自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 236話 先読み ナビエの魔法の上達と早産

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236話 マスタスがコシャールに愛の告白をしているところを見てしまったナビエでしたが・・・

◇兄の恋愛◇

マスタスは

物思いにふけりながら歩いていました。

 

以前から、マスタスは

コシャールのことを

よく考えていましたが

一緒に食事をして以来

彼のことが頭から離れなくなりました。

 

しばらく彼から離れていれば

状況はもう少し良くなると

思いながらも

ナビエの侍女をやっているので

コシャールにそっくりな

彼女を見る度に

コシャールへの愛情が

こみ上げてきました。

 

コシャールは

風が少し吹けば

風邪を引いてベッドから

起き上がれない人なのに

皇后を侮辱した無頼漢を

自分が殴ろうとした時

身を挺して止めてくれた。

 

彼は完璧な男だ、

そんな彼が結婚しないのは

愛を告白するのが

すまないと思うくらい

清楚な美男子だからと思いました。

 

そんな時、マスタスは

コシャールが壁に寄りかかって

心配そうな顔で下を見ているのを

発見しました。

 

風に揺れる金色の髪の間から

星の粉が落ちて地面に触れたら

そこで花が咲くのではないか

マスタスは

ぼーっとしてコシャールを

じっと見つめました。

 

マスタスはロマンチストですね。

コシャールは人の気配を感じたのか

マスタスの方を向きました。

 

彼と目が合うと

マスタスはコシャールに

告白する衝動にかられました。

 

コシャールが結婚した後

彼のことで苦しむと

シャレット姫に失礼だから

先に告白しようと思いました。

 

そして、決心した途端

マスタスはコシャールに

いきなり告白してしまいました。

 

マスタスは、

 

あなたを一生守る自信がある。

 

など、もっとかっこよく

告白すれば良かったと思いました。

 

マスタスはコシャールに

拒絶されると思っていましたが

彼は

 

私は、マスタスさんが

想像している人では

ないかもしれないけれど

それでも良いか?

 

と彼女に尋ねました。

 

マスタスは頷きました。

 

私はコシャール卿が

地獄から上がって来た

大魔王だと言っても

私はコシャール卿の

悪魔になります。

 

と彼女は言いました。

コシャールは

 

私は魔王ではないけれど

ずっとあなたに

興味を持っていた。

あなたが、私の頭を

割った時からかな。

 

と言いました。

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コシャールがマスタスを

抱きしめ

キスしようとするのを見て

ナビエは、

 

こんなの見たくない!

 

と思いました。

 

2人に気づかれないように

そろそろと歩いて

自分の部屋へ戻ると

ナビエは手で顔を覆って

 

兄弟姉妹が恋愛する姿は

見ない方がいい。

 

と、つい呟いてしまいました。

 

ナビエは、コシャールの前で

あまりハインリと

くっついてはいけないと

決心しました。

 

そして、コシャールは

本当にマスタスのことが

好きみたいなので

シャレット姫が気を悪くしないように

彼女との縁談をもみ消す方法を

探してみようと思いました。

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◇上達した魔法◇

前日に見たことのせいか

ナビエは魔法の練習をしながら

ついマスタスを見てしまいました。

彼女を見るたびに視線が合うので、

彼女もナビエの顔を見て

コシャールを思い浮かべているのだと

思いました。

 

ナビエは無意識に宙に

氷を作ろうとした時に

不思議な感じがしました。

 

ナビエが

氷のかけらをできるだけ薄くして

空中に浮かべた時

それをかすめたように触れた感じが

しました。

パサパサと音がしたので

床を見てみると

薄い氷が崩れて落ちていました。

 

もう1度やってみると

先ほどよりもはっきりと

不思議な感じがしました。

ドルシが言っていたのは

このことだったんだと

ナビエは気づきました。

◇ドルシのアドバイス

 折しもドルシがやって来ました。

彼は、また青い鳥の話を

し始めましたが

ナビエがその話は

興味がないといった様子を示すと

ドルシは、ナビエの周りに

魔力が変に流れていると

言いました。

 

