自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 731話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ロードのふりをする人

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731話 黒林は逃げた男を捕まえました。

◇尋問◇

タッシールが黒林であることは

カルレインも知っていたので、

ラティルとタッシールと

カルレインの3人は、

犯人に会うために一緒に移動しました。

 

宮殿の外に出ると、

タッシールは近くの家に案内しました。

それは、タッシールが

気楽に行き来できる場所が

近くにあればいいと思って買った家で

必要であれば、皇帝やカルレインも

使っていいと言いました。

 

平凡な家のように見える所は、

内部も徹底的に平凡に見えるように

偽装していました。

しかし、タッシールが

内側の扉を開けると、

犯人が椅子に縛られていて、

そのそばには、

覆面をかぶった黒林暗殺者数人が

立っていました。

 

ラティルが

尋問してみたのかと尋ねると

一人の黒林暗殺者は、

ずっと追及しているけれど、

思ったより口が硬いと答えました。

 

ラティルは

聖水事件の時の

ゲスターのことを思い出し、

口を割らせるのは

ランスター伯爵が上手だと思いました。

しかし、ゲスターは

タッシールが黒林の首長であることを

知りませんでした。

タッシール自ら、正体を明かすか、

明らかにしてもいいと

言わない限り、ラティルは

仕方のない状況でない限り、

タッシールの秘密を

尊重しなければなりませんでした。

 

その時、縛られていた犯人が

突然ラティルに向かって、

自分は本当に何も知らないと

叫びました。

ラティルの顔に気づいたようでした。

 

彼は、

ただ誰かがお金をくれて

それを描けと言われただけで、

その話をした人の顔も見ていない。

こんなに危険なことだと知っていたら

絶対に引き受けなかったと

主張しました。

 

ラティルは犯人に顔を向けると、

彼は、さらに何か言おうとしましたが

ラティルは、

彼が何も知らなかったなら、

後ろから剣で自分を刺そうとも

しなかったのではないかと

笑いながら尋ねました。

 

ラティルの言葉が終わるや否や、

カルレインとタッシールが

「剣?」「刺そうとした?」

と聞き返しました。

ラティルは犯人を指差して

「彼が」と答えると、

扉の外に出ました。

 

扉の前でうろうろしていた

暗殺者はラティルを見ると、

すぐに頭を下げました。

ラティルは喉が乾いたので、

コーヒーかジュースはあるかと

彼に尋ねました。

 

ラティルは、

タッシールとカルレインが

犯人を追及している間、

居間のソファーに座って

ジュースを飲みました。

黒林の暗殺者たちは

皇帝の穏やかな姿が不思議で

彼女をチラチラ見ました。

 

確かに、レアンを許してから

事が爆発的に起きていて、

敵が水面上に

どんどん上がって来ていると

ラティルは思いました。

 

ラティルは見られることに

慣れていたので、暗殺者たちが

自分を見ていようが見まいが、

一人で考え込んで

ジュースだけをすすり続けました。 

 

ついにタッシールが外へ出て来て

ラティルを呼ぶと、

彼女は「分かった?」と尋ねながら

近くの暗殺者にジュースを渡しました。

タッシールは首を横に振り、

怪しいのは確かだけれど、

お金だけもらって、

誰がやらせたのか分からないと

言い張っている。

様々な種類の尋問をしてみたけれど

最後まで粘っていると答えました。

 

ラティルは、

犯人の口が重いとぼやくと、

タッシールは、

いくら口が重くても、

これだけやれば口を開くもの。

周囲の人たちについても脅せば、

もっと簡単に口を開く。

それでも黙っているくらいなので

自分の価値観が

とてもしっかりしているようだ。

死さえ恐れていなかったと

答えました。

 

死さえ恐れていないという言葉に

ラティルは思い浮かぶものがあり

部屋の中に入りました。

犯人は、

依然として椅子に座っており、

顔に、これといった傷は

ありませんでしたが、

100年は苦労したかのように

表情が疲れていました。 

しかし、厳しい尋問のおかげか、

いくら自分の口を開こうとしても

無駄だ。

こうすればこうするほど、自分の魂は

確実に救われるだろうという

犯人の心の声が、

ラティルにはっきりと聞こえました。

 

ラティルが

「死を恐れない」という言葉から

推察したように、

犯人は死後に対して

確固たる信頼があるように見えました。

 

犯人がラティルを憎らしい目で見ると、

カルレインは睨むなと言って

彼の頭を叩きました。

犯人が椅子ごと転がると、

ラティルはその前に近づき、

しゃがみこみました。

 

