自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 280話 外伝 18話 ノベル ネタバレ 先読み パイを選ぶのに苦悩するハインリ

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外伝18話 ダルタはナビエに会いに来ました。

◇妹を探そう◇

ダルタは、皇宮の近くに

宿を取りましたが

それ程、良い旅館でもないのに

宿泊費が高いので歯ぎしりしました。

 

その上、ナビエとの謁見は

1か月も先なので

ため息をつきましたが

とりあえず、することもないので

妹を探してみることにしました。

 

ダルタは3時間待って

人々に便宜を図るのを助けてくれる

官僚に会い

デで始まる孤児院を探していると

伝えました。

 

官僚は、調べた後、

デで始まる孤児院は

23あると答えました。

ダルダは、その多さに

びっくりすると共に

自分と妹が捨てられた孤児院が

西大帝国にあるかどうかも

わからないことに気づきました。

 

官僚に勧められて、

ダルタは営業馬車に乗り

一番近くにあるデイジー孤児院へ

行ってみることにしました。

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◇愛情の確認◇

連合の仕事で、

数時間に渡る会議を行った後

頭を落ち着かせるために

庭へ出てお茶を飲んでいると

ローラはナビエに

雑誌を差し出しました。

 

その中には、

 

私は、100種類の料理の中から

恋人が作った料理を

見つけることができる。

その中には愛という調味料が

入っているから。

 

という、

社交界で有名な令嬢のインタビューが

載っていました。

 

ローラは、皇帝陛下が作った料理を

皇后陛下は見分けられるかと

ナビエに尋ねました。

 

ナビエはもちろんだと答えると

皇后陛下が作った料理を

皇帝陛下は見分けられるかと

尋ねました。

 

ナビエは、自分たちは

話をしなくても、

通じるものがあるので

当然だと答えました。

 

ローラはそれを聞いて

皇帝陛下と皇后陛下

とても愛し合っているのですね

 

と言いました。

 

ローラは、ルイフトから戻って以来

忘れた頃に

ナビエとハインリの間の愛情を

確認していました。

 

ローラはハインリが浮気をするのを

心配してくれているのだと

ナビエは思いました。

 

しかし、考えてみると

ハインリが本当にナビエの料理と

他の人の料理を区別できるのか

ナビエは気になりました。

 

ナビエは、ローラ、

ジュベール伯爵夫人

ローズ、ランドレ子爵に

パイを作って欲しいとお願いしました。

 

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◇パイに悩まされる◇ 

ハインリは、絶対にその雑誌を

廃刊させると言いました。

 

休み時間にナビエを訪ねたところ

突然6個のパイと

雑誌の切れ端を渡され

その中から、ナビエが作った

1個のパイを探し出すという

任務を与えられたハインリは

歯ぎしりをしました。

 

マッケナは、可愛いと言って

笑いこけました。

 

自分をテストしているみたいだと

ハインリが言うので

 

夫婦なら、

これくらいはやらないと。

 

と、呑気に答えたマッケナに

ハインリは、

 

青い鳥を捕まえて

水龍の家へ送ることができる。

水龍の家の鳥かごに

閉じ込められて

暮らしたいのか?

 

と意地悪を言いました。

 

マッケナは、

 

体験談ですか?

 

と言って、応酬しましたが・・・

 

言い過ぎてしまったマッケナが

静かになると

ハインリは、腕を組んで

6個のパイを観察しました。

どのパイも、

それぞれ見た目が違うので

さらにハインリは混乱しました。

 

ハインリが深刻に悩んでいる姿を

見ていたマッケナは

間違えても、ナビエは怒らないし

笑ってからかうだけだと

思いました。

 

恋に落ちたら、

些細なことでも相手に、

良い印象を与えたくなるのかと

と考えた時に

マッケナの頭の中に

太陽のような

女性のことが思い浮かび

彼は、その幻影を払いのけました。

 

女性の姿をしていたドルシです。

泣きながらパイを食べるハインリに

マッケナは、

 

当てられなかったら、

皇帝陛下も同じことをすれなよい、

私と宰相と他の人で

同じ料理を作って

皇后陛下に渡せばよい。

 

と勧めました。

 

ハインリは、

ナビエが間違った答えを選んでも

自分にとっては正解なので

同じではないと言いました。

 

そんな深い意味があるのかと

驚いたマッケナは

間違えたのは自分だと

こっそりナビエに伝えたらどうかと

ハインリに提案しました。

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◇馬車に乗ろうとした女性◇ 

ダルタは

デイジー孤児院に到着しました。

殺風景な外観とは違い

中は和やかな雰囲気でした。

 

