自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 131話 マンガ 142話 ハインリのお芝居と変な噂

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

131話 クイーンは身体だけを愛している、マッケナに悩みを打ち明けたハインリでしたが・・・

◇心も愛されるためには?◇ 

マッケナは、

皇后も皇帝も

昼間は忙しくしているので

近付く暇がないのではないかと

アドバイスをしました。

 

ハインリは、

マッケナが何を言っても、

恋愛経験もないくせにと

言うつもりでしたが

マッケナの言葉も

一理あると思いました。

 

ハインリとナビエは

とても忙しく

ナビエは仕事中毒なのではと

思うくらい、仕事熱心でした。

ある日、ナビエが夫婦の寝室に

仕事を持ち込んだことは

ハインリにとって、

耐えがたいことでした。

ナビエと自分の間に

国家が挟まっているような

気がしました。

 

しかし、時々、ナビエも休憩中に

ハインリを訪ねたことが

ありましたが、

会議中と言われて

帰ったことが何度かありました。

それを彼は知りませんでした。

 

マッケナは、

危険な状況にある時に助けに行く

といったように、普通の男女が

近づきやすくなるような状況を

作ったらどうかと提案しました。

 

ハインリは、

その案に賛成しましたが

ナビエを危険な目に

会わせたくないので

自分が危険な目に会い

ブルブル震えているところを

ナビエに助けてもらうことに

しました。

ハインリを見たナビエは

彼を草食動物を見たように感じ

同情心が愛に

変わるのではないかと・・・

 

ハインリはマッケナに

狩りの準備をするように命じました。

 

f:id:myuieri:20211002174657j:plain

◇狩りへの誘い◇

いつものように忙しく過ごした、

ある日の夜

ナビエはハインリの懐の中で

横になっていると

ハインリから、狩りをして、

ストレスを解消しないかと

誘われました。

 

シワのないすべすべの

ハインリの顔を見ながらナビエは

彼は、血気盛んな年ごろなのに

乗馬や狩りなど、外遊びもせず

仕事ばかりしている。

自分は狩りを楽しまないけれど

乗馬は好きだから

馬に乗って帰ってくれば良いと思い、

承知しました。

 

ナビエは、ハインリから

狩りの準備は

マッケナに頼んだと聞き、

忙しくて死にそうだと

言っていたマッケナの

悲鳴が聞こえてきそうな

気がしましたが

ナビエ自身もとても忙しいので

放っておくことにしました。

f:id:myuieri:20210825055246j:plain

 ◇ハインリのお芝居◇

数日後、ハインリとナビエは

宮殿近くの狩場へ行きました。

参加した人たちも

それほど多くはありませんでした。

 

狩場に到着すると使用人たちは、

驚くほど速やかに

野外で食事ができる兵舎と

獲物を入れる臨時倉庫を

作りました。

 

マスタスは槍を握って

熊を捕まえると誓いました。

他の貴族たちも、

何を捕まえようかと

興奮していました。

 

そんな中、ハインリは

近衛隊長のユニムに

ナビエと2人で

歩き回るつもりだから

少し距離を置いてついて来るよう

命じました。

 

ユニムは反対しましたが

ハインリは

言うことを聞きそうにないので

ユニムは目でナビエに

ハインリを止めてくれるように

お願いしました。

 

最近になり

ユニムのナビエへの敵意は

小さくなっていました。

東大帝国の

近衛隊長ほど丁寧ではないけれど

初めて会った時に比べると

ずっと良くなっていました。

 

ナビエはハインリに

何か言おうとしましたが

その前に、彼が

危険ではない。

大丈夫だと言ったので

ナビエは頷きました。

 

狩場は狭いし

多くの近衛兵が狩場を

取り囲んでいる。

後ろから近衛兵は付いてくるし

宮殿に近いので

危険な動物はいないと

聞いていたからでした。

ユニムは不満そうでしたが

納得してくれました。

 

ハインリとナビエは

並んで馬に乗りながら話をしました。

ハインリの

髪に当たった木漏れ日が

細かく分かれ

ハインリが笑う度に

風のような、草のような

香りがしました。

 

ナビエは、ハインリの髪が

風に揺れるのが好きで

彼の笑顔を見ると

心臓がくすぐられるような

気分になりました。

f:id:myuieri:20210303175347j:plain


どのくらい歩いたのか

突然ハインリが

あそこに何かいると言って、

1人で急に

走り出しました。

慌ててナビエも走り出すと

ハインリは1人で大丈夫だと

言いました。

 

ハインリは、

何かいると言っていたので

ナビエがそれを確認すると

彼は、違うと返事をし、

とりあえず1人で行きたい。

自分からナビエに

プレゼントしたいので、

ゆっくりついて来て欲しいと頼み

走っていきました。

 

ナビエはわけがわからないまま

ハインリの言う通り

ゆっくり歩いて行きました。

念のため、弓は

弦を張ったままにしておきました。

 

しばらくすると

ハインリの小さな悲鳴が

聞こえてきました。

慌ててそちらへ行くと

ハインリは小さくてもこもこした

可愛いキツネと決闘中・・ではなく、

ハインリはキツネに向かって

歯をむき出していましたが

キツネは尻尾を振っていました。

馬はどこかに行ってしまったのか

見当たりませんでした。

f:id:myuieri:20210303175530j:plain

ナビエが馬から降りると

キツネは駆け寄ってきて

愛嬌を振りまきました。

とても人懐っこく可愛いキツネでした。

顎を撫でてやると

ハインリのように笑って

尻尾まで振って

ナビエは可愛いと思いました。

彼女は、ハインリがキツネを

嫌いなのかと思いました。

 

