自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 114話 マンガ 124話、125話 残虐性を現し始めたラスタ

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

114話 ラスタの枕の中から青い鳥の羽を見つけたデリスでしたが・・・

 

◇私じゃない!◇

デリスは青い鳥の羽を見て

それが何なのか

すぐには思い出せませんでした。

 

チラッとラスタを見ると

彼女は、まだ腕を組んで

悲しそうにどこかを眺めていました。

 

デリスは

ラスタが迷信か何かで

枕カバーの中に

青い羽根を入れたのかと

首を傾げて考えていましたが

その時、

数か月前の出来事を思い出しました。

 

ソビエシュ皇帝が

ナビエ皇后に

青い鳥を贈ったけれども

彼女は送り返した。

その鳥は、羽が抜けていて

ラスタ皇后は ナビエ皇后が抜いたと

言っていたけれども

もしかしたら、

羽を抜いたのは ナビエ皇后ではなく

ラスタ皇后かも・・

 

デリスは背筋がぞっとしました。

目を横に向けると

ラスタが、デリスを見ていました。

ラスタと目が合った時

デリスは心臓が凍り付きました。

何か見てはいけないものを

見てしまったような気がしました。

 

彼女は、

兄が話していたラスタの人柄を信じて

ラスタが鳥の羽を抜いたことを

示唆しようとすると、

デリスの言葉が終らないうちに

ラスタがとてつもなく

大きな悲鳴を上げました。

デリスがラスタに近づこうとすると

ラスタは、

デリスが鳥の羽根を抜いたのかと

彼女を責め立てました。

 

デリスは、

自分はやっていないと

否定しましたが、

再び、ラスタが

大きな悲鳴を上げたので

下女のアリアンやベルディ夫人

護衛たちがやって来ました。

 

ラスタは、彼らを見ずに

デリスに向かって、

生きている鳥の羽を

抜いてしまうなんて

何てことをするのかと叫びました。

 

デリスは恐怖心でいっぱいになり

ラスタの足元に跪き

自分は本当にやっていない。

ラスタがやったのではないかと

言いかけましたが、

ラスタはデリスを平手打ちして

彼女の口を塞ぎました。

 

ラスタは、

デリスが自分を呪おうとして

皇帝の鳥の羽を抜いて

枕の中に入れたと叫びました。

 

デリスは、

やっていないと言いましたが

ラスタに冷たくあしらわれました。

ベルディ子爵夫人や

護衛たちにも

自分はやっていないと訴えましたが

皆、自分に

火の粉がかかるのを恐れて、

知らんぷりしました。

 

デリスは、

ひどく傷つけられましたが

自分が悪かったと言って

ラスタに謝りました。

 

けれども、ラスタは

デリスのような鳥肌の立つ子を

下女にしておけないと言って、

護衛に、

デリスを追い出せと命じました。

デリスは抵抗しましたが

力には勝てず、護衛に

廊下へ引きずり出されました。

 

人々は部屋の中を見まわすと

ラスタの枕カバーが開いていて

その周囲に、青い鳥の羽毛が

散らばっていました。

 

あれは、何なのかと

聞かれたラスタは、

デリスが皇帝陛下の飼っている

青い鳥の羽を抜いて

ラスタの枕に入れたのがばれたから

こんなことになったと答え、

すぐに羽根を燃やし、

枕も捨てるよう命じました。

 

人々が出ていくと

ラスタは肘掛椅子に倒れこみました。

怯えていたラスタは

自分の腕をさすり、

ぞっとした気持ちを

落ち着かせました。

 

青い鳥の羽は、

とりあえず枕カバーの中へ入れて

隠しておいたけれど、

その後、色々あったため、

そのことをすっかり忘れていました。

 

少し落ち着くと

引きずられていった

デリスのことを思い出し

少し後悔しましたが、

その一方で、自分の一言で

人を追い出すことができる

皇后の権力はすごいと思いました。

 

しばらくして、ベルディ子爵婦人が

ハーブティーを運んできました。

ラスタは、彼女も追い出したいと

思っていましたが

先送りすることにしました。

 

なぜなら、

ベルティ子爵夫人のことは

気に入らないけれども

頭が良く働くし

名前だけの貴族でも

仲の良い貴族が何人かいるようで、

態度を変える貴族を侍女にして

自分の弱点をつかまれるくらいなら

ベルティ子爵夫人を

侍女にしておく方がましだと

思ったからでした。

 

ラスタはベルティ子爵夫人に

出ていくように命じました。

 

ラスタはお茶を飲みながら

青い鳥の羽がなくなったので

安心できると思っていましたが

デリスがラスタを恨んで

悪い噂を流すかもしれないと思い

怖くなりました。

 

真面目で魅力的に見えるデリスなら

外へ出てデマを流すのは

容易なのではないかと

ラスタは考えました。

 