タッシールは、皇帝が

何をしようとしているのかと思い

頭を傾げました。

彼は、皇帝が、ゲスターを

呼び寄せると思っていました。

しかし、ラティルは

敵を苛立たせる時に、

とても効果的な笑みを浮かべながら

こんなに口をつぐむのを見ると、

秘密を守って死んだら

何か良いことがあると

信じているようだと言いました。

その言葉に、犯人はたじろぎました。

タッシールは眉をつり上げて

ラティルを見ました。

カルレインもまた、ラティルが

何を言っているのかと思い、

彼女の方を見ました。

 

犯人は、

それでも口をつぐんだままでした。

しかし、ラティルは、

どうして分かったのかと、

犯人の当惑している心の声を

聞いていました。

 

ラティルは、

残念だけれど

彼の魂が救われないことと、

秘密を守るために、

彼が口をつぐんだまま

死んでも構わないことと、

魂を捕まえておく方法があるので

自分たちは、

彼の魂を捕まえておいて、

ずっと八つ当たりすることを

笑いながら話しました。

 

犯人の顔色が

あっという間に灰色になり、

彼の心の中から、

あれはどういう意味なのか。

ロードだけでなく

皇帝も何かできるのかと言う声が

聞こえて来ました。

タッシールは、

ラティルが何をしているかに気づき

嘆声を上げました。 

 

一方、ラティルは、

犯人は自分に記号を描かせたのが

ロードだと思っていて、

アイニが対抗者の名声を使わず

ロードの名前を

詐称しているらしいことが分かり

苦笑いするところでした。

ロード自身は

対抗者の真似をしているけれど、

今度は対抗者のアイニが

ロードの真似を始めたからでした。

 

まあ、これくらいでいいだろうと

思ったラティルは、

後はタッシールとカルレインに任せて

部屋の外へ出ました。

そこで、またジュースを

一杯飲みながら待つと、15分ほど後に

2人共、出て来ました。

 

タッシールが手を振ると

部屋の中にいた黒林暗殺者たちが

どっと外に出ました。

3人だけになると、カルレインは

犯人は、自分がロードに選ばれたと

思っている。

皇帝がロードの命を奪ったと

主張しているのは全部嘘で、

ロードは元気だと話していたと

報告しました。

その通り元気だと、ラティルが呟くと

タッシールは口元を上げました。

 

続けてカルレインは、

犯人は黒魔術師だったと説明すると

タッシールは

強い黒魔術師ではなく、

とても弱い黒魔術師だと

付け加えました。

◇ランブリーの行方◇

その時刻、ゲスターは

グリフィン、クリムゾンと共に

無人の空き部屋の中にいました。

ゲスターの十本の指のあちこちに、

糸が複雑に結ばれていて、

互いに絡まっていましたが、

そのうちの何本かは

窓の外に出ていました。

 

見つけましたか?

早くしてください。

 

と急かしながら、グリフィンは

頻繁にゲスターの糸に

触わろうとしましたが、

クリムゾンに止められました。

グリフィンは羽をばたつかせ、

ライオンのしっぽで

クリムゾンを叩きつけました。

一方、ゲスターは

グリフィンに目もくれず

糸だけに集中しました。

 

しばらくして、

我慢ができなくなったグリフィンが

また小言を言おうとした瞬間、

ゲスターは、ゆっくり目を開き、

「見つけた」と言いました。

 

もう?

 

クリムゾンは興奮して叫びました。

ゲスターは頷いて手を振ると、

窓の外に出ていた糸は、

ゲスターの手に戻って来ました。

そしてゲスターが手を一振りすると、

糸はあっという間に姿を消しました。

 

グリフィンは

ゲスターの肩の上に乗ると、

レッサーパンダはどこにいるのかと

尋ねました。

ゲスターは、近くにいると答えると、

クリムゾンを抱き上げました。

彼らの姿は、あっという間に

部屋の中から消えました。

◇あまり良くない◇

母親は、

どんなに姿が変わっても母親だと

シピサは宮殿の屋根から

下を見下ろしながら呟きました。

宮殿の門の前に人々が並び、

多くの人が手に何かを持っていて、

嬉しそうな顔をしていました。

皇帝が、

今回も自分たちを守ってくれたので

皇帝を称賛するために

集まって来たようでした。

 