ナビエは、少し成果が見えたと言って

ドルシの前で魔法を使って見せると

このくらいになれば

魔力石を使えば役に立つと言って

 

魔力石を手に取り

自分がストローになったつもりで

そこに込められた魔力を引き込み

その自分の身体を通った魔力で

氷を作る。

 

とアドバイスしました。

 

そして、魔力石は

大きければ大きいほど良いとも

言いました。

 

ドルシが帰った後で

ナビエはハインリとの共用寝室へ

行きました。

大きな魔力石と聞いて

ベッドのことを

思い浮かべたからです。

 

ただ、以前、ハインリが

ベッドについて妙なことを

言っていたのを思い出し

ベッドを使うのは止めて

倉庫から大きな魔力石を

持ってきました。

 

魔力石を持つと

以前とは違う感覚を得られたので

それを感じながら

右手に魔力石を持ち

左手で氷を作ってみました。

 

すると魔力石なしで

氷を作るより、はるかに簡単で

ただ氷を作るだけでなく

自分で思い描いた形の氷を

作れるようになりました。

 

ナビエは、魔法使いが

魔力石を持ちたがる理由が

わかりました。

 

次にナビエは氷を作って

溶かすことをやってみましたが

うまくいきませんでした。

 

ナビエは手から魔力を出して

氷を作ったので、その逆をやれば

氷が溶けるのではと考え

氷の中から魔力を吸収しようと

しました。

 

その瞬間、身体のどこからか

かすかな痛みを感じました。

ナビエは魔力石を置いて

心臓に手を置きました。

心臓ではないけれども

その付近を針で刺すような痛みが

ありました。

めまいがしました。

◇早産◇

 月大陸連合は

 

西大帝国は魔力消失現象と

関連がある。

魔法使いは

無敵でないとわかったので

東大帝国の力を断つことができる。

大国が2つになったので

この際、バランスを

合わせてみてはどうか。

 

という内容の手紙を

各国に送っていました。

 

その手紙を読んだ

ホワイトモンドの王は宰相に

シャレット姫とコシャールが

結婚をすれば

東大帝国と西大帝国の両方に

縁ができるので

姫のためにも

月大陸連合の肩を持つことは

できないと話をしました。

 

月大陸連合からの手紙を受け取った後

ハインリは

事態を確実に把握するために

宮殿に戻りました。

 

その手紙を受け取った国の中には

緊急会議を開いたところも

あると聞き、

非常に深刻な話だと

想像していました。

 

ところが戻ってみると

宮殿内は騒然としていました。

皆、片時もじっとすることなく

走り回り

何人かの宮廷人は泣きながら

歩き回っていました。

マッケナも驚いて

あたりを見回していました。

 

ハインリは、急いで着替えて

執務室から出ると

外出していたはずの皇帝が

そこから出てきたので

護衛の騎士が驚きました。

 

ハインリが何事か尋ねると

騎士は、皇后陛下

早産すると報告しました。

 

ハインリは慌てて寝室に上がると

いつもは閉まっている

応接間のドアが

開けっ放しになっていました。

 

応接間の中では

ローラとマスターズが

抱き合って泣いていて

ニアンや

ナビエと親しい貴婦人たちが

イライラしながら

行ったり来たりしていました。

 

寝室に入ろうとしたハインリを

宮医と産婆に

誰も入れるなと言われていると

言って

ランドレ子爵は阻止しました。

 

マッケナは手で口を覆い

ブルブル震えていました。

ハインリも手がブルブル震え

ドアに手をついて

やっとのことで

バランスを取っていました。

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なかなか青い鳥のことを

諦めないドルシですが

それでも、ナビエに

魔法を教えてくれるので

悪い人ではないのだと

思います。

もしかして、魔法の練習が

早産の引き金に

なったのではと思いましたが

ナビエの性格を考えると

練習をしないでは

いられないのだと思います。

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