自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 530話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ クリムゾンとの駆け引き

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530話 ラティルが馬に付けようとした名前を持つレッサーパンダに会い、ラティルは驚きました。

◇助けに来たよ!◇

疑わしいことがあれば、

直接聞いてみるのが良いと

考えたラティルは、

もがいてるクリムゾンに

もしかして、ガーゴイルなのかと

尋ねました。

その質問にクリムゾンはギョッとし、

今、自分は姿を消しているのに

なぜ、分かったのかと尋ねました。

 

ラティルは目を細めながら、

アニャドミスが、

自分と同じ命名センスを

持っていたとしても

この赤毛ガーゴイル

クリーミークリムゾン」という

名前を付ける確率は

どのくらいかと考えました。

おそらく、500年前のドミスが

その名を付けた可能性の方が

高いと思いましたが、

それもやはり理解できませでした。

 

ラティルはクリムゾンに、

「クリムゾン」という名前は

ロードが付けたのかと尋ねました。

クリムゾンの丸い瞳が揺れました。

ラティルが、自分の正体に

気づいただけではなく、

名前の秘話まで知っていることに

慌てたようでした。

 

ラティルが、

500年前に付けてもらったのかと

尋ねると、

彼は口を少し開きました。

その通りだという合図だと

ラティルは思いました。

 

ラティルは、

ドミスが自分と同じ命名センスを

持っていることを

不思議に思いました。

ロードは、代々好みが

似ているのだろうかと

考えましたが、今、重要なのは、

ドミスがなぜ

そのような名前を付けたのかではなく

この中に入ることでした。

 

ラティルは、クリムゾンに、

ここを守らせたロードが

500年前のロードなら、

そのロードは今の自分だと伝えました。

 

クリムゾンは、

そんなはずがない。

数日前にもロードが現れたと

反論しました。

 

しかし、ラティルは、

500年前のロードと同じ顔で

現れた人はロードではない。

クリムゾンもロードが転生することを

知っているはずだと話しました。

 

クリムゾンは

少し動揺しているようでしたが、

気を取り直すと、

それをどうやって

信じることができるのかと

尋ねました。

 

ラティルの一言で、

すぐに動揺しているのを見ると、

クリムゾンは、

アニャドミスはロードではないと

少し考えているようでした。

 

ラティルは自分の言葉が

うまく通じていることに気づくと

自分がロードであることを

証明して見せると、

自信満々に話しました。

クリムゾンは、

どうやって証明するのかと尋ねると

ラティルは、

この扉を壊してみると答え、

その直後、ラティルは

クリムゾンを抱えて、

石の扉を蹴りました。


驚いたクリムゾンは

短い足をバタバタさせながら

扉を壊さないで欲しい。

ここに「知恵で解決しろ」と

書かれているではないかと

訴えました。

しかし、ラティルは、

これが自分の知恵だと主張しました。


クリムゾンは、さらに怯えて

身体をくねらせましたが、

ラティルは意に介さず、

脇にクリムゾンを抱えたまま、

石の扉を蹴り続けました。

その度に扉がへこんでいくと

クリムゾンは泣きながら、

分かった。

自分が扉を開けるので

やめて欲しい、壊さないで欲しいと

訴えました。

ラティルは、

クリムゾンは門番のくせに

騒ぎすぎではないかと非難しました。

 

クリムゾンは眉毛を吊り上げながら

ラティルが聞き取れない言葉を

むやみやたらと

吐き出していました。

わざと他の言語を使って

悪口を言っているようでしたが、

悪口は、自分が理解できなければ

何の関係もないと思ったラティルは、

すぐに「早く開けて」と

クリムゾンを促しました。 

 

クリムゾンは、自分の手が

あの場所に触れるようにしてと

言いました。

ラティルが、その通りにすると、

どんなに蹴っても開かなかった扉が

一気に横に動きました。

ラティルは、

こんなにすぐ扉が開いたことに

「すごい!」と感心しました。

 

しかし、クリムゾンは

喜ぶラティルを見て、

喜んでいられるのも今のうちだけだと

心の中で陰険に呟きました。

 

