自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 729話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 記号の意味するもの

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

729話 タッシールは、怪物たちが、まるで城壁の中に入りたがっているようだと言いました。

◇戦いの最中に?◇

タッシールが呟いている間、

ティトゥは城壁を登ろうとする

怪物たちの頭に、

小さな滝のような水を撃ちました。

水に当たった怪物たちは、

悲鳴すらあげずに地面に落ちました。

 

タッシールは、

隣で水を発射するティトゥを見ながら

それは本当に楽そうだと呟きました。

その間、兵士たちは細長い槍で

怪物の頭を突き刺しました。

 

自分は何をすればいいのかと、

デーモンがタッシールに聞きました。

彼は少し考えた後、

まだない。

このまま行けばいいけれどと

答えると、後ろを振り向き、

ここで食事してもいいかと

尋ねました。

デーモンは突然の質問に

眉をつり上げました。

遠くない所から

怪物の悲鳴が聞こえて来ました。

兵士たちは、

食事をするというタッシールに

仰天しました。

しかし、タッシールは

食事をする場所を

探しているかのように、平然と

きょろきょろ見回していました。

そして、

 

食べられないんですか?

 

と尋ねると、見かねた警備団長が

一人の兵士に目配せしました。

彼は渋い顔で、

すぐに持って来ると答え、

階段を降りました。

その後、まもなく兵士は

丸いケーキとコーヒーを

持って来ました。

 

タッシールは一人で隅の椅子に座り

ケーキを食べ、

コーヒーを飲みながら

頭を働かせ始めました。

デーモンは、タッシールが

何をしているのかと思って、

そばで、

ずっとチラチラ見ていました。

兵士たちも、

戦いの真っ只中で、

食事をしているタッシールのことを

変に思い、

しきりに彼をチラチラ見ました。

 

そんなことはお構いなしに、

タッシールは静かに食事をし、

コーヒー一杯を飲み干しました。

 

食事を終えたタッシールは、

ハンカチで口元を拭きながら

目を細めました。

 

何か思いついたことがあるかと、

隣でデーモンが

イライラしながら尋ねました。

タッシールは、

怪物が城壁にだけ集まる理由は、

何なのかと

考えていただけだと答えました。

 

デーモンは、

分かったのかと尋ねました。

タッシールは否定しましたが、

怪物が、こちらを狙って

城壁に集まったのではないことは

確かだと答えました。

 

誰が見ても、怪物が

城壁を登って来る途中だったので、

タッシールの声が

届く所に立っている人は皆、

彼の方を見ました。

タッシールは腕を組みながら、

怪物は逃げてこちらへ来たと

話しました。

◇怪物が少ない◇

誰かが近づいて来るのを

感じたラティルは、

後ろを振り向いて

相手の手首を握りましたが、

その手が短刀を握っていることに

気づきました。

ラティルは握った手首に力を入れて

そのまま折ってしまいました。

相手は悲鳴を上げて床に倒れました。

ラティルが短刀を蹴ると、

それは床を滑って、壁にぶつかり

ようやく止まりました。

 

ラティルは敵の腕を踏みつけ、

剣を取り出して

敵の首筋に突きつけながら、

敵の正体を尋ねました。

敵は、ラティルに助けを求めました。

ラティルは、再び、

敵の正体について聞きましたが、

彼は、助けて欲しいと訴えました。

しかし、ラティルは

剣まで振り回したのだから、

誰なのか分からなければ助けないと

笑いながら話すと、

相手は返事をせずに、

口をパクパクさせました。

自分が誰なのか、

言いづらそうに見えました。

 

しかし、ラティルは 、

この記号の前では

誰も動けないと聞いたのに、

どうしてなのかと、

相手の頭の中から聞こえてくる叫びを

聞くことができました。

 

記号? 誰も身動きがとれない?

それはどういうことなのかと

ラティルの心の中に

色々な疑問が湧き起こりましたが

知らないふりをして、

敵をぐっと押さえつけました。

そして、彼が返事をせず、

正体を明かさない理由を尋ね、

彼を送ったのは誰なのか。

彼が、あの記号を書いたのか、

なぜ書いたのかと問い詰めました。

しかし、ラティルが怒鳴りつけても

敵は完全に怯えて

パニック状態に陥り、頭の中でさえ

まともに考えを続けることが

できませんでした。

 

ラティルは相手を

つま先で蹴り続けていましたが、

結局、首筋を叩きつけて

気絶させました。 

ランスター伯爵が、

人の口を開かせる腕が

とても良さそうに見えたので、

ゲスターを連れて来て

聞いてみようと思いました。

 

ラティルは家の中から紐を探した後、

敵の手足を縛りました。

その後、家の中に

他の人はいないか、

地下室まで調べましたが

誰もいませんでした。

 

ラティルは、その家の外に出た後、

通りかかった吸血鬼に

気絶させて縛った敵が中にいるので

逃げないよう、

ここで見張っているよう指示しました。

吸血鬼は頷いて扉の前に行きました。

 

それから、その吸血鬼は

歩き回っている怪物の数が

思ったより多くないと言いました。

ラティルは、

何匹くらいいるのかと尋ねると、

その吸血鬼は、

自分は一匹しか見ていないけれど、

その怪物も、血人魚が

すでに処理した後だったと答えました。

 

ラティルは吸血鬼に

ずっと家を見張れたと指示した後、

再び街に出ました。

しかし、本当に街が

がらんとしているので、

あの吸血鬼の言葉を、

ずっと考え続けました。

侵入する怪物の数が少ない時は、

このように皆が隠れるのは、

あまりにも非効率的だろうか。

しかし、戦ってみなければ、

その少数の怪物が強いかどうか

分からないし、

一般兵士が相手にするのは

容易ではないと、

悩みながら歩いていたラティルは、

敵が弱いのではなく、

自分たちが強すぎて、

数匹の怪物では危機感を感じないのだと

結論を下しました。

 

これを喜ぶべきなのか、

それとも戸惑うべきなのかと、

ラティルは首を傾げました。

しかし、そうであっても、

ロードの仲間たちが

一堂に会する状況が

いつまで続くか分からないので

防備はこのまま

やっていく方がよさそうでした。

 

そうしているうちに、

ゲスターが先にラティルを発見して

近づいて来ました。

思ったより静かだ・・・

と言うゲスターに、早速ラティルは

先程、手帳に描いた記号を見せて、

これは何だと思うかと尋ねました。

ゲスターは眉を顰めながら

手帳を見た後、ラティルを

不思議そうな目で見つめながら、

なぜ、これを急に描いたのか・・・

と尋ねました。

ラティルは、

ある家に怪物が2匹いたので、

中へ入ったところ、

そこの壁に描かれていたのを

描き写したと答えました。

ゲスターは、

何とも言えない・・・と

返事をしました。

それはどういうことかと

ラティルが尋ねると、ゲスターは

手帳をラティルのポケットに戻して

どこかを見つめました。

そして、ランスター伯爵は、

自分がドミスに教えたと

答えました。

◇数本の毛◇

ついに死者の宮殿から

深刻な表情をしたレアンが

出て来ました。

座って毛繕いをしていた

レッサーパンダは、

パッと立ち上がりました。

大丈夫かと腹心が尋ねると、

レアンはため息をつきながら

首を横に振り、

予想はしていたけれど、

あまり良くないと答えました。

レアンの顔色は

死者の宮殿に入る前より

ずっと悪くなっていました。

彼が歩き出すと、

腹心が腕を支えてやりました。

レッサーパンダは、

その後を再び追いかけました。

 

レッサーパンダが消えた後、

死者の宮殿から

もう一人出て来ました。

その人は、

他の方へ歩こうとしましたが、

立ち止まり、レッサーパンダ

毛繕いをしていた場所へ

歩いて行きました。

地面に、

毛がもこもこした何かが座って

立ち上がった跡があり、

その周りに数本の毛が落ちていました。

◇記号の意味◇

ラティルは、

記号を見つけた家に

ゲスターを連れて行きました。

歩いている間、ラティルは

ランスター伯爵が

ドミスに教えた記号を

誰が使ったのかと

ずっと考え続けていました。

 

見張りを頼んだ吸血鬼は

家の前に立っていて、

ラティルが近づくと

横に避けました。

ラティルは、家の中に入ると

記号が刻まれた壁を指差しました。

ゲスターが

記号の前に近づいている間、

ラティルは、

家の中のあちこちを見回しました。

ゲスターは記号をじっと見た後、

手で擦りましたが、後ろでラティルが

しきりに行ったり来たりするのが

気になり、

どうして、そうしているのかと

尋ねました。

ラティルは、

捕まえて、気絶させて、縛り上げて、

ゲスターに尋問させようと思って、

わざわざ、この家に残しておいた者が

家の前で

吸血鬼が見張っていたのに

いなくなったと答えました。

 

ゲスターは、人より

記号の方に関心が高かったので、

再び記号を見始めました。

ラティルは

扉の外に立っている吸血鬼に

誰かが外へ出て行ったかどうか

尋ねました。

吸血鬼は、

誰も出て行っていないと

きっぱりと答えると、

扉の中を見つめながら、

どうしたのかと尋ねました。

ラティルは、

捕まえておいた人が消えたと答えると

再び扉を閉めました。

 

その間、ゲスターは、

記号を確認し終えたのか、

壁に背を向けて立っていました。

ひとまず、ラティルは人探しを諦め、

近くのソファーに座りながら

その記号を教えたのは

ランスター伯爵だというのは

どういうことなのかと尋ねました。

 

ランスター伯爵は、

以前、ドミスが

対抗者と聖騎士連合と戦う時に

教えてやった。

ドミスの血に力を入れて

この記号を書けば、

ドミスに抑圧されるのと

同じ効果が現れると答えました。

ラティルは、

それはどういうことかと尋ねると

普通の怪物たちは

怖くて震え上がって逃げたりする。

人も同じように

抑圧されるような感じを受ける。

もちろん、誰もが

影響を受けるわけではなく、

ドミスほど強かったら大丈夫。

つまり、皇帝は

ドミスほど強いということだと

ランスター伯爵は答えました。

 

ラティルは、

平然としている

ランスター伯爵を見ながら

考えに耽っていましたが、

逃げてしまった敵が、

この記号の前では、

誰も身動きが取れないと言っていたのを

思い出して、ひどく当惑しました。

ラティルは、

もしかしてアニャドミスが

目覚めたのではないかと呟くと

不安そうに、

ランスター伯爵を見つめました。

 

すでに皇女に転生したので、

その中には魂がないと

ゲスターは答えました。

ラティルは、

アニャドミスが再び目覚めることは

できないと分かると、

辛うじて不安を抑えられました。

 

しかし、ゲスターは、

ドミスの血を使ったことが

気になる・・・と言いました。

ラティルは、

ドミスの体を見つけたのだろうかと

尋ねました。

ランスター伯爵は、

そうかもしれないけれど、

簡単に見つけられない場所に

隠してあるので、

もしかしたら、ドミスが生きていた時に

血だけ

別に保管していたのかもしれないと

答えました。

 

ラティルは、ゲスターを見ながら

目をパチパチさせました。

もし、誰かが何かを企むなら、

当然レアンだと思っていました。

アイニは自決したふりをして

姿を消しているし、

ここはタリウム首都の

真ん中だからでした。

ところが、

ゲスターの話を聞いてみると、

もしかしたら、今回は

アイニの仕業かもしれないと

疑いました。

アイニはラティルよりも多く、

ドミスの記憶を持っているからでした。

◇汚名を晴らす邪魔◇

怪物を処理した後、

ラティルは先に宮殿に戻り、

タッシールを呼びました。

彼はラティルの話を聞くと、

もし、レアン皇子とアイニ元皇后が

手を握ったとしたら、

アイニ元皇后は

ロードが汚名を晴らすのを 

邪魔するかもしれない。

レアン皇子が、

皇帝がロードであることを

明らかにしても、

ロードの汚名を晴らすのを

邪魔するのに、

何の役にも立たないから。

アイニ元皇后は、

皇帝がロードの汚名を

晴らしたがっていることを

知っているかもしれないと言って

頷きました。

そして、怪物たちが

何かを怖がるように

ずっと城壁を登ろうとした。

もしかしたら、

そのドミスの力のせいかもしれないと

話しました。

 

ラティルは、

アイニがタリウムにいるだろうかと

尋ねました。

タッシールは、

必ずしも、ここにいなくても大丈夫。

アイニ元皇后には、

皇帝と同じくらい多く、

黒魔術師の部下がいるからと

答えました。

 

怪物の襲撃が終わったので、

家に帰ってもいいという鐘の音が

窓の外で、ほのかに鳴り始めました。

 

ラティルは眉間にしわを寄せながら

レアンを許したから、

アイニが行動を開始したのか、

それとも・・・と悩みました。

その時、クリーミーが走って来て

ラティルを呼びながら

飛び上がりました。

ラティルは素早く

毛むくじゃらを抱きしめると、

クリーミーは尻尾を立てて叫びました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

頭を働かせるには

脳に栄養を与えなくちゃ!

他の人に呆れられても、

意志を貫き通して

食事を持って来させたタッシールは

王者の風格があると思いました。

 

タリウムに怪物を送り込んだのが

レアンであれ、アイニであれ

ロードを倒すという

大義名分を振りかざして、

人々を困らせたり、怖がらせたり、

傷つけることを正当化するのは

間違っていると思います。

レアンは頭がいいのに、

ロードが絶対悪だと

思い込んでいるせいで

正しい判断が

できなくなっていることが残念です。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain