自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 654話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 存在するが存在しない人

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

 

262話 セルはギルゴールに、また騙されてはいけないと言いましたが・・・

◇神殿の地下へ◇

あなたを信じます。

 

結局、ギルゴールは、

今回もアリタルを信じてしまいました。

彼はアリタルに

3度、4度と裏切られても、

彼女が帰ってくる度に

信じざるを得ませんでした。

その代わり、ギルゴールは

自分も付いて行くと言って、

慎重に手を動かすと、

アリタルの武器の持ち手を

一緒に握りました。

 

いいわ。

 

アリタルは頷きました。

彼女が堕落して以来、

常に見せていた敵対的な態度とは

全く違っていました。

ギルゴールは希望が湧いて来ました。

彼女は穏やかになりつつありました。

もしかしたら、今度は本当に

彼女が帰って来ようとしているのかも

しれませんでした。

 

しかし、二人が武器を

同時に下ろそうとした瞬間、

ギルゴルの横から

別の剣が飛び出して来ました。

その剣がアリタルに届く前に、

ギルゴールはもう片方の手で

剣を掴みました。

 

お父さん!

 

セルは裏切られた気持ちになり

震えながら、

 

約束したじゃないですか!

私を守ってくれると

言ったじゃないですか!

 

と叫びました。

 

ギルゴールは

一度だけ母親を信じてみようと

返事をしました。

しかし、セルは

母親が裏切ったのは一度だけではないと

反論しました。

彼の唇は震えていて、

涙まで落ちました。

 

セルは、

そんなに裏切られているのに

まだ騙されたいのかと聞きました。

ギルゴールは、

セルが知っている母親を

思い出して欲しいと頼みました。

 

ギルゴールは

子供の剣を握って離しませんでした。

子供の傷ついた顔を見るのは

苦痛でしたが、彼は今回が

もしかしたらアリタルが帰ってくる

最後の機会かもしれないと

思いました。

 

セルとギルゴールは

互いに見つめ合いました。

セルは唇を噛み締めましたが、

結局、剣を下ろし、

 

分かりました。

お母さんではなく、

お父さんを信じます。

 

と言いました。

アリタルは微動だにせず、

じっとしていました。

 

セルは自分と同じ

アリタルの目を睨みながら、

けれども、再び母親が

自分たちを騙したのなら、

自分は、もう父親にも会わない。

母親に百回騙されても、

百回、見過ごす馬鹿だからと

怒りの声で叫ぶと、身を翻して

神殿の入り口まで歩いて行きました。

子供は神殿の入り口の

低い階段に腰を下ろし、

剣を握りました。

 

行きましょう。


ギルゴールは、アリタルの手を

軽く握りながら言いました。

2人は神殿の中に入りました。

ギルゴールは、アリタルに

聞きたいことが多かったけれども、

彼女が沈鬱な面持ちだったので

声をかけることができませんでした。

何かを確認してから全部話すという

アリタルの言葉を

信じざるを得ませんでした。

 

アリタルは神殿の地下に入りました。

ギルゴールは、

入ったことのない場所でした。

 

なぜ、ここへ?

 

ギルゴールは

我慢できなくなって尋ねましたが、

アリタルは静かにしろと合図し、

ある柱へ素早く歩いて行きました。

アリタルはその柱の前に立って、

そこに刻まれた文字を見つめました。

◇アリタルの決意◇

最初の選択は繰り返される。

罪が大きいと、

一度の人生で償うことができない。

この場に存在するが存在しない人に

機会を与えよう。

完全な始まりは、

終わりと繋がっている。


ラティルは、柱に刻まれた文字を

読むことができませんでした。

しかし、アリタルが

その言葉を読んだ時の

心を声を聞くことができました。

 

ラティルは、それを聞いた途端、

ぞっとしました。

他の言葉は曖昧でしたが、

「この場に存在するが存在しない人に

機会を与える」という言葉にだけ

ぞっとしました。

 