クリムゾンは、

ラティルが扉のそばを通る時、

すぐに扉を閉めてしまうという

残酷な計画を立てていました。

クリムゾンは、目を輝かせながら、

あの人間が自分と遊んだツケを

しっかり払わせてやると思いました。


ところが、ラティルが

クリムゾンを脇に抱えて

通り過ぎたので、その計画は、

試してみることもできないまま、

諦めなければなりませんでした。

クリムゾンは、

1人で悪態をつくしかないと

思いました。

 

ところが、ラティルが、

急に立ち止まり、思い出したように

あれを知っているかと、

深刻に尋ねたので、

クリムゾンは勇気が一気に萎え、

「何を?」と用心深そうに

聞き返しました。


ラティルは、

うちにもタヌキが一匹いると

答えました。

半分に萎えていたクリムゾンの勇気は

怒りに繋がり、

彼は毛を逆立てながら、

それが何の関係があるのかと

叫びました。

 

ラティルは、

あの子の方が性格がいいと思うと

答えました。

クリムゾンは、

それが何の関係があるのかと叫ぶと、

ラティルは、思い出したように

あの子もガーゴイルだと告げました。

 

クリムゾンは、

それを先に言って欲しかったと

大声で抗議しましたが、

ラティルが再び前に進み始めると、

クリムゾンも喉が痛くなったので、

口をつぐみました。


クリムゾンは息巻きながら、

ラティルの横顔を睨みつけました。

ところが、

ラティルが「しまった」と叫んで

クリムゾンを

脇から引っ張り出して

上手にお尻を支えると、

少し心が揺れました。

彼を抱き上げる様子が、

本当にガーゴイルが一匹家にいる

人間のようだったからでした。

 

クリムゾンは、

ラティルの肩にもたれかかって

バランスをとりながら、

先程より穏やかな声で、

あの子の名前は何なのか。

自分たちガーゴイルは皆親戚だから

名前を言えば皆分かると言いました。

 

ラティルは、

名前は聞いたことがない。

いつもタヌキと呼んでいると

答えました。

 

クリムゾンは

「ひどい!」と抗議しました。

ラティルは、

大丈夫。

本人も理解しているからと

返事をしました。

 

クリムゾンは、

彼は、そんな恥ずかしい呼称を

受け入れているのか。

もし、そうなら、

彼はガーゴイルではないと

主張しました。

しかし、ラティルは、

タヌキと呼ぶ度に怒るので、

理解しているという意味ではないかと

言い返しました。

 

クリムゾンは、

それならば変えて欲しい。

なぜ、嫌がることを知りながら

タヌキと呼び続けるのかと

抗議しましたが、ラティルは、

クリムゾンのお尻が

本当に柔らかいと褒めました。

 

クリムゾンは、

言いたいことだけ言うなと、

目玉が飛び出そうなほど、

怒っていました。

 

ラティルは、

肩にもたれかかったクリムゾンが

しきりに怒鳴り続けるので

耳が痛くなりました。

仕方なく、彼女は、

もう怒るのは止めて欲しい。

自分と一緒にいれば

彼と会うことになる。

一緒に入ってきたのに

バラバラになってしまったからと

言いました。

 

ところがクリムゾンは

ふっと笑いながら、

そんなはずはない。

ここにはそんな装置なんてないと

反論しました。

 

ラティルは、

それは本当なのか。

1、2歩か3歩、先に進んだら、

自分だけここに落ちたと説明しました。

 

クリムゾンは眉をひそめながら

そんなことが可能なのは

ロードだけだ。 あり得ない・・・

と呟きましたが、

だんだん言葉を濁すようになり、

最後には何も言わずに

口を大きく開けて

ラティルを見つめていました。

 

その視線に気づいたラティルは、

自分がロードだと

意気揚々と叫びましたが、

クリムゾンは

「嫌です!」と悲鳴を上げました。

 

信じられないのはともかくとして

嫌だと言われたことに、

ラティルは不機嫌になりましたが

クリムゾンは泣きそうになりました。

自分の記憶の中では、

叙情的で冷たい氷のようなドミスが

こんなに言葉が通じない人間に

転生するなんて

信じられませんでしたが

完全にラティルを否定するのも

少し難しい状態でした。

 

