862話 プレラが賢いと言われたことが心配なラティルは・・・ ◇命令の撤回◇ 翌日、ラティルは、 2番目の乳母を新たに探すのは 止めるようにと、 侍従長に下した命令を撤回しました。 侍従長は、 そのままにしておくつもりなのかと 尋ねましたが、ラティルは …
861話 ラティルはアリシャをクビにするか悩んでいます。 ◇乳母への苦言◇ ラティルは悩んだ末、アリシャに コーヒーを飲みに来るよう呼び、 彼女に、前もって 話しておくべきだと思って呼んだと 告げました。 アリシャは、コーヒーを前にしても 飲むことがで…
860話 ラティルはラナムンとサーナットの両方に、新年祭に入場する時、彼らの子供を抱いてくれと頼まれましたが・・・ ◇妙に気分が悪い◇ クレリスはまだ幼いので、 わざわざ出席しなくてもいい。 プレラは長女だし、最初の頃、 自分が気にかけてあげなかった…
859話 ラティルはサーナットに話したいことがあると言われましたが・・・ ◇頭の痛い話◇ もしかして、 メロシー伯爵夫人が怒って、 倒れでもしたのではないかと思い ラティルは緊張しましたが、 幸いにもサーナットは、 クレリス皇女の乳母になる予定の 貴婦…
159話 レチェンの使節団はロルカに到着しました。 アーチ型の門扉を通って中庭に入ると 一瞬、意識が朦朧とするほど 甘い香りが漂って来ました。 エルナはしばらく立ち止まり、 朝日の中で輝く、 オレンジの花が咲き乱れる 王宮の庭園を眺めました。 ここは…
858話 ついにタッシールは皇配になりました。 ◇母親たちを呼ぼう◇ ある日、ラティルは食事中に、 タッシールの母親が、 よく旅行に行くと 言っていなかったかと 尋ねました。 イチゴを噛んでいたタッシールは しばらく目を丸くした後、 何か話したいことでも…
158話 満月の夜からエルナとビョルンは・・・ エルナは、明るい光の中で 目を覚ましました。 まだ、夢を見ているような 気がしました。 背中を包み込む温かな体温を 感知したエルナは、 だるそうな笑みを浮かべながら、 目を閉じました。 そろそろ起きなけれ…