貴族たちに見下されている上に

平民にまで、

変な噂が広まるのは困ると

考えたラスタは、

デリスの口を塞ぐために、

彼女の舌を切って

監獄に閉じ込めろと

ベルティ子爵夫人に命じました。

f:id:myuieri:20210722060255j:plain

◇鳥肌が立つ命令◇

翌日、ソビエシュはピヌル伯爵から

ラスタがデリスの舌を切って

監獄に閉じ込めるように

命令したことを聞いて

驚きました。

 

ソビエシュは

ラスタが善良な時と

そうでない時があることを

トゥアニア公爵夫人の事件の時に

確信しました。

 

下女が堕胎薬を

飲ませようとしたことがあったので

ラスタが警戒するのは

わかるけれども、舌を切って

監獄に閉じ込めると言う命令に

鳥肌が立ちました。

 

ソビエシュは、以前ラスタが

青い鳥の羽を抜いたのはナビエだと

言っていたのを思い出しました。

ソビエシュは、それについて

直接ラスタに

確かめることにしました。

 

デリスのことで

落ち込んでいたラスタは

ソビエシュを見て

彼に抱きつきました。

 

ソビエシュは、

適当にラスタを慰めて

彼女が落ち着いて笑い出すと

ナビエが送り返した鳥を

デリスが受け取ったので

自分の所へ持ってくるように

命じたと

言っていなかったかと尋ねました。

 

ラスタはドキッとしましたが

意気消沈した様子で

あの時は、

廃妃が1人でやったと思ったけれど

デリスは彼女の手先だったようだと

言いました。

 

ソビエシュは部屋に帰った後

鳥籠を部屋の真ん中に置きました。

鳥は自分を苦しめた者に反応すると

ソビエシュは思い

ラスタを呼んで、

鳥と会わせることにしました。

f:id:myuieri:20210911170556j:plain

◇夕食の誘い◇

結婚式が目の前に迫っているのに

ソビエシュとラスタが来ないので

2人は結婚式に出席せず

東大帝国の代表として

リルテアン大公が

やってくるものと

ナビエは思っていました。

 

その話をハインリにすると

彼は、

リルテアン大公に会ったら

必ずやってあげたいことがあると

意味不明のことを言いました。

 

ところが、ナビエの予想に反して

結婚式の2日前に、

2人はやってきました。

侍女たちはナビエの顔を

窺っていました。

 

ナビエは、ハインリが

喜んでいるのか

悔しがっているのか

どちらだろうと考えていると

驚いたことに

その日の夕方、ハインリの求めで

彼とソビエシュは一緒に

夕食を取っていることを

侍女から聞きました。

 

ハインリとソビエシュは

初めて会った時から

ずっと仲が悪かったので

ナビエは何度も、

ソビエシュが誘ったのではなく

ハインリが誘ったのかと

聞きました。

ハインリがソビエシュを

結婚式に招待したのは

自分たちの結婚する姿を

見せるためでした。

 

ローズは、確かに2人だけで

夕食を取っていると

ナビエに伝えました。

 

ナビエは心配になり

ハインリがソビエシュに

押されるのではないかと

思いました。

f:id:myuieri:20211023070949j:plain

ソビエシュも、ナビエ以上に

ハインリが夕食に誘った理由が

気になっていたので、

彼は、食事が始まるとすぐに

その理由を尋ねました。

 

ハインリは

ソビエシュのことは嫌いだけれど

彼がナビエと離婚してくれたから

もうすぐ彼女と結婚できる。

元々、自分は

ナビエに片思いをしていた。

ソビエシュがナビエと

離婚してくれたことに

感謝していると答えました。

 

ハインリの

砂糖菓子のような笑顔を見て

ソビエシュは、彼を殴りたくなり

拳を握りしめていました。

 

ソビエシュは、

ハインリがこのように

稚拙に育ったことを

ナビエは知るべきだと言いました。

 

ハインリはソビエシュと違い

自分が稚拙だということを

絶対にばれないようにすると

言いました。

 

ハインリは自分をからかうために

夕食に呼んだのかと

ソビエシュは呆れていましたが

急に肩を震わせて笑い始めたので

ハインリは食事の手を止めました。

 

ソビエシュは

自分は誤算でナビエを失ったけれど

取り戻す準備をしていると

言いました。

 

ハインリは

ナビエはソビエシュのことが

好きではない。

取り戻したいと言っても

彼女は物ではないと反論しました。

 

しかし、ソビエシュは、

ナビエがハインリの二面性を知れば、

自分の所へ戻って来たくなると

話しました。

 

ハインリは苦笑いをしましたが

ソビエシュは、

ハインリのように

二面性のある人間は

ばれると困る秘密がたくさんあると

指摘しました。

そして、にっこり笑いながら、

ハインリが呼んだエルギ公爵とかと

囁くように付け加えました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

これまでも、

ラスタは自分を守るために

色々な悪事をやってきましたが

デリスの舌を切って

監獄に閉じ込めるというのは

ひどすぎて

とても辛くなりました。

 

権力を持たせてはいけない人に

権力を持たせると

本当に恐ろしいことになります。

それを見抜けずに

ラスタを皇后にしたソビエシュは

愚かだと思います。

 

f:id:myuieri:20210206060839j:plain