自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 77話 マンガ 72話 73話 子供の頃から皇后になるために自分自身を説得していたナビエ

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77話 コシャールは西王国に到着しました。

◇ハインリとコシャール◇

コシャールは

教本に書かれているような

礼儀作法で、

ハインリに挨拶をしました。

 

男は、ハインリとコシャールが

どんな話をするか

気になっていましたが、

ハインリに下がれと言われたので

仕方なく背を向けました。

 

コシャールは

本当に西王国の王が

自分を待っていたので驚きました。

なぜハインリが自分を

呼び寄せたのか

わかりませんでしたが

ハインリがラスタのことを

好きだと聞いていたので

彼に、彼女を連れていって

もらおうと思っていました。

 

ところが

いきなりハインリが

自分のことを、義兄と呼ぶので

コシャールは当惑して

何も言えませんでした。

 

彼は、子供の頃から

ソビエシュと喧嘩をしていたので

たまに彼と

一線を越えて言い争うことは

あるけれど

ナビエ同様に、コシャールも

礼法の授業を受けていたので

公の場ではソビエシュに

丁寧に接しました。

 

それなので、他国の兄が

突然「お義兄様」と呼んでも

「義弟よ」

返事ができませんでした。

 

何が何だかわからないコシャールに

ハインリは、

お風呂に入って休んでから

話そうと提案しました。

 

コシャールは

ハインリが用意した服を着て

再び彼に会うと

先ほどより不機嫌そうな顔を

していました。

しかし、コシャールを見ると

立ち上がって彼を迎え

再び、お義兄様と呼びました。

コシャールは、

なぜ、自分を義兄と呼ぶのか

ハインリに尋ねました。

彼は、

自分でもよくわからないけれど

ナビエと結婚の約束をしたからだと

コシャールに答えました。

 

水を飲んでいたコシャールは

むせて、咳き込んでしまいました。

ハインリはコシャールに、

ハンカチを差し出しました。

 

コシャールは、

そのハンカチに刻まれたイニシャルと

ハンカチの模様から、

それがナビエのものだと

気づきました。

すぐにハインリは、

そのハンカチを引っ込めて

別のハンカチを差し出しました。

 

ハインリは、

度々、ナビエのハンカチを

見ているので

先にこれを出してしまうと

気まずそうに笑いました。

 

そのハンカチは、

ナビエとコシャールの父親自身が

不器用な手つきで刺繍して

プレゼントしてくれたものだと

ハインリに話すと

彼は、義父様から自分の元に来たと

言いました。

コシャールは

ハインリの言っていることが

理解できずに困惑しました。

 

なぜ、そのハンカチを

ハインリが持っているのか

コシャールが尋ねると

皇后陛下からもらった。

首に結んでもらったと答えました。

 

その時、ハインリは、

自分が鳥の時にナビエが

ハンカチを結んでくれたことを

思い出し、

これは秘密だったと、

付け加えました。

 

コシャールの頭の中は

ますます混乱しました。

なぜナビエがハインリの首に

ハンカチを結んだのか

分かりませんでした。

 

ハインリは

ハンカチをしまった所を

ぎゅっと押さえながら

ナビエと結婚の約束をしたこと。

ナビエからプロポーズされたこと。

ソビエシュがナビエとの

離婚を準備しているらしいと、

コシャールに伝えました。

 

幼い頃から

皇后として育てられてきたナビエは

自分と皇后を別々に考えることが

できませんでした。

大事な妹が、

政略結婚を提案したのなら

きっと理由があるはず。

恋に落ちた者は

簡単におかしくなるので

側室とその赤ちゃんに

のめり込んでいるソビエシュが

側室に

ナビエとの離婚を約束したことを

彼女が聞いたのではないかと

コシャールは思いました。

 

コシャールは、ハインリがなぜ、

ナビエからのプロポーズを

受け入れたか尋ねました。

自分の妹はとても可愛いけれど

貴族と王族の結婚は

見た目でするものではなく

利害損失を計算してするものなので

ハインリにも

打算的な本音があると

コシャールは思いました。

 

ところが、ハインリは

彼女が好きだから、

彼女を愛しているから、

プロポーズを受けたと答えました。

 

ハインリの堂々とした宣言に

彼に対するコシャールの評価が

変わり始めました。

この美しい王と妹が並べば

お似合いだと思いました。

 

けれども、コシャールは

ハインリが、

ものすごい浮気性であるという噂が

気になりました。

するとハインリは

自分は浮気性ではない。

わざと、浮気性のふりをしていた。

一度も一線を越えていないと

答えました。

その理由をコシャールは尋ねました。

 

ハインリが浮気性のふりをしたのは

人々に注目されることなく、

戦争の準備をするため。

自分より王の資質が落ちると

評価を受けていた兄のためでした。

 

戦争の準備をしていることは

機密事項だし

兄に恥をかかせたくないので

ハインリは言葉を濁しました。

 

何か事情があると考えたコシャールは

話題を変え、

ナビエとの結婚の約束をした後の

段取りはどうするのか

ハインリに尋ねました。

 

するとハインリは、伝書鳩を使って

ナビエと手紙をやり取りしていたが

そのことをソビエシュに気づかれ

手紙のやり取りができなくなったと

コシャールに告げました。

 

コシャールは、

ハインリの顔をじっと見つめました。

ハインリと会ったのは

今回が初めてで、

エルギ公爵と共に、

社交界で浮気性の名を

馳せているけれども

ハインリの顔が

真剣そのものであることが

わかりました。

 

浮気者の一瞬の恋心だとしても

人を使って、

自分をここに来させるくらい

本気でナビエのことを

心配していることがわかりました。

離婚されたまま

何もできないよりましだと

コシャールは思いました。

 

ナビエにとって、皇后の座は

単に権力の頂点を

意味していないことを

コシャールは知っていました。

子供の頃、窓越しに

遊んでいる子供たちを見てばかりいた

ナビエの羨望は

皇后の座に対する情熱と執念に

変わって行きました。

 

そして、子供の頃から

遊べないのは、皇后になるため。

思う存分食べられないのは、

皇后になるため、

これを我慢するのは、

皇后になるためと自分自身を説得して

努力してきたのを見てきていたので

何の罪もないのに、

皇后の座を奪われたら

ナビエがどれほど傷つくか

コシャールにはわかっていました。

だから、コシャールは

ハインリと手を組むことにしました。

 

コシャールは、

自分の友人のパルアン侯爵が

伝書鳩を飼っているので

彼を通して

手紙をやり取りすればよいと

提案しました。

 ◇ハインリからの手紙◇

一方、東大帝国の宮廷の外では

ラスタが童話の主人公のように

取り上げられていて、

侍女から、その話を聞くたびに

ナビエは面白くありませんでした。

何とかして、ハインリと

連絡を取る方法はないものかと

考えていると

パルアン侯爵が、

ハインリの手紙を携えて

やってきました。

手紙には、

このように書かれていました。

 

詳しい状況を聞きたいです。

計画を立てなければなりませんね。

楽々行える時間があるでしょうか?

クイーンのお兄さんに会いました。

クイーンによく似ていますね。

クイーンに会いたくなりました。

どんな色が好きですか?

どんな部屋が好きですか?

事前に教えていただければ、

準備しておきます。

ハインリの手紙を読んで

ナビエは辛い気持ちが軽くなりました。

 

ナビエが、手紙を運んできたのは

青い鳥かと尋ねると

パルアン侯爵は、はいと答え

青い鳥は、餌箱の中へ入れたので

今頃、

お腹がいっぱいになっていると

ナビエに言いました。

 

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子供の頃から遊びたいのを我慢して

その気持ちを

皇后になることへの

情熱と執念に変えたナビエ様なので

皇后の座を奪われると

人生を奪われた気持ちに

なってしまうのですね。

幼い頃から一緒にいたのに、

なぜ、ソビエシュは、

その気持ちに気付かなったのか。

プライドが高いと

ナビエ様を責めるだけで、

長く一緒にいても、

ナビエ様の気持ちを理解できなかった

ソビエシュは、

彼女の夫の資格がないと思います。

 

ハインリは、

自分の本性を隠すために

わざと軽薄なイメージを

人々に受け付けて

いたのですね。

ナビエ様に似ているコシャールを見て

ドキドキするハインリは

可愛いです。

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