ダルタは院長と話しましたが

良い結果は得られませんでした。

 

ダルタは、他の孤児院へ行っても

数年前に預けられた女の子という

情報だけでは、なかなか妹を

見つけられないと思いました。

 

がっがりしたダルタは

自分が乗って来た馬車を

探していると

追加料金を払って

待っているように頼んだのに

別の人が馬車に乗っていました。

 

ダルタは、待つようにと言って

馬車に乗っている女性の

ジャケットを引っ張ると

力が強すぎたのか

その人が倒れそうになったので

ダルタは、その人を支えました。

 

その人は茶色い髪の黒い目をした

背の低い女性でした。

服装だけ見れば平民のようでした。

 

女性はお礼を言おうとしましたが

ダルタが自分を引っ張ったことに

文句を言いました。

 

ダルタは、自分が乗って来た馬車に

乗ろうとしたからだと抗議すると

女性は、自分の乗って来た馬車は

帰ってしまったからだと

言い訳をしました。

 

ダルタは、御者に待つように

言わなかったせいだと告げると

彼女は何も言わずに

馬車から降りて

ふくれっ面をしました。

 

賢そうだけれど

このようなことに慣れていなそうな 

女性を、ダルタは

そのまま放っておくわけにもいかず

一緒に馬車に乗るように

提案しました。

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◇妹のような人◇

ダルタは、馬車の中で

女性に

自分に魔力が発現したことと

事情があって

魔法学園へ行けないので

皇后陛下に謁見を申し込んだこと、

そして、謁見を待っている間に

妹を探していることを

話しました。

 

初めて会ったのに

一緒にいて気が楽になる人でした。

相手の口数が少なく

自分ばかり話しているのが

気が引けて

ダルタは、女性も誰かを

探しに来たのか尋ねました。

 

女性は、自分みたいに

賢い子がいたら

助けてあげたいので

探しに来たと言いました。

 

自分のことを賢いと言って

明るく笑うその女性を

ダルタは可愛いと思いました。

ふと、妹がいたら

こんな感じかなと思いました。

 

馬車が首都に到着すると

ダルタは、

その女性と、そのまま別れるのは

寂しい気がしました。

けれども、少し話しただけの人と

また会いたいというのは変だよね

と思っていると

その女性は、ダルタに

遊びに行ってもいいかと

尋ねました。

 

ダルダは彼女に、

泊まっている旅館の名前を教え

ダルタと言う名前を言ってもらえば

すぐに会えると言いました。

 

女性は、手を差し出して

 

エベリーです。

 

と言いました。

 

エベリーと聞いてダルタは、

東大帝国の宮廷魔法使いかと

尋ねましたが

エベリーは否定しました。

ダルタは、その言葉を

信じました。

 

自分も孤児院で育ったというエベリーが

ダルタのようなお姉さんがいたら

すごく嬉しかっただろうと

言うのを聞いて、

ダルタは妹を探す意欲を持ちました。

 

自分は妹を必要としていないけれど

妹は姉を

必要としているかもしれないから

妹が幸せに

暮らしているかどうかだけでも

確認したいと思いました。

 

それに、自分は覚えていないけれども

母親は

2人とも孤児院に置いていったのに

ダルタは

母親に付いていってしまったので

彼女は妹を捨てたようなものでした。

 

◇皇后との謁見◇

1週間後、

自分よりも先に謁見の予定だった人が

急用で家へ帰ることになり

ダルタに番号札を売ってくれたので

予定より早く

ナビエと謁見することになりました。

 

皇后は、一直線に引かれた

黒いカーペットの先の玉座

腰を下ろしていました。

頭には皇后の冠を被り

手には連合首長の笏を持っていました。

カーペットの両側には

彫刻のように

騎士たちが立っていました。

 

ダルタは緊張しながら

ナビエの前に進みました。

彼女の第一印象は、怖いでした。 

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ハインリは、言葉なしでナビエと

コミュニケーションをすることが

できないとわかっていますが

相変わらずナビエは

話をしなくても

ハインリとは通じるものがあると

思っているようですね。

 

ハインリがナビエに同じことをして

彼女が間違っても

それを正解にすると言っていますが

ハインリは、ナビエが

がっかりしたり、失望したりする姿を

見たくないのだと思います。

 

ハインリは

ナビエと出会ったばかりの頃

彼女がソビエシュとラスタのせいで

悲しんだり、苦しんでいる姿を

見てきているので・・・

 

ナビエをがっかりさせたくなくて

涙を流してまで

ナビエの作ったパイを

見極めようとするハインリが

いじらしくて、可愛いと思います。

 

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