泣いてみろ、乞うてもいい-ネタバレ ノベル 11話~20話
20話 母親に連れて行かれたカイルは・・・ 公爵家の老婦人がエトマン一家に アルント男爵家を紹介すると 提案したところ、 エトマン夫人の目は 心からの感嘆に満ちました。 そして、これほどまでに 大きな恩恵を与えてくれる老婦人は 本当に親切だと、 顔い…
19話 クロディーヌはレイラのネックレスのことを疑っていますが・・・ カイルはバラの庭に面したテラスに レイラを案内しました。 彼女は、ようやく安堵のため息をつき カイルにお礼を言いました。 当然、笑ってくれると思っていた カイルが、 なぜか固い表…
18話 いよいよパーティー当日です。 目を丸くして 箱を覗き込んでいたレイラは、 これは、やり過ぎだ。 一体、いくら使ったのかと 震える声で問い詰め、 叱るようにビルを見つめました。 ビルは、適切な反論の言葉が 見つかりませんでしたが、 ようやく気を…
17話 レイラはクロディーヌからパーティーの招待状をもらいました。 レイラが公爵邸のパーティーに 招待されたという噂は、 すぐにアルビスの使用人の間に 広まりました。 皆、戸惑っていましたが、 アルビスで長く働いている使用人なら ブラント家の令嬢が…
16話 マティアスはレイラを引き止めるために、再び鳥を撃ちました。 レイラは焦点が定まらない目で 死んだ鳥を見つめ、マティアスは、 そんなレイラを見つめました。 数分間、静寂が続きましたが マティアスは焦りませんでした。 レイラは自分の目の前にいる…
15話 レイラは狩られた鳥を埋めるために森へ来ました。 狩り仲間を先に帰したマティアスは、 森の間の広々とした道の真ん中で 馬を止めました。 マティアスは、 狙いを定めたすべての標的に 命中させ、その瞬間は いつものように刺激的だったので 今日の狩り…
14話 眼鏡を探すために離れに忍び込んだレイラは、マティアスに見つかってしまいました。 レイラは力なく震えました。 大胆なふりをしても本当は臆病。 幼い頃から、ずっとそうだった、 レイラの姿を思い出しながら、 マティアスは レイラに近づきました。 …
13話 レイラはマティアスの離れを訪ねました。 むやみに怒りを晴らして 去った日とは違い、レイラは 慎ましやかな淑女のような姿で 現れました。 マティアスは、ゆったりと ソファーにもたれかかり、 レイラを見ました。 彼女は、もじもじしながら 突然訪問…
12話 レイラは眼鏡を置き忘れてしまいました。 マティアスは、 蓄音機から流れるワルツを聞きながら ソファーにもたれかかりました。 華やかで軽快なメロディーに乗り 肘掛けに乗せている指先を ゆっくりと動かしました。 置き時計は5時を指していました。 …
11話 レイラはマティアスにサンドイッチを食べろと命令されました。 今日はかなり暑い日なのに、 レイラは、 なんとなく背筋がぞっとして 肩をすくめました。 さっさと食べて帰ろうと 決意しましたが 前に置かれた食べ物は 少しも減りませんでした。 昼食を…