ハインリは、

そのキツネは猫を被っている。

見かけは可愛いけれど

本当は邪悪だと主張しました。

 

キツネの頭をなでながら

ハインリを見つめていると

彼の声が次第に

小さくなりました。

 

キツネがいなくなったので

ハインリに近づくと、彼は

クイーンは自分の命の恩人だと

言いました。

 

ナビエは、何もしていないと答えると

彼女の存在だけで助かった

馬から落ちた時に

足をくじいたと言いました。

ナビエは怪しいと思いました。

 

ハインリは熱も出てきたと言うので

彼の世話をした後

馬の後ろに乗せました。

ナビエを後ろから

ギュッと抱きしめているハインリは

昔を思い出す。

そんなに昔ではないけれどと

囁きました。

その声は心地よいけれども

背中に感じる体温から

ハインリは

熱を出していないことがわかり

ナビエは顔をしかめました。

 

f:id:myuieri:20210613161801j:plain

◇それは本心?◇ 

あまりにも可愛いので

誰も狩ろうとしない狐と

なぜ戦ったのかと、

偽の包帯を巻いて

必要のないおしぼりを

額に乗せているハインリに

マッケナは尋ねました。

 

ハインリは、いくら待っても

来るのは狐とリスだけ。

けれども、リスと戦うわけには

いかなかったからと

ふくれっ面をして答えました。

 

それでも、皇后は、

ハインリの看護をし

演技が可愛かったと褒めてくれたと

マッケナはハインリを

慰めましたが

下心を抱いて、お芝居をしたのに

それがナビエにばれてしまったので

ハインリは恥かしくて

仕方がありませんでした。

 

ハインリは、その誉め言葉が

問題と言って

布団をすっぽりかぶりました。

その姿は亀のようでした。

すると、そっと扉が開き

ナビエが顔をのぞかせました。

彼女は眉を吊り上げながら

丸まった布団を見て、声を出さずに

 

「ハインリ?」

とマッケナに尋ねました。

マッケナが頷くと

ナビエはそっと部屋の中に入り

布団の中に

閉じこもっているハインリを

冷ややかに見下ろしました。

ナビエの目が、

あまりにも怖かったので

マッケナは、その場を離れました。

 

ナビエの冷たい顔、怖い顔は彼女の鎧ですね。ハインリの前では、それを脱ぐことができるのですね。

 

こんなに可愛いことをしたのに

どうして照れているのかと

ナビエは思いながら、

マッケナが部屋を出ていくと

ナビエはベッドに座り

布団の上から

ハインリの身体の上に

覆いかぶさりました。

 

ハインリは

「ふざけるな、マッケナ」と

布団の中からブツブツ言いました。


ナビエは笑いをこらえて

もっと体重をかけると

ハインリは布団の中でもぞもぞし、

再び、むっとした声で

「マッケナ、やめろと言った。」

言いました。

その姿が可愛くて

ナビエが正体を明かそうとした時

ハインリは、

「重いので、どいて。」

と言いました。

 

ナビエは、前にもハインリから

同じようなことを言われました。

 

ナビエは布団から離れ

ハインリを見下ろしました。

ハインリは自分の上に乗っていたのが

マッケナだと思っているのか

相変わらずハインリは

布団から出てきませんでした。

 

このハゲワシは2度も

自分のことを重いと言った。

それが、ハインリの本心

ナビエは思いました。

 

夜中に、ナビエがハインリの上に

乗っている時に

重くないかと尋ねたら

ハインリは

羽のように軽いと答えました。

 

それは嘘だと思い

ナビエが何度も同じ質問をすると

ハインリは

存在感が感じられるくらい

心地よいと答えて

ナビエの身体を自分の方に引き寄せて

抱き締めました。

それなのに、

「重いからどいて。」と

言われました。

 

f:id:myuieri:20210124143833j:plain

◇変な噂◇

最近、社交界で広まっている

噂のせいで

クリスタは困っていました。

 

彼女は王妃だった時

人に接する際は

言葉に気をつけていたし

王妃であっても謙遜していました。

 

夫が側室を持ってからは

彼女に同情票が集まり

気丈な彼女に

貴族たちは感心していました。

 

夫が亡くなってからは

まだ若いのに可哀そうと

言う人もいれば、

いまだに宮殿にいることを

非難する人もいました。

 

しかし、そのような人たちも

子供ができないために悩み

側室のことで悩み

評判の良い

ハインリ王子のことで悩んだ後

突然、王妃の座から

下りることになったクリスタの境遇を

不運だと思っていました。

 

ところが、

ハインリの結婚式の後に広まった、

クリスタとハインリが

密会を楽しんでいたという

噂のせいで

彼女の評判が落ちてしまいました。

 

貴族は側室を置くことに

寛大な方だけれども

夫の弟と密会をするというのは

とんでもないと思っていました。

 

事態が深刻化してきたので

クリスタの侍女は

コンプシャの宮殿へ行って、

しばらく様子をみたらどうかと

提案しました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

以前、ハインリが

ナビエ様のことを重いと言ったのは

彼の得意な魔法が

空を飛ぶことと聞いたナビエ様が

自分を連れて飛ぶことができるかと

尋ねた時のことだと思います。

ナビエ様は、その時のことを

まだ根に持っていたのですね。

 

ハインリが下手な芝居を打っても

全然、ナビエ様は怒らなかったのに

ハインリの「重い」の一言で

機嫌を悪くしてしまいました。

布団の上に乗ったのが

ナビエ様だとわからなかったので

仕方がありませんが

女性に「重い」は禁句ですよね。

 

f:id:myuieri:20210206060839j:plain