きました。

 

ギルゴールに行って来て欲しいと

頼むのはどうだろうか。

彼は、アニャドミスとも、

ある程度正面対決できるほど強いので

無事に行って来られるのでは

ないだろうかと思いましたが、

ギルゴールが自分の言うことを

全く聞かないということが

問題でした。

 

憂うつになったラティルは、

再び、タッシールの部屋に

戻りましたが、

彼はラティルを待っている間に

寝てしまったと言われました。


タッシールを起こそうかと

聞かれましたが、

ラティルは首を横に振り、

人の気配を殺して

ベッドに近づきました。

タッシールは、

立てかけた枕にもたれかかり

居心地の悪そうな姿勢で

眠っていました。

 

ラティルはベッドの端に腰掛け、

眠っているタッシールを

じっと見つめました。

額にかかっている髪を

注意深く横に流すと、

彼は、眉間に少し皺を寄せました。

それが可愛くて、

眉間を優しくこすったら、

タッシールは首を横に振りました。

ラティルは、

眠っている彼をじっと見つめ、

額に軽くキスしました。

◇揺れる瞳◇

ほとんど徹夜したラティルは

翌日、午前の業務をする前に

ラナムンを訪ねました。

午前の業務が終わるや否や

国務会議があり、

その時、タナサンに関することが

案件として出てくるはずなので、

あらかじめラナムンに会って

話をするためでした。

 

ラナムンも寝不足なのか、

ラティルを出迎えた彼の目に、

少しクマができていました。

 

ラティルは、ラナムンに

食事を済ませたかどうか

聞かれたので、

話をしながら一緒に食べようと

答えると、

ラナムンの顔色が悪いことを

指摘しました。

彼は、少し寝不足だと返事をしました。

ラティルは、

大丈夫なのかと心配そうに尋ねると、

彼はチラッと鏡を見て、

自分の目元に触れました。

 

ラティルは、

睡眠に効く茶葉を送ることを

提案しましたが、ラナムンは

大丈夫だと断りました。

 

ラティルは、

急遽、使節団が訪ねて来たことを

思い出し、

昨晩のことのせいで

寝不足なのかと尋ねました。

 

ラティルは、

彼らが到着した途端、

謁見したので、

情報に詳しい人たちは、

すでにその知らせを

聞いているかもしれないと

思ったからでした。

ラティルの質問に、

ラナムンの瞳が一瞬揺れたので

やはり、彼は

使節団が来たことを聞いたのだと

思いました。

ラナムンは目を伏せて、

少し、気になったと

平然と答えました。


しかし、ラティルは

その言葉を信じませんでした。

少し気になった程度なら、

表情管理を徹底している

ラナムンの瞳が、

揺れるはずがありませんでした。


ラティルは、

少しではなく、

とても気になったのではないか。

そうでなくても、そのことで

ラナムンと相談したいことがある。

それで急いで来たと話しました。

 

今度は、ラナムンの瞳が

激しく揺れました。

ラナムンは、そのことで

自分と相談するのかと

聞き返しました。

ラティルは「そうです」と答え、

お腹が空いているので

食べながら話そうと言いました。

 

ラナムンは、

すぐにカルドンに指示すると

まもなく、卵やコーヒー、牛乳

柔らかい茶色のパンと

サラダが用意され、使用人たちが

テーブルに皿を置いて退くと、

ラティルはすぐにパンを取りました。


昨日は夕食も食べずに

タッシールと遊んだせいで

ラティルは、

すごくお腹が空いていました。

しかし、ラナムンは

ラティルがパンをちぎって

コーヒーにつけて食べるのを

見ているだけで、

食べ物に手をつけませんでした。

 

ラティルは、ラナムンに

食べないのかと尋ねると、

ようやく彼は、フォークで

野菜を一切れ取りました。

 

お腹が空いているラティルは、

あれでは、

ウサギのエサみたいだと

目を丸くしましたが、

ラナムンは野菜一切れでさえも

すぐ口に入れずに、

フォークに刺したままでした。

ラナムンは、しばらく

その状態のままでいた後、

昨日の件で、

自分に話したいことは何かと

尋ねました。

ラナムンは、

いつものような態度でしたが、

彼の優雅な肩と首のラインに

少し力が入っていたので、

ラティルは、彼が

少し緊張していることに

気づきました。


ラティルは、

ラナムンの話が出たことを

知っているようだと、

彼に尋ねました。


ラナムンが取ったサラダが

皿の上にポトンと落ちました。

ラナムンは再びそれを取るふりをして

視線を下げたまま、

見当もつかなかった。

なぜ、自分の話をしたのか分からない。

比較でもしたのかと尋ねました。


ラティルは、

3人もいるので

比較をしなければならないし、

長所と短所から現実性まで

隅々まで比較したと答えました。

ラナムンは拳を握り締めました。


ラナムンは、

それで比較は終わったのか。

そんなことは、あえて自分に

話してくれなくてもいいと

返事をしました。


ラティルは、

ラナムンの話なのに

なぜ伝えてはいけないのか。

ラナムンの意見が一番大事だと

反論しました。

 

ラナムンは、

自分の意見も聞くのかと

ショックを受けた表情で

ラティルを見つめました

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タッシールと愛を交わした後は

そのまま朝まで一緒に寝て、

一緒に朝食を取りながら、

前の晩のことを

タッシールがからかい、

ラティルが恥ずかしがったり

怒ったりするようなシーンを

期待していましたが、

まさかの緊急事態が起こり

少し残念な結果となりました。

でも、ラティルが

再びタッシールの所へ戻り

彼の額を撫でるシーンに

ほっこりしました。

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