自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 848話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ひどく面倒な相手

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848話 ゲスターはタッシールに「お前か?」といきなり尋ねました。

◇後で話そう◇

言葉の前後が切り取られた

質問でしたが、

この場の全ての人が、

ゲスターの本音を聞き取れました。

 

タッシールは、

誤解があるようだと平然と話すと、

ゲスターの肩を抱いて

ソファーに案内しました。

そして、

とりあえず座って話そう。

帰って来るや否や、

このタッシールの顔を見に来てくれて

嬉しいけれど、少し負担だからと

話しました。

 

ゲスターは、

2、3歩、移動したところで、

腕を振り回しました。

タッシールは、

ゲスターを放って横に退きました。

 

タッシールは、

ゲスターが話をしたくないようだと

指摘すると、彼は、

 

可愛がってやるのも終わりだ、

タッシール・アンジェス

 

と脅しました。

タッシールは、

 

ダメですよ。誤解があるんです。

聞いてみたくないですか?

 

と尋ねました。

しかし、ゲスターは

タッシールと少しも話をする気が

ありませんでした。

彼が話せば話すほど、

ゲスターは説得されるどころか

怒りがこみ上げてきそうでした。

 

タッシールは、

残念だけれど、ゲスターが

それほど嫌なのなら仕方がないと

言って、すぐに諦めると、

肩をすくめました。

ヘイレンは、

2人の側室を交互に見つめながら、

自分はどうすればいいのかと

頭を悩ませました。

 

タッシールは、

ゲスターがヘイレンに

呪いをかけたとか、

自分を狐の穴に

放り投げたという話をしたのは、

本当に自分ではないと否定しました。

 

ゲスターは、

それならば、どうして皇帝は

それを知っているのかと尋ねると

タッシールは、

仕事に関わる部分限定で

皇帝は明敏だからと答えました。

 

ゲスターは、

皇帝は明敏だけれど、

どんなに明敏でも、急に自分を

疑ったりはしないだろうと

訝しみました。

 

タッシールは、ゲスターが

慎重でなかったのではないか。

あちこち歩きながら

痕跡を残したのを皇帝が見て

気づいたのではないかと言いました。

 

ゲスターは、

タッシールの言葉を聞き流しながら、

彼をどのように処理するのが

一番楽しいか考えました。

狐の穴に入れても

無事に帰って来たので、

どこか遠い国に投げ捨てて来ようかと

思いました。

 

しかし、タッシールは

ゲスターの考えを

読み取ったかのように

自分を、また変な所へ投げたら

すぐに皇帝に分かるのではないかと

にこにこ笑いながら言いました。

 

ゲスターは目を細めました。

気分は悪いけれど、その通りでした。

皇帝は自分に

不信感を抱くようになったので、

この最中に、タッシールが

また行方不明になれば、

100%彼を疑うはずでした。

 

その時、タッシールは両手を上げながら

今日は、

ゲスターが疲れているはずだから

後で話すことにしようと

提案しました。

ゲスターは、

タッシールが戯言を言っている。

そのように魂胆が見え見えの提案を

信じると思うのかと尋ねました。

 

しかし、タッシールは、

すごく怒っているゲスターと

話をするのが怖いので、

怒りを鎮めてから、

話した方が良いのではないかと

提案しました。

 

ゲスターは、

数時間が経てば、自分の怒りが

鎮まると思っているのかと

尋ねました。

 

タッシールは、

ゲスターが処理して来たことについて

皇帝が報告を受けて整理している途中で

ゲスターを呼び出すこともある。

自分も報告をした後に、

何度か呼び出されたことがあると

答えました。

 

ヘイレンは不安そうな表情で

タッシールを見ました。

彼がなぜ、あえて、

ゲスターと話をしようとするのか

理解できませんでした。

どうせ放っておいたところで、

少なくともゲスターは、

数年間、タッシールに

触れることができませんでした。

タッシールが被害を受ければ、

まさに、皇帝はゲスターを

疑うはずだからでした。

 