実は、クリムゾンは、

ラティルが来る前から

ロードを少し疑っていました。

500年ぶりに現れたのに、

ドミスの姿のままであるのも

少し変だったし、

ここのことを、

知らないわけではないのに、

いつも、

真っ直ぐ戻って来られないのも

不思議でした。

しかし、あのロードには

ロードのオーラがあったと、

クリムゾンは深刻に考えながら

ラティルの横顔を

じっと見つめました。

 

その考えが途絶える前に、

ラティルはレッサーパンダ

もう少し上に抱えながら、

この中に、

拉致された人がいるはずだけれど、

どこにいるかと尋ねました。


クリムゾンは、

自分がそれを教えてやるとでも

思っているのかと尋ねましたが、

ラティルは、

クリムゾンの身体は

自分の手の中にあるので、

自分だったら教えると答えました。

 

その言葉にクリムゾンは驚くと、

ラティルは、もう一度、

どこにいるのかと尋ねました。

 

クリムゾンは、東だと答えると、

再び考え込みました。

ラティルはレッサーパンダを抱いて

東に移動しました。

 

かなり長い間歩いて行くと、

ついに広い空洞が目に入りました。

空洞の中には扉がいくつかあり、

入り口が固く閉ざされていました。

 

クラインがあそこにいると

思ったラティルは、

すぐに閉まった扉の前に

走って行きましたが、

それは取っ手のない石の扉で、

クラインを連れ出すどころか、

扉も開けにくそうに見えました。

 

石の扉の横に、

何か文字が書かれていましたが、

ラティルはゲスターほど

古代語に精通していなかったので

読むことができませんでした。

 

ラティルはクリムゾンに

扉を開けて欲しいと頼みながら、

石の上に、威嚇的に足を上げました。

しかし、クリムゾンは

扉を開けてやるどころか、

あそこに開け方が書かれていると

怒鳴りました。

 

ラティルは、

自分は古代語が読めないと言うと、

クリムゾンは、

自分で開けるように。

勇者はそうするものだと

主張しました。

 

ラティルは、

自分はロードだと言うと、

クリムゾンは、

自分が読んでやる。

あそこには古代語で

「9つの知恵を持って

9滴の滴を受け取って来い」と

書かれてあると教えました。

 

そのまま開けてやればいいものを

クリムゾンは、

あえて面倒な方法を教えて、

ラティルの肩を振さぶると、

 

早く解決して中へ入ろう!

 

と、ラティルを

元気いっぱい応援しました。


ところが、可愛い外見とは裏腹に、

クリムゾンの本音は非常に凶悪でした。

実は古代語で書かれているのは、

「9つの知恵と9滴の滴」でした。

もし一滴でも、

間違って持ってきた瞬間、

あの前で罠が発動される

仕組みとなっていました。

これを知りながら、クリムゾンは

偽の言葉を教えたのでした。


クリムゾンは、

邪悪に心の中で笑いながら、

彼女がロードなら

罠にはまっても無事だろう。

しかし、自分を苦しめたツケは

払わなければならないと考えました。

 

しかし考えを終えるや否や、

クリムゾンの頭が先に岩に触れました。

何かと思って瞳を下げると、

ラティルは彼を片手に抱え、

頭を石に当てているのが見えました。

目が合うと、自称ロードは

クリムゾンが開けるのが

一番早いと思うと、

親切に説明しました。

 

クリムゾンは、

口を大きく開けましたが、

ラティルは、

強く押さなければならないのかと

呟きながら、彼を岩から離すと、

すぐにクリムゾンは扉を開けました。

ラティルは嬉しそうに笑って

クリムゾンを再び抱きしめました。

 

ラティルはドキドキしながら、

扉を通り過ぎました。

心臓が激しく鼓動しました。

いよいよクラインに会える。

クラインが泣きながら、

待っていた、会いたかったと

話すことを考えると、

心臓が熱くなって来ました。

 

私が行くよ、クライン!

 

と叫んだラティルは、

長い廊下越しに、

普通の部屋のように

家具が入っている空間を見ました。

ラティルはこれ以上我慢できず、

急いで走りながら、

 

助けに来たよ!

