自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 99話 ネタバレ 先読み ルーにしがみつくカルロイと自立を決意するルー

 

99話 会議の席で、魔法学会の会長はベルニの魔法に関する研究結果を発表することになっています。

 

会長は、ベルニの姫と

彼女の私生児が身に着けていた

首飾りを見せながら、

 

真ん中の宝石は魔力の結晶石で

遺伝で相続させることが

不可能な魔法を、

保存して護る役割を果たしている。

この結晶石は、

特定の人にだけ反応し、

これなしで魔法を使うのは

不可能だと推測される。

秘密の漏洩を禁止する魔法は

頭の中の記憶をコントロールするので

操縦魔法に近いけれど、

他の魔法のように、持続力は一時的。

ただし、頻繁に使用すると、

魔法をかけられた人は、

激しい頭痛を感じることがある。

 

ベルニの毒は

無色、無臭、無味な上に

長時間服用することで

徐々に効果が現れる。

主な症状は幻覚と幻聴で、

これにより狂気がひどくなり

正常な判断が難しくなる。

胸の痛みを起こすこともある。

 

と報告しました。

夜、カルロイは

リリアンの部屋へ行きました。

彼女のベッドの上に

狼の涙(首飾り)が

置かれていました。

 

カルロイはベッドに座ると

リリアンは、自分に関わる物を

全て置いて行ったのだと

思いながら、

首飾りを触りました。

そして、ベッドに横になると

リリアンを呼び、

今日だけ見逃して欲しいと

前置きをして、

約束を守ろうと努力している。

馬鹿みたいに泣くのも止めたし

お酒も減らしているけれど

今日だけは少し飲み過ぎた。

どうやって生きればいいのか

分からないけれど、

いい加減に暮らさないようには

していると呟きました。

 

そして、ベルニの毒薬を

頻繁に使用すると、

魔法をかけられた人は、

激しい頭痛を

感じることがあることと、

減額と幻聴、胸の痛みを

起こすことがあると

会長が報告していたのを思い出し、

今日はとても大変だったと呟きました。

 

カルロイは、

ここでリリアンを抱いた時、

彼女のあの涙が、

どんな意味を持っていたのか

考えるべきだった。

あの時は、リリアン

自分を拒否しなかったので

彼女も自分を

心から想っているのかも

しれないという

切実な願いに酔い、

何も考えなかったけれど、

あれは、まさにリリアン

自分に話す時のやり方だったと思い

涙を流しました。

 

カルロイは、

リリアンに約束を守ると

言ったので、

明日からは、もう一度、

何とか、きちんと生きる。

だから、一回だけ

夢にでも出て来てくれないか。

自分が恥知らずなのは

分かっているけれど、

夢の中でも、少しでも

リリアンに会いたいと思いました。

リビアに図書室に案内された

ルーは、

その蔵書量に圧倒されました。

リビアが誇らしく思うのに

値するものでした。

 

リビアは、

後で、是非、本も読んで欲しい。

書庫に負けないくらい、

見事な本ばかりだからと勧めました。

 

そして、続けて彼女はルーを

離れに案内しましたが、

そこは太陽の光が降り注ぎ、

花が咲き、木が植えられ、

蝶が舞うサンルームで

リビアは、

自分が一番好きな場所だと話しました。

リビアが、

きれいではないかと感想を求めると

ルーは、こんな所があったのかと

驚きました。

 

そこには描きかけの絵がありました。

それを見ていたルーにオリビア

プルトゥの絵とは少し違うと

言いました、

ルーは、絵の具が違うのかと尋ねると

リビアは、

レクセムソルタでは、

油絵が流行ってから

しばらく経つけれど、

プルトゥでは関心がないと答えました。

そして、ルーに、

興味があるなら一度描いてみないか。

そうしていると、時間が早く過ぎると

言いました。

ルーは、一度も絵を描いたことがないと

躊躇っていると、オリビア

プルトゥでは、

貴族が絵を描くことはないということを

自分もよく知っている。

でも、ここはレクセム・ソルタだ。

芸術ほど、

人間と獣を区別させるものはない。

そういうものから離れて

人のことだけ気にしていると、

人生は苦しくなるしかない。

その場にずっとある物にも

気にかけることで、

人生に根を下ろすことができるようだ。

もちろん、誰もがそういうことを

できる状況にいるわけではないけれど

もうルーは、そうしてもいいと思うと

話して、筆を取りました。

 

ルーは、

いつも、やっとのことで、

人生に足を踏み入れているような

気がしていたけれど、

絵を描くだけで、

人生に根を下ろすことができるかのと

不思議に思いました。

 

けれども、どうせ人生について

きちんと知る機会もなかった。

一度調べてみたところで

害になることもない。

それで失敗しても、

もう何も失うものはないと思い

絵を描き始めました。

キアナから手紙が届きました。

手紙に何て書いてあったのか、

本を送ってくれるのかと

尋ねるジェインに、ルーは頷きました。

 

侍女長は、

その継母と言う女性が、

父親と手を組んでいると思うと

主張しました。

ジェインは、

それは違うと思う、

きっと何かが起こった、

父親の方が何かしたと反論しました。

 

ルーは、2人の意見に

返事をすることなく、

キアナは、あまりマハを

気に入っていないようだけれど、

それでも一度くらいは

来てみる価値があるので、

来る気になったら手紙をくれと

書いて来たと話しました。

 

そして、オリビアの絵をちらっと見て

美しいと褒めました。

リビアは、

ルーは誉め言葉が多過ぎると

謙遜すると、ルーは、

本当だ。

リビアは絵も楽器も上手だと

褒めました。

すると彼女は、

ルーにも才能があると褒めました。

彼女は頬を赤く染めて、

リビアこそ褒め過ぎだと

呟きました。

 

ルーは、

人物画の描き方を学びながら

心の荒波も収まって来たと

思いました。

そのせいか、

頭と心が整理されればされるほど

カルロイのことが、

よく思い浮かびました。

 

カルロイが

「私が悪かった、ルー」と

謝る姿を思い浮かべながら、

ルーは、

その名前を呼んでいた人が

母親とカルロイしか

いなかったせいか、

自分だけがカルロイに

縋っていたと思ったけれど

最近、思い浮かぶカルロイの姿は

「一度だけでいいから、

正直に話してくれ」と、

自分に訴えた時のように、

自分に縋っている姿ばかりだと

思いました。

 

カルロイを見るのが辛くて、

彼から逃げたのに、

今さら何を考えているのか。

母親を亡くした自分が、

ゆっくりと人生に適応しているので

カルロイも

きっと良くなっているだろうと

思いました。

 

リビアは、

ルーがマハ語を習いたいと

話していたので、

人を探してみたところ、

ルクス子爵夫人がマハ人で、

クロイセン語も上手なので

大丈夫だと思うと話しました。

ルーはお礼を言いました。

 

彼女は、

悲しみから抜け出すためには、

たくさん学んで

忙しくしなければならない。

これからも

生きて行こうと思うなら

いつまでもラ・ソルティオで

皇后として生きることはできないと

思いました。

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ルーがデルア公爵の幻覚を見ていたのは

彼の命を奪った罪悪感のせいかと

思っていましたが、

毒薬を飲んでいたせいだということが

分かりました。

ようやく、その薬が抜けて

美しい環境と優しい人々に囲まれ

母親の死を克服し、

自立を目指せるようになった

ルーとは違い

いつまでも立ち直れないまま

ルーのベッドの上で涙を流すカルロイ。

彼を闇の中から引っ張り出せるのは

ルーしかいないと思いますが

それには、彼女自身が

過去に引きずられないだけの

力を持つしかない。

そうなって初めてルーは

カルロイを本当に助けることが

できるのだと思います。

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