私の話みたいなんだけれど。

 

ラティルは思いました。

 

過去のギルゴールは、

この場に存在するが存在しない人は

誰なのかと尋ねました。

しかし、アリタルは、

柱をぼんやりと見上げるだけで

答えませんでした。

ギルゴールは、

なぜ、あれを見ようとしたのかと

尋ねましたが

アリタルは答えませんでした。

彼女は口を開けて

頭を上げているだけでした。

すると突然、アリタルの心に

強い絶望感が押し寄せて来て、

彼女は座り込み、頭を抱えました。

ギルゴールは体を曲げて、

 

アリタル?どうしたんですか?

 

と尋ねました。

アリタルは返事をせず、

今、自分は

どうすることもできないと、

心の中で悲鳴を上げました。

 

アリタル?

 

ギルゴールは

アリタルを抱き締めました。


最初の選択は繰り返す。

一度の人生では償えない・・・

 

アリタルは両手で

ギルゴールの顔を包み込み、

彼をじっと見つめました。

アリタルの心の中は

彼への愛でいっぱいでした。

ラティルは、

アリタルはギルゴールのためなら、

命を捨てることも

できる人だということに気づきました。

 

本当に愛しています、ギルゴール。

だから、あなたと一緒にいられません。

 

アリタルは心の中で呟きました。

そして考えを終えるや否や、

アリタルはギルゴールの足を蹴って

折ってしまいました。

ギルゴールが倒れると、

アリタルは外へ逃げました。

 

アリタル!

 

後ろからアリタルを呼ぶ

ギルゴールの悲痛な声に、

アリタルの目は涙で曇りましたが、

彼女は振り返りませんでした。

 

お母さん!

 

1人で出て来たアリタルを見ながら

階段の前に座り込んでいた

セルが立ち上がりました。

すぐにセルは、

状況に気づきましたが、

アリタルはセルに駆け寄りながら

彼の剣をあっという間に奪って

投げ捨てた後、逃げました。

アリタルが退くと、

一緒に来た怪物たちも

皆、彼女に付いて一緒に退きました。

 

アリタルはその日の夕暮れ頃、

議長と牛の目を呼び集めました。

木々が空を覆い隠して

暗くなっている森には、

議長が作った焚き火だけが

光を放っていました。

 

アリタルは

柱から読み取った言葉を伝えた後

一息置いてから、

存在するが存在しない人が誰なのかは

自分も分からない。

けれども、一度の人生で

罪を償うことができないというのは

おそらく、自分が生まれ変わっても、

またこのようなことを

経験するという意味だろうと

話しました。

 

アリタルが沈黙すると、

焚火の音だけが聞こえ来ました。

アリタルは、

黒く見える枝を見下ろしながら

おそらく、自分は転生しても、

今の人生を、他の方法で

繰り返すことになるだろうと

言いました。

 

議長は、

どこからどこまでなのかと

尋ねました。

アリタルは、

「最初の選択が繰り返される」と

なっているので、自分にも

選択する瞬間が来るのではないかと

答えました。

 

覚醒!

 

ラティルは、

びっくりして叫びました。

もちろん誰もそれを

聞くことができませんでした。

 

最初の選択が覚醒だ!

 

ラティルは叫びました。


議長は、

アリタルが転生し続け、

最初の選択を

繰り返すということですねと

分かったように言うと、

アリタルは首を横に振り、

シピサを生き返らせてから

経験したことが

繰り返されると思うと

返事をしました。

 

未来の人であるラティルは

両方の言葉が正しいことを

知ることができました。

多様な環境で、

それぞれ異なる外見と性格で生まれ、

異なる人生を生きてきた

ロードたちでしたが、

結局、覚醒を基点にして

人生が似て来たのではないかと

思いました。

 

そうでしょうか?