皇帝が人々に愛されるのを見て、

とても嬉しいと、シピサは

耳まで赤くして呟きましたが、

ギルゴールが全く反応しないので

そちらを向きました。

ギルゴールは無表情で

花びらをかじっていました。

人々がラティルを見るために

集まっているのに、

全然嬉しそうに見えませんでした。

それに気づいたシピサは、

父親は嬉しくないのか。

人々が父親ではなく、

母親を褒め称えるのが嫌なのかと

喧嘩腰で尋ねました。

 

しかし、ギルゴールは

シピサの挑発に乗ることなく、

無表情で

花びらをかじり続けました。

そして、花を食べ終わったギルゴールは

手を振り、眉間を顰めながら

あまり良くないと呟きました。

◇最後までやる◇

宮殿に戻ったラティルが

物思いに耽って

ソファーに横たわっている間、

カルレインとタッシールは

互いに相手をチラチラ見ながら

顔色を窺っていました。

 

カルレインは、なぜタッシールが

自分の部屋にいるのか

理解できなかったし、

タッシールはラティルと

計画の話をしなければならないのに

カルレインが席を外してくれないので

息詰まる思いでした。

 

コーヒーを3杯続けて飲んだ後、

ラティルは

ソファーから立ち上がって

カルレインを呼びました。

 

彼女は、

アイニがロードのイメージを

壊そうとしているので、

それに対応するため、

黒死神団の傭兵であることを

隠しながら、怪物のせいで

危険にさらされている人々を

探し回って救うよう

吸血鬼の傭兵たちに指示することと、

ロードの記号の形のブローチを

作るので、その際は

それを服に付けることを指示しました。

そして、ブローチは

小さいサイズだけれど

人々が気づくほどの大きさにすると

付け加えました。

 

話が終わるや否や、タッシールは

正義の使徒だと言って

大笑いしました。

しかしカルレインの表情が暗くなると

タッシールは口をつぐみました。

 

カルレイン不満げに

ラティルを見ました。

人間たちを救うのは構わないけれど

ブローチを付けて助けるなんて

男らしくないと思いました。

 

カルレインは、

人々を救った後、

ロードに対する誤解を訂正した方が

良いのではないかと提案しました。

しかし、ラティルは

それでは、あまりにも露骨過ぎると

反論しました。

 

タッシールは

すでに露骨ではないかと

内心、考えましたが、

自分が恥ずかしいわけではないので

ニヤニヤしながら

じっとしていました。

 

ラティルは、カルレインが

不満に思っていることを知りながらも

さりげなく助けて

消えることを繰り返すように。

あからさまに話せば、

ロードの側で

イメージ管理をしていると

思われるからと諭しました。

そして、アイニが

ロードの評判を落とそうとするなら、

こちらは正反対のことを試せばいいと

話しました。

 

ラティルは話を終えて

カルレインの部屋の外へ出ると、

タッシールは、ようやくラティルに

声をかけることができました。

 

彼は、

あちこちで事件が起きるので、

忙しいだろうけれど、

前に自分が言ったことを

必ず覚えていて欲しいと

念を押しました。

 

ラティルは、

分かっている。

いつも覚えている。

せっかく始めたので、

最後まで見届けると返事をしました。

◇来てはいけない◇

ランブリーを追跡しながら

移動して来たゲスターは、

周囲を見回して眉を顰めました。

彼は少し前に、このような場所へ

来たことがあったからでした。

どうやら、ここは

死者の宮殿の中の一つのようでした。

 

ゲスターは、

少し蓋が浮き上がっている

棺桶を見つけて

そこへ歩いて行きました。

そして蓋を持ち上げようとした瞬間、

姿が見えないのに

触ったらダメだと

ランブリーの叫び声が聞こえました。

ゲスターは手を引っ込めて

隅を見ました。

誰もいない隅に、

ランブリーの姿が

あっという間に現れました。 

 

グリフィンは、

レッサーパンダが無事だったと叫び

嬉しそうに近づこうとしましたが、

ランブリーは、来てはいけないと

必死に手を振りました。

ゲスターは眉を顰めながら

何をしているのかと尋ねました。

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ラティルがお膳立てしなくても

ギルゴールとシピサが

自主的に二人で一緒に

過ごせるようになったことに

感激しました。

 

ラティルが称賛されていることを

ギルゴールが喜ばなかったことで

シピサの機嫌が悪くなりましたが

以前のように、シピサが

すぐにどこかへ行くことは

なかったようですし、

ギルゴールもシピサの前で

動揺していない様子だったので

二人の距離も

随分縮まったのではないかと

思います。

 

ランブリーのいる隅というのが、

部屋の隅なのか、

それとも棺の隅なのか

文章から読み取れず、

曖昧な表現になってしまい

申し訳ありません。

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