ゲスターは目を細め、

タッシールを見ながら、

「いいですね」 と返事をしました。

 

タッシールはにっこり笑って、

今すぐにでも抱き締めたいかのように

両腕を広げ、

まずは来たついでに

お茶でも飲んで行かないか。

自分はゲスターに

とても会いたかったと言いました。

しかし、ゲスターは鼻で笑って

その場から姿を消しました。

ヘイレンは呆れて、そら笑いをすると

なぜ、あんなに

堂々としているのかと尋ねました。

タッシールは肩をすくめて

ソファーに一人で座ると、

ただ堂々としているだけだと

答えました。

◇乗馬場への誘い◇

翌日、

ゲスターが朝食を食べている頃、

ヘイレンが訪ねて来ました。

彼は、

ゲスターの気分が晴れているようなら

乗馬場の隣の休憩室で会おうと

タッシールが言っていると伝えました。

 

トゥーリはヘイレンを

恐ろしい目で睨みつけながら

自分で、ここへ来ればいいのに、

なぜ、わざわざ坊ちゃんを、

そんな所へ呼び出すのか。

せめて自分の部屋に来いとは

言わないのかと尋ねました。

 

トゥーリに限っては、

ヘイレンも咎めることがあったので

自分は分からないと返事をすると、

すぐに、その場を去りました。

この事態は、

自分が力の調節ができなくて

招いたことでもあるので、

このような事態を、これ以上、

起こしたくありませんでした。

 

ヘイレンが出て行くと、

すぐにトゥーリはゲスターに近づき

どうして、いきなり坊ちゃんを

呼び出すのか。何か変なので、

そこへは行かずに無視すればいいと

ゲスターに頼みました。

彼はゲスターとタッシールの間のことを

知らなかったので、

タッシールの招待が

唐突に感じられました。

 

しかし、ゲスターは

大丈夫だと返事をすると

ナプキンで口元を拭いて

席を立ちました。

彼は急に目を細めました。

 

それでも、トゥーリは

乗馬場へ行くのは変だ。

タッシールの部屋に行った方がいいと

言いました。

◇ひどく面倒◇

ゲスターはタッシールを

信じていませんでした。

特に窮地に陥ったタッシールは

なおさら、信じられませんでした。

 

彼は、タッシールが

不自然に自分を呼び出したのは

おそらく罠だと思いました。

あえて翌日に、

話を先送りしたことも

怪しいと思いました。

ゲスターはきちんとした服に着替え、

約束の時刻より早く

タッシールの住居へ向かいました。

 

タッシールと約束をして来たと

扉の前で伝えると、近衛兵は、

すぐに外側の扉を開けてくれました。

内側の扉は、自分で開けて入りました。

 

部屋の中は、

カーテンが全て閉まっている上に

灯りが付いていないので薄暗く、

ゲスターは、

本当に、乗馬場のそばで

会うつもりなのか。

もう、そちらへ行ったのかと

怪しみながら、眉を顰めて

灯りを点けました。

 

それと、ほぼ同時に扉のそばで

誰かが彼に、

鋭い形の光を投げかけました。

ゲスターは、

操り人形の欠片を撒いて攻撃を遮断し

眉をつり上げました。

杖を持った白魔術師が

微笑んで立っていました。

 

白魔術師と目が合うと、

ゲスターがこちらへ来ると

タッシールが言っていたのは

本当だった。

ゲスターは疑い深いから、

乗馬場に来いと言っても

絶対に来ないと、

タッシールが言っていたと

白魔術師は純粋に感嘆していました。

 

どうやってタッシールが

狐の穴から抜け出したのかと

思っていたけれど、

お前が助けてやったんだと

ゲスターは呟くと、

壁のそばにあるガラスのバラをはがし

空中に向かって振り払いました。

ガラスでできたバラは、

空中で鋭く砕ける音を立てると、

白魔術師の持っているような杖に

変わりました。

しかし、杖は完成するや否や

ガラスの破片に変わり、

カーペットの上に散らばりました。

ゲスターの手のひらにひびが入り、

血が漏れました。

 

ゲスターがチラッと見ると、

白魔術師は、にやりと笑って、

自分の特技の一つは罠だ。

ゲスターを待ちながら、

いくつか罠を張っておいたと

話しました。

 

ゲスターは、部屋の中に

クモの巣のように張り巡らしてある

白魔術の跡を感知しました。

巧みに隠してありましたが、

ゲスターの黒魔術に反応して

その気配も表れていました。

 

彼は舌打ちをすると、

場所を変えました。

白魔術師は、

周囲が一変したことに気づきました。

白魔術師は口の端を上げると、

一人で逃げると思ったのに、

自分まで連れて来たんだと

からかいました。

ゲスターは

ひどく、腹が立っていると

答えるや否や、白魔術師は、

足元が割れる感じを受けました。

彼は防御する代わりに、

ゲスターに向かって

稲妻を飛ばしました。

稲妻は、ゲスター目の前で

波のように砕け、あっという間に、

真っ赤な波に変わって、

彼の首を狙って戻って来ました。

 

攻撃を交わすほど、

白魔術師の傷は増えていきましたが、

彼は楽しくなりました。

白魔術師は、

アウエル・キクレンのことを

師匠からたくさん聞きました。

どれだけ多く聞いたのか、

後には、師匠の言葉を

暗記するほどでした。

 

二人の攻撃が空中でぶつかり、

爆竹のように弾けている間、

白魔術師は、

しばらく後ろに下がりました。

ゲスターは、以前のように

すぐに彼を追う代わりに、彼を指差し、

お前のように攻撃する人間を

前に見たことがあると言って

眉を顰めました。

アウエル・キクレンは

白魔術師の顔越しに

一人の人物のことを思い出しました。

 

もちろん、お前の方が

はるかに弱いけれどと、

アウエル・キクレンがバカにすると、

白魔術師は口角を上げて

杖を再び握り直しました。

彼の杖の先に、

白い稲妻が再び集まり始めました。

 

しかし、白魔術師は、

黒魔術を相手にする方法を中心に

学ぶことは確かに学んだと言い返すと

ゲスターは眉を顰めました。

 

同じ数の敵を相手にすれば、

白魔術師より彼の方が有利でした。

しかし、あの白魔術を

直接相手にするのは

ひどく面倒でした。

あの力は、

完全に彼に合わせていました

◇ゲスターが来ない◇

ラティルは、

午後の国務会議の時間が近づくまで、

同じ場所に座っていました。

ラティルの表情が尋常でないことに

気づいた侍従長は、

今日の会議は欠席するのかと

尋ねました。

 

しかし、ラティルは、それを否定し、

時間を確認しました。

それからサーナット卿に

ゲスターとタッシールに、

会議に出席するように言えと

指示しました。

 

彼が二人を迎えに行っている間、

ラティルは深呼吸して心を落ち着かせ

会議室に移動しました。

 

ラティルはゲスターに

腹を立てていましたが、

書記官たちの話によれば、

彼がタナサンで、

優れた成果を上げてきたのは

事実でした。

彼が黒魔術師だという理由で

彼を排斥したタナサンの王と大臣たちを

会議室で単独で説得した後

タナサンの山中を忙しく歩き回りながら

彼らを助け、

タリウムの名声を高めてきました。

その過程で血も見なかったのだから、

本当に驚くべき成果でした。

ラティルがゲスターに

怒ったこととは別に、

このことは、きちんと

褒めておくつもりでした。

 

タッシールは

会議の開始10分前に到着し、

会議に呼んでくれたことにお礼を言って

ラティルの手の甲にキスをしました。

しかし、いくら待っても

ゲスターは来ませんでした。

 

ラティルは、

随時、時計を確認しました。

しかし、会議が始まる直前まで

ゲスターは来ませんでした。

サーナット卿が戻って来ましたが、

一人でした。

ラティルは、ゲスターのことを尋ねると

サーナット卿は、

タッシールの方をちらりと見ながら

トゥーリの話では、

タッシール会いに行って、

まだ帰ってきていないそうだと

答えました。

 

ラティルがタッシールを見つめると、

彼は、

乗馬場のそばで会うことにしたけれど

いくら待っても来なかったので

1時間ほど待って帰って来たと

笑いながら説明しました。

 

ラティルの側室に対する

全般的な信頼度が低下しました。

ラティルが首を傾げると

タッシールは不愉快な様子も見せず

信じられなければ、

乗馬場で働く宮廷人に聞いてもいいと

言いました。

 

ラティルは、

信じないわけがないと

弁解しましたが、タッシールは

そんな表情をしていたと指摘しました。

 

ラティルは再び時計を見ました。

会議の開始時刻でした。

大臣たちは、

すでに皆、集まっていました。

これ以上、遅らせることは

できなかったので、ラティルは

会議を始めようと宣言しました。

◇山の頂上?◇

会議の間、ずっとラティルは

公正に振る舞おうと努力しました。

ゲスターにも、ランスター伯爵にも

腹を立てていましたが

ゲスターが、このような仕事にまで、

能力が優れているとは思わなかった。

皇配を選出するために

テストを受けさせたけれど、

タッシールに続きゲスターまで、

こんなにうまくやり遂げると、

皇配を選ぶのが一層困難になったと、

タッシールと同じくらい

ゲスターを褒め称えて感嘆しました。

 

観察力のあるロルド宰相も、

ラティルがゲスターに

怒っていることに

気づきませんでした。

 

しかし、会議が終わった後、

休憩時間になるや否や、

ラティルは我慢ができなくなって

ゲスターを訪ねました。

しかしトゥーリは

扉を開けてくれたものの、

ゲスターはいないと、

沈鬱な声で囁きました。

 

ラティルは、中で待つと言って

扉を開けてみると、ソファーに

ゲスターが座っていました。

ラティルの方に背を向けていた彼は

まるで眠っている人のように、

首が少し傾いていました。

 

ゲスターは自分に

喧嘩を売るつもりなのか。

ここにいたのに、

会議に出席しろという

自分の言葉を無視したのかと、

ラティルは

怒りがこみ上げて来ました。

しかし、サーナット卿もトゥーリも

ゲスターが席を外していると

言っていたので、

彼は出かけたけれど、

途中で戻って来たのだろうと

思い直し、怒りを抑えて

ゲスターに近づきました。

 

ラティルはゲスターに、

どこへ行ってきたのか。

まさか、自分のことを怒って、

わざと会議室に来なかったのでは

ないよねと尋ねながら

彼の肩をギュッと握った瞬間、

周囲がグラッとしたかと思ったら、

周りの風景が

あっという間に変わりました。

ラティルはよろめきながら

ゲスターの肩から手を離しました。

彼女は、

ある高い山の頂上にいました。

 

ラティルは、

ゲスターが自分とも

戦ってみたいということなのかと

尋ねると、呆れながら

その光景を見つめました。

そして失笑しながら、

ゲスターを振り返りました。

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もしかして、タッシールは

ゲスターに鎌を掛けた?

ラティルは、

ザイシンと百花の会話から、

ゲスターがヘイレンに

何かをしたことには気づいたけれど

はっきり、呪いをかけたとは

聞いていないし

タッシールが狐の穴に

入れられたことも知らない。

けれども、それをラティルが

さも知っているように、

ゲスターに質問し、

彼の仕業であることを認めさせた

タッシール。さすがです。

そして、

仕事に関わる部分限定で

皇帝が明敏だと言っているのは、

ラティルが

ゲスターの正体を見抜けないことを

暗に皮肉っているか、

残念がっているのではないかと

思いました。

 

かつて、白魔術師の師匠が

アウエル・キクレンと戦って

勝つことができなかったので、

彼に勝つ夢を

弟子に託したのでしょうか?

この白魔術師は

アウエル・キクレンのことを

とても研究しているみたいなので、

是非、勝って欲しいのですが、

2人の力が拮抗しているようなので、

今回も引き分けだったのかも

しれません。

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