議長は首を傾げました。

アリタルは落ち葉や木の葉を拾い

手の中で砕くと、

おそらく、今、自分が

経験していることを

来世の自分も続けるという

意味だと思うと答えました。

 

だから、ギルゴールを

ここに巻き込むわけにはいかない。

 

ラティルは、なぜアリタルが

わざわざ、あそこで

ギルゴールを攻撃して逃げたのか

今になって理解しました。

アリタルは、

これが繰り返されるのなら、

ギルゴールが

ずっと自分の味方でないことを

願ったのでした。

 

アリタルは、

自分は人々に

敵対される存在になった。

最初の選択は子供の死と復活か、

それとも、

子供が罪を犯すことだろうかと

1人で呟きました。

それから、

そちらへ顔を向けることなく、

牛の目を呼ぶと、

自分の転生が妊娠したら

伝えて欲しいことがあると

告げました。

牛の目の1人が前に出ました。

 

アリタルは、

自分は神に選ばれたけれど、

神より家族を

愛するようになってしまった。

神を裏切って堕落したので、

この苦痛は終わりがないと

呟きました。

議長がアリタルを見つめました。

アリタルは、

自分の罪は自分で償えば良いけれど、

子供たちは巻き込みたくないと

言いました。

 

牛の目は、

そのように伝えればいいのかと

尋ねました。

アリタルは、

子供ができると、同じような苦痛を

受けることになると伝えて欲しい。

我が子が死に、

間違った力で復活することであれ、

子供が罪を犯すことであれ、

子供に嫌われることであれ、

子供を攻撃することであれ、

どの苦痛も繰り返したくないと

言いました。

アリタルは、

口には出していないものの、

これだけで、

神が直接下した呪いから

逃れることができるかどうか

確信が持てませんでした。

 

牛の目は後ろに下がって

群れと混ざり合いました。

彼らは、アリタルの後ろの方から、

似たような低音の声で、

「繰り返したくない」と口を揃えて

ぶつぶつ言い始めました。

ラティルは、

その声に鳥肌が立ちましたが、

アリタルは気にしませんでした。

 

それから、彼女は議長に、

シピサを連れて

遠くへ行って欲しい。

子供を人々から遠く離れた所に

住まわせ、子供を

忘れ去られるようにして欲しい。

顔を出していないので。

忘れられやすいだろうと頼みました。

 

議長は眉をつり上げて、

どういうことかと尋ねました。

アリタルは、

自分の選択と、

それに起因する出来事が

引き続き繰り返されるなら、

この辺で仕上げる必要があると

答えました。

 

仕上げるって?

 

と議長が聞き返すと、アリタルは

堕落した大神官が狙っていた子供が

結局、勝利して生き残り、

悪い大神官は死んで消えるように

仕上げると答えました。

 

議長は、ぱっと立ち上がり、

自決でもするつもりなのか。

頭がおかしくなったのかと

問い詰めました。

アリタルは、

繰り返されると言っていると

返事をしました。

 

その言葉に驚いている議長を、

アリタルは両手を合わせながら見上げ

自分の選択による結果が

繰り返されるというのに、

自分が人々と神官たちと

セルに勝ったことが

繰り返されたらどうするのかと

呟きました。

 

議長は、

彼らを避けていればいい。

そうすれば、

勝ちも負けもしないと言いました。

 

しかし、アリタルは、

何年も、そうして来たけれど、

彼らが、どのように出て来たか

思い出して欲しい。

自分たちがどこへ行っても

彼らは自分たちを見つけ出した。

神官たちは、

自分たちを放っておかない。

勝利するまで、ずっと追いかける。

なぜなら、自分がいるから。

彼らは自分を、

本当に怪物の頭だと思っているから。

自分が死ねば、

彼らも主な目標がなくなるので、

以前のように、

自分たちの人生を生きるだろうと

説明しました。

 