 

と叫びました。

そして、広い部屋に入りましたが、

椅子に座っていた

アナッチャが立ち上がり、

動揺した目でラティルを見つめ、

 

ラトラシル、私を助けに来たの?

 

と尋ねました。

ラティルは目を大きく見開きました。

なぜ、クラインではなく、

アナッチャがいるのか。

ラティルは、

訳が分かりませんでした。

 

彼女は目を見開いて

クリムゾンを見下ろしました。

クリムゾンは、何が問題なのか

全く分からないような

顔をしていました。

◇歪んだ口元◇

その時刻。

男3人とレッサーパンダは、

まだ信頼の段階を乗り越えられず

違いに顔色を窺っていました。

 

誰でもいいから、

入ればいいではないか。

待っているのも、

だんだん疲れてくると

ゲスターが言い出すほどでした。

そして、

何度もこうしていれば、

実際に通り過ぎる時に

本当に手の力が抜けて、

ボタンを押せなくなるかもしれないと

暗に脅迫すると、

ついにギルゴールが決意し、

自分が行くと言いました。

 

それを聞いたゲスターは、

もう少しきちんとボタンを押すと、

レッサーパンダは緊張して、

ギルゴールとゲスターを

交互に見ました。

 

まさかゲスターは、

ギルゴールを攻撃しないだろうと

思いつつも、ゲスターの口元が

少しだけ歪んでいるのを見て

レッサーパンダは、

心臓がドキドキしました。

しかし、その考えを最後に、

レッサーパンダは、

ギルゴールに後ろ足を

引っ張られました。

 

「何だ?」と思いましたが、

気がつくと、彼は、

どこかへ飛んでいました。

悲鳴を上げながら、

壁に頭をぶつけ、

数回、地面を転がった後、

辛うじて起き上がると、

石の扉の向こうで、ギルゴールが

手を下ろしたばかりでした。 

 

怒ったレッサーパンダ

興奮して毛を逆立て、

 

この狂った吸血鬼が!

私を投げるなんて!

 

と怒鳴りました。

ギルゴールは肩をすくめ、

1人は通り過ぎたと

平然と言いました。

ラナムンはその時、

明らかにゲスターが、

短く舌打ちするのを見ました。

 

ラナムンは、それを見て

しばらく戸惑いましたが、

今度、ギルゴールは

ラナムンの首筋をつかみ、

次はラナムンの番だと言いました。

ギルゴールは、ラナムンでさえ

投げ込むつもりのようでした。

 

しかし、ゲスターが

再び口元を微妙に上げ、

ボタンに手をかけるのを見た

ラナムンは、

本能的にギルゴールを抱きしめ、

 

一緒に行きましょう。

 

と誘いました。

 

ギルゴールは、

この格好で行くのかと

戸惑いながら尋ねると、

ゲスターはさらに口元を上げ、

 

そうですね。

2人で一緒に通れば、

同時にカワハギの干物・・・

あっ、早く通って!

 

と言いました。

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おそらくラティルは、

クリムゾンの心の中を読み、

彼が嘘をついたことにも

気がついていたのではないかと

思います。

けれども、彼が嘘をついていたことを

ラティルが指摘すれば、

ラティルが人の心を読めることが

バレてしまうので、機転を利かせ、

クリムゾンを脅して

扉を開けさせるという手を

使ったのではないかと思います。

 

もしかして、ゲスターは

本当に誰かを石の扉で

潰そうとしたのでしょうか?

 

ガーゴイル

ゲスターの役に立つので除外。

ラナムンには、

そんな手を使わなくても

黒魔術で何とか片付けられそう。

でも、ギルゴールをやっつけるのは

並大抵のことでは無理なので、

狙うとしたら、

ギルゴールでしょうか。

でも、もしギルゴールを

そんな目に遭わせたことを

ラティルに知られれば、

彼女に嫌われるのは必至なので、

3人一緒に片付けて、

自分は彼らを救えなかったと

ラティルの前で泣いて謝るか、

3人の男たちを動揺させつつ、

きちんと努めを果たすの

どちらかなのではないかと

思いました。

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