自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 730話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ドミスの知らないこと

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730話 クリーミーはランブリーが帰って来ないとラティルに訴えました。

◇ランブリーの行方◇

ラティルは、

ランブリーが帰って来ないなんて、

どういうことなのかと尋ねました。

クリーミーは、

今日はランブリーが

レアンを追跡する日だったけれど

交代時間になったのに

戻って来ないと答えました。

 

ラティルはクリーミーを下ろしました。

じっとソファーに座っていた

ゲスターは眉を顰めながら、

ガーゴイルたちは、

宮殿全体に結界を張っているので

それでランブリーの位置が

分かるのではないかと

口を挟みました。

 

それを聞いたラティルは、素早く

一つのガーゴイルの結界を感知し、

それを思い浮かべて

クリーミーを見ました。

クリーミーは眉を下げて

それはランブリーの結界だと

言いました。

 

ゲスターは

ラティルの肩をつかむと、

結界がそのままなら、ランブリーは

死んだわけではないと言いました。

ラティルはゲスターの手の甲に

自分の手を重ねると、それでも

良い状況ではないのではないかと

呟きました。

クリーミーの眉の両端が

さらに垂れ下がりました。

 

自分が探してみる。

心配しないでと

グリフィンが豪快に叫びましたが、

ラティルは、

すぐに安堵することが困難でした。

グリフィンは、

クリーミーの耳をつかんで 

廊下に出ました。

 

依然として心が乱れているラティルは

立ち上がりました。

ゲスターは、心配そうな声で

大丈夫かと尋ねると、

ラティルの手を

さらに強く握り締めました。

 

ラティルは、

自分は大丈夫だけれど、

ランブリーが

ケガをしたのではないかと思って

心配だと答えました。

 

ラティルは部屋の中を

行ったり来たりしました。

カルレインが部屋に入ってきて

その姿を見ると、また出て行って

ホットチョコレート

持って来てくれました。

 

ラティルはホットチョコレート

半分飲んだ後、

少し気持ちが落ち着いてから、

先ほど話した

自分が捕まえて気絶させたのに

逃げてしまった男の人相を教えるので、

人探しの上手なタッシールに

探して来て欲しいと頼みました。

 

さらに、ラティルは

しばらく考えた後、

前にドミスを封印した所へ行き、

誰かが封印した体を

持って行っていないか

確認して来て欲しいと

ゲスターに頼みました。

◇生きていたアイニ◇

ゲスターやグリフィン、

タッシールなどが出て行った後、

ラティルは気が気でないので、

他の人たちにも

各自帰るように指示しました。

 

ところが、皆が帰るや否や

今度は百花が現れました。

ラティルは、

何かあったのかと尋ねると、

百花はソファーまで歩いて来て、

後ろをチラッと見ると、

ゲスターが、

誰か一人の息の根を止めそうな表情で

歩いていたと答えました。

ラティルは、

ランスター伯爵だったのではないかと

思いました。

彼女は怪物が出現したせいだと、

適当に言い繕いました。

 

百花は敵ではないけれど、

味方でもない

曖昧な地点にいる人でした。

何だかんだで、

新たに作る対怪物部隊小隊の

重責を担うことになったけれど、

信頼できる部下でもないので、

彼には情報を

制限しなければなりませんでした。

 

幸い百花は、

もっと質問する代わりに

ラティルの向かい側に座りました。

彼女は百花に、

新しいチームのメンバーたちと

一緒に戦ってみてどうだったかと

尋ねました。

百花は、

アニャ卿とレックス卿が

大喧嘩をしたと答えました。

ラティルは、

レックスって誰なのかと尋ねると、

百花は、

皇帝が作ろうとしている小隊の

副官だと答えました。

ああ、3位とラティルが呟くと、

百花は、

名前を全部覚えていないようだと

心の中で考えながら

にっこり微笑みました。

確かに皇帝は、

毎日、謁見だけでも

新しい人に数十人ずつ会うので、

名前をすべて覚えることは

難しいだろうと思いました。

 

ラティルは、

二人が喧嘩した理由を尋ねました。

百花は、

レックス卿は人間なので、

人間のやり方で戦おうとし、

アニャ卿は人間ではないので

怪物のように戦おうとした。

自分は事情を全部知っているけれど

レックス卿の目には

アニャ卿が狂っているように

見えたらしいと説明しました。

 

これはどうしようもない

問題だったので、

ラティルは百花が間に入って、

よく調整して欲しいと頼んで

送り出しました。

 

騒々しく集まった

ロードの仲間たちが出て行った後、

ラティルは侍女たちを訪ねましたが、

彼女たちは、まだ待避所から応接室に

戻って来ていませんでした。

ラティルは

部屋の中を歩き回りながら

皇女が怪物の侵入の前に

泣きながら作った刃を拾って

一箇所に集めました。

そうしているうちに、

突然、目の前に

狐の仮面が現れました。

ラティルが見つめると、

ゲスターは仮面をかぶったまま、

クリムゾンが洞窟に張っておいた

結界はそのままだ。

誰もドミスの遺体を

持って行っていないと報告しました。

 

ラティルは、

それでは血を持っていたのかと

尋ねると、狐の仮面は、

ドミスの血ではないかもしれないと

答えました。

その言葉にラティルは目を丸くし、

どういうことなのか。

その記号は

ランスター伯爵がドミスに

教えてあげたのではないかと

尋ねました。

狐の仮面は、

正確には、あれは、

ただの黒魔術の記号の一つで、

それにドミスの血を利用して

能力を極大化しただけだと、

答えました。

 

完全に混乱したラティルは、

それならランスター伯爵は、

なぜ相手が

ドミスの血を持っているか、

死体を持っていると言ったのか。

ただの平凡な黒魔術師が

したことかもしれないのにと

責めると、狐の仮面は、

その記号の使い方を知っているのは

自分とドミスだけだからと

返事をしました。

ラティルは、その理由を尋ねると、

狐の仮面は、自分が作って

ドミスにだけ教えたからと

答えました。

 

ラティルは、ぼんやりと

狐の仮面を見つめました。

もっと頭が

こんがらがって来ました。

まるで狐の仮面は、

自分が黒魔術を作り出したように

話していたからでした。

 

狐の仮面は口角を上げ、

ラティルの額を

そっと手で押さえました。

ラティルが

理解できないと呟くと、

狐の仮面は、

ラティルが言葉を

捻じ曲げすぎている。

結果だけ受け入れるように。

自分とドミスしか知らないし、

自分は絶対に犯人ではない。

それなら犯人はドミスだけれど、

ドミスは死んだ。

それなら、ドミスの記憶を持つ

アイニが犯人だと言いました。

 

ラティルは、

それともアイニの部下かもと

呟くと、狐の仮面は、

それでもなければ、

アイニと手を組んだ者だと

言いました。

 

やはりアイニは死んでいなくて、

自決を偽装して

機会を狙っているのだと

ラティルは思いました。

 

ラティルは拳を握りしめながら

皇女が作り出した

刃を見下ろしました。

レアンも、それに

一役買っているのだろうかと

考えました。

 

ラティルは、

なぜ、アイニは

こんなに早く自分の正体を

明らかにしたのか。

その記号を使えば、自分たちは

アイニがやったと、

すぐに気づくのに、

隠す必要がなかったのだろうかと

尋ねると、狐の仮面の口角が

意味深長に上がりました。

 

彼は、

ドミスは、自分と彼女だけが

その記号を知っていることを

知らなかったと答えました。

ラティルは驚きました。

◇スケッチブック◇

翌日、ラティルが

肩を叩きながら会議室に入ると、

大臣たちが一斉に拍手しました。

ラティルは、

思わず手を振りながら答礼し、

腰を半分下ろしたところで、

拍手をした理由を尋ねました。

 

アトラクシー公爵は、

昨日の皇帝の活躍が、

また凄かったと聞いたからだと

満足そうな顔で答えました。

彼の顔から、

あの皇帝が自分の息子と結婚したという

自負心が噴き出していました。

 

ラティルは、大臣たちが

拍手した理由が分かると、

大したことはないと言った風に

手を振りましたが、

自分は今回も凄かった。

怪物の数が

思ったより少なかったけれど

それは自分が強すぎるからだ。

一体、世の中のどこに、

直接剣を持って

怪物を打ち倒しに行く皇帝がいるのかと

自慢しました。

ラティルが謙遜したのは手だけでしたが

大臣たちは、皇帝が

十分そうするに値すると考えました。

 

怪物の侵入を何度か受けた後は、

皆、怪物に対する備えを

するものだけれど、

まだ、どの国もタリウムのように

よく備えができていませんでした。

 

皇帝は偉大だ。

側室たちも皆、剣を持って

飛び出したと聞いた。

そんな側室たちを従えたのも

皇帝の偉大さのおかげだと

おべっかを言う大臣たちの中で

クライン皇子だけが

遊びに行っていないと

誰かが付け加えると、

彼らの間から笑い声が飛び出しました。

どうせ皇子がここにいても、

何の役にも立たなかったはずだから

構わないではないかと、他の大臣が、

冗談交じりに付け加えると

大臣たちの笑い声が

一層大きくなりました。

 

しかし、ラティルは、

クラインも、いつも努力していると

眉を顰めて話すと、大臣たちは

ようやく静かになりましたが、

クラインを無視する雰囲気は

そのままのようでした。

 

ラティルは大臣たちに煽てられて

浮かれていた気分が少し下がり、

持ってきたコーヒーカップ

後ろに立っているサーナット卿に

渡しました。

サーナット卿は

コーヒーカップを受け取ると、

隣にいるシャレー侯爵に渡しました。

 

訳の分からないシャレー侯爵と

サーナット卿が

互いをチラチラ見ている間、

ラティルは、

執務室で事前に受け取った

今日の案件を見て、大臣たちに

会議を始めるように

手で合図をしました。

 

ところが会議が始まる前、

ある大臣が

これを見て欲しいと言いながら

スケッチブックを持って

ラティルに近づいて来ました。

シャレー侯爵が

受け取ってラティルに見せると

ドミスの記号が書かれていたので

ラティルは咽せました。

 

スケッチブックを持ってきた大臣は

避難所から家に戻って来たところ

何軒かの家に

このような絵が描かれていたと

説明しました。

一つではなかったのかと

ラティルは思いました。

 

大臣はラティルに

それは何かと尋ねました。

浮かれていた気分が

どん底まで下がったラティルは、

どうして自分にそれが分かるのか。

聖騎士たちに絵を送って

聞いてみたらどうかと提案すると

下ろうとする口元を隠すために

スケッチブックで顔を隠しました。

◇もう?◇

ラティルはカルレインの部屋に入ると

すぐに彼に近づき、

完全に力を抜いて

彼の背中にもたれかかりました。

カルレインは

何をしているのかと尋ねました。

 

デーモンは欠伸をしながら、

ロードに会いに来ましたが、

目を見開いてソファに座りました。

カルレインが無愛想に

出ていけと命令すると、

デーモンは再び外に出ました。

 

カルレインは、

背負うように両手を後ろにやり、

ラティルの背中を覆うと、

大丈夫かと尋ねました。

 

ラティルは、

会議の時、大臣たちが

歓呼してくれて良かった。

ところが、

ドミスが使っていた記号を

アイニがあちこちに

書いていることが分かり、

気分が悪くなった。

それにレッサーパンダから、

まだ連絡がないと答えました。

 

ご主人様は

歓呼されるのが好きなようだと

カルレインが指摘すると、

ラティルは大好きだと答えました。

カルレインは、

負担にならないかと答えると、

ラティルは全くないと答えました。

 

ラティルの息が

カルレインの背中に当たりました。

彼はちょうどお風呂から

上がったところで、

ズボンしか履いていませんでした。

 

カルレインは背中をビクッと

動かしましたが、

ラティルは顔を離しませんでした。

今は額から、

熱がブクブクと沸き立っているので

カルレインの冷たい体温が

必要でした。

 

カルレインは、

ご主人様が喜ぶなら

自分もしてあげることができると

言ったので、

ラティルが笑いながら

後ろに下がりました。

するとカルレインは硬直した姿勢で

パチパチと拍手をしました。

しかし、その拍手は

冷酷な支配者が

残酷な決断を下す前に

皮肉を言いながら打つ拍手のように

聞こえました。

 

カルレインは、

気に入らないのかと尋ねると、

ラティルは返事を省略して、

再びカルレインの背中に

もたれかかりました。

カルレインは、少し肩を落としました。

 

そうするうちに、カルレインが

もう一度拍手をしようと

手を上げると、

ラティルは両腕を伸ばして

彼の両腕を下ろしました。

カルレインは

聞きたくないくらい

気に入らないのかと尋ねました。

ラティルは、

じっとしていて欲しい。

カルレインの声が好きだから

声だけ聞かせてくれてもいいと

答えました。

 

それから、ラティルは、

もうしばらくその状態でいた後、

ソファーによたよたと歩いて行き

横になりました。

カルレインが部屋を出ると、

デーモンが無表情で

親指を上げました。

カルレインは、彼を押し退けると

直接コーヒーを淹れて

部屋の中に運びました。

ラティルはうつ伏せのまま

お礼を言うと、

コーヒーカップを手に取り,

両手でしっかりと包み込みました。

 

カルレインは冷たい人なのに、

コーヒーは温かいと言うと、

カルレインは、ご主人様が

自分のことを

怒っているのかと尋ねました。

ラティルは、

そんなはずがないと答えましたが、

カルレインは疑いの目で

ラティルを見ました。

彼女が怒って

自分を訪ねて来たのか、

慰められたくて訪ねて来たのか

混乱していました。

 

カルレインは

ソファーの端に腰を下ろし、

ラティルが一人で

コーヒーをすすっているのを

見下ろしました。

 

その時、誰かが扉を叩きました。

扉の向こうでデーモンが、

タッシールが来たと叫ぶと、

すぐに扉が開き、

タッシールが入って来ました。

 

このまま入ってもいいのかと、

タッシールは、

偶然入って来たように

扉と部屋の中を交互に見て

カルレインと目が合うと

ウィンクしました。

 

カルレインの表情が

さらに険悪になると、

タッシールは、

すぐにラティルの方に近づきながら

昨日、探して欲しいと頼まれた男を

見つけたと告げました。

ラティルは「もう?」と尋ねました。

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一国の皇子であるクラインを

会議の場でけなすなんて、

大臣たちは無礼だと思います。

彼らの目にはクラインが能無しに

見えるのかもしれませんが、

大臣たちの誰も、

怪物を倒すことができないのだから、

タリウムに向かっていた怪物を

人知れず退治していたクラインに対し

敬意を払うべきだと思います。

 

きっとクラインがいれば、

今回は、本当に役に立ったと思うので

ラティルと大臣たちに、

彼が活躍する場を見て欲しいです。

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