議長は納得していないようでしたが

アリタルは、

セルが自分に襲いかかって来たら

いつか自分は、本当にセルの命を

奪うようになるかもしれない。

あの子は、ますます強くなっていて、

いつまでも

手加減することができないと

弱々しい声で付け加えました。

 

議長は、

セルのために、シピサを

1人だけにするということなのかと

冷たく尋ねました。

アリタルは、

 

エルフ様がそばにいてくれます。

 

と答えると、彼に、

シピサを安全な所へ連れて行って、

子供が攻撃されずに

暮らせるようにして欲しい。

リスとチーターと遊んで、

美味しい物を食べて

爆竹を鳴らす祭りにも遊びに行って

暮らせるようにして欲しい。

ゼリーもあげてと頼みました。

◇お祭りの陰で◇

大神殿の地下から出て来たギルゴールは

セルに会うことができませんでした。

怒ったセルは、

あまりにもギルゴールに失望したため、

彼の顔も見ようともしませんでした。

 

セルはギルゴールが

聖騎士の役割も

やめることを願いました。

セルは、

父親は母親が現れさえすれば

数十人の人々が死んでも

母親だけを生かす人だと

長老を通じて言葉を伝えて来ました。

 

ギルゴールは戦いに参加せず、

1人で、

昔、アリタルと暮らしていた家に

泊まっていましたが、

ある日、突然、空に

爆竹が鳴り響きました。

不思議に思って外を見ると、

人々がお祭りをしているようでした。

 

ここで?

 

アリタルが堕落した後、

大神殿の村は荒廃してしまいました。

一度、怪物たちに襲撃されたので

現在、この村で過ごす人は

ギルゴールだけでした。

それなのに、爆竹が鳴ったので、

不思議に思ったギルゴールは、

真夜中、大神殿に行ってみました。

祭りが開かれたのか、

酒の匂いと食べ物の匂いが

プンプンしていて、

人々が酒に酔い潰れていました。

 

ギルゴールは、

知り合いの顔を見つけて、

どうしたのかと尋ねると、

その人は笑いながら、

もう安心しても大丈夫。

堕落した大神官が

ついに死んだと叫びました。

 

ギルゴールは、

その人の胸ぐらを掴んで

空中に持ち上げ、

何を言っているのかと尋ねました。

酔っぱらっているにもかかわらず、

男は恐怖を感じたのか、

目を大きく見開き、どもりながら、

対抗者様が、セル様が

ロードの命を奪った。

ロードがセル様を倒そうと、

1人で攻め込んで来たけれど、

結局セル様が勝利したと答えました。

 

ギルゴールは、

血の気が引くような恐怖に襲われ、

酔っ払いを投げ飛ばすと

急いで大神殿の中へ走って行きました。

 

セル!セル!

 

ギルゴールは叫びました。

彼は、こんなことが起こるとは

想像もしていませんでした。

セルが強くなったとはいえ、

アリタルは、とても強く、

元々、強かったところへ

堕落した後、さらに強くなりました。

彼女は1人でも

十分、逃げ切ることができたので、

アリタルがセルに負けて

死ぬはずは、

絶対にありませんでした。

 

セル!

 

ギルゴールは、

血の匂いを嗅いで立ち止まり、

そこへ行ってみました。

セルは、半開きの部屋のベッドに

横たわっていました。

布団は血まみれになっていて、

子供の唇には、血の気が

全くありませんでした。

外では祭りが行われ、

人々が英雄だと褒め称える子供は

死にかけていました。

 

セル!

 

ギルゴールは駆けつけて

セルの上体を起こすと、

彼は辛うじて

ギルゴールの手を握りました。

 

お父さん, お父さん。

 

セルは息も絶え絶えに、

 

あの子が、

あの子が教えてくれた。

 

と言いました。

 

ギルゴールは、セルに

何も言うな、

治療をしなければならないと

言いました。

しかし、ギルゴールは

そう話しながらも、

もう子供には見込みがないことが

分かっていました。

血がたくさん流れていたからでした。

 

子供は自分自身で体を傷つけ、

そのために使った剣が

ベッドの横に落ちていました。

セルは、

 

思い出しました、お父さん。

お母さんではありませんでした。

 

と打ち明け、ギルゴールの手を

ギュッと握りしめました。

ギルゴールは、

 

セル?

 

と呟きました。

 

セルは、

自分を許すことができないと呟くと

目から涙がこぼれました。

子供は目を開けたまま

息絶えました。

 

セル?セル!セル!

 

ギルゴールは

セルを揺さぶりましたが、

子供は生き返りませんでした。

 

ギルゴールはセルを抱きしめて

悲鳴を上げました。

外では相変わらず爆竹の音がし、

人々が押し寄せる音がしましたが、

まるで、海の中に

沈んでいるような音に

聞こえました。

 

ギルゴールの心は崩壊し始めました。

アリタルとシピサに続いて、

セルまで死んだら、

彼は1人で生きて行くことが

できませんでした。

きっと、彼は気が狂うに

違いありませんでした。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

ロードと対抗者の戦いが

何度も繰り返される理由が

明らかになりました。

そして、ギルゴールが

吸血鬼でありながら

対抗者を助けて来たのも、

彼がセルを訓練していたことが

ずっと繰り返されて来たのですね。

ギルゴールは、

アリタルと再び出会うために、

対抗者を訓練して

ロードの命を奪ったと

思っていましたが、それさえも

神の呪いだったなんて驚きでした。

 

ギルゴールを

自分の味方にしないことを

望んだアリタル。

セルに罵られ、剣を向けられても

彼を英雄にするために、

自ら死を選んだアリタル。

そして、シピサの世話を

議長に頼むアリタルに泣けました。

 

そして、議長のことを嫌な奴だと

思っていましたが、

彼は彼なりに、

このような呪いがかけられたことに

少し責任を感じていて、

ロードが転生する度に、

呪いを解く努力をして来た。

そして、アリタルの遺言通り

シピサを大事に

見守って来たのかと思うと

少しだけ、

議長のことを見直しました。

もしかしたら議長は、

アリタルに対して

少しは恋愛感情を抱いていたかも。

シピサのことは、本当の息子のように

愛しているのだと思います。

 

セルの言った「あの子」は

シピサでしょうか。

アリタルがセルに命を奪われて

怒ったシピサが、

セルに全てを話しに

来たのかもしれません。

長老や神官たちの言葉を信じて

母親を悪の根源だと

決めつけていたセルが

兄弟の命を奪っていたことを

思い出したことで、

罪の意識に苛まれたのだと

思いました。

 

妻と子供たちを失ったギルゴールは

もしかしたら、自ら命を

絶とうとしたことも

あったかもしれません。

けれども、ロードの騎士ある彼は

他の吸血鬼のように

そう簡単には死なないのかも。

何も知らないまま、吸血鬼になり

家族を失い、狂うしかなかった

ギルゴールが哀れです。

 

昨日、有料で公開された

マンガの150話に

ギルゴールがサディに化けたラティルに

自分の恋物語

毎回、別れで終わっていて、

奪われてばかりで

奪ったことはないと

言っているシーンが出て来て

「えっ?」と思い

原作の163話を読み返しました。

 

最初に読んだ時は、

大して気にも留めなかった

ギルゴールの言葉でしたが、

彼の過去を知った後に

改めて読む返すと、泣けてきました。

 

おそらく、ギルゴールは

議長にアリタルを奪われたと

ずっと思っていたのでしょうね。

そして、彼女の転生も、

自分ではなく別の騎士に奪われたので

彼が手に入れたもの、

入れたかったものは

奪われてばかりだったのかも

しれません。

 

そして、シピサが生きていたことを

知った後は、彼も議長に奪われたと

思うようになったのかもしれません。

myuieri.net

f:id:myuieri:20210206060839j:plain