自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 801話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 信頼できる人の基準

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801話 果たして裏切者は誰なのか?ラティルは側室の一人を呼びに行かせました。

◇一番信頼できる人◇

それほど時間が経たないうちに

カルレインが中に入って来ました。

扉が開いて閉まる間に、

一瞬、サーナット卿の姿が見えました。

彼は頭を下げて、

床だけを見下ろしていました。

 

カルレインはラティルに近づき、

手の甲に軽くキスをしました。

ラティルは立ち上がって

彼を抱き締めました。

カルレインは

ラティルを抱きしめながらも

不思議そうな声で

「大丈夫ですか?」と尋ねました。

ラティルは答える代わりに

彼の腰を2、3回撫でながら

先帝の部下たちから

連絡が来たかと尋ねました。

カルレインは大きな手で

しっかりラティルを抱き締めました。

なぜ、ラティルがこうなのか

分かりませんでしたが、

必ずそばにいてくれと

言っているようでした。

 

カルレインは、

だからタッシールが

皆で集まろうと言った。

ご主人様が・・・拒否したけれどと

答えました。

 

カルレインはラティルの瞳を

隈なく探りました。

ラティルがなぜこうなのか

把握したい様子でした。

 

彼女は、

父の部下の何人が連絡して来たかと

尋ねました。

カルレインは、

大体3分の1くらいだと答えました。

 

ラティルはソファーに座り直し、

裏切り者について打ち明けました。

カルレインは、先程ラティルが

考え込んでいる間に見ていた

雑誌を見つめている途中でしたが

眉を吊り上げて頭を上げると、

本当に自分たちの中に

裏切り者がいるのかと尋ねました。

ラティルは、

裏切り者がいるか、

口と頭がタンポポの綿毛のような

味方がいるか、

そのどちらかだろうと答えました。

 

カルレインは、

タンポポの綿毛は

拉致されている状況だから、

裏切り者である確率が確かに高いと

言いました。

 

カルレインはラティルの手を握り

「悩みが多そうですね」と言いました。

ラティルは「多かった。」と

過去形で話し、

カルレインの手の甲の上に

浮き上がっている血管を

もう片方の手で触りました。

 

カルレインは、

決断したのかと

躊躇うことなく尋ねました。

ラティルは、

彼の瞳をじっと見つめながら、

決断したと答えると、

自分を支持してくれる人々に、

正確には、

その中にいる裏切り者に、

自分が集めた情報を全て公開して

先に見せようと思うと、

打ち明けました。

しかし、今回の決定は、

自分の正体を公開するという宣言よりは

自信がありませんでした。

カルレインの緑色の瞳の中の瞳孔が

いつも以上に大きくなりました。

 

彼は、本当に公開するのかと

尋ねました。

ラティルは「うん」と返事をして

ソファーから立ち上がりました。

そして、手を後ろに組んで

カルレインの周りをグルグル回ると、

彼も、その場で

ラティルが回る方向へ

一緒に付いて回りました。

 

カルレインは、

危険ではないかと心配しました。

ラティルは、

裏切り者がいるという情報は

公開しない。

このことは、

カルレインとサーナット卿と、

アニャの3人だけが

知っている話なので、

口に気をつけて欲しいと頼みました。

 

カルレインはラティルに付いて

回り続けました。

彼は、まだ不安そうな表情で、

とても危険に思える。

敵はご主人様より先に

ご主人様の正体を明らかにする。

もしくは、

ご主人様が持っている情報を

なくそうとする。

少なくとも1人のスパイが

自分たちのチームに

混じっている状況なのに、

彼らに情報を与えるなんて

危険だと訴えました。

 

ラティルはグルグル回るのを

止めました。

カルレインはラティルに付いて

歩き続けていたので、

自然にラティルに向かい合って

立ちました。

 

ラティルは、ため息をつくと、

自分もたくさん悩んだ。

しかし、考えてみると、

自分が見せる情報を見ても、

誰かが自分を裏切るとしたら、

その人は危険なロードを

標的にしているのではなく、

ただ自分を

攻撃したい人なのではないか。

信念のある裏切り者や敵ではなく、

ただ自分が嫌いなだけ。

だから、

裏切り者がいるからと心配して

震え上がって

疑ってはいけないと言うと、

にっこり笑って、

先程の悩みに満ちた表情を

あっという間に吹き飛ばしました。

 

その後、カルレインが

ラティルを黙って見つめ続けると、

彼女は、少し照れくさそうになり

顔を背けました。

 

ラティルは、

とにかく、そのために

カルレインを呼んだ。

先帝の部下とロードの仲間たちを

呼び集めて欲しい。

ロードの仲間たちには、

先帝の部下たちの前では

決して平凡な態度を取らないよう

頼んでおいてと指示しました。

カルレインは承知しました。

 

それから、もう少し話をした後、

カルレインは壁時計を確認して

出て行きました。

ラティルは側室の雑誌を開き、

一番後ろのページを見ました。

ところが、「ご主人様」と

目の前でカルレインに呼ばれたので

ラティルはびっくりして

雑誌を置きました。

いつ来たのか、

カルレインがポケットに両手を突っ込み

前に立っていました。

 

ラティルは、

なぜ、カルレインは

急に戻って来たのだろうかと

考えながら、

彼をずっと見つめました。

しかし、先にラティルを

呼んでおきながら、

カルレインは、すぐに

話を切り出しませんでした。

 

待ちきれなくなったラティルが

彼を先に呼ぶと、

ようやく、カルレインは

あまり賢明な質問ではないけれどと

口を開きました。

ラティルは、

質問してもいいと許可すると、

カルレインは

サーナット卿やアニャは

現場にいたので、そうだとしても

なぜ、自分だけ呼んで

こんな話をしてくれたのかと

尋ねました。

 

ラティルは、カルレインが

こんな質問をするとは

思っていなかったので、

目を丸くしました。

しかし、カルレインは真剣な目つきで

ラティルを見つめました。

 

ラティルは彼の目を避け、

訳もなく髪の毛を

いじくり回しました。

ラティルは、

ただ、そうなったと答えましたが、

実は、理由がはっきりしていました。

 

ラティルがロードの仲間たちを

信頼する気持ちは似ていました。

そこでラティルは、

ロードの仲間たちに、

自分との関係と同じくらい重要な

他の関係があるのか

確認してみました。

 

タッシールとサーナット卿、

ラナムン、ゲスター、

ギルゴールには家族がいました。

メラディムには、

彼が面倒を見なければならない

種族がいて、

ザイシンには神がいました。

ロードの仲間たちではないけれど、

真実を知っている人たちにも

やはり大切な人たちが別にいました。

 

百花には神と百花繚乱がいて、

母親にはレアンがいました。

しかし、カルレインには

自分しかいませんでした。

彼も黒死神団を率いてはいるけれど

家族のような感じではなさそうでした。

それでラティルは、

相手が何を脅迫して来ても

絶対に自分を裏切らない人がいるなら、

それはカルレインだと思いました。

 

しかし、ラティルは

カルレインの無情な表情と対称的に

赤みがかった耳を見ると、

この計算高い話を

することができませんでした。

彼は何か、

もっとロマンチックな答えを

期待しているようでした。

 

結局ラティルは、中間を省略し、

自分はカルレインを

一番信頼しているからと答えました。

真実ではあるけれど、

少しグサッと刺さるところがあり

心臓がドキドキしました。

 

ラティルはカルレインの緑の瞳を

注意深く見つめました。

カルレインは、かすかに口元を上げ

「嬉しいです。」と言いました。

◇寂しかった?◇

ラティルが決断を下してから

2日が過ぎたのに、

まだ、ザイシンは

戻って来ませんでした。

 

思ったよりザイシンが遅いと

ラティルは呟きながら

隣に座っている

タッシールを見ました。

彼は、

グリフィンが一緒に行ったので、

すぐに行って来ると思ったのにと

答えると、ラティルは

来る途中に投げ捨てたのではないかと

心配しました。

ラティルは、

ザイシンを連れて

プルドゥに行って来いという

言葉を聞くや否や、

「このグリフィンが

大神官を乗せるなんて!」と叫んで

大騒ぎしたグリフィンを

思い出しました。

 

あの日、ゲスターがいれば、

彼に頼んだのにと呟きながら

ラティルは机に置かれた時計を

トントン叩きました。

そうしながら、ラティルは

タッシールをチラチラ見ました。

 

彼はラティルと背中合わせで座り、

膝に灰色の書類を一塊、

載せていました。

ラティルは彼が気づく前に

すぐに視線を逸らしましたが、

しきりに彼を

覗き見るようになりました。

 

タッシールは、

あまり心配せず、焦らないように。

ザイシンが戻らなければ

レアンも戻らないし、

そうなれば、自分たちも敵側も

事を進められないのは同じだと

ラティルを慰めました。

 

休憩が終わって

執務室に戻って来てから、

ラティルは、

なぜタッシールの気持ちを

探っていたのかに

気がつきました。

2日前、側室の一人を呼んだ時、

彼ではなくカルレインを

呼んだからでした。

タッシールは、

寂しかっただろうかと

ラティルは考えました。

◇ザイシンが気になること◇

幸いなことに、ザイシンは

その日の夕方に戻って来ました。

彼は疲れた表情で近づいて来て、

上着を脱ぎながら、

領主の城を訪ねたけれど、

大騒ぎどころの大騒ぎではなかった。

後継者2人は、まだ争っていたし、

その間に挟まれて、

先代の領主の管理人だけが

やせ細っていたと説明しました。

 

ラティルは

「やれやれ」と返事をすると、

なぜ、服を脱ぐのかと尋ねました。

 

しかし、ザイシンは。

皇子の治療に来たのに、

彼の護衛たちは、絶対に皇子を

見せないようにしていた。

彼らを説得するのに

丸一日かかったと説明しました。

それから、ザイシンは

ラティルの顔色を窺いながら、

皇子の治療を済ませた後、

怪我をした人が

一人二人ではなかったので、

その人たちも一人一人

治療していたので、時間が少し・・・

と打ち明けると、ラティルは

「よくやった」と褒めました。

ラティルの誉め言葉に

ザイシンの顔が

見る見るうちに明るくなりました。

しかし、その一方で、

彼は上着を脱ぎ続けました。

ついに彼が上着を完全に脱ぐと、

ラティルは緊張して

唾を飲み込みました。

 

何をするつもりなのか。

もし以前のように

抱いて欲しいと言われたら

どうしよう。

しかし、今は

そんな時ではないのにと

考えていると、ザイシンは

やはり、筋肉が落ちたと呟くと

ラティルにも確認しました。

 

肩から力が抜けたラティルは

手を振ると、

相変わらず逞しいので

心配しないでと慰めました。

ザイシンは、その言葉に

反論しようとしましたが、

ラティルは、

皇帝の部下の3分の1ほどが

こちらに反応してきたという話と、

どうして、レアンがそれを知ったのか

分からないけれど、

こちらの計画を知ったということを

素早く知らせた後、

ザイシンも帰って来たので、

味方になってくれるという人たちに

今夜、先に情報を知らせようと思うと

話しました。

 

ザイシンは、

早過ぎるのではないかと

心配しましたが、ラティルは

すでに準備は終わって、

ザイシンだけを待っていた。

このくらい、早くしなければ。

自分たちの計画を知ったレアンも

5月に予定していた

彼の計画を前倒しするだろうと

話しました。

 

しかし、急いで乗り出したところで

準備が不十分だと

自分の足に躓くことになるので、

ラティルは、

うまくやらなければならないと

言いました。

◇心変わりへの期待◇

その夜、 側室たちが説得した

先帝の部下の3分の1が、

事前に約束した場所に集まりました。

ラティルは先に到着して

彼らを待っていて、

一人一人に手を差し出しました。

先帝の支持者たちは

当惑しているのか、

彼らの多くはラティルとまともに

目も合わせられませんでした。

 

それから、彼らは

ラティルを見て1度驚き、

先皇后を見て2度驚きました。

ラティルは、その反応を

くまなく探りました。

彼女は、ここにいる全員が

自分の味方になってくれることを

期待していませんでした。

 

曖昧な気持ちで

来た人もいるだろうし、

レアンの味方だけれど、

自分の話を何か一つ

聞きに来た人もいるだろう。

しかし、そういう人たちも

証拠を見れば、少しは

気が変わるかもしれない。

 

ラティルは、そこに希望を抱き、

壁に掛けておいた松明を持ち上げ、

彼らの方を振り向いて、

付いて来るようにと言いました。

◇いがみ合わない2人◇

国務会議に出席するために

宮殿に来たアトラクシー公爵は、

ロルド宰相を発見しました。

彼は、つくねんと立って腕を組み、

自分の足元を見下ろしていました。

 

何をしているのかと、

アトラクシー公爵は

言いがかりをつけるために

彼に近づきました。

しかし、ロルド首相は

彼をちらっと見ただけで、

反応しませんでした。

普段は、突くだけで長々と暴れる

彼らしくない姿でした。

 

それが変だと思ったアトラクシー公爵は

ロルド宰相に、

大丈夫かと尋ねました。

彼は歪んだ表情で頭を上げました。

しかし、アトラクシー公爵を見て

そのような顔をしているわけでは

なさそうでした。

 

アトラクシー公爵は、

本当に大丈夫かと、再び尋ねると、

ロルド宰相は、周囲を素早く見回し、

彼に小さな声で

少し変ではないかと尋ねました。

アトラクシー公爵は

「何が?」と聞き返すと、

ロルド宰相は、

ここ数日の雰囲気がと答えました。

 

アトラクシー公爵は

口をギュッと閉じました。

ロルド首相の言葉に

同意したくはなかったものの、

ここ数日の雰囲気は確かに妙でした。

 

アトラクシー公爵は、

雰囲気が慌ただしいけれど、

レアン皇子が

大怪我をしたという知らせが

伝わって来てからだろうかと

尋ねると、

ロルド宰相は、それを否定し、

それよりも前、自分の考えでは、

クライン皇子に関しての

ざわざわとした噂が

広まり始めた頃からだと思うと

答えました。

 

アトラクシー公爵は

ロルド宰相と意見が同じだなんて

気持ち悪いけれど、

実は、自分もそう思っていた。

会議の時に、

主に言い争っていたのは

自分とロルド宰相の一派だった。

レアン皇子が戻って来てからは、

彼の支持者たちと、

自分たちの側の者たちが

言い争っていた。

しかし、今は・・・と

言いかけたところで、

ロルド宰相は、

中立だった人たちが、

自分たち同士で雰囲気が悪いと

口を挟みました。

 

アトラクシー公爵は、

ロルド宰相が

自分の言葉を遮ったにもかかわらず、

怒らずに頷きました。

 

2人は、

一体何が起ころうとするのか、

裏で、何か陰謀を

企んでいるのではないかと

話を交わしながら

会議室に入りました。

 

会議室の扉の前でロルド宰相は、

会議の間、アトラクシー公爵は

皇帝の右側に立った中立を見て、

自分は左側に立っている中立を

見ることにする。

そうすれば中立が

どのように分かれているのかが

分かると提案しました。

アトラクシー公爵は同意しました。

 

珍しく意見の合った2人は

普段、会議の時に座っている席に

座りました。

しかし、会議が始まった時、

彼らは計画通りに

行動することができませんでした。

 

会議が始まって5分もしないうちに、

皇帝が先帝の死去と

関連があるという証拠を

受け取ったと、

誰かがとんでもないことを

言いだしたからでした。

2人の大貴族は目を見開いて

互いを見つめ合いましたが、

再びさっと顔を背けて

話を切り出した人を見ました。

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ザイシンが

筋肉が落ちたと思ったのは

2日間、トレーニングが

できなかったからでしょうか?

そのことが気になって、

何も言わずに服を脱ぎ出すザイシンを

可愛いと思ってしまいました。

 

それにしても、

レアンの護衛たちは

大神官がラティルに頼まれて

レアンに危害を加えると疑って

彼の治療を拒否したとしたら、

それは、神に対する侮辱だと思います。

レーニングする時間を削ってまで

治療に駆け付けた大神官に

失礼だと思いました。

 

ラティルが、

彼女の味方と思われる人を

どこへ案内したのか、

そして、何を見せたのか、

まだ、書かれていませんでしたが

先帝の死にラティルが関連していると

言い出したのは、

ラティルが何かを見せたことが

きっかけになったのではないかと